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はてなキーワード: ディランとは

2020-03-22

( ・3・) クラシック好きの上司ディランを聴きたいと言いだして 1

https://anond.hatelabo.jp/20150214223556

( ・3・) クラシック好きの上司ジャズを聴きたいと言いだして、から数か月後――

ある朝の会話

その朝、彼が職場に着くと、クラシック好きの上司は目を閉じて見えないオーケストラの指揮をしていた。腕の動きが激しさを増し、握った拳が垂直に振り下ろされる。1、2、3、4、5、6、7、8、9、1011

おはようございます」と彼は上司に声をかけた。

「なんだ、来ていたのか」と上司は目を開いて言った。「春の祭典の第二部なんだが、どうにも縦の線が揃わなくてな。リハーサル不足だ」

空想オーケストラにもリハーサルがあるんですか?」

「高度に発達した空想現実と見分けがつかないくら不自由ものだ。ティンパニ奏者とシンバル奏者はもう何年も口をきいていない。――それはそれとして、ボブの件、明日の日曜はどうだ?」

ボブというのは、ボブ・ディランのことだった。上司の娘さんが英語の授業で「はげしい雨が降る」を習ってきたらしく、それ以来、上司は彼にディランについてのレクチャー要請しているのだった。彼が娘さんに教えるのではなく、彼が上司に教え、上司が娘さんに教える。ディランことならパパに任せなさい、と目論んでいるのは明らかだった。

明日。彼は断ろうとしたが、適当な口実が見つからなかった。高齢の親戚はひと通り殺してしまっていたし、このあいだ死んだ祖父にもう一度死んでもらうには、まだ少し時間必要だった。

「じゃあ、決まりだな」

事の次第

こうして、彼は休日をつぶして上司の家を訪ねることになった。どの作品を題材にするべきか迷ったが、一日でディランキャリアを追いかけるのは無理だと割り切って、彼自身ディランを聴き始めた高校生のころに感銘を受けたものを選ぶことにした。『ブラッド・オン・ザ・トラックス』だ。このなかの数曲を検討するだけでも、一日まるごとかかってしまうだろう。たくさんのアルバムを持っていかずに済むのが救いといえば救いだった。

駅に到着

最寄駅に着くと、もう上司は車で迎えに来ていた。大きな声で名前を呼ぶので、きまりの悪い思いをしたのをわたしはよく覚えている。車に乗り、しばらく走ると、左手惣菜パンの店が見えてきた。看板にはアルファベットDELI BAKERY と書かれていた。

デレク・ベイリーCD今日こそは返していただきます」と彼は言った。

「そんなことを気にしていたのか」と上司は笑った。「大丈夫。おまえは持ってきたもの以上を持ち帰ることになるだろう」

おまえは持ってきたもの以上を持ち帰ることになるだろう。それはまるでデルポイの神託のように聞こえた。彼は運命うねりが身に迫ってくるのを感じた。しかし、現実物語とは違う。成就しない予言。読まれない遺書。途切れる伏線。それが現実だ。

デレク・ベイリーというのは、あのヴェーベルン風のギタリストだな?」

「そうです」

「あれをかけると、猫たちが爪とぎを始めるんだ。何か感じるものがあるのかもしれないな」

「猫たち、とはどういう意味ですか?」

「猫たち、とは」と上司は言い、長めのフェルマータを置いた。「猫の複数形だな」

「また拾ってきたんですか?」

「いや、拾っていない。拾ったのはちーちゃんだけだ」

「猫の方から入ってきた?」

「いや、入っていないし、出してもいない」

「じゃあどうして増えるんですか?」

「さて、どうしてでしょう」

家に到着

ちーちゃんベルリオーズリムスキー=コルサコフストラヴィンスキーお客様にご挨拶だ」と上司居間の扉を開けて言った。居間には母猫のちーちゃんと、三匹の子猫たちがいた。上司公園で拾ったときちーちゃんはすでに出産を間近に控えていたのだ。

「お母さんとは名前方向性が違うようですが」

里子に出すまでの幼名だよ。正式名前里親がつければいい」

猫たちは来客には関心がないようで、ストラヴィンスキーリムスキー=コルサコフに背後から跳びかかり、ベルリオーズは伏せの姿勢でおしりを振りながら取っ組み合いに加わる間合いを計っていた。

