はてなキーワード: トイレトレーニングとは
なろう で、魔王っぽいのと勇者っぽい男女、どっちも迫害されてたっぽい二人が争いがおわったあとにくっついて、娘が産まれて、男のほうが強いんだけど子育てでは主夫やってて、娘のトイレトレーニングで「拭くときは前から後ろ!」とか、男のほうの前世記憶?で唐揚げを妻と娘に振る舞うときに彼女らが「かっらあげっ♪」と自作の歌を唄いつつ待ってるとか、平和になったあとの世界で娘が昔話を読んだあとに「今でも勇者はいるのか?」と訊いて父親のその男が「いるぞ!(笑)」と魔法で食物栽培施設を切り盛りしてる母親のところに連れて行って「立派な勇者だ」と説明してやるところ、とか
…一回読んで「ふーん」したあと、しばらくしてどうしてもまた読みたくなったのにみつけられないんです(´;ω;`)
「push型」と「pull型」は、情報の伝達や処理の方法を表す用語であり、主に情報技術やコミュニケーション分野で使用されます。以下にそれぞれの違いを簡単に説明します。
Push型: データを送信側から受信側へ積極的に送信する方式です。送信側がデータを生成または更新し、受信側に対して自動的に送信されます。送信側がデータの変更を判断し、定期的に受信側に送信するか、あるいは特定のイベントが発生した際にデータを即座に送信することができます。例えば、電子メールの送信やプッシュ通知が一般的な例です。
Pull型: データを受信側が必要に応じて取得する方式です。受信側がデータを要求し、送信側は要求されたデータを提供します。受信側がデータを取得するタイミングや頻度を制御することができます。例えば、ウェブブラウジングやAPIのリクエストが一般的な例です。
要約すると、push型はデータを送信側から受信側に自動的に送信する方式であり、一方でpull型は受信側がデータを必要に応じて要求する方式です。
便通は「pull型」です。
便通は、人体の消化器系において、食物を摂取してから体外への排泄までのプロセスを指します。このプロセスでは、消化器官によって食物が消化・吸収され、不要な物質が体外へ排泄されます。
受信側である腸が必要に応じて便を押し出す: 体内の腸が、消化・吸収が終了した便を必要に応じて押し出します。腸の筋肉が収縮し、便を蠕動運動によって腸管を押し出し、最終的に肛門へと移動します。これにより、腸が必要に応じて便を排出することができます。
受信側である腸がデータの変化を判断し、制御を行う: 腸は内部の状態をモニタリングし、便の形状や量、腸内の水分などを評価します。これに基づいて、腸が便を押し出すタイミングや力を調整し、体外への排泄を制御します。
したがって、便通は受信側である腸が必要に応じて便を押し出し、制御を行う「pull型」のプロセスであると言えます。
ワイ:長時間の移動の前など、便座でいきんで排便することもありますが、その時は脳からのpush型ではないでしょうか?
ご指摘の通り、長時間の移動の前などに便座での排便を促すために、意図的に脳からの「push型」の刺激を行うことがあります。
例えば、旅行などで長時間の移動が予想される場合、脳からの刺激を使って便意を促し、便をスムーズに排出するために便座に座ることがあります。これは、意識的に脳が便意を感じさせることで、便を「push」することを促すためです。
しかし、このような場合でも、最終的には腸の筋肉によって便が押し出される「pull型」のプロセスが行われます。脳からの刺激があっても、腸が必要に応じて便を押し出すための腸管の蠕動運動が行われることで、便が排出されます。
したがって、便座での排便の場合でも、脳からの刺激は便を促すための「push型」の要素がありますが、最終的には腸の「pull型」の運動によって便が排出されるという点に注意が必要です。
ワイ:では、近くにトイレがない場合や、下痢気味の場合の、今は出てほしくないという時もpullリクエストの拒否であり、失敗した時におもらしになるということでしょうか?
