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はてなキーワード: ツッコミどころとは

2024-01-19

anond:20240118234905

なんか間違いも多くツッコミどころ満載

まず感覚だけで批判してきた典型的な例で、文章を読んでないし、自分の脳で学会理解できてないし、情報ちょっと古い。20年前というより、それより前の30年前くらいかな。この10年は結構大きな差がある。大石寺と決別したのが、35年前だから

  

金がない時、御経を唱えてなんとかしてくださいと願う。しかし、そんな時間あれば働け、そして寄付をやめろと思うのがふつうの考え方だろう。

 →祈るだけ叶う、は50年前の学会感覚20年の池田先生言葉に「必死努力こそ信心だ」とあるぞ。むしろ努力することが信心なら、信心いらんじゃん」的にもとれる。大石寺と決別してから神秘的な信仰は徐々に否定してきた。

  

祈れば叶うと教えられたが、自分が動かないことには何一つ叶った試しがないし、祈らなくても動けば叶ったりした。

 →親は一言でそう言いがちなのは仕方ない。しかし、高校生にもなって、ちゃん教義も読まず、祈り努力関係性もわからん人が、言う話ではないと思います

2024-01-12

anond:20240112024208

なんか逆に作為を感じるよな

話題作りのためにわざとツッコミどころ作ってんのかな

2024-01-05

女の子は準備にお金かかるから奢って欲しい

ってのを真っ正面から言われて

じゃあ俺は準備に車、時計、服、筋トレに1000万円ぐらいかかってるから逆に奢ってくれるのって言ったらなんかブチギレられた

お金ある人と付き合ってるんだから、もうちょっとマシな理論武装してきてくれよなって思う

ツッコミどころ多過ぎると流石にスルーできんわ

2024-01-04

anond:20240104180448

そうやって明らかにツッコミどころ作ってるの丸わかりなのに

自分が好きだからというただそれだけの理由にわかポリコレ仕草で持ち上げようとする女さんが多くて、まあウエッてなったなあの作品

もうゴールデンカムイングとか横文字にしたいぐらい

2023-12-26

anond:20231226153101

なんかちょっとツッコミどころが多過ぎてクラクラちゃうけど

とりあえずあらゆる事例に判例存在すると思ってる?

あと法律ってとどのつまり解釈次第でその法律適用されないとするのも解釈なら

首相のような公職に就いている人のことを報道した場合簡単名誉毀損罪が成立しては,報道の自由や知る権利侵害され,報道機関は萎縮してしまます

そこで刑法では,首相など公務員について摘示された事実真実であることの証明があったとき処罰されないと定めています刑法第230条の2第3項)。

また,判例では,真実であることが証明できなくても,確実な資料根拠に照らして真実だと信じた場合にも,名誉毀損罪は成立しないとされています最高裁法廷昭和44年6月25日判決など)。

ってこの法律判例適用されます!(ドーン)とか主張するのもまたひとつ解釈しかないんだよ?

なんで自分解釈は完全無欠で必ず尊重しなければならなくて相手解釈感想しかないとかなっちゃうの?

ひとりよがり酷くない?

2023-12-21

シンエヴァの楽しみ方

友達と家で安酒飲んでポップコーン頬張りながら5分毎とかにあるツッコミどころを突っ込んでくとめちゃおもろい。

子供父親に出来るのは肩を叩くか、殺してあげるだけよ」ってなんやねん、他にもいくらでもあるだろ!

あと子供父親名前つけるとか不気味過ぎるだろ!

シンクロ率無限大はダサすぎるだろ!

あとよく分からん空間なのに不用意に船から出るなや!

最後の方はナルトとかブリーチみたいな世界観になってておもろすぎるだろ!

おかしくなったやつの夢の話を映画化したみたいな内容だから真っ当な作品としてはゴミカスだけど、きれいな絵柄のクソ映画として突っ込みながら見るにはなかなか良い映画だと思うわ。

2023-12-20

覚醒

突然、高校時代同級生から女装写真LINEで送られてきた。

忘年会の余興かと思ったら、以前から女装に興味がありやってみたとのことだった。

YouTube等を見てメイク、ヘアセット、コーディネートをしたらしい。

女性目線で忌憚のない意見がほしい」そう言われた。

忌憚のない意見を言ってしまうと、きっとLINEに書ききれない。そのくらいひどい見た目だった。

ファンデーションは肌の色に合っていないし、何より塗りムラがすごい。ツッコミどころしかなかった。

まりツッコミ過ぎない程度に意見を言った方がいいのか、お世辞でも「良いと思うよ」と言えばいいのか、

本当にズケズケと忌憚のない意見を言っていいのか…。

というか、前フリ無しでいきなり女装写真を送られたこっちの気持ちをまず考えてほしい。

LINEが来てから5時間、まだ返信できずにいる。

2023-12-12

anond:20231212071405

日本人ってまともな現代教育されてなくてツッコミどころ多くて勘違いいからだね

ツッコんでるだけなのに「イライラして人生がうまくいかいか暴言吐いてる」とか寝言言っちゃう

2023-11-29

anond:20231129204909

労作だ

・一人目→女性店員にそんなことさせて風営法的にまずそう

・二人目→いや女性客に接待させるなよ

・三人目→いやいや暴力団に与するなよ

・四人目→なんかもう。。。笑

ちゃんと全部にツッコミどころを作ったの、偉いね

(はてな的に叩いてOK京都舞台に選んだのもポイント高い)

2023-11-25

anond:20231124171457

男性ならではの視点意見を言って」って言われたら、「ねぇよそんなもん」とか「主語がでかいわ」って思わん?