「みんな元気だな。よし、そっちに掛けてくれ。いまコーヒーを淹れてくる」

ブラッド・オン・ザ・トラックス』までのボブ・ディラン

( ・3・) まずはバイオグラフィからだな。ボブの経歴をざっとまとめてくれ。

――いえ、それをやっていると時間がなくなるので、今日は『ブラッド・オン・ザ・トラックス』というアルバムだけを聴きます

( ・3・) それにしたって、そのアルバム位置づけくらいは踏まえないと。

――では、Rate Your Music のページを見てください。

https://rateyourmusic.com/artist/bob-dylan

――アルバムが発表順に並んでいますね。デビューしてまもなく、1963年最初ピークが訪れます。このころのディランがお手本にしていたのはウディ・ガスリーで、ギターハーモニカ、歌というフォークスタイルで世に出ました。

( ・3・) 「はげしい風が吹く」か。

――「はげしい雨が降る」と「風に吹かれて」です。ディラン1941年まれなので、22歳前には代表作を発表していたことになります

( ・3・) 詩人早熟なんだよな、たいてい。

――1965年から66年にかけて、二回目の、そして最大のピークが訪れます演奏フォークからロックへ変わり、詩の内容も変わります

( ・3・) どう変わるんだ。

――初期の詩は、一言でいえば真面目で、真面目な人たちに支持されるものでした。そこに、散文的な感覚では理解できない要素が入ってきます。「イッツ・オールライト・マ」「デソレイション・ロウ」「ジョハンナヴィジョン」といった大作が次々に書かれるのがこの時期です。

( ・3・) 理解できない要素というのは?

――たとえば、「ジョハンナヴィジョン」はこんな感じです。

Inside the museums, Infinity goes up on trial

Voices echo this is what salvation must be like after a while

But Mona Lisa musta had the highway blues

You can tell by the way she smiles


( ・3・) 「ダビデの職分と彼の宝石とはアドーニスと莢豆との間を通り無限消滅に急ぐ。故に一般東方より来りし博士達に倚りかゝりて如何に滑かなる没食子が戯れるかを見よ!」

――どうしました?

( ・3・) 西脇順三郎だよ。よく分からない詩には、よく分からない詩で対抗だ。

――なぜ対抗しなくてはいけないんですか?

( ・3・) ただなんとなく。

――はい。続けますが、1960年代後半は、ロックが急成長する時代です。しかし、ディラン自身は、その運動の先頭に立とうとはしません。1969年の『ナッシュヴィルスカイライン』は、カントリーアルバムでした。

( ・3・) 帽子に手を添えてにっこり。

――捉えどころのない人である、というディランイメージは、このころにはできあがっていたと思います。そして、三回目のピークが訪れるのは、1975年

( ・3・) 『ブラッド・オン・ザ・トラックス』だな。

――録音は1974年なので、33歳のとき作品です。

( ・3・) 33歳。――それだけ?

――伝記的な情報はいろいろあるのですが――というか、常に伝記を参照しながら語られる作品なのですが――今回は知らないふりをします。「この女性は誰々がモデルから」といったアプローチとりません。捉えどころのない人、謎めいたよそ者であることを行動原理にしている人が、久しぶりに本気を出したらしい、くらいで結構です。

( ・3・) そう、じゃあ聴いてみようか。1曲目は――

――1曲目は後にして、2曲目から始めましょう。「シンプル・トゥイスト・オブ・フェイト」。「運命のひとひねり」という邦題がついています

( ・3・) なんで? 有名な曲なの?

――ほかの曲より易しめだからです。ディラン重要な曲を挙げるとしたら、おそらく50位以内には入ると思いますが。

第一タン

オーディオ

https://youtu.be/sGnhyoP_DSc

歌詞

https://www.bobdylan.com/songs/simple-twist-fate/

They sat together in the park

As the evening sky grew dark

She looked at him and he felt a spark tingle to his bones

’Twas then he felt alone and wished that he’d gone straight

And watched out for a simple twist of fate


――ディラン歌詞は本人のサイトで公開されているので、それに基づいて進めていきましょう。では最初のスタンから、どうぞ。

( ・3・) 訳すの? 俺が?

