はてなキーワード: スマートスピーカーとは
そんなにリモコン制御するほどの数あるのか。うちはエアコンしかないなリモコンのある家電は
まぁ手がふさがってるときに単純な情報取得するマシーンとしてはいいのかも、料理しながら天気、時間、タイマー起動は、なるほどと思った
スマートスピーカー?ってほどな気はしないけど。便利な人は多いかも。私はMiBandでタイマー測ってるしMiBandでなんと時刻も見ることができるのだ
スマートスピーカーのメリットで「リモコンを探す必要がない!」ってはてブがいっぱいあってびっくりしたんだけど。
いや、「リモコンを探す」ってなに?
探す必要なくない?
なんでリモコンが移動するの?
テレビがない部屋にリモコンを持っていくとかあるわけないよね?
なんで探す必要があるの?
しかもなんでかなりの人数が探しているの?
https://anond.hatelabo.jp/20230109184216
在宅ワークでスマートスピーカー使いこなさないとか考えられない
めちゃくちゃ便利だし無いとマジで困る
在宅ワークは一人で作業するからさみしい感じになるけれどBGM付けるだけでカフェ気分になれる
PCのスピーカーから鳴らすこともやってたけど、PC側のリソース使うのが嫌なのでスマートスピーカー使う
打ち合わせが始まったら
「30分経ったら教えて」
とか言っておくと無駄に長引かなくて良いし
っていうことをスムーズにできる
とか聞いて「雨です」とか言われると「じゃぁ出社は別の日にするか」っていう感じでスケジュールを組める
まぁ自分で出社日を決められる場合にしか使えないけれど、いちいちYahooの天気開いたりスマホから天気開かなくてもスムーズに聞けるので便利
個人的に使ってるのはこの3つだけど、それでもお釣りがくるぐらい便利
他にも別の部屋と通話する機能とか試したけど、結局は使ってない
ChatGPTと連携とかし始めると更に化けるんだろうなぁ
小米科技(シャオミ)といえば、日本ではスマートフォンメーカーのイメージが強いだろう。しかし、中国ではIoT家電のリーダー的な存在としても知られている。スマートウォッチやスマートスピーカー、ロボット掃除機、スマート炊飯器など、さまざまなメーカーが同社のIoT基盤に対応した製品を提供している。これらの製品がサーバーの不具合で突然動かなくなってしまったのである。
異変は4月30日早朝、中国各地でスマートホームディスプレイがインターネットから遮断され、シャオミの「米家(ミージャ)」アプリからIoT機器を操作できなくなった。同日午後にも同じ障害が発生したという声があった。微博(ウェイボー)などのSNSでは「米家崩了(米家が壊れた)」という言葉がホットワードになった。
中には、デバイスがつながらない様子をアップするIoT家電のヘビーユーザーや、「エアコンやタイマーがつかなかった」「(IoT家電の)音声制御ができなかった」という意見もあった。また、シャオミが提供するアプリの一部も起動後に応答不能となって操作できなかった。
こうした事象を受けて、シャオミは緊急メンテナンスを実施し、サービスは数時間で復旧した。シャオミの担当者は「クラウドネットワークの障害により、米家アプリや音声制御、その他の関連サービスが4月30日午前5時30分以降、異常になっていました。緊急メンテナンス後にサービスは復旧しました。デバイスがオフラインなどの場合は、再設定する必要はありません。ご不便をおかけして申し訳ありません」とコメントしている。
同社のIoT基盤には、PC、スマートフォン、タブレットを除き、4億3400万台のIoT機器が接続されている。米家アプリの月間アクティブユーザー数は6390万人、5台以上の機器を接続しているユーザー数は880万人だった。
クラウドの障害で同社サービスが突然使えなくなるのは今回が初めてではない。2019年11月にも、同社の人工知能(AI)アシスタント「小愛」(シャオアイ)が動作しなくなったことがある。だが、今回はIoT機器での障害である。早朝だったから影響が少なかったものの、日中であれば、調理時にスマート家電が動作しない、エアコンや空気清浄機が動かない、ネットワークカメラで子どもやペットの様子が見られないなどといった影響が想像できる。シャオミは電気自動車(EV)の開発を発表しているが、サーバーエラーなどで自動車が正常に動作しなくなる恐れもある。
新型コロナウイルス感染症が中国・武漢市を中心に拡大した際はこんなこともあった。多数の人がステイホームで時間を持て余し、「愛の不時着」など当時流行の動画を視聴したことから、シャオミのスマートテレビやセットトップボックスから動画配信サービス「iQiYi」(愛奇藝:アイチーイー)が利用できなくなった。これは、サービスへのアクセス集中が原因であり、シャオミのスマートテレビからは別の動画サービスを利用することができた。