言葉としての解像度が粗いんよね。

男性の中のどういう点に期待するん?とか、男性カットだけで良いの?自分はそれを代表するほど男性的と言えないけど…とか、年齢・行動・趣向・その他もろもろの自分属性関係ないん?とか、その一言に対するツッコミどころが多すぎる。

自分の、相手に対する解像度の粗さや興味関心の無さを表現するにはピッタリの言葉だけど。

2023-11-24

ツッコミどころ多すぎwww

って感じのふわっとした連中が嫌いです

2023-11-20

anond:20231120105118

お前は正しい

ツッコミどころが見当たらねーわ

強いて言えばクソ職場にいる自業自得とか言えなくはないが

2023-11-19

呪術廻戦が好きじゃないのに面白くてどうしたらいいかわからん

呪術廻戦、アニメの方じゃなくて。ここ最近原作



渋谷事変までは結構面白く読んでたんだけど、死滅回游以降がいまいち乗り切れない

……んだけど、別に面白くないわけじゃなくて続きは気になってしまって、

読むのやめるか、とはならない、っていう自分でも不思議状態に陥っている。


全般的に作り込みが甘いマンガだよな、とはずっと思ってるんだよ。

単行本のおまけページでも、無下限呪術について数学的に間違ってますね!!って設定を専門家からツッコまれる、っていう芸風あったけどさ。

それ以外のとこでも、黒閃は通常時のダメージの2.5乗になる、っていうのも「そうはならんやろ」ってよく言われてるし、

レジィ・スターの術式が「契約再現」と言いつつ、レシートから再現をするならアレ、発動に大金必要になるよね??みたいな視点がなかったりとか。

設定をわりと都合良い感じで作るよな、と思う。いやフィクションから別にいいでしょ、とも思うけど、ちょいちょい引っかかってしまう。


それ以上に引っかかるのがキャラクターの「使い捨て方」の部分であり。。

もうこのマンガキャラクター王道的にはありえない感じでバンバン死んだり再起不能になります、っていう作風なのはわかってはいるんだけどさ。

それにしても東堂が術式封じられたぐらいで、虎杖の度重なるピンチにまったく駆けつけないのはありえんくない??とか、

一族皆殺しにした真希さんに対して誰も何も言わんが、そこは少なくとも乙骨は何かしら言うよな、とか。省いてるだけかもしんないけど。後で回想入るかもだけども。

このキャラの今までの描き方なら、ここはこうするよね、というわりと当然の描写でもサクッと省かれてる感覚が強いのよね。

解釈違いとかじゃなくて、回游以降については早送りダイジェストで見せられている感覚というか。

物語というのは感情や対人関係の変化の積み重ねだと思うんだけど、それが薄くなってただただバトルロイヤルだけになっちゃった感じがする。

虎杖が真人に対する恨み辛みを重ねて重ねて、自分価値を考えて考えて、という積み重ねを大事にしてたあの頃の感じが最近はない。




なんだけど、面白いんだよね。

ここからハッピーエンドに向かうのかなぁ、それとも最悪な終わり方するのかなぁ、とか気になって読み続けちゃう

悔しいよなぁとか思いながら。


追記

思ったより反響あってびっくりした。みんな呪術好きで嬉しいよ。俺も好き。どんなマンガでも「好きだけどここは嫌い」ってのがあるけど、「嫌い」な部分がこんなに多いのに読んでるマンガ自分としては珍しいのよ。

設定の拙さとか粗も気になるけど、それ以上に引っかかってるのはドラマが薄くなったとこなんよ。設定はもう、言っちゃえば作者がそうだって言えばそうじゃん。だから気になっても飲み込むしかいかと思ってるんだけど。本来挟まるはずのドラマが挟まってないとか、心理描写すっ飛ばしすぎてるのは勿体ないなって思っちゃうんだよね。そのへんが全然描けない人じゃないし。

> 富樫の影響っぽい頭脳バトルだけは全く才能ないからやめたほうがいいよな。

死滅回游のルール作りとかは確実にH×Hの影響だろうけど作者もポイント計算ミスとかしてたから、あんましよくなかったとは思う。

そうなんだよね。回游は完全に冨樫の影響だけどうまくいかなかったパターンだと思う。あの複雑なルールが、話を面白くする方向へいまいち作用していない。やりたいからやってみたけどダメ風呂敷いまいち畳めなかった、っていう感じがすごいする。複雑でよくわからん、って敬遠させる読者を増やしただけになっちゃった気がする。