――訳ではなくてもいいので、どういうことが歌われているのかを説明してください。

( ・3・) 夕暮れの公園男と女がいた。女に見つめられると、男は体の芯に火花が走るのを感じた。彼が孤独を感じたのはそのときだった。彼は思った。まっすぐに歩いていればよかった、運命のひとひねりに気をつけていればよかったと。

――はい特に難しいところはなかったと思いますが。

( ・3・) そうだな。恋人たちがいい雰囲気になっているのかと思いきや、なんだか雲行きが怪しい。急に孤独を感じちゃったりして。

――人は恋に落ちると孤独を感じるものではありませんか?

( ・3・) そうなの? で、まっすぐに歩いていればよかった、というのは比喩的表現だな?

――もちろん。

( ・3・) われ正路を失ひ、人生の覊旅半にあたりてとある暗き公園なかにありき――

――?

( ・3・) ともかく、この男はあるべき道を見失って、運命の力が自分に働きかけているのを感じているわけだ。でも運命って、注意していれば回避できるものなんだろうか?

――回避できたら運命ではないような気もしますね。

( ・3・) 運命からねえ。

脚韻について

――次のスタンザに進む前に、脚韻の形式を見ておきます。2小節ごとに改行を加えると、以下のようになります

They sat together in the park

As the evening sky grew dark

She looked at him and he felt a spark

Tingle to his bones

’Twas then he felt alone

And wished that he’d gone straight

And watched out for a simple twist of fate


( ・3・) 1行目・2行目・3行目の park, dark, spark で韻を踏んでいるな。4行目・5行目の bone(s), alone もそうだ。それから6行目・7行目の straight, fate も。

――はい。この形式は次のスタンザ以降も同様です。

サブドミナントのひとひねり

https://twitter.com/kedardo/status/1241415360672219137

――ついでにコード進行確認しておきます。これは実際に鳴っている音ではなく、説明のために簡略化したコードです。元のキーはEですが、ここではCに移調しています。 [1]

( ・3・) いったい誰に対する配慮なんだ。

――まずは1小節から8小節目まで。何か気づいた点はありますか?

( ・3・) 見たままじゃないか。ド、シ、シ♭と半音ずつ下がっていって、ラに落ち着く。

――はい。ラはサブドミナントコードであるFの構成音です。しかし、まだラは終点ではありません。

( ・3・) 半音下降は続くよどこまでも。

――Fの次のコードFmです。どの音が変化しまたか

( ・3・) Fの構成音は「ファ・ラ・ド」で、Fm構成音は「ファ・ラ♭・ド」だ。長三度のラが短三度のラ♭になる。なんだか言うまでもないことを言わされているようだが、どこに誘導しようとしているんだ?

――ラからラ♭へ半音下がることによって、コードに影がさします。その箇所ではどんなことが歌われていますか?

( ・3・) 「彼が孤独を感じたのはそのときだった」

――はい。彼が孤独を感じるのは、サブドミナントコードメジャーからマイナーに変化するときなんです。

( ・3・) ああ、それが言いたかったのか。つまりコード進行歌詞の内容とが結びついている、と。

――そうです。それから、もう一点。この曲は、コードが頻繁に変わる曲でしょうか。それとも、あまり変わらない曲でしょうか。

( ・3・) また誘導が始まった。1小節から10小節目までは、2小節ごとにコードが変わる。C7からFへの進行を除けば、コード構成音のうちのひとつ半音下がるだけだし、曲のテンポゆっくりだし、あまり変わらないんじゃないか

――はい11小節から12小節目、"and wished that he'd gone straight" と歌われるところはどうでしょう

( ・3・) ここは2拍ごとにコードが変わる。あまり動かなかったコードが動きだす感じだな。

――"and wished that he'd gone straight" の "straight" は、この曲の旋律で最も高く、長く、強く歌われるところです。コードの動きと旋律との関係を見ると、11小節目に助走が始まって、12小節目の頭で大きくジャンプするようにできています

( ・3・) ……ハーモニック・リズムと言えば済む話じゃないのか?

――その用語は使わず説明していたのですが。

( ・3・) いったい誰に対する配慮なんだ。

小休止

( ・3・) はっさく食べる?

