はてなキーワード: タイムマシーンとは
みなさんはバタフライエフェクトを知っていますか?
ブラジルで一匹の蝶が羽ばたいたことで、中国では台風が発生するのです。
そう、ほんの些細な出来事の積み重ねで今という歴史は成り立っているのですね。
なので、その些細な出来事をタイムマシーンで変化させることで、今の歴史を変えることができるのです。
そこで、歴史上に様々な事柄にほんの少しだけ介入し、歴史を変えてみようと思います。
以下、例です。
BiBioだけで配信されてた裏声優生活向上委員会を今の歴史よりも多くのオタクが聞く
中村繪里子と落合祐里香の関係が今の歴史よりも穿って見られない
そのためマイクがないことを弄られない
ヒャッコのアニメもそれに伴い純粋にアニメの出来だけで評価される
ヒャッコのアニメが面白いのは歴史的規定事実なので気持ち悪い声優オタクが口を出さないことで大ブレイクする
小野敏洋が文化放送を聞かないと性癖が今の歴史ほど極端にならず、小学館の漫画を読んでいる青少年の性癖も同様に今より穏やかになる
万乗大智のパンツのクオリティが低いことに誰も違和感を持たなくなる
久米田康治の仕事量が減り、アシスタントにジャングルジムを描いてもらう必要がなくなる
井上和郎ぐらいのエッチさが受けてマハラジャは畑健二郎でなく井上和郎となる
腐ったみかんという説教に苦情を入れまくった結果、今の歴史ほど金八先生がブレイクしなくなる
行き場を失った和月伸宏の劣情が本来の歴史よりも早く吐露される
玉ねぎの匂いが染み付いたゆうきまさみたちに犬の本能が拒絶反応を示し、押井守がパトレイバーに参加しない
押井守が今の歴史ほど影響を持たなくなり娘さんも今よりも仕事量が減る
乙一が結婚相手を見つけられず今よりも執筆ペースが下がってしまう
いつまでもTHE BOOKが刊行されないので、VS JOJOの企画も立ち上がらず、西尾維新がジョジョの小説を書くことがなくなる
本来の歴史より西尾維新の書かなければならない本が減ったため、宵物語が早く刊行されアニメ化もされる
加藤英美里が小野坂昌也と出会う前に花澤香菜との百合チュッチュッを演じることで自分の気持ちに気づき鹿野優以と幸せな結婚をする
南央美が自慢の霊感で幽霊を感知していまいそのスタジオに入れず、今の歴史よりもお仕事が減る
おみたま通販便の連載がなくなり、ももせたまみがナナとカオルぴんくぴゅあの方により一層力を入れる
スピンオフ元のナナとカオルもより一層励み、日本中で大人気作品になる
更科修太郎の元ネタである更科さんのWeb小説を評価する流れになる
更科さんの面白い小説といえば、主人公が妹のxxを食べされられたあとカレー屋でカレーを食べさせられる「深雪 ベリーショート 後始末編」に決まっている
日本中の人々がカレーに対する妙な嫌悪感を抱くようになり、カレー屋さんが減る
平城京という言葉がないため、城平京がデビューする際に耳目を集めたその特徴的なペンネームがつかない
城平京に相当する作家の作品が売れず、スパイラルもアニメ化しない
スパイラルがアニメ化しないため細田守の仕事が一つ減りハウルをやるときに今よりもパワーに満ち溢れ見事成功させる
風立ちぬが作られないため、庵野秀明が声優をせずエヴァに専念でき、エヴァは完結できる
オカピがいないとあいまいなオカピなんてよくわからないタイトルの番組が生まれない
VステがA&Gに負けない
濱口優と南明奈は四年間の交際を経て結婚しましたが、これが三年となると「三年付き合う信頼関係なのに、そう譲り合う気持ちお互いに忘れて過ごしてた」となります。
そのため、これを予言していたまじかるアンティークが再ブレイクし、リメイク版が制作されます。
そして、リメイク版には新ヒロインを追加しないとなりませんが、僕はテネレッツァが好きなので、彼女のルートが追加されると嬉しいと思いました!
