はてなキーワード: ストックオプションとは
一緒に飲みに行ったのも白○屋だったな。
「俺はいつか立派なITエンジニアになってジャパンアズナンバーワンになるんだ」
お前はそういって笑ってたっけな。
俺が上場企業の堅い大企業に就職して入社して初任給18万だったとき、
お前はわけのわからないベンチャーに就職して欧米越えるんだ胸を張っていたよな。
「残業時間も長いけど、やりがいもあるしストックオプションがすごいんだ」
「お前も就職すればよかったのに。日本の大企業なんて給料安いぜ。」
そういうことを目を輝かせて語っていたのも、白○屋だったな。
あれから二十年たって今、こうして、最後に生前お前と飲んだときもやっぱり白○屋だ。
ここ何年か、こういう安い居酒屋に行くのはお前と一緒のときだけだ。
別に安い店が悪いというわけじゃないが、ここの酒は色付の汚水みたいなもんだ。
油の悪い、不衛生な料理は、毒を食っているような気がしてならない。
家族で楽しく団欒して家庭料理食べてる年齢じゃないのか、俺たちは?
でも、今のお前を見ると、
お前がポケットから取り出すくしゃくしゃの千円札三枚を見ると、
俺はどうしても「2次会行こうぜ」って言えなくなるんだ。
お前のキャリア、零細ベンチャーばっか回って、なんのスキルセットも詰めないままに切り離されて、20歳も年下の若者に顎でこき使われてるの知ってるよ、起業したけど失敗してすぐ畳んだのも知ってる。海外に出ても全く通用しなくて1ヶ月で外資クビになったのも知ってる、加齢臭漂うおっさんで気持ち悪いし合わないからってでリストラされてるのも聞いたよ。
四十過ぎてろくな経験も仕事もなくて、バカみたいなキャバ嬢崩れのモデルのねーちゃんにも見限られて金持ち逃げされて、年収が4分の一になって、精神障害に苦しみながらそれでも必死に卑屈になって派遣でオペレーター続けているのもわかってる。
だけど、もういいだろ。
二十年前と同じ白○屋で、2000年台〜2010年代初頭の栄光なんて語らないでくれ。
そんなのは、隣の席で浮かれているガキどもだけに許されるなぐさめなんだよ。
そこそこの企業に勤める夫婦の世帯年収5年分に満たない程度の金額なので構える必要なんて無いよ。
大金には違いないし、若いなら戸惑う金額だけど、人生を通しして考えるとたいした金額ではなくなるよ。
80歳まで生きると仮定して月割してみると、20万いかないでしょ? その程度だよ。
おすすめは、今の給与水準で生活し、貯金もするようにすること。
逆に家とか車は我慢したほうがいい、今の生活水準で高い買い物しても絶対に無駄になるからね。
とにかく隠す。
目立つとたかられるし、貯金があるとバレると、絶対に妬まれるから誰も言わない方が良い。
自分と同じ生活圏に金持ちがいると、日本人は絶対に妬んでくる。これはマジで酷い。
そうして、普通に生活して、たまに困ったら貯金を使う。そういう生活を奨めるよ。
私、昔勤めていた会社のストックオプションで2億位現金が入ったことがあるのだけど、
それはもう酷かった。友人を失い、家族とは疎遠になり、彼女とも別れた。
すっかり一人になって、金の使い方を(ものすごい努力をして)元に戻し、
勤め先も、給料は安いけど残業とパワハラの無いところに変え、やっと人生が普通になった。
でね、貯金があるとね、人生の選択肢が増える。これはね、かなり人生を有利にすすめられるよ。本当に違う。
貯金があるとね、生活する上でのカードが増えるんだよ。これは実際に経験してみないとわからないかもしれないけど、カードが増える=ストレスも減るに繋がるので、生活も心も安定する。
例えば、結婚をして家を買うとき。与信が悪くても、頭金を半分入れたらローンは絶対に通るし、金利もそのときの最低利率で済むようになる。これは、心理的に凄く安心出来る。
住宅ローン減税まで目一杯ローンにして、10年経ったら65歳まで組み直して低金利で払っても良し。貯金があれば、そのときの税制で一番有利な方法が使える。
子供が二人、三人と産まれても、塾や学費に躊躇しなくても済む。これも凄く安心出来るし、子供達も変なストレス無く過ごせると思う。
大学に進学するときにも、奨学金なんて考えなくて良いのは、子供の人生にとって相当なプラスになる。
とにかく、イレギュラーな事がおこったときに使うために貯金しておく。これを強くおすすめするよ。
妻が、保育園の送り迎え用に電動自転車が欲しい(安全なのは15万位するよ)と思ったときに、買ってあげられる。
子供が塾の夏期講習(30万位するよ)に行きたいと言い出しても、いいよと言ってあげられる。
ピアノの発表会にドレスと靴を(10万位するよ)を買ってあげられる。
職場がどうしても辛かったら、仕事を辞めてじっくり次を探せる。
出世のプレッシャーをはねのけて、育休や産休をとって家族と仲良く過ごせる。
全部、今我慢して貯金をしておくと手に入る人生だよ。がんばれー。
ちなみに、私は2億弱を手に入れたあと、マンション買って、ポルシェ買って、ガレージ建てて、たかられて二三年で1億無くなった。
結婚時にはマンションもポルシェもガレージも手放したあとだったのに、何故かレクサス1台と現金8000万しか残っていなかった。
でも、その8000万の貯金のおかげで、貯金に手をつけていないのに、かなり余裕のある生活を送らせてもらっている。ただいま40代なかば。幸せです。
ロボアドにそんなに不満はなかったんだけど、ロボアドを数年やってなんとなく雰囲気がわかった&このエントリ読んで自前管理してみるかという気になったので金融資産を移行した。
https://hayatoito.github