2020-01-16

それもボブディランだったのっていう曲

いい曲だなーと思うと実はボブディランだった、みたいな体験はありませんか

 

カバー元を後から知るのはなんとなく恥ずかしいですが元が古いんだからしかたありません

 

ガンズのノッキンオンヘブンズドアとか

 

バーズタンブリンマンとかみたいな

 

えっそれボブディランだったのっていう有名なカバーがあったら教えて下さい

2019-12-14

anond:20191214124134

なだぎ武ディラン(←古いっw)を思い出して、いっきにこうぐいっと!

2019-11-27

ボブディランになりたい

天然ボケの愛されキャラ故にノーベル賞が貰えたと思っている

ブーイングで泣いちゃったり、凹むと引きこもるし、バックバンドのために頑張ったり、マイペースアヒルちゃんタイプ

2019-11-16

男女二人縛りのルーツ/トラディショナルミュージック

ここのところ聴いてる音楽に男女二人組が多いので、男女二人縛りで気に入ったものを。

red tail ring

ルーツ/トラディショナル系では男女二人組は王道らしくそれこそワンサといるけど、最近ずーっと聴いてるのが red tail ring女性Laurel Premo が中心的な役割ぽい。この人はフィドルバンジョーめっちゃうまい。単純に演奏が上手いというより深く楽器理解してる感じ。とくにフィドルは妙に求道的な感じがするので気になってたけど、ワークショップマスタークラス講師もやってるらしい。納得。

再生回数も多くて、入りやすいのは Laurel Premo 名義でアップされているこれだと思う。彼らの言うところのトラディショナルバラッド。絶対に滑らない1曲。

The Blackest Crow - Red Tail Ring

https://www.youtube.com/watch?v=4wRnDa7GdzQ

red tail ring 名義のチャンネルから個人的にやたら気に入ったのが下の。割とモダンでダークな曲。フィドルのメロはルーツを感じさせるものの、メロもコード進行もイマドキだと思う。歌の後ろでべったり鳴ってるフィドルが好き。

この人はフィドル持つと、他の楽器がいてもわりとべったり弾いてるイメージがある。

Edward

https://www.youtube.com/watch?v=ZI84KNcb3pc&list=PLNYr51jp7hz1FQG97ddfbjLFcsHuxvG_w&index=16

red tail ringほとんどすべての曲を youtube公式チャンネルで聴けるので、まとめて再生するのがおすすめ個人的には A Wolf & A Man とかも好き。

Laurel Premo 名義のチャンネル面白い曲たくさんある。二人で延々フィドル弾いてる Fille-Vern とか。ディープトラディショナル

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mandolin orange

tiny desk に登場! tiny desk 良いよね。

Mandolin Orange: NPR Music Tiny Desk Concert

https://www.youtube.com/watch?v=k2QjEgOtCAA

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la Fleck & Abigail Washburn

la Fleck & Abigail Washburn はバンジョー+バンジョーが多いけど、これは歌+バンジョー。曲は Charles Wesley という讃美歌の世界ではレジェンドな人の曲らしい。ベラのアレンジはリゾネーターつきのバンジョーとよくマッチしてる。

And Am I Born to Die は他にも良いバージョンがたくさんアップされてるんだけど、これは映像が良いのでよく見てた。

la Fleck & Abigail Washburn | And Am I Born to Die

https://www.youtube.com/watch?v=kGgmXqJIGY0


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Gillian Welch & David Rawlings

これ系男女二人組で最も成功した二人(だと思ってるんだけど、詳しいわけじゃないので違うかも。)。あんまりルーツに寄りすぎず、ルーツの再構築系。成功したとはいえ何かのインタビュー音楽ビジネス厳しい的なことを言ってたような。公式 youtube チャンネルで全部聴けるので、公式で聴こう!。

といいつつ、公式じゃないライブ

Gillian Welch & David Rawlings - Full Concert - 08/03/08 - Newport Folk Festival (OFFICIAL)

https://www.youtube.com/watch?v=59tzjdvndH4

David Rawlings が延々ギターを弾き続けるんだけどちゃんと歌をサポートしてて、初めて見たときぎょっとしたのを覚えてる。この人凄い。

まあでも曲の良さに終始するよね。一曲look at miss ohio から始まるんだけど、もうここでわしづかみ。個人的には wrecking ball とかも好き。