シャオミは、iQiYiのサーバーダウンをマーケティングに活用し、「中国でナンバーワンテレビメーカー」だとアピールした。確かに、中国の電子商取引(EC)サイトやオンライン予約サイトでは、サーバーダウンになることが人気サービスの裏返しとして紹介されることがある。しかしサーバーダウンを自慢する風潮があるとしたらリスキーだ。
IoT機器の障害はサーバーダウンだけではない。2019年に湖北省でIoTシステムへのハッキング事件が起きている。この時は、洗濯機やドライヤー、充電スタンドなど、10万を超えるIoT機器がオフライン化され、利用不能になってしまった。警察当局によると、犯人の2人は被害に遭ったIoT企業の元従業員だったという。退職時にソースコードを盗み出しておき、競合会社を立ち上げた際に悪用した。
もちろん、IoT機器を使っていてもほとんどの場合は問題ない。しかし、まれに障害や不具合が発生することはある。さまざまなIoT機器が家庭や産業向けに普及していき、社会に浸透していくことだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/54c8765053f09b2c7a36cc1e37f4cb65ffc17405
プログラマーをしている
この業界では変化が早いからと「次の技術」を血眼で探している人たちを見つけることができる
もちろんそういうのが単に好きというのもあるだろうが
この何十年かで「インターネット(Webサイト)」とか「スマートフォン(アプリ)」とか「SNS」とか「クラウド」とか「ECサイト」とか「ガチャ」とか
粒度はおいといて、技術だったりサービスだったり仕組みだったりが大きく勢力図を塗り替えたことがあった
俺の周りだとスマホの影響が大きい
今の仕事がいつまで続くかわからないし、先行者利益があると信じているんだ
もう少し細かい粒度で「次に流行る言語」や「技術」を探している人もいる
ただ、彼らにはこれまで来ると言われて来なかったものの量を振り返って欲しいと思う
P2P、スマートウォッチ、オムニチャネル、スマートスピーカー
AR、VR、MR、iBeacon、ブロックチェーン、ビットコイン、量子コンピュータ
IoT、シェアリングエコノミー、ZOZOスーツ、3Dプリンター
何度騙されるんだ?
https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20210824
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追記:
伸ばそうと思って伸びた日記は久しぶりだ
うれしい
もう少しちゃんと書くと
ある技術者において
3.明らかに来て、飯の種にもなりうるんだけど、その人とは関係なかった技術、あるいは専門転向するにはリスクが高すぎる技術
4.言うほど来なかった技術
があると思う
皆が欲してるのはたぶん1なんだろうけど、来たものの中で2,3が非常に多いと感じる
「次の技術」はそこそこあるんだけど、「自分の飯の種になる次の技術」というのは中々見つけることができない
スマートウォッチ内アプリの市場なんか見ると小さすぎるので、アプリ開発者に影響はないんだ
ドローンもそうだね、ドローンで新しいビジネスをするかとか、ドローン自体を売るなら良いけど、そこで仕事がポップするほどではないみたいな
XRあたりもその毛が強い
IoTはソフト屋的には来なかったカテゴリだけど、ハード屋的にはどうだったんだろう?スマホに挿して何かするっていうのは来なかったよね
ブロックチェーンあたりは、金は動いたけど仕事になったのかは疑問という特殊ケース
たぶんだけど、2010年あたりまで似たパターンで新技術が生まれて、旧技術が廃れていったために2010年代の技術者は諸々騙されたと思う
「これからも今の技術は消えて新しい技術に置き換わるに違いない」と
そして2020年代は2010年代同様、さほど大きな変化はないと思う
ガートナーのハイプ・サイクルに乗ってる技術ですら徐々に減ってるんだものw
次の飯の種は滅多に来ないとなると、そこに賭けるのはギャンブルだ
Web界隈も、先端を気取るのをやめてレガシー化していくのを受け入れるしかない
それでも十分来たなーと思うのは
機械学習:専門のエンジニアの募集サイトができたほど、ただ機械学習エンジニアに転向した人たちが上手くやってるのか疑問
サブスク:ちょっと粒度が違うくて、2や3に近いだろうけど、ECサイトと同じカテゴリでいいと思う。複数の新しいサービスを生み出したという意味では仕事を発生させている
動画サービス:これも毛色が違うけど、簡単に動画サービスやライブサービスができるインフラが整ったことで多くの仕事が生まれた、先行者利益もあったと思う
ゲーム:門外漢だけど、特にSteamあたりの変化はチャンスだったと思う
あとなんだろ?