自動的にまわる地球が特別な出来事であり何か起きないと未来は目の前にないから
で、タイガはそこなんだ。ふーん。
つまり、森博嗣はライト文芸作家ってこと? ラィト文芸って呼んだ方がいい? それは違う?
まあ、なんでもいいっすわ、おもろいし。
じゃあタイムマシーンに乗って1954年に行けよ
今一歳半の男の子を育てている。
ご飯になれば、机も床もぐちゃぐちゃ。
やっと作ったものをそのままひっくり返されることもある。
夜泣きもするし、後追いもひどい。
そんな時、想像する。
この子が反抗期を迎えた頃(無いまま通り過ぎたいけど)、もっと大人になってわたしがおばあちゃんになった頃、神様が「今日一日だけ、時間を戻して一歳半の息子さんと一緒に過ごさせてあげましょう」と言ってくれたその日が今であると。
もう愛しくてずっと抱っこしていたくなる。
今は今だけ。
たいせつに抱きしめよう。
阿曽山大噴火さんが2018年1月26日に放送されたCBCラジオ「北野誠のズバリ」のコーナー「3時にズバリ」に電話出演し、2018年1月22日に傍聴した裁判についてトーク。筆者の判断で被告人,被害者ともにイニシャル表記にしてますが、放送( http://radiko.jp/#!/ts/CBC/20180125130000 )では実名でトークしてます。
(阿曽山大噴火)今日はですね、東京地裁で今週月曜日に行われましたO被告人の初公判の話をしたいと思います。もちろん実名報道された事件なんですけども。新聞記事によりますと、声優のUさんの殺害予告をインターネット掲示板に書き込み事務所の業務を妨害したとして警視庁は山形県の高等専門学校生O容疑者20歳を逮捕した。容疑は認めている。逮捕容疑は去年の6月2日と5日インターネット掲示板「2ちゃんねる」に自身の携帯電話から「明日Uをころすわ」などと書き込み事務所にイベント会場周辺の警備に充てるなど業務を妨害したとしている。
(阿曽山大噴火)起訴された内容は、去年の6月2日と5日、被告人は山形県内の自宅から自分の携帯電で2ちゃんねるにアクセスしまして「明日くそ女Uをころすわ」などと書き込みをしまして所属事務所に7月16日までの間、数回の臨時会議を開かせ、さらにコンサート会場の警備強化をさせ通常業務を妨害したという内容。で、被告人は罪を認めておりまして、検察官の冒頭陳述によりますと、被告人に前科前歴は無し、今回が初めての犯罪。犯行当時には高等専門学校に通っていたんですけども事件後に自主退学している。取り調べに対して被告人はですね、学校の研究や卒論でストレスが溜まると2ちゃんねるに書き込みをしてみんなが反応をしてくれることでストレスを発散していた。で、Uさんのスレッドを見ると元々誹謗中傷をする書き込みがあってその中で「ぶっころす」と書けばどんな反応があるだろうと思って10回くらいやっていた。
(阿曽山大噴火)で、被告人は高専にいたわけですよね。高専って工学の勉強、機械に関する勉強じゃないですか、だから2ちゃんねるの書き込みもばれないような何か知識があるのかと思いきや、自分の携帯で普通に2ちゃんねるにアクセスして書いてるだけ。
(北野誠)ばればれやんか、それ。せめてネットカフェかなんかに行けよ。
(北野誠)そのまんまやがな。