呪術廻戦のキャラ使い捨て感は、ここ20年位で培われたキャラ重視の漫画作りへのアンチテーゼと思う。

これについては作者の人、そこまで考えてないと思うよ、みたいな気はしなくもない。単に話題先行の話作りしているだけでは、って思ってる。

キン肉マン

ごめんな、キン肉マン世代じゃなくてな。キン肉マンってこういう感じなん? 無茶苦茶ガバガバ理論な設定っぽさは感じるけど。

> 後期ドラゴボや新世界編のワンピも同じようなこと言われている

ドラゴボはわからなくもないが、ワンピが「同じよう」というのがわからんワンピは好きよ。あれは逆にドラマの引き算が下手だなって思うぐらいに色んなキャラを描きすぎなほど描くじゃん。それがここに来て爆発的な相乗効果を生んでいるのが最終章面白さだと思う。設定の粗さとか意味不明さって点ではそうね、って感じだけど、あのマンガ結構後付けで粗い設定の背景を描いてくるとこあるんだよな……。サンジの足が燃えるのとか意味ありげじゃん。


BLEACHの連載後期

わかる。あれ? あのキャラそういやどこいった?な感じ。

エンタメに正しさや整合性求めるより、楽しんだ方が良いよ。エンタメ所詮暇つぶしと集金装置なんで、全力で楽しめば全力で応えてくれる。

上で書いた通り、正しさのほうはまぁ妥協できるのよ。本来楽しむための下地であるはずの、ドラマのほうに穴があるのがすごく気にかかっちゃう感じ。

> 分かるっちゃ分かるんだけど、何度も読み返していくうちに前は気付いてなかった深い拘りみたいなもんを見つけたりするから侮れない漫画だと思ってる。

それな。俺も小沢のくだりとか結構好きだし。でも「南へ」はいろいろ蔑ろにしている気がしてダメだった。徹頭徹尾つくりこみとか脚本とかが下手、とは思ってないんよ。だから読んじゃうんだけど。

> 細かい心理描写とか設定の作り込みがガバガバなんだけど、冨樫久保師匠や岸影様といったジャンプレジェンドを吸収した上での「演出力」がズバ抜けておるので、それだけで面白いと思わされてしまうのはあるよな。

ああああああ、これこれこれ。最高の言語化能力。これ。完全にこれ。これが言いたかったです。初期はそうでもなかったけど、渋谷以降の絵面から伝わってくる外連味とかすごいじゃん。秤vs鹿紫雲とか大好きなんだけど、別にストーリーの主軸にはあんまり関係ないところなんだよな。カタルシスうまいことズラされて、話全体としては最悪な方向にぐんぐん進む感じがある。

> 読者の反応を見て裏切りに行くスタイルけが受け入れ難いそれで面白い芽を潰してそうなのが。

それあると思う。むっちゃ反応見てるな、ってのは単行本おまけページとか「漫道コバヤシ」とか見てて思う。本編の外で語りすぎてるし、話を動かしすぎてる。

から最近は逆に展開読めるようになっちゃったんだよね。それも「好きじゃない」って気持ち拍車掛けてる。

> 読むの止めなよ世の中にはもっと面白作品たくさんあるよ

やさしい。ありがとう。他にもマンガいろいろ読んでるから大丈夫よ。今月はpanpanya先生新刊が出るから超楽しみ。


追記2)

すげえな呪術廻戦。100ブクマいっちゃった。

panpanya先生新刊出るんだ!教えてくれてありがとう増田

panpanya先生いいよね。

風呂敷を畳む気のないH×Hより雑でも畳みはしそうな呪術のがマシだと思ってたけど雑すぎて評価が逆転した。作品としては見限ったけど多分最後まで読むし続きは気になる。期待値が低い分惰性で楽しめるのは良いと思う

同じ気持ち。小さなポイントとして面白い瞬間というのはあるのだが、話の大筋としてはもうあんまり面白くなることを期待できない感はしている。H×H選挙編で一度風呂敷を畳んでおり、その後は続編かスピンオフをやっている、ぐらいの気持ちで読んでる。

使い捨てなんじゃなくて死ぬキャラも丁寧に背景作ってるだけじゃない?

えーと、モブじゃないメインのキャラが死んでいってるから使い捨てられているように感じるのでは、ってこと?