一応インフラや大企業向けシステムやハードウェアは門外漢なので頓珍漢なこと言ってると思う
ちなみにメタバースは、十分うまくいったとしても2や3だと思う
NFTはどう応用できるか理解してないんだけど、今の時点で皆があまり理解できてないあたりで、ブロックチェーンと同じ空気を感じるね
ここで増田は道を間違えた。ここでアダプターを買ってスマスピに接続すれば、Google様Amazon様のUXに組み込んで頂き素晴らしい生活が待っていた。*1
電気つけたい→スマホ探す→スマホロック解除する→アプリを探す→アプリの中で当該の家電のボタンを見つける
と手順が多すぎてUXが破綻するの。これなら普通にリモコン探してボタン押した方が早い。
巷にあふれるスマホで操作する系のマルチリモコンも、最初は頑張ってあらゆる家電をスマホで操作できるように頑張るんだけど、一通りやった後に「あれ?普通のリモコンの方が便利じゃね?」って気づくんだよな〜。
音声操作である。これなら暗闇だろうと寝てようと「ねえぐーぐー、電気つけて」でOKだ。
突き詰めれば声さえ出さなくてよい。センサーやスマホのWi-Fi接続の有無で有人/無人を判定して自動でオンオフできるようにすることも可能だ。
ESP32というありふれたマイコンに所定のソフトを組み込めばTuyaサーバーに接続できる。なのでアリエクにはTuya対応家電や格安センサーが溢れてる。アプリの完成度も高く、照明もインターホンもカーテンも操作できる。*2 *3
親会社はハイアールだけど、ハイアールの家電を売ろうという下心が一切なく、あくまでTuyaプラットフォームを最大化することに集中している。
AiSEGという日本でしか通用しないガラパゴス規格をつくり、ホームXという「音声認識できないEcho show」というよくわからない機械を作っている。さらにAiSEGに接続するためには親機子機共に専用のアダプターが必要という。正気か???
加えてインターホンと監視カメラ用は別の通信規格を採用しててAiSEGと互換性がないという…
まず常時電源接続している壁スイッチに対してBLEを使うというという判断からしておかしい。Wi-Fi使ってアダプターレスにするか、得意のPLC使って家電と通信すればいいのに。
*1アダプターは新古品がメルカリにたくさん出回って、定価の1/3で買える。これはマンション新築時に大量納品した時の余剰品が出回るためだ。
*2 Tuya家電を検索するとSmart lifeとBrilliant smartという規格が出てくるが、市場ごとに名前を変えてるだけで同じ元締め。日本で使うならSmart lifeを推奨。
*3ソフトバンク系の+Styleという会社があるが、ここは中国からTuya対応の家電を輸入して3倍の値段で売るだけの企業なので騙されないように
https://anond.hatelabo.jp/20220115230648
昔からそうだけどPanasonicってデジタルモノに無茶苦茶弱いよね。
テレビとか冷蔵庫とか代替のモノがある場合は避けようがあるんだけど
純正カーナビとか住宅設備とか避けられないものにPanasonicが入ってくると途端にQoLが下がる。
これまで遭遇したのはスバルの純正カーナビがPanasonicだった。
純正じゃないとデザインが統一されなかったり機能が制限されるから泣く泣くPanasonicに。
結果は最悪。
エンジンスタートしてカーナビ起動、地図を触れるようになるのは普通のカーナビぐらいの早さなんだけど
っていうメッセージが出てきて消えてくれない。
「ETCカードがささっていません」
っていうのが3秒ほど出てくる。
さっさと操作したいのに非常にウザい。
例えば行き先検索で「イオンモール」って入れるとイオンモール一覧が出てくるんだけど
最初は50音順で表示される。
必ず先頭はイオンモール秋田になっていて、申し訳ないけれどそんなとこに行くわけが無い。
距離順のボタンを押すと距離順になるんだけど、こんなの距離順に決まってるだろアホかよ。
ちなみに先頭一致なので「〇〇イオンモール」とかはヒットしない。
もう本当にイライラして、スバル車は良かったのにすごい残念だった。
引っ越した先の電灯系が全部PanasonicでIoT家電!って感じだった。
スマホで操作できるし、スマートスピーカーからも操作可能!みたいな感じだったんだけど
結果からいうとスマートスピーカーから操作するにはスマートスピーカーの他に専用のアダプタが必要で、それが3万ぐらいする。