(阿曽山大噴火)法廷には被告人のお父さんが山形の実家からやって来まして「普段から会話が無くて家族のせいでもあるかもしれない」と、泣きながら今後の更正を約束。そして被告人質問、本人に対しての質問なんですけども、まず弁護人がですね「何故こんなこをやったんですか?」と。そしたら被告人が「元々コミュニケーションをとるのが苦手で家の中でも家族と話さずインターネット上の人間と交流することが多かったので自然とこうなった」で、(弁護人)「その内容が殺人予告だったのはなぜですか?」と、(被告人)「学校での勉強、将来の不安などの悩みがあり先のことも考えず書き込みをしてしまいました」すると弁護人が「なるほど普段から2ちゃんねるに書き込みをしていて、やりすぎたことをかき込むと周りがすごいすごいと反応になるから」そしたら被告人が「はい、反応があるのがうれしかった。本当に殺害をする気持ちはなくて掲示板上でのやりとりが面白くてやってしまった」ということなんですね。で弁護人がですね「所属事務所は警備員を雇ったりして70万円も費用がかかっているんですよ、迷惑かかると思わなかったんですか?」と聞いたら被告人が「いや、このような結果になるとは思わなかった。本当に軽い気持ちでやってしまった」で、弁護人が非常に珍しい質問をしたんですけども「もし、あなたがタイムマシーンに乗れるとして過去の自分に何を言いたいですか?」と、被告人が「過去の自分に会ったら、悩みをひとりで抱えないで家族に話してみろ、と言います」ここで質問は成り立ってますよね。さらに弁護人は「じゃあね、タイムマシーンで戻ったのが書き込みの直前だったらどうですか?」どうゆう設定の質問なのかわからないですけど、
(阿曽山大噴火)よくわからないですけど、被告人は「そうゆう書き込みをしちゃだめだ、と言いたいと思います」それを聞いた弁護人が「そうだね、じゃあ質問おわります」
(北野誠)何がええねん、なにしたかってんねんその茶番は。茶番や茶番。
(阿曽山大噴火)で検察側の質問なんですけど「インターネットに交流を求めたのは何故なんですか」と。被告人はですね、小学校中学校と通しての友人がいなくなってしまったので、どうやったら友達が作れるのかわからなくなって」それで検察官が「内に内にと籠るようになったんですね」と言ったら被告人が「そうです。ただ今後は人と会話していきたいと思います」つまり実際に人と喋らないことが原因だと被告人は反省しているんですね。最後、裁判官「今事件を振り返って、何が一番悪かったと思う?」と聞いた。すると被告人の答えが「学校生活の悩みから逃げてインターネットに逃げ込んだのが悪かったんだと思います」と答えたんです。そうすると、それを聞いた裁判官がですね、ゆっくりとアドバイスをしまして「コミュニケーションが苦手でインターネットに依存していた、そこが問題じゃないと思いますよ。あなたはやって良いこととやっちゃいけないいことの区別がついていない、これが問題だと思いますよ」で、しかも「取り調べで『悪いことだけど、捕まらないだろうと軽く考えていた』このように言っていましたよね、これも間違っている。あとUさんの事務所はあなたのせいで時間もとられ、お金もかかっている。なぜ正しい判断ができなかったんでしょう」と問いかけた。で被告品が「知識が足りなかったからだと思います」。(裁判官)「じゃ、なぜ知識が足りなかったのか考えてきてください」宿題まで出した。
(北野誠)なんかこの裁判官の冷静な喋りと、さっきのタイムマシーンと設定が全然違うね。なんかもうグラグラする、その法廷。
(阿曽山大噴火)で、そのあと弁護人また爆発するんですけど、検察官は被害は甚大であるということで懲役1年を求刑した。で、被告人はさっき言いましたとおり前科も前歴もないということで執行猶予がつくのは間違いないんですけども、弁護人としては是非とも執行猶予をつけてくれという弁論、なんですが、その弁護人の弁論というのが「被告人が本気で殺害予告をするならUさんの所属事務所のホームページに対してしてるはずである。今回書き込んだのは2ちゃんねるという低俗で社会的信ぴょう性の低い掲示板なので実行するつもりはなかったのである」と。なかなか変わった弁護人なんですね