死ぬキャラの背景が丁寧かなぁ、っていうと、ほぼ退場状態になってる棘、東堂、京都組あたりは全然丁寧に背景描かれてないよなぁ、っていう気しかしない。退場劇が丁寧だったのって『葦を啣む』とナナミンぐらいじゃない? キャラバンバン死ぬといえばH×Hもそうだけど、あっちはカイトパクノダあたりの重要キャラの死はむちゃくちゃ引きずってストーリーラインガッツリ影響するんだよね。ああいうのが「丁寧」って言うのかなぁ、と思う。

俺たぶん、東堂の退場が一番納得してないっぽい。あんな良いキャラで、虎杖をあそこまで導いてくれたのに、第2のブラザー出てきたら入れ替わるようにするっと消えるってなによそれ??っていう。このまま東堂出てこずに終わったら、他がいくら良いストーリーになったとしても虎杖を許せなくなるし、呪術を高く評価できなくなりそう。

自分は逆に好きになりたいのに全然面白いと思えない。ストーリーにも設定にもキャラにも乗れない。流行ってる作品を楽しめないのってそれはそれで疎外感があるので面白いなら素直に楽しめばいいと思う

なるほど。そういう人もいるのですね。その点は確かに自分は恵まれているし、楽しんでいるのは楽しんでいるよ。ありがとう

> 作り込みのガバガバさが気になるとのことなので、ワートリ読みましょう!(ワ民のささやき)

ワートリは5巻まで読んでハマれなかったんですよね……。こういうのは本当に人それぞれ。

> 好き=面白い と言う単純なものではないとは思う。もし単純なものだったら不快まりないホラーとかスプラッターなんてジャンルが生まれるわけないし、面白いと言う感情は意外と複雑かと

そうね、その通りだと思う。なんかわからんがページめくる手は止まらんのだよなぁ?!みたいなね。ある。

HUNTER×HUNTERの禁断症状が緩和されるとかそういうやつではなく?

ジェネリックH×Hとしては役不足誤用)かなぁ、と。他の人も書いているように、頭脳バトルっぽい要素出してきたけど、結局ちゃん頭脳バトルっぽい展開になったことほぼないし。そこに魅力感じて読んではないかな。

呪術廻戦作者の非凡さは、虎杖の元同級生女子が綺麗になって告白しようとして「でも私は私が嫌いな人達と同じ尺度で生きている」みたいな人間ドラマ描ける才能なのだと思う。話が佳境に入ってる今はそれが大雑把に…

ねー。小沢のところいいよね。あれ描けるのに、なんでこんな雑な展開やってんのって思うよね。渋谷まではわりと最初から練ってあったけど、その後はあんまり考えてなかったのかなぁ、って感じがしちゃう

> ヒント:他に読むものがない

から他にもいろいろ読んでるって書いてるだろーが。なんならここ数週間のWJだと『鵺』のほうが楽しんでるぐらいだけど、それでも読んじゃう魅力はあるんだよ。


追記3)

これで最後にしよう。いっぱい反応もらえて嬉しかったし、みんなモヤモヤしながらも呪術めっちゃ楽しんでんな!ってのがわかってよかったよ。ありがとうありがとう

タイトル追記で言ってること逆になってるが大丈夫

追記する前から呪術好きですって顔に書いてあったと思うけど。

> あと全体的にキャラクター死にすぎで緊張感がないのも。。。ただ昔のジャンプ好きな人ならかなり刺さるとは思う

キン肉マン話題も出てたけど、昔のジャンプってどんなだったんだ。もっと大味だったんだろうか。高校生ときデスノ食らったりしてるから、緻密な設定と整合性みたいなのに慣れてるかも。

> シュワーバーみたいな漫画だよね。秤先輩の領域展開は独特過ぎて投げそうになったがw

シュワーバーという例えは秀逸すぎるw 安定感がない感じ。秤のアレはもうツッコミどころとしてやってんだろうな、とは思いつつ。

漫画のことはよく分からないんだけど、ブコメを丁寧に拾って好意的追記してる増田の優しさが良いな

逆にブクマカがめっちゃ優しく共感してくれるから、こっちも嬉しくて返したくなっちゃった

> ワートリはだめとのことだがキャラドラマが濃密でなかなか宇宙いかないのが焦らされる(大ファン)。て5巻かーい。 人間ドラマも本筋の進め方も丁寧な暗殺教室みたいな話はどうでしょう

いやいや5巻でハマらなかったら切ります普通??? 連載1年分よ……? でもそうなのか、ワートリはまだあそこから面白くなるのか。確かに巻を重ねるほどに面白くなるタイプよね、とは思うけど。暗殺教室は好きだったよ。ただ、自分松井先生キャラあんまりハマれないなぁ、というのは若君読んでても思ってる。他誌だけど荒川弘先生とかも好き。ケレン味や絵の上手さに設定や世界観の緻密さ、人間ドラマまで合わさったとんでもない方よね。

……これは風呂入ってたら思い出したので、ひそかに書いている追記4なんだけど、人間ドラマ長編脚本の進め方も設定の練り込みもできるって点だと稲垣先生だわ。Dr.STONE伏線理屈をきっちり積み上げて作られているけれど、それだけだと日が暮れちゃうところを「この人はチートなのでなんとかなります」で良い具合に要らないシーンを省いていくよなーって思ってた。チートだけだとなんでもありになっちゃいそうなところ、ウィークポイントも作ってあって、最終的には知略と努力と運で切り抜けていく、っていう感じでカタルシス生むのめっちゃ上手い。アイシーもそんな感じだったし。