はい、そのような場合には、脳からの「pull型」のリクエストが一時的に拒否されることがあり、便が体外への排出を遅らせることがあります。これは、腸が便を一時的に保持することで、トイレが利用できない状況や、排便を遅らせたい場合に対応するための生理的なメカニズムとして機能しています。
例えば、トイレが近くにない場合や、下痢気味の場合には、脳からの便意を感じる「pull型」のリクエストがあっても、意図的にそれを抑制することができます。腸の筋肉が便を保持し続けることで、事前にトイレを探したり、適切なタイミングで排便を行うことができるようになります。
ただし、長時間にわたって便を保持することは、腸の運動を乱す可能性があり、便秘の原因となることがあります。また、体外への排便を遅らせることで、排便のコントロールが利かなくなり、漏れてしまう場合もあります。そのため、適切な健康管理を行い、便通の異常には注意を払うようにしましょう。
以上のように、便通は脳からの「pull型」のリクエストと腸の筋肉による「pull型」の運動が組み合わさった複雑なプロセスであり、一時的に脳からのリクエストが拒否されることがある一方で、過度な便の保持は健康に悪影響を及ぼす可能性があることに注意が必要です。
ワイ:1~2歳で始める、おむつを外す、便座で排便するトイレトレーニングは、排便をpull型からpush型に変えるトレーニングではなく、pullリクエストいつ許可するかを子供に覚えさせる訓練ということでしょうか?
はい、一般的に1~2歳の幼児に対するトイレトレーニングは、脳からの「pull型」のリクエストを理解し、適切なタイミングで排便を行うことを学ぶ訓練として行われます。つまり、子供に自らの便意を感じ、トイレに行くタイミングを把握し、便座での排便を行うことを目指します。
このトレーニングでは、子供にトイレの使い方や便意の感じ方を教えると共に、排便のリクエストを感じた時にトイレに行くことを促すようにします。子供が便意を感じた場合には、親やケアギバーがトイレに誘導し、子供自身に排便を行う機会を与えます。これにより、子供は自らの便意を感じることとトイレに行くことの関連性を学び、便意を感じたらトイレに行く習慣を身につけることが期待されます。
このトレーニングを通じて、子供は自分自身で排便をコントロールし、排便のタイミングを選ぶことができるようになります。これにより、脳からの「pull型」のリクエストを感じた場合に、適切なタイミングで排便を行う能力を身につけることが目的とされています。
ただし、トイレトレーニングは個人差があり、子供によって進み具合や達成するタイミングが異なります。親やケアギバーは子供の成長や個性に合わせたサポートを行い、無理をせずにトイレトレーニングを進めるようにすることが大切です。
31歳独身女、犬を飼いたい(https://anond.hatelabo.jp/20221010201257)
の続きです。
■飼った犬について
比較的穏やかで初心者でも飼いやすい傾向がある大型犬(ラブラドールレトリバーなど)を希望していました。
しかし、大型犬可でかつ通勤範囲の予算内の物件は見つかりませんでした。
現実を見て大型犬を諦めようと思い、千葉県の某大型犬カフェに行きました。
実際に大型犬の躍動感や、排せつ物の大きさを見て、諦めがつくかと思いましたが、
それよりも「実際に見た大型犬、可愛すぎる」という思いの方が強く、逆効果でした。
通常の小型犬のカフェにも何度か行きましたが、小型犬はかわいいとは思えませんでした。
大型犬への思いが断ち切れず、さんざん悩み手当たり次第に相談しましたが、
「人間はこれから何十年と生きるけど、犬の寿命なんて10年15年程度。
いきなり大型犬にしなくても、次の犬で飼うチャンスはあるんじゃない?」
たしかにと思いました。
今は条件的に難しいのだから、将来的な目標にしようと思いました。
そして、少し大きめ(「小型犬」と言われる10kgには収まるサイズ)で、
超小型犬と言われる犬種よりも落ち着きがあると言われている犬種を選択し、
■実際に1か月飼ってみて
■何が大変か
YouTubeのしつけ動画や、「いぬのきもち」という雑誌を見て、
これを3時間ごとに繰り返す。
※1日で8回程度の想定。
しかし、実際はこうでした。
4時過ぎ
夜泣きで起床
午前中
2回程度トイレ。そのたび30分程度遊ぶ(遊び足りなそうな顔をする)。
午後
3回程度トイレ。そのたび30分程度遊ぶ(遊び足りなそうな顔をする)。
夜
2時間程度遊ぶ(遊び足りなそうな顔をする)。
そのためクレートは諦め、ケージに入れることに。ケージであれば吐くまではいかない。
お迎え1週目は犬の世話で1日6時間はかかりました。
一人暮らしで働いている人間が子犬を迎えるのは現実的ではなかったと思いました。
仕事は繁忙期ではなかったものの、2週間は仕事がほとんど手につかず、進捗が遅れ職場に迷惑をかけました。
■犬を飼うのは何が大変?