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Corinne West & Kelly Joe Phelps - "Audrey Turn the Moon"

パーマネントにコンビ活動しているわけじゃなく、一緒に一枚作りました的な二人なんだけど、この曲があまりに良いので。Corinne West の曲らしい。

この二人の合わせ方はとても柔らかいギターも声も合わせ方がめっちゃエレガント。そして刺さる。

Corinne West & Kelly Joe Phelps - "Audrey Turn the Moon"

https://www.youtube.com/watch?v=XBvQ_MWBrpM

二人の動画は他にもいろいろあるけど、どれも良い。

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ちょっと毛色を変えて。ピアノ+歌。曲はトラディショナル

Paul Anquez & Isabel Sörling - Deep River

https://www.youtube.com/watch?v=R2cN4pqHs3U

Isabel の歌は弱音パートでも張りに行った時でもシルキーで、ロングトーンがかっこいい。あと歌ってる姿が見てて飽きない。

下は二人のリストディランとかジョニ・ミッチェルとかやってて良い。いずれもアレンジ彼女に良く合ってる。どっちがアレンジしたのかわからないけど Isabel がピアノ弾いてる画像は見当たらなかったので Paul じゃないかと。良いピアニストな気がする。

Paul は他にも聴いてみたいんだけどあん動画無いんだよね。。

https://www.youtube.com/watch?v=yymbaq5hhsI&list=PLudTC5WPz2QHd01fkK0-qYCNJxA1Y9QaU&index=1

2019-08-30

anond:20190829114633

ボブディランはスティービーワンダーに「ボブディランみたいな歌い方」の稽古をつけられたらしい

2019-03-30

世の中には詩人と言われるミュージシャンもそこそこいるが、

大体みんな言ってることは似たり寄ったりである

今まで誰も言っていないことを言うためには、

それを伝えるための語彙のライブラリーを開発する必要がある

しかし、これは困難を極める仕事であるため、

大体のエセ詩人妥協して、既存ライブラリーを利用しているうちに、言いたかたことすら忘れてしまうのだ。

この点でボブディランはかくも偉大であり、

日本人比較するに値する仕事を成し遂げたのは三上寛森高千里のみである

2019-02-19

エルトンジョンが好き

ボブディランも好き

アギレラもすき

2018-12-27

anond:20181227115936

ニールディランディであろうがライル・ディランディであろうがどちらもロックオンであることには間違いはないのでは?

2018-12-17

mandolin orangejohn hiatt にはまった

youtube適当音楽流しているうちに mandolin orange にはまった。2010ごろから活動しているみたいだけど、全然知らなかった。

https://www.youtube.com/watch?v=EdP8S0uKP5U

90年代以降のポップソングカントリーフォーマットでやってる感じ。

マーリンの声と曲がめっちゃ刺さる。エモいんだけどロック的なエモさじゃなくてもっと内向的で佇んでいる感が強い。そんでやたら美しい。

エミリーバイオリンめっちゃうまい(気がする)。ギターも歌もうまいけど突出してはないかな。。でもバイオリンは他のカントリー系のバイオリンとは明らかに違う気がする。


上の動画最近動画だけど下のは 2010 頃の。

https://www.youtube.com/watch?v=XsRjMNCJ_Yo

曲/歌の魅力はこのころからすでに突出しているけど、まだ要素が完全に整理されていない部分もあるかも。エミリーエレキギター弾いていてるけど、その後ギタリスト雇ったのは正解だと思う。でも 2010 頃のエミリーさんメッチャかわいい。今に至るまでずっと綺麗な人だけど。


マーリンの声はむちゃくちゃ硬いと思うんだけど、最近動画では歌い上げ感も出てきてやや穏やかさも感じられて良い。が、個人的には硬さが勝った歌がやたら胸に来るんだよね。これとか。(ディラン!)