計算してかいている作家ではないと思うので、小沢下りも「そういう引き出しも持っている」だけでいつでもそれを出せる訳ではないと思う。

まぁ確かにそうかも。そういう引き出しを上手く操れるようにしてやるのが編集の腕の見せ所ってやつなのかな。いや、編集さんを責める気はないが。今の方向性への振り方はあれはあれで成功なんだろうし。

最初面白かったが、この能力の組み合わせでどうやって勝たせるつもりだと思いながら読んだら、強い奴や相性がいい奴が乱入して勝つを繰り返して能力バトルを背伸びしてやるなとなった。

能力バトルと見せつつ単純な殴り合いで、強いほうが勝つ(それはそう)みたいなところはすごいある。なので、本誌でちょっと前までやってた、あのバトルの結末にはしらけちゃった。現在進行形でやってるバトル、ああいうのが見たいんだよなー。

> 東堂はまた出てくると思うけどなあ

1個前の能力バトル議論にもかかるけど、東堂みたいのがバトルの掻き回しとしては良い具合の能力だったと思うんだよなぁ。退場ほんともったいない。出てくると嬉しい。

> ただ真球は接地面積がないか無限重力とか言ったのは、それ冨樫じゃなくて車田正美だぞと突っ込んであげる編集いなかったのかよ

真球の件も「何言ってんだ??」って感じだったけど、元ネタあったんですね。

> 単純に好きだった漫画最期どう畳むんだろうってだけでは?

んー、だったら連載追わないかな、と思う。自分にとってはONE PIECEがそのパターンで、第2部はほとんど追ってなかったけど、最終章入ってから畳み方気になって復帰したんだよね。畳み方のためにずっと追いかけるほど優しくはないです。

最近作品設定作り込みすぎなんよ.思いつきで帳尻合わせてるけど面白いというのは一つの漫画の才能.

これはこれでわかる、し、芥見が今呪術をヒットさせられてるのは確かに才能だと思う。BLEACHもわりとこっち系統じゃない? 設定は小難しいこと言うけど、話の筋とバトルの展開はめちゃくちゃ単純で、でもなんかカッコいいしオシャレ、っていう。芥見久保フォロワーだってのはすごいわかる。冨樫フォロワーというよりは、そっちかなって思う。

> ワートリ薦めるのはちょっと違うというかあっちのが危ない気がしてるけど5巻で止めたのはもったいないなー!呪術で5巻なら野球やってた頃でそれこそよく乗り越えたな!?

ワートリ5巻はもったいない、2票目いただきました。じゃあ読みますね! ありがとうありがとう

呪術は俺、アニメから入ったんだよね。その頃ジャンプ買ってなくて。だからMAPPA効果面白底上げしてもらってたとこあったと思う。そんで続き気になって原作買ったら渋谷でズブッてハマった感じだった。んで、え〜〜このあと、あの人とかあの人とかどうなるの〜〜???と気になって本誌買い始めたら、あの人もあの人も出てこないまま今に至っちゃってる。

死滅回游あたりから怪しくなってきて話全然進まねぇ~ってなった人は結構いそう。主人公そっちのけで半年ぐらいバトルしてたのがトドメになったよね。

全然進まね〜〜〜と思ってたし、あんまりゲームっぽくならずに殴りあってるだけやんけ〜〜〜〜ってめっちゃ思ってたけど、主人公そっちのけバトルはごめん、わりと楽しんでたわ。『呪術廻戦』になってから初めての乙骨のバトルとか、秤の領域展開連発で死ぬギリギリのところをゴリゴリ潜っていく感じはあっちいなとか思ってた。

> それ面白いから気になってるんじゃなくて 気になるように描かれてるから気になってるだけやで 上手い引きってのは続きを想像やすいように問題を投げかけてるやで

これはその通りだと思う。引きがうまいめっちゃうまい。やめられないとまらないみたいな。

真希のやった事について誰かから言及(批判的なもの含めて)あると思ってたらそれが全くなさそうなのは一番残念かも

そう、あれスルーしちゃいけないと思うのよ。実質的呪詛師になっているわけで、あの後出奔してソロで暴れていくのかなと思ったらふつーに体制側みたいな顔して戻ってきてて「?????」ってなったのよね。あれはちゃん落とし前つけてほしい、何かしら。加茂家も乗っ取られてるし、日本がぐちゃぐちゃになったからもういっか、じゃないと思うのよ。

> 名作漫画ほどガバガバで雑で欠点だらけ説

ブコメにもこれあったけど、それはそうかもね。エンタメって言葉を「雑でも面白ければOK」って意味に使いたくはないけど、まぁエンタメってそういうもんよね、とは思う。ライブ感? グルーヴ? 疾走感? とかそういう。