(北野誠)そうやねー、なんかなぁ
(氏田朋子)20歳くらいの若い子やったら、2ちゃんねるだと見つからないと思っちゃう。やっぱり。ノリで書き込むみたなところもあるかな
(阿曽山大噴火)ここまで報道されると思ってなかったんでしょうね
(阿曽山大噴火)犯行当時はまだ2ちゃんねるだったと、現在5ちゃんねるです。判決は来週火曜日1月30日に行われる予定です。
<書き起こしおわり>
お前ら、朗報だ。
子供の頃に比べて、大人は時間の流れが早いだろ。これが、驚くことに、コントロール出来そうなんだな。
最近、俺、勉強してんのね。高卒だけど。12時間ぐらい仕事したあと、家に帰ってきてから2,3時間。睡眠時間も惜しんで勉強してんのよ。
そしたらさ、一週間が長いの。苦しいんだけどさ、長いんだよ。待ち遠しいわけよ、土日が。こんなこと今までなかった。夜は食べて寝るだけ、土日も寝るだけの毎日だったのよ。そのせいか、30代前半の記憶がない。なんのイベントもなかったからかな。
さておき、お前ら、時間を伸ばせば充実感が得られるぞ。そして、その方法は、勉強だ。知らないことを知る、そして、出来ないことを出来るようにする勉強という手法は、実は時空をコントロールする方法だったんだよ。タイムマシーンはここにあった。
よかったですね。
【追記】
勉強してさ、ダイエットもすれば結婚出来ると思うんだよな。女の人は真面目な男が好きだろ?俺、今度こそ頑張ろうと思うんだ。子供も欲しいし。親子三人川の字で寝たり、子どもを真ん中にして三人で手を繋いで公演を散歩したりするのが夢なんだ。
1.次回出会った時に「私は明後日から来たものだ!」と開始早々から敗北宣言をする。しかし未来の一昨日からは来てるはずなので認めてもらえるはず。だが明後日ボコボコにされることは覚悟しておくべき。
2.先ずはタイムマシーンの開発を進め、タイムマシーンが完成させる。その後、完成されたタイムマシーンを使い指定された一昨日に到着して何も知らぬ勝者に「私は明後日から来たものだ!」と大声で告げる。負けてしまって同様の台詞を言われたならまたその日の一昨日から挑戦する。
勝った場合はタイムパラドックスが生じてタイムマシーン開発の動機が消失し、廃人となって過去を彷徨うことになる。あとなんか爆発する。
3.脳内で「あぁ、彼は未来から過去へ渡っていくタイプの人なんだ」と処理し、当人にとっての一昨日であろう明後日に会いに行く。「やぁ、君にとっての一昨日、僕にとっての明後日に会いに来たよ。」などと精神異常を疑われるような妄言を吐いて彼を困惑させる。「で、僕にしたかった話ってのは何かな?」などと卒業式に後輩に呼び出された先輩みたいな台詞を吐いて相手に無茶振りをし返す。「一昨日来やがれ」などという無茶ぶりをして頭をおかしくさせた彼も悪く、そんな彼には二度と会いたくないと言ったのにまた顔を出してきたふざけた野郎をボコボコにする権利以外は無いなので無茶振りに応える他ないはず。
4.二度と会いたくないって言われる程酷いことをしたのだから、会わないようにするものですよ。
5.それでも俺は負けらんねエ…。だからァ…日付なンて関係ねえヨォ…。俺にはァ、俺にはこの拳しかねエんだヨォ…。だからぁ、俺ァまた明日でもアイツに挑戦しに行くンだァ…。明日でもォ、明後日でもォ…もしかしたら一年経ったってェ…!!あンな事をヨォ…!!あンな事を言われっぱなしじゃあヨォ…!!俺ァ…本当の負け犬にィ…なっちまうんだァ…。だからヨォ…俺はヤるよォ…。アイツがウンザリしてもォ…俺もいい加減ウンザリしてもォ…。戦う前にィ…「負けたッ!勘弁してくれッ!」って言われたってェ…。
この拳でアイツをブッ倒すまで、ヤってやるんだヨォ…。