https://youtu.be/dv6ERkkaifk?t=1206


色々動画挙げたけど、俺がはまるきっかけになったのは下。この曲は mandolin orange の曲の中ではちょっと異質なのかもしれないけど、中毒性が凄い。何か凄いのか言語化できないけど何かがヤバい毎日5回は再生してる。

https://www.youtube.com/watch?v=r9jwGansp1E


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あとなぜか jhon hiatt にハマった。

https://www.youtube.com/watch?v=sped6911RqM

師匠歌丸師匠? いや jhon hiatt か。。って感じのビジュアル。さすがに歌は衰えてるんだけど曲はあいかわらずかっこいい。こんだけキャリア重ねてきて、まだ曲書いて歌ってる彼の姿勢がなんかグッとくる。All the Way to the River で声を張り切れないんだけど、でも張りに行ってるところとかね。過去のヒットソングを歌ってるだけの大御所とは違う。新しい才能が次々現れるアメリカで今さら彼が大きく取り上げられることはないんだろうけど、今の彼の歌は聞く価値がある気がする。


ちなみに、まだギンギンのころのハイアットコメントに best dad band とか書かれてて草w。そのへんのパッパだったら最後ロングトーンの途中で死ぬと思うけどね。

https://www.youtube.com/watch?v=aGt0uAC9FIE


彼のキャリアにおいてビジュアル面でカッコイイとかい評価を得たことは(若いころはあったかもしれないが)皆無だと思うんだけど、最近出たアルバムPV が曲だけじゃなくてビジュアルもカッコいいというまさかの展開。

https://www.youtube.com/watch?v=uWo60XaBq2A


なんかハイアットの紹介としてはギミックな内容になってるけど、名曲が多いひとなので良かったら掘ってみて。

2018-07-31

anond:20180731114212

フジロックかぁ~、29日にはボブ・ディランが出たらしいね

羨ましー。

禁煙続けられてなによりです。

2018-02-25

anond:20180225001735

コロンバイン高校銃乱射事件

亡者 15名(教員1名、容疑者2名を含む学生14名)

負傷者 24

事件舞台となったコロンバイン高校に在学していたエリックハリスディラン・クレボルドは、この高校入学してしばらくを経た頃からその卒業の頃までにわたって、同校の一部の生徒らのいじめ対象になっていたという。

2017-10-07

村上春樹ノーベル文学賞を受賞すると思う理由

自分はこれまで村上春樹ノーベル文学賞受賞はないものだろうと考えていた。

なぜなら村上春樹の源流にある英文学作家ほとんどはノーベル文学賞を獲ってないからだ。

J・D・サリンジャーカート・ヴォネガットジョン・アーヴィングリチャード・ブローティガンレイモンド・カーヴァーレイモンド・チャンドラーも獲っていない賞を何故村上春樹が獲れるのか?という話だ。

上記に示したような20世紀後半世代英文学作家ノーベル賞を獲りにくい傾向にある。

おそらくこれはニューレフト以降の人文世界では「脱欧米中心主義」の考えが支配的であり、

文学世界でも例外ではなく、マイノリティポストコロニアル(被植民地)的視点、非欧米的な価値観評価されやすいからだろう。

例えば同じ20世紀文学の新潮流でも、リョサマルケスのようなラテンアメリカ文学作家は獲っているが同世代英米ビートジェネレーション作家(ジャック・ケルアックアレン・ギンズバーグリチャード・ブローティガン等)やポストモダン作家(トマス・ピンチョンドン・デリーロフィリップ・ロス等)は誰一人受賞していない。

まり欧米的な村上は、日本人作家でありながら上記のような英文学系譜として評価されており

それ故に世界中で読まれ、それ故にノーベル賞の受賞は難しいだろうと思っていた。

だが去年のボブ・ディランの受賞で大きく流れが変わった

ボブ・ディランの受賞理由歌手としてではなくビートジェネレーション代表した文学としての評価

まるでこれまで無視してきた英文学作家特定世代をあわてて補填するかのような受賞である

僕はこのボブディランの受賞で数年以内に村上春樹が獲るのではと予想した。

もしボブ・ディランジャック・ケルアックアレン・ギンズバーグリチャード・ブローティガンといった受賞しなかったビートニク作家補填するものだとしたら

サリンジャーヴォネガットといった受賞しなかった英文学作家達を補填するのに一番ちょうどいい作家村上春樹からだ(もしくはジョン・アーヴィング?)