2023-11-16

anond:20231116101712

ツッコミどころが多すぎて毎回色んな人に突っ込まれてるだけやろ。

自分がいつも増田いるからって、他の人もそうだと思うのはやめたほうが良いぞ。

2023-11-15

anond:20231115002129

ツッコミどころ突っ込みたくなるような人間はなろう系なんて読まないんだよ

低きに流れずもっと高級なものを読め

2023-11-14

コラを作って投稿しようと思ったがやめた件

俺は廃人Twitter(主にROM専)

なんか今日適当にTLを流し見していたら、画像ツイート

 「いや白砂糖食べ物ではなく化学方程式で表せる薬なんだ」

 [SUGER (C6 H12 O5)2 と書かれたビン]

 「食べ物じゃないんですね!」

……と書かれた画像があった。

まあ当然こんなのはツッコミどころ満載の画像最初これ自体コラ画像なのだと思ったのだが……どうも「白砂糖は魔薬!?」という本があるらしく、その中の一コマのようであった(参考↓)

https://www.google.com/search?q=%E7%99%BD%E7%A0%82%E7%B3%96%E3%81%AF%E9%AD%94%E8%96%AC&sca_esv=582280165&tbm=isch

ふと思った。

「これ、塩でも味の素でも水でも何でも使えるくね??」

水なら

 「いや水は飲み物ではなく化学方程式で表せる薬なんだ」

 [WATER H2O と書かれたビン]

 「飲み物じゃないんですね!」

……いわゆるDHMOである。これだけで何度でも擦れる。

塩や味の素なら

 「いや塩は食べ物ではなく化学方程式で表せる薬なんだ」

 [SOLT NaCl と書かれたビン]

 「食べ物じゃないんですね!」

 「いや味の素食べ物ではなく化学方程式で表せる薬なんだ」

 [AJINOMOTO HOOC(CH2)2CH(NH2)COONa と書かれたビン]

 「食べ物じゃないんですね!」

……いくらでも作れるな。なんならタンパク質でもいけるし、油でもいけるし、炭水化物でもいける。

やろうと思えば空気だって

 「いや空気化学方程式で表せる複合薬なんだ」

 [N2 78%

  O2 21%

 Ar 0.93%

 CO2 0.03%

 他、Ne・He・Kr・Xe・H2・CH4・N2O少々

 …と書かれたビン]

 「そんな恐ろしい薬品だったんですね!」

とか書けちゃうビタミンでもミネラルでも、人体に必要物質だろうと何なら人体そのものでも無限に書けてしまう。

しかし、実際にこれを見てコラだと理解できない人が空気断ちして窒息死しても困るし、そうでなくても変に信じたりしたら空気から汚染物質(ネオンとかアルゴン)を取り除く装置です!!みたいなインチキグッズに走り出しかねない。

なんなら、明らかに人工物であり金属の塊であるワッシャーですら5Gの電波を防ぎますなんて書いたら売れてしまうらしい現状、そんなコラを作って良いものか?

明らかなフォント違いで文字の濃さとかも違うクソコラでも、それを強調のための技法(レトリック)だと思いこんでしま可能性があるのではないだろうか。

人間は「そんなもん義務教育を受けてれば普通にわかる常識だろう」って事でも、例えば小学生とか中学の時点で理科20点30点しか取れない人なんかがいたら、パッと信じてしまいかねない。高校化学を単なる「薬とかを文字の式で表すもの」くらいにしか理解してない場合、そうなりかねないのではないか

そんな感じの事を考えて、コラを作ろうとしたが止めた。これを良識というべきか、単に杞憂と考えるべきなのかは分からないけど。人間の知性を信じるのは大事だが、同時に人間は痴性の持ち主であることも重々に承知していないといけない。

全ての人間常識的な振る舞いをできるとは限らないのであるとっぴんぱらりのぷう。

デザフェスマフィンやばいらしいね

買ったら糸引いてて、保健所案件になってるって

Google評価見たけど1.4だった(荒らされてるのではなく、ちゃんとした口コミ



https://twitter.com/ami_makeup_/status/1723356197032546503

家族チョコチップマフィンの表面を剥がしながら食べ進めていくと変な味がして糸を引く状態だったので吐き出しました。



https://twitter.com/_91n/status/1724050880461459786

保健所案件マフィンInstagramのお詫びがツッコミどころしかなくて怖い……

起こしたことにも衛生管理もあまりにも認識甘すぎて、今まで営業できたのが不思議な域

https://t.co/7GZYNQed26



https://twitter.com/zzzenra/status/1724027847311077664

デザフェスマフィン屋、星1.4はやばいでしょ!?クチコミはうんカ月も前から「売っていい味じゃない、リベイクしても無理」と投稿多数、店主の返信は全部言い訳アカウントに載せてるチラシも手書き具合がやばい……。地雷食中毒という最悪の形で爆発した感がある

https://t.co/pKcJmXTDIr

2023-11-13

日本保守党に警戒心を持てないはてブ人達って・・・

日本保守党 大阪初街宣ルポ

https://note.com/chuushin/n/n76168d3c4350

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/note.com/chuushin/n/n76168d3c4350

これ見て本当に情けなくなったよ。

  