そう言って、彼はボロボロの姿で帰っていきました。夕暮れの真っ赤な路地を捨てられた野良犬のような獰猛で寂しげな表情で帰っていきました。
「輪廻って本当にあるのかな」
「何いきなり。宗教的な話とか嫌いじゃなかった?」
「ループしてるってこと? デジャブってやつじゃない?」
「いや、もっとはっきり分かるんだ。たとえば次の新橋駅で、飲み会帰りのサラリーマンがたくさん乗ってくる」
「酔っ払い達が大量に乗ってくるんだぞ」
「そりゃ金曜夜だしねぇ。ていうかそれ、輪廻じゃなくて、何だっけ……思い出せないな」
「なに、違った?」
「だって生き返る話じゃないでしょ? 輪廻って生まれ変わる話だよ」
「よくわかんないんだ。こういうの何ていうんだっけ?」
「現在から過去に戻って繰り返す……あ、そうそう、タイムリープだ!」
「あー、でもおかしいな」
「何が?」
「過去への巻き戻りを起こす人は、時間を操るガジェットとかを持ってたりするんだ」
「タイムマシーンとか? そんなの持ってないぞ」
「そうね。あなたの狭いワンルームにそんなものを置く余裕がないことくらい知ってるよ」
「余計なお世話です」
「すると残るは時間を操る超能力って線だけど、あなたがもし超能力を持ってて、それをずっと隠していたなら、今が危機的状況じゃないと変なんだけど」
「どういう意味?」
「未来から来たあなたの正体は悪の組織と戦うヒーローで、超能力を隠しながら現代社会に溶け込んでいるの。それが危機的状況に陥り、ヒロインである私はあなたの真の姿を知ってしまうのであった」
「多分ツッコんだほうが良いんだろうけど、面白いから放っとくのもいいかも」
「もしくはあなたのほうが悪者で、私は騙されている清純可憐な少女で」
「でも少女って、もうすぐ30……」
「うるさい、まだ29だっつーの。それでね、そうね……ドアの所に夜なのにサングラスかけてる女の人がいるでしょ? あの人が私を助けに来た主人公」
「うーん、どっちも嫌だな。平和なほうがいいなぁ」
「あとは本人の力じゃなくて、巻き込まれ系ファンタジーって線もあるか」
「勘弁してくれ」
「歴史を守る時の女神と、改変しようとする悪しき神がいて、あなたはただの無力な男にも関わらず、その戦いに巻き込まれたの」
「ノリノリですね。知らなかったけど、そういうの好きなんだ?」
「確かに嫌いじゃないです。はい」
「意外な一面だ。なんというか、非常に良いっす」
「すいません、突っ走りすぎました」
「たまには良いでしょ。でさ、それより本題に戻ろう」
「うん。前にこの景色を見た気がするって話ね。他に何か、違和感とかない?」
「違和感ねぇ……あのさ、もしかしたらだけど、俺たちもだいぶ酔っ払ったのかな」
「何か気づいた?」
「たぶんだけど、俺の記憶が正しければ……この会話自体も繰り返しになってる気がするぞ」
「そうかな? 言われてみれば、さっきも似たようなこと喋ったかも……」
「できそこないの、しりとり」
ついでに言えば妹もいるんだけど、これについてはあまりに幼いうえに手も足りないのでおふくろの実家で育った。
ずっと、十年以上も後になって、1年間だけ一緒に暮らしたけれど、それでも僕にとって少年時代の家族の思い出は父姉自分の三人構成だった。
ちなみに『暗いと不満を言う前に進んで明かりを付けましょう』というワードを毎朝聞いていたので、覚えていたのだが、それが聖教新聞のスローガンだと知ったのは最近だった。
母の仏壇については、確かにあったのだと思うけど、どうしても線香をあげて拝むのが苦痛で、もう母の享年に並んだ今までに通算しても数十回程しか向き合っていないので、なにかしらの作用で脳内から消えているんだと思う。
今でも、母の仏壇を平常心のままで拝むことはできない。