よく「犬は散歩があるから世話が大変だよ」という話を聞きますが、本当でしょうか?
毎日6時間程度遊びや世話に使っており、すでに時間の捻出としつけに大変な思いをしています。
今よりもさらに大変になるのでしょうか。
散歩に行くのがめんどくさい、めんどくさいときでも散歩に行かなければならなという話と、
1日20分(たくさん行っても1時間程度だろう)の散歩であれば毎日でも大変ではないだろうと思っていました。
これから散歩でさらに大変なことが待ち受けているのでしょうか。
しつけもうまくいっておらず、犬との関係構築もうまくいっておらず、
すぐにでも行かないと犬も私ももたないと思い、
少し遠いしつけ教室も申し込みました。
改善されるといいのですが。
犬の寝顔を見ると、起きているときはずっと暴れているのがウソのようで、たまらなくかわいいです。
1回ペットホテルに預けたときは、犬がいないとき自分はいったいどんな生活をしていたのか分からなくなり、
なんとかして、改善して頑張っていきたいところです。
2/27 7:30追加
準備不足、想定不足とのご意見があり、
クレートについてのコメントがありましたので補足させてください。
お迎えしたのは生後2ヶ月の子犬で、
(今は覚えてないのにフリー状態なので、部屋は糞尿まみれで糞尿の始末に1日追われています)
また、クレートに入れるのは、
また災害時に避難したときにクレートに入ってもらう必要があるため慣れて欲しいからという理由もありました。
ずっと閉じ込めておくつもりはありません。
大型犬について
今はまだ飼う時期ではない、
いつかかえたらいいな、
という理由で諦めました。
乗り換え目的ではありません。
本当は結婚できればよかったのですが…。
なろう で、魔王っぽいのと勇者っぽい男女、どっちも迫害されてたっぽい二人が争いがおわったあとにくっついて、娘が産まれて、男のほうが強いんだけど子育てでは主夫やってて、娘のトイレトレーニングで「拭くときは前から後ろ!」とか、男のほうの前世記憶?で唐揚げを妻と娘に振る舞うときに彼女らが「かっらあげっ♪」と自作の歌を唄いつつ待ってるとか、平和になったあとの世界で娘が昔話を読んだあとに「今でも勇者はいるのか?」と訊いて父親のその男が「いるぞ!(笑)」と魔法で食物栽培施設を切り盛りしてる母親のところに連れて行って「立派な勇者だ」と説明してやるところ、とか
…一回読んで「ふーん」したあと、しばらくしてどうしてもまた読みたくなったのにみつけられないんです(´;ω;`)
できる人にはなんでできないのかが理解できないことって世の中には普通にあると思うが、これもそうだよね。
よく似ている例がトイレトレーニングかなぁと思った。
親が神経質になって厳しいトレーニングをすればするほど、失敗し続けておむつが取れなくなるみたいな話があるよね。
そんでもって、ベテランの幼稚園教諭なんかが親に神経質にならないように指導し、子供にもリラックスできる環境を提供するとあっさりおむつが取れたりする。
増田が言う話もそれに似ているのかなって思う。
親が強制コントロールしようとすると不安感が高まって、逆に感情のコントロールができなくなっていくという話はあるよね。
今時の育児では、安心感を与え、信頼関係を築いたうえで、泣かずに自分の考えを主張出来たらそれを評価するようにするってことだろうな。
先週の月曜日の早朝、カラスに食われそうになっていた子猫をつい拾ってしまった。