1 日本保守党支持層結構〇〇  

俺は日本保守党の街宣で集まった人間の数・熱気・層を見て結構ヤベーと思った。

なんか全体的に身なりがいいんだよ。

身なりの汚い白髪頭ばかり集まる共産党の街宣と比べると差は歴然

結構いい服着たまだ頭の黒い中高年が多いなと感じた。

  

こんだけの数のこういう層が百田なんかに?って思うけど

かにそういうマグマがあって上手く引き当ててるんだと感じた。

百田馬鹿にするのをやめなければならない。

 

俺この集まってる層の画像映像見て、昔冷やかしにいった幸福実現党選挙説明会?を思い出した。

ホテルでやってるから笑いの種に見に行ったんだけど、全体的に身なりのいい「ちゃんとした人」って感じなの幸福の科学信者って。

知らずに見たら日舞の発表会とかそういうのかと思う感じの客層。 

保守党支持者はあれに似てる。

  

もちろん過剰に恐れる必要もないけど

どういう主張をしててどれぐらいの数が居るのかって言うことをまず調べて警戒すべきところ

街宣の手際が悪かったとかそんなことばっか書いて留飲を下げて

異様に集まってる頭数や熱気を警戒しないって言う

お前等本当に負け癖の染み付いた野党支持者ムーブだなって感じ。

真面目にやってないよね。

 

 

2 気持ちよくなることしか求めない負け犬たち

支持者は楽しみだった気持ちを消化できずに、いたるところで集まり、話合いをしていた。「私は昔、自民党支持だったが、安倍派の権力が弱まって、今のままではダメだと思ったら、日本保守党ができたんだよ。自民党ダメ。」「岸田はダメ」「河野太郎って、中国日本二重国籍からな」「今、信用できる政治家は、高市早苗ぐらいだな」「太陽光パネルのせいで熊の被害が増えてる」「ワクチンなんか打つか」「会社では、誰も分かってくれない」と。思い思いの言葉を伝え合っていた。

これとかさ、

「ほらこんなバカどもだ!」

って読者のチ○チ○を慰撫する為だけの文章なのは見りゃわかるけど

そういうの気にならずに気持ちよくされるに任せちゃうの?

  

会社では、誰も分かってくれない」

とかさあ。

 

左派保守政党支持者を見るとすぐそうやって「どうせ社会負け組だ」と考えて気持ち良くなる悪癖(左派としてどうなのそれ?)があるけど

俺は保守党の集まってる人間パッと見ただけでも負け組とは違う層に見えてならない。

変に身なりのいい人間が多かったってのは繰り返し言っておきたい重要ポイントだと思う。

  

まりお前等は「敵」を真面目に見据えて事実分析する姿勢すらないんだよね。

保守新党がどういう層にリーチしてるのか」を真剣分析する気がない

「どうせあいつらは負け組!」と言って気持ち良くなっておわり。

おめーらみたいなのがノイジー支持層から日本野党は負け続けるんだと思う。

 

 

3 この中学生新聞って大丈夫なの?  

ていうかこの記事自体がまるっきり不真面目で

熟年負け癖野党支持者の気持ちいい所をこしょこしょするのに特化した記事だよな。

  

これ本当に中学生が書いてるのか?

リベでも左派でもいいんだけど若い人の感じが全くしないんだわ。

 

俺もおっさんから中学生どころか大学生新聞だとしてもほんとにその年代の人が書いてるものなら

なんかしら「あ、目の付け所とか調理の仕方とかが俺の親しんできたものと違うな」の感を受ける筈なんよ。

そういうのが全くない。

超慣れ親しんだ左翼調理すぎる。

 

例えばだけど

若き左派日本保守党に接したら

もっと正面からその主張や党是を批判・論難したりするんじゃない?(百田なんてツッコミどころだらけなんだし。)

 

なのにこういう、「集まってたやつは会社に居場所のない負け組」「陰謀論者が居た」とか

そんなことばっか言ってニタニタする感じ。

これ若さ感じるか?

 

これほどまでにアラフィフ元朝日新聞記者みたいなダシが出まくってる老舗系ラーメン出されて

中学生作りました」って言われて眉に唾つけないのは常軌を逸している気がする。

「#どうして解散するんですか?」系の何かじゃねーの?これ。

というか「#どうして解散するんですか?」の方がよほど若々しさを感じた。

 

(実際バレてみれば「#どうして解散するんですか?」やってたのは大学生ぐらいの若者だった

 実態でも十分若かったのに何故子供なりすましたのか謎)

2023-11-10

個人的きも男

まずチン毛パーマきもい。通じるかな?チン毛パーマで。

とりあえずパーマかけてみたはいいけどメンテナンスしないから目にかかって前が見えてるかもわからない、あの男子大学生4割がやりがちなパーマのことです。

で、チン毛パーマのやつってオーバーサイズTシャツワイドパンツ履きがちだからスタイルの悪さが目立つ。あとなんかおしっこ拭いたみたいな色の布の鞄も使ってるよね。あれなに?