そして今年のカズオ・イシグロの受賞である

これは結構驚いた。イシグロが受賞するにしてもまずは村上春樹が先に受賞するだろうと思っていたからだ。

この受賞で同じ日本(日系)人の受賞で不利になるのではいう声は多い。

自分はむしろこれで村上春樹の受賞が近くなったのではと思う。

カズオ・イシグロ村上春樹共通点は多い。

英文学系譜であり、良く言えば世界的な人気作家だが、悪く言えばマスであり通俗的作家である

これらの共通点はこれまでの村上春樹が受賞しないと思われていた理由であった。

しかし今回のカズオ・イシグロの受賞はそれが全て覆った。

密室での選考であるためあくまで推測にすぎない。

なぜ村上ではなくイシグロなのかもわからない。

個人的な推測だと村上の過剰な性描写がセクシズムを理由に外された?)

はいえ無根拠に騒いでいたこれまでよりかは村上春樹が受賞に近くなったといえるだろう。

カズオ・イシグロが受賞する文学賞選考過程村上春樹名前が上がらないはずがない。

このボブディランからカズオ・イシグロという流れは驚いた人も多いと思う。

ノーベル文学賞を含めた学術的な場での世界文学評価が大きなパラダイムシフトを迎えてるのは間違いない。

そしてこの傾向は村上春樹の受賞に極めて有利な状況だろう。

というか長々と話したが簡単なことだ。

J・D・サリンジャーカート・ヴォネガットジョン・アーヴィングリチャード・ブローティガンレイモンド・カーヴァーレイモンド・チャンドラーも獲っていない賞を村上春樹が獲ることはありえないが

ボブ・ディランカズオ・イシグロが受賞した賞なら村上春樹が受賞する可能性は十分にありえるということだ。

追記

https://anond.hatelabo.jp/20171006224419

上記を受けての記事です。

2017-10-06

村上春樹ノーベル賞とれると思える方が不思議

からずっと思ってるんだけど春樹ってノーベル賞きじゃないんだよね。

小説家としては当然一流だと思うし、いくつか気に入ってる話もあるよ。でも「ノーベル賞」となると話は違う。

そもそもノーベル賞ってのはノーベル遺言に基づいて運営されているわけで、その遺言というのがこんな内容。

https://www.nobelprize.org/alfred_nobel/will/will-full.html

...the interest on which shall be annually distributed in the form of prizes to those who, during the preceding year, shall have conferred the greatest benefit to mankind. The said interest shall be divided into five equal parts, which shall be apportioned as follows: one part to the person who shall have made the most important discovery or invention within the field of physics; one part to the person who shall have made the most important chemical discovery or improvement; one part to the person who shall have made the most important discovery within the domain of physiology or medicine; one part to the person who shall have produced in the field of literature the most outstanding work in an ideal direction; and one part to the person who shall have done the most or the best work for fraternity between nations, for the abolition or reduction of standing armies and for the holding and promotion of peace congresses.

(超適当訳)

遺産の利子は毎年、前年に人類に対して最大の貢献をした者に与えなければならない。利子は5等分して以下に与える。物理学分野で最も重要発見発明をした者。最も重要化学発見改善をした者。生物学医学分野で最も重要発見をした者。文学分野で最も素晴らしい理想的方向著作を残した者。国家間の友好や軍隊廃止・削減、平和の維持・推進について最大の業績をあげた者。


ポイントは太字にした2箇所で、

  • どの賞も「人類に対して最大の貢献」をした者に送られる
  • 文学賞のみ、"in an ideal derection"の条件を満たす必要がある

ノーベルがはっきり規定しちゃっている。

"in an ideal direction"については解釈が難しいところで、上では「理想的方向」とか直訳したけど、実際には文学傾向が「理想主義である作品のことを指す、と解釈されてる。

ノーベル財団でも何が「理想主義」の条件を満たすのか延々と議論しているけれども(https://www.nobelprize.org/nobel_prizes/themes/literature/espmark/)、少なくとも「人類に対して貢献」という条件やら、他の賞のチョイス(物理学化学医学生理学、そして平和から、まあだいたいノーベル文学賞に対して何を望んでたのかは察せられるよねって話。

それを踏まえて、これまでのところ、ノーベル財団はおおよそノーベル意図をそのまま汲んで受賞者を決めていると思う。

前回のボブディランプロテストソング反戦体制批判を歌う曲)の旗手

前々回のスヴェトラーナ言論統制下でチェルノブイリ事故証言を集めたジャーナリストだという。

もっと遡っても、やっぱり反戦とか人種問題とか、タブーに切り込んで何か描き出したみたいなのが明らかに多いんだよね。

財団は、そういうことをはっきりとは言ってないんだけどさ。

それで春樹って、何を書いたの?