子猫は獣医さんの見立てでは、拾った日時点で生後1ヶ月くらい。しっかり牙が生え揃っていたので、最低限の自分の身の回りの世話はできるはずと獣医さんは言ったのだが、実は全く何も出来ない赤ちゃん猫だった。
そんな子猫を育てるのは、まるで新生児育児しているようだったが、人間の赤ちゃんの世話と要領が似ているところがあったので、ヒトの子二人を育てている私には何とかなった。もしも子供を産む前にこんな子猫を拾ったらどうにもならなかった。
なんだかんだ、大変で忙しかったが、子猫の成長は想像のはるか上をゆく爆速ぶりで、何にも出来ない赤ちゃんだったのが、6日目には普通に皿から餌を食べ、決められた場所で排泄できるようになってしまった。
それはよかったのだが、10日目の朝には物凄いスピードで室内を縦横無尽に駆け回り、人の手で容易に捕まえられないほど機敏になってしまったのには焦った。もう我が家は子猫にとって手狭で、これ以上ここに閉じ込めておくのは子猫が可哀想だとおもった。
元から、我が家では猫を飼うことができないのは分かりきっていたので、子猫を拾ったその日から、いかに円満に子猫を手離すかを考えて動いていた。
子供の友達の家や私の仕事仲間などに猫を飼わないかと聞き回ったが、ほとんど断られた。これではらちがあかないので、動物愛護団体に頼ることにした。
動物愛護団体に問い合わせたところ、団体主催の譲渡会に参加できるのは生後2ヶ月以降の犬猫に限るという。また、寄生虫検査結果と生後2ヶ月の健康診断の証明書の提出、初回ワクチン接種を済ませることも、譲渡会参加の条件だった。
そんな訳で、少なくとも来月の上旬までは我が家で子猫の面倒を見るつもりだった。だが、子猫の運動能力の発達があまりにも目覚まし過ぎたので、10日目の朝には心が折れそうになっていた。
ところが、猫を引き取りたいと手をあげた人がいた。それはうちの下の子の友達だった。先週の木曜日、学校まで下の子を迎えに行くと、
「Aちゃんが猫飼うっていうからAちゃんを車に乗せてうちまで猫を取りに来てもらってもいい?」
という。唐突なことに、勿論本気とは思えなかった。Aちゃんの保護者の方にOKをもらわず勝手に車に乗せてうちに連れて来ることはできないし、子猫を連れて帰らせる事もできない。本当に子猫を飼えるのか、Aちゃんは保護者の方達とよく話し合うべきだ。そう下の子に説明して、Aちゃんにはご家族の方が迎えに来るまで学校で待つように言った。
その翌日、下の子はまた帰宅後に「Aちゃんは猫を飼えると言った。いつ猫をAちゃんにあげるのか」と問い詰めて来たが、Aちゃんの保護者から何も言ってこない限りはそんな話を本気に出来るはずもない。今すぐにでも猫を取りに来れるなんて言われたって……。
週末は子猫の世話に追われながらも成長ぶりを喜んでいるうちに過ぎた。
そして月曜日。子猫はたった一週間で赤ちゃんからやんちゃ坊主に急成長をした。動物病院に健診に連れて行った。どこにも具合の悪いところはなく、健康で順調に育っていると獣医さんは太鼓判を押した。次の受診は譲渡会に出す直前でいいとのことだった。
その日の夕方、下の子がAちゃんの母親からの手紙を持って帰ってきた。子猫の件で話をしたいので、電車をして欲しいとの事で、電話番号が書かれていた。