アホらしいのでスマホからだけ操作するようにしたんだけど、アプリがもう終わってる。
しばらく待つとようやく消える。
電気を消そうとスマホを取り出してから数えると15秒ぐらい待ってる。スイッチまで歩いて行った方が早い。
例えば調光可能なLEDのタイマー機能を使おうとするとON/OFFしか選べなくて調光でタイマーできない。
ただ、よくよく調べると「シーン機能」を使うと調光でタイマーONができる。分かるかそんなん。
デジタルじゃ無くなるけど、Panasonicの洗濯機も最悪だった。
SANYOの洗濯機が壊れてしまって買い換えたんだけどSANYOが無くなってしまったので買収先のPanasonicに。
技術継承されてるだろうと思ったらSANYOはAQUAになったことを後で知る。
デジタル系は信じていなかったから最上位機種のスマホ連携とかは全く興味なく、普通のドラム式を購入。
ところがこれが滅茶苦茶揺れる。
苦情がくるんじゃないかってぐらい揺れる。冗談抜きで震度2ぐらいは感じる。
調べてみると脱水のときにドラムが回転するんだけど、洗濯物が偏ってると回転数を上げていくどこかで建物の固有振動数と一致してしまって揺れるんだとか。
とはいえ他の洗濯機ではそんなことないからPanasonicだけなんじゃないかな。
メーカーの人にも来て貰っていろいろ対策してもらったけど全然直らず。
価格.comでも揺れることで有名になってた。3台ぐらいビルの屋上に設置してスマホから遠隔操作したら地震起こせそうな気がする。マジで。
実家にあったPanasonicのテレビは画面はでかいんだけど番組表の文字が荒かったり
Panasonicの作ったコンデジは確認画面の液晶が荒すぎてどんな写真撮っても微妙な写真にしか見えなかったり(PCに取り込むと普通)
スマートディスプレイを買ってフレンド登録した上で、何かもうひとつ、スマートディスプレイで用が済まないエッチな内容(エッチって言っちゃった)を表示するための画面を置くのが満足度高いと思う
部屋がなんか寂しいからギミックでなんとかしたいという人にはスマートディスプレイいいよマジで
リクルートにおける VDI の導入、運用、コロナ対応、そして今後の ICT 環境を紹介する連載。
今回は、VDI 導入を振り返り、中長期の PC 環境の構想をお伝えする。
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“ ネットワーク状況によっては使えないシーンがある点 ” は、VDI なら避けられない問題です。特に外出中は、ス
マートフォンによるテザリングで VDI に接続する際に、エリアや移動状況によっては通信環境が安定せず、通信が
切断されたり、通信速度が遅くなったりするなど、VDI がスムーズに動作しないシーンがありました。この課題に
対しては、スマートフォンのテザリング容量の観点なども含めて検討し、対処してきましたが、完全には解決でき
ませんでした。そこで、VDI では業務遂行がどうしても困難なユーザーに限定し、さらに高セキュリティ業務以外
での利用において通常の PC(FAT PC)を配布するようにしました。
もう一つの課題 “ ビデオ会議実施時の不具合 ” については、もともと VDI とビデオ会議の親和性は良くない点
が前提にあります。ビデオ会議の場合、クラウドサービスを使うことが多いと思いますが、通常の PC なら、クラ
ウドサービスと PC 上のビデオ会議ソフトウェアが直接つながり、ユーザーは快適にビデオ会議ができます。一方、
VDI の場合、クラウドサービスと VDI 上のビデオ会議ソフトウェアがまず接続され、その後 VDI から VDI 専用端
末(シンクライアント端末)に音声と動画が転送される形になります。音声も動画もいわば二重でデータ転送さ
れる仕組みなので、劣化してしまうのは避けられません。具体的には、音声が途切れ途切れになったり、動画が
また、システム管理の観点でもデメリットがあります。通常の PC では、ビデオ会議ソフトウェアの機能でクラウ
ドサービスとのネットワーク接続状況をチェックしてくれて、最適に通信する仕組みなのに対し、VDI ではそのよう
な機能は使えません。ビデオ会議ソフトウェアにその機能が搭載されていても、VDI から VDI 専用端末に通信す
る段階でそれらの機能が無効化されてしまうのです。その結果、VDI 上でのビデオ会議は通常よりも多くの通信
量が発生してしまい、外出時などテザリングの容量を圧迫することになっていました。