何をテーマにして、どんな視点から、何を描き出したの?

かに面白い。人気もある。売上も出した。人間の業本質を描いている面もある。

でもそれって、ノーベルの遺志とは実は全然関係ない。ノーベル賞文学アワードは違うってことを、いつになったら春樹ファン理解するのかな。

(追記)

○○は理想主義的ではないけど受賞したじゃないか、というコメントが多い。

かに、個々を見ると例外的な人もいるが、全体的な傾向としてはやはり反戦やら何やらに「偏っている」のは確か。

されに上で挙げたノーベル財団URLgoogle翻訳しながら適当に読むと、選考委員の中でも「理想主義的」の定義が揺れまくっていて、時代により選考基準が動いてきていることが丁寧に語られている。

その意味では、例外枠として春樹が取るか、選考委員の「理想主義」の定義がまたちょっと揺らいで春樹的⊆理想主義的になったタイミングで取るというのはありえるかもしれないね

あとスヴェトラーナアレクシエーヴィッチをスヴェトラーナと書いた件で突っ込まれた。うんごめん。この人のことは良く知らない。

ぶんがくしょー

カズオ・イシグロの受賞は、日本出版業界的にはかなり美味しいのかなって思ったはなし。

ニュースとして取り上げるのにも、知名度的にもいい感じでありつつ、日本語翻訳なども出てて。

購買的に村上春樹だと、もう読む人は買ってるし、読まない人は受賞しても別に買わない感じあると思うけど、

例えば親とかに勧めても、話題に乗って買ったけど、読みきらない読者層としても、人の薦めでもある程度買う気がする。

さら報道側にもニュースバリューがありそうで、宣伝効果がある気がする。ただし、ニュース等の小説内容の解説のしかたが完全にネタバレなのは本当に酷いと思うしかないが。

そういう観点で考えると、去年のボブディラン業界的には最悪だったのかなとも。

2017-10-05

anond:20171005201945

去年なんてボブディランやぞ

もう文学賞なんて無くしてまえや

2017-05-24

http://anond.hatelabo.jp/20170524123437

ディズニー作品全てに言えることは、何より悪役がアホだ。

あえてアホに作られている。ここが素晴らしい。

思えば日本作品時代劇よろしく昔は勧善懲悪ものが多かったように思うが、

今はこねくり回して、何が善で何が悪かわからないものが多い。

ヴィランディランのバッググラウンドも割とちゃんと描くピクサー立場

2016-12-11

やっぱりノーベル文学賞おかしいよ

ディランですらまだ納得しきれてないのがあの文章から見て取れた。

あいつらがそうやって評価した。俺はよく分からないがあいつらの中ではどうやら俺の歌は文学のようだ。俺は知らない。あいつらがそうやって評価したという事実を俺は受け取りに行くだけだ。俺は俺の歌が文学なのかまだ迷っている。あくまあいつらが俺の歌を素晴らしい文学だと評価したというそ事実を受け取るだけだ。俺はまだ自分の歌が文学だと認め終わったわけじゃない」

あのコメントはそういう予防線だ。

受賞したはずのボブ・ディランにわざわざ予防線を張らせてしまったのだ。

これが果たして成功といえるのだろうか。

ノーベル賞という儀式世間の目をもっと集めたいという欲望ボブ・ディランは利用されただけなのではないだろうか。

2016-11-30

http://anond.hatelabo.jp/20161130230057

ボブディランノーベル文学賞受賞のニュースで「風に吹かれて」ばっかり流されるのと同じだろ。

プリンス訃報で「パープル・レイン」ばっかり流されるのと同じだろ。

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