早速電話をしてみると、もうすでに猫をAちゃんの家に譲ることが決まっているかのような話になっていた。猫がまだ手のかかる子猫だという事すら先方にはちゃんと伝わっていなかったにも関わらず、翌日には引き取りに来ると言うので、その日はこちらの都合が悪いので、来るのは水曜日にして欲しいことと、それと子猫はまだ世話が焼けるので、もっと家族で話し合ってから決めて欲しいことを伝えた。
その頃、子猫はいともあっさりとトイレトレーニングを済ませようとしていた所だったが、まだ自分で上手く排泄の後始末をすることができず、しっぽや後ろ足をおしっこでびしょびしょに濡らしたり、うんちを踏んづけた足で歩き回るなど、危ういところがあった。しかし、先週の何にも出来ない赤ちゃんぶりよりはだいぶましだった。たった1日の間にも、子猫は見違えるほどに成長していく。水曜日にはよそにやっても大丈夫なほどに仕上がっているかもしれない。
とはいっても、子猫を飼うという事に全く迷い躊躇いがないというのもどうなのか。身体が小さいだけで成猫のように完璧な子を貰えると期待しているのではないか。
これまで、何人もの人達に断られ続けてしょげていたのに、いざ引き取ると言われるとマジかよと思ってしまう。子猫に情は湧いているが、だからといって手離したくないなんて無理を言うつもりはない。Aちゃん一家が子猫にとって良い飼い主となるのが心配なだけで。
そうやって悶々としている姿を子供達に見られると、期待させてしまうので、良くないと思い、子供達が寝静まってから夫と話し合った。やはり、あまりにも性急に事を進めようとする人を信用するのは難しい。だが、子猫の可愛い盛りが日に日に過ぎて行くというのも事実だし、本当に猫好きな人ならばどんなに手を煩わされたとしても、子猫の今を見て触れ合いたいと思うことだろう。譲渡会に参加できるまで、あと3週間以上あるので、なんなら数日試しに子猫を預けてみて、手のかかり様にどうしても我慢できなければ、返してもらって予定通りに譲渡会に出すことにしよう、と話した。
水曜日まで、いきなり活発度の上がった子猫の遊び相手をしつつ、後悔しきりで過ごした。自分達で猫の貰い手を探すんじゃなかった。譲渡会参加一本に絞ればよかった。譲渡会でなら、里親希望者にはスタッフから飼育環境や飼育の覚悟を厳しく問われる。日常の人間関係の中で譲渡先を探せば、人間関係を盾に良いように押しきられてしまい、必ずしも猫にとって良い結果になるわけではないかもしれない。
猫をやると言ったのに嘘だった。やると言ってた癖に直前になって気を変えた。そんな風にあちこちで吹聴されたら、私やうちの子供達はどんな風に見られるのか。
水曜日。午後にAちゃん一家がうちに来るので、私は子猫の遊び相手は返上して家の掃除に勤しんだ。子猫はちょうど平日休だった夫に面倒を見られていた。物がゴタゴタとあるから完璧にとはいかないが、こざっぱりとした。茶菓も用意した方がいいだろうか? と私が言うと、
「そうだなあ。猫を貰うというのに、まさか玄関先で済ませようとは思わんだろうし」
と夫は言った。
が、そのまさかだったのだ。放課後にAちゃん一家が揃って家までやって来たのだが、Aちゃんの母親は玄関先で猫を受け取ってさっさと帰るつもりでいた。猫の実物も見ずに連れて帰って、Aちゃんらお子さん達が「思っていたのと違う」とがっかりするのは避けたいから、実物を見てから飼うかどうか決めてくださいと私は言ったはずなのだが。