しかし、最近ではビデオ会議のこうした課題の回避策として、クラウドサービス各社が VDI 用のソフトウェアを
リリースしてくれるようになってきました。VDI 用のビデオ会議ソフトウェアを VDI にインストールして、一部のソ
フトウェアコンポーネントを VDI 専用端末にもインストールします。そうすることで、VDI と VDI 専用端末が協調
してビデオ会議端末として動作し、クラウドサービスと VDI 専用端末とが直接つながる構成になり、従来に比べる
と音声や動画の劣化が大幅に避けられるようになってきています。
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中長期の PC 環境を構想する――“ 中長期 ” という新たな観点の導入
以上をまとめると、いまの VDI 環境では当初想定したメリットは得られたものの、ネットワークとビデオ会議に
おいてそれぞれの課題があります。ネットワークの課題は、一部ユーザーに FAT PC を配布することで、ビデオ会
議の課題については VDI 用のビデオ会議ソフトウェアをインストールすることで解決できます。いまの VDI 環境
を評価するマトリクスを作って検討してみると、VDI 用のビデオ会議ソフトウェアがうまく動作すれば、VDI 環境
をそのまま継続するのが妥当なように見えました。とはいえ、そのような “ カイゼン策 ” を施しながら、VDI をい
まの形のまま続けるべきなのでしょうか。そして、そのような思考プロセスに本当に問題はないのでしょうか――。
われわれは検討時に、新たな視点を導入することにしました。それは “ 中長期 ” 視点です。2015 年においては、
3 つの課題という、“ いま、ここ ” における課題に対する解決策として VDI を採用したものの、今後長きにわたっ
て会社を支えていくPC 環境を構想するに当たり、それだけでは不十分ではないかと考えました。リクルートは創
業から 60 年以上がたちました。今後も長きにわたり、カスタマーやクライアントの皆さんのためにより良いサービ
スを提供し続けることになるでしょう。それには短期的な視点だけではなく、中長期でのあるべき PC 環境を描い
て、それに向かっていまどうすべきかを考えなければならないと思ったのです。
そのためには、まず働き方が将来的にどうなるかを想定しなければなりません。次期 PC 環境を検討していたの
はコロナ禍前でしたが、ゆくゆくは「完全に場所を選ばない働き方」になるだろうと予想していました。キーワード
で示すならば、「Anytime/Anywhere/Securely/Work Digitally」という表現になるでしょうか。そのような働き方
を実現する PC 環境については、既にいわれて久しいですが、クラウド中心の方向性は変わらないでしょう。加えて、
今後は多種多様なデバイスが出現すると想定しました。いまは PC や VDI が中心であり、補助的にスマートフォンが
使われているというのがビジネスにおける PC 環境の実情だと考えます。では、今後はどうなるのか――。
スマートフォン中心になるという見方もありますが、学校では情報教育が進みノート型の端末が支給されており、
家庭においてはスマートスピーカーが広まり、AR/VR(拡張現実/仮想現実)もゲームなどを中心に広がってき
ています。また、企業では製造業などで AR/VR が使われる事例も出てきており、IoT デバイスもいろいろなユー
スケースが生まれてきました。
そう考えると、ユーザーが使う端末は、どれかの端末に収束していくのではなく、2in1 あるいはクラムシェル型
などの PC、スマートフォン/タブレット、AR/VR デバイス、スマートスピーカー、IoT などいろいろなデバイスを
使いこなしていく世界になるのではないかと考えます。業務のさまざまな場面で、いろいろなデバイスの中から最
適なものを選び、さまざまなクラウドサービスを使いこなし業務をしているイメージです。それらを使うことで、場
所を選ばず、どこにいても対面同様のコラボレーションができるでしょう。さらには、AI(人工知能)技術などを
活用しながらユーザーの業務を支援するなどして、高い生産性を生み出すことができる環境になっていくのではな
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中長期視点で考え、いま行動する――「クラウド&マルチデバイス環境」へ