我が家の信仰の薄さからか、父も母の仏壇に向き合うことはなく、今でも母の写真を寝室に飾ってはいるが、十年に満たない短い結婚生活を忘れないためなのかは知らない。
いずれにせよ、92年のクリスマスには父がアイスケーキという物を買ってきてくれたことを覚えている。
母がいなくなって初めてのクリスマスに、父ははしゃぎたかったのかもしれない。
僕と姉のテンションは始めこそ上がったが、意外に食べづらいアイスケーキは結局春先まで冷凍庫を占拠した。
いつか、タイムマシーンができたら、92年の僕たち家族を覗きに行きたい気もするが、母の仏壇を見て、忘れていることを責められるような罪悪感にさいなまれるかもしれないので、やはり薄ぼんやりと思い返す程度がちょうどいいのかもね。
あいつらは安定した仕事、家庭があり、明日は家族と何をしようかと楽しく語らうのだろう
家に帰れば妻が作ったおいしい食事があり、家族で囲んで喜び合うのだろう
そして逓増していく
俺は何もない
何も増えない
ただ失われていく
どんどん屑と化していく
生きていて何か意味があるだろうか
宝くじでも当たらない限り、この貧乏くじの負債はなくなることはない
なんでここまで差がつくんだろう
なんでちょっと幸せになったくらいで、叩き落されなければいけないんだろう
なんでうまくいかないんだろう
なんで?
なんで?
なんでここまで?
正直死んだ方が楽だな、ましだなと思う時間の方が多い
輝かしい時間も瞬間もあったのにな
2年前は
もうずっとつらい
カウンセリングなんて受けても何か変わるだろうか
タイムマシーンが欲しくても手に入らない
せめて2億円でも手にあればな
全部リセットできるのに
つらさも、後悔も、悲しさも、しんどさも、
誰にも本当の本当はわかりっこないから
やっぱり死ぬ方がいいのかもしれない
死んだらすべての意識を絶つことが出来る
考えるのもやめることが出来る
楽になれる
つらい思い出にとらわれることもなくなる
楽しかった思い出がすべてつらい思い出に転化してしまったから、死にたい
まだ受け入れられない
失ったこと
一人になったこと
裏切られたこと
受け入れられないのかもしれない
やはり死んだ方が楽なのかもしれない
思い出がよみがえってきた
つらい
つらい
このまま痛みをずっと抱えたまま死んでいくんだろうな
永遠に癒されることはないんだと思う
誰かを愛して、あんなふうに幸せな交流や日々を過ごすことも、思い出を積み重ねることもないんだと思う
それくらいすべてを失ってしまったんだ
それが事実だ
さて、いよいよ生きている意味がなくなってきた
ただ苦しみをかみしめて、亡霊のように生きていくのか?
まだ大丈夫、と思える瞬間は現実逃避でしかなくて、何も解決していない時間だ
本当の実際は終わっていて、どうしようもなくて、手の施しようのない状態の自分だ
悲しくなるし、情けなくなる
居なくなりたい
疲れたな
なんでこんなに不幸にならないといけないんだろう
もう疲れたなぁ
のび太だった僕が、ジャイアンになっても、のび太を救っても、結局出木杉だった話
のび太だった人間からすればジャイアンだった僕は相当不幸になってなければ腑に落ちないだろうけど、僕は実際こんなものです。
のび太からすればジャイアンにされた事は一生ものだけど、ジャイアンは若気の至りとか胸糞悪い言葉を便利に使って片付けるよ。
のび太だったり、ジャイアンだった僕は結局、友達も恋人も居ない出木杉だけど後悔はしてないよ。
のび太の僕は、ひどい目に合えば、あえてへらへら笑って強がって、親に心配かけないようにって、健気な自分に陶酔してたよ。
そんなもの何の解決にもならなかったよ。
自分にはできない理由や言い訳、人の性にするのばかり上手なのび太もいるだろうけど