取り敢えず上がって、子猫を見てくださいと引き留め、夫にじゃらされて走り回っている子猫を見てもらう。Aちゃんの反応は今一つよくわからない。知らない家に来てはにかんでいるだけにも見えるが、無理やり「この猫でいい」と言わされているようにも見えた。
Aちゃんの母親に、試しに猫を抱っこしてみてくださいと言って、抱っこしてもらった。子猫は全然人見知りをせず、うちの家族に抱っこされた時のようにAちゃんの母親の手の甲を引っ掻いたり服の袖に噛みついたりした。しかし、Aちゃんの母親は可愛い可愛いを連発していた。私が子猫の排泄の世話のやり方を説明しても、嫌な顔をしないどころかなるほどと熱心に聴いていた。
Aちゃんが猫を欲しがったという話だったのに、Aちゃんの反応はいまいちで、だがAをの母親は一度抱っこした子猫を離そうとしない。どうやら本当に猫が好きで猫を飼いたくて仕方がなかったのはこの人のようだった。
この僅か数日の間に、Aちゃん一家は必ず猫を貰えると信じて疑わなかったらしく、子猫を迎えるための一式を揃えたらしい。猫ならなんでもいいです! と言い切ったのはどうかと思うけれど、この人ならちゃんと子猫を一生面倒見てくれそうな気がした。私の直感があてになるかはわからないが。
結局、私達に出来ることは限られているし、ここで外れクジを引いたとしたら、これは私の運というよりは子猫自身の運なのかなと思い、Aちゃん一家に子猫を引き取って貰った。
子猫と一緒に、子猫が寝床にしているキャリーケースとボロ布を持って行って貰った。それだけは譲れなかったのだ。何故なら、子猫はそのキャリーケース自体とボロ布をママだと思い込んでいるようだったからだ。子猫はモノを母親だと思って執着していたおかげで、うちの家族の誰かを母親と思って執着することはなかった。
キャリーケースとボロ布があればいつもママと一緒という気分でいるので、新しい家に行ってもちょっと見える景色が変わっただけで、何ともないと子猫は思うはずだ。
先週の月曜日に保護した子猫を譲渡するあてが出来た。うちの子供の友達が、子猫を欲しいと言っている。その子の両親も子猫を欲しがっている。
予定では明日、先方に子猫を見せてみて、気に入ったら子猫を持ち帰ってもらうことになっている。貰い手が見つからなければ、生後丸2ヶ月になるのを待って動物愛護団体主宰の譲渡会に参加することになっていた。思ったよりも3、4週間早いお別れとなる訳だ。
保護した当日の子猫はひとりで何も出来ず、ごはんを食べず、臆病で鳴いてばかりいたが、今ではばくばく餌を食べ、部屋中を探索して歩くし、トイレトレーニングが完了しそうなほどだ。
すっかり我が家に馴染み、よく食べよく遊びよく寛ぐ子猫を、また新しい環境に放り込むのは、ちと可哀想な気もする。だが、今が子猫の可愛い盛りで、育てば育つほど里親が見つからなくなるのだ。だから、貰い手が早くも見つかったことはいいことのはずだ。
が、まだ生後1ヶ月の子猫と知っても今すぐ欲しい! と食い付いて来た人が果たして本当にまだ世話の焼ける子猫を根気よく面倒をみられるのかということが気がかりだ。やっぱり、動物愛護団体主宰の譲渡会に出して、スタッフさんに里親を選んでもらった方が、第三者の目が入るぶんよかったのではないかと後悔してもいる。ただ、譲渡会に参加する要件として保護者は自分でも里親探しに努力しなければならないというのもある。
明日子猫を貰い受けに来る人の元で子猫が幸せになるかどうか、というのは、子猫自身の天命であり私にはどうにもならない事なのだと思うしかない。私はやれることはやったのだ。