まずは汚ねえ肌を綺麗にしたり服にアイロンかけるとか基礎をやって、プラスパーマだのピアスだの香水だのをするのがいいと思うよ。

で、↑みたいなツッコミどころの多いやつがこっちの見た目にいちいち言及するのやめて。

話題がないけど話しかけたいのは伝わってくる。でも、「今日イヤリングしてないね」「鞄汚れてるよ」「ネイルしないの?」とか。

うるせ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。逆効果だわ。細かいことに気づく俺アピのためにいらん指摘をするな。せめて褒めろ。

まあ褒めてられても、好きじゃない男(きもい男)からの褒めはむしろきもいだけなんだけど。

ツイッターでは、「ネイルとか細かいことに気づく男サイコー!」みたいな言説が溢れてるから鵜呑みにしてるのかしらんけど、女の変化に細かく気づく男ってなんかきもくない?どんだけ女見てるんだよっていうか。

たまに気づくとかならいいけど、毎回言われると審査されてる気分になって嫌だな、私は。

2023-11-09

「死なず八一の一生」ってジャンプ漫画を読んで

https://shonenjumpplus.com/episode/14079602755425726897

読み切り漫画を読んだ。

はてブしろジャンプラにしろ、読者の感想では、リアリティが無いだの漫画だろ楽しめよだの、ちょっと揉めてたりして。

  

最初自分も細かい設定の粗を突っ込みたくなったけど、読み返すと、この漫画への突っ込み欲求はそれ以上に、本質的主人公人物像の気持ち悪さに起因しているのだと思った。

 

 

長期間不死で虚無的になった人物が有限な生を持つ人間とのふれあいで変わる、というのは割と使いまわされたプロットだ。

 

この漫画が変わってるのはそこからで、彼女と長年共に過ごしてそして彼女が死んでも特に主人公は変わらない。(主人公が既に3000年生きてきたならともかく、350年のうち50年は短い期間ではないだろう)

数百年ぶりに温かい言葉をかけてもらっても、自分を描いた小説を読んでほしいと言われて喧嘩しても、主人公ゲームやろうぜとしか言わない。

死んだ時も涙も流さないし、彼女が一生をかけて書いた全50巻の原稿書斎で見ても、片づけるの面倒だ、もっとゲームしろよとしか言わない。

 

彼が変わるのは、娯楽を探している時に街中で小説ベストセラー化しているのを見るのがきっかけだ。

それまで数百年にわたり他人社会を拒んでいた主人公は、"売れている"・”売れているなら面白いだろう”という極めて当時代的な価値観を突如受け入れて、それを以て急激に変貌する。

字も数も読まず他者とろくに交流しなかった主人公が、ベストセラーになってるのを見ると急にそれまでの生きざまを翻してしまう。

彼女の思いよりも、過去300年の生涯で築かれた自分人格よりも、世間で売れていることの方が主人公にとって重要事実だったということだ。

 

彼女が死んだ後にうず高く積まれ原稿を見て、そのまま書斎で読みだし自分彼女を顧みるなら、ツッコミはあったろうがここまでは多くはなかったのではと思ってしまう。

彼女視点仮定すると、自分の生涯を費やした作品でありあれだけ言葉を尽くして読んでほしいと願った作品なのに読んでもらえず、世間で売れてるからって理由で初めて読んでもらって嬉しいのかとも思ってしまう。

  

不死の人物と有限な人間のふれあいで変わるというありふれたプロットは、最初の数ページで読み手も暗黙のうちにある程度展開が予想できるし、一定の像を期待して読み進む。

読み手もこなれていて、このような設定にハイコンテクストな昨今では、世代を超える不死といえば世俗的な死生観倫理観社会観を越えたもの過去経験から纏っているのだろうと読者は(勝手に)補完する。

しかし、多くの作品に比べるとこの作品主人公の変貌のあり方はあまりに収まりが悪い。

 

そしてもう一つ、主人公の元々の人物造形は極めて幼児的だ。彼女が生涯をかけた創作には50年に渡り目もむけず、彼女が亡くなっても動じず、ゲームボウリングカラオケ…出てくる言葉は相変わらずこれらばかりだ。

不死ゆえの虚無性や刹那主義もあろうし、誰しも大人になっても怠惰流れることはあるが、共感普遍的に得られる人物像ではない。

後半生は変わるし、本来はそこにカタルシスがあるべきシナリオなのだが、上に書いたようにその変貌はあまり説得性が無い。

結局読後感として残るのは突っ込みたくなる人物像だ。

  

  

作品には細かいツッコミどころが多くあり、突っ込みやすさ故にそこを主に突っ込まれている。

しかし、この主人公人物像の気持ち悪さや変貌の説得性の低さがツッコミを招く本質なのだろうと思った。

  

  

付)この作者の前の作品「ぼくははやくなっていく」、「お兄ちゃん抱き枕」も読みましたが、これらは当作とは逆の”時間が止まる”モチーフですが上の様な点の無い面白い作品だという感想です。

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