われわれは、このような環境を「クラウド&マルチデバイス環境」と呼ぶことにしました。中長期的には「クラ
ウド&マルチデバイス環境」になるとして、VDI の EOSL 契機に対応しなければならないわれわれの次の PC 環
境はどのように整えたらいいのでしょうか。
大事なのは、「中長期視点で考え、いま行動する」ことです。中長期視点だけを考えれば、一気に「クラウド&
マルチデバイス環境」にすべきでしょう。ところが、われわれの環境内にはまだレガシーシステムが残っており、一
気にクラウドだけを利用する業務形態に変えるのは困難でした。また、検討した結果、現時点では VDI に勝るよ
うなセキュリティ確保の仕組みは見当たりませんでした。そのため、情報資産の囲い込みができるという点で、高
セキュリティ環境に対しては継続して VDI を活用することにしました。
セキュアな環境以外の用途においては、“ いま ” のことだけを考えれば、ビデオ会議の部分のみを改善して VDI
環境のまま、次期 PC 環境を作る方向もあり得ました。しかし、それでは今後の PC 環境が VDI に固定化されて
しまうことになります。VDI 環境をいままでと同様にオンプレミスで作るには、初期に大きな設備投資が必要とな
り、また一度構築してしまうと使い捨てるわけにもいかず、それをしばらく運用し続ける必要があります。今後い
ろいろなクラウドサービスやデバイスが出現すると、活用したいと思う方も多いでしょうが、既に VDI を使ってい
る場合、VDI の代わりに別のものをすぐに使うということはなかなかできません。そういう意味で、PC 環境が固
定化されてしまうことになるのです。
中長期の環境に一気に切り替える方針でもなければ、現在のことだけ考える方針でもなく、「中長期視点で考え、
いま行動する」方針で検討した結果、次期 PC 環境は「クラウド&マルチデバイス環境」を目指すための第一歩
と位置付け、「VDI と FAT PC のマルチ環境」を構築することに決定しました。先述した通り、レガシーシステム
が存在し VDI 以上に情報の囲い込みができるソリューションがない中で、VDI から離れ、一気に中長期的な将来
像を目指すのは困難です。とはいえ「将来像に向けた環境をいま作るべき」と考え、VDI と FAT を業務特性に応
じてユーザーに配布するマルチ環境に刷新することにしました。つまり、高セキュリティ業務ユーザー向けにはセ
キュリティを確保した「セキュア VDI」、それ以外の一般ユーザー向けには FAT PC を配布することにしたのです。
将来的にはマルチデバイスといっても、いまだ PC がメインなので、まずは PC を配布し、その上で今後 AR/VR
デバイスといった他のデバイスも検討していきたいと考えています。
なお、VDI 環境としてはもう一つ、機能更新がない固定的な OS を必要とするレガシーアプリ向けの環境も VDI
で用意することにしました。用途が限定されていることから、社内では「特定用途 VDI」と呼んでいます。
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以上をまとめますと、働き方は中長期的に「完全に場所を選ばない働き方」へと変わり、それに応じて PC 環
境は「クラウド&マルチデバイス環境」になっていくでしょう。われわれも VDI の EOSL のタイミングで変わって
いかなければならず、将来に向けた第一歩として、次期 PC 環境は「VDI と FAT PC のマルチ環境」を実現する
ことにした、ということになります。
なお、コロナ禍において、われわれは現在の VDI 環境下でビデオ会議の改善を試みました。先述した VDI 用
のビデオ会議ソフトウェアの導入を検討し、一部導入したのです。その結果、ビデオ会議の音声と動画の品質が
極めて改善されることになったものの、2 つの課題が新たに見つかったのです。
1 つ目は、普通のビデオ会議ソフトウェアと VDI 用のソフトウェアとの間に機能差があった点です。この課題は
今後解消されるかもしれませんが、われわれが導入した段階では VDI 用のソフトウェアが機能面で劣っていました。
2 つ目は、導入/管理コストです。1 つのビデオ会議システムしか使っていない場合は問題ないかもしれません
が、複数使っていたり、今後新しいシステムの導入を考えようとしたりすると、ソフトウェアの導入、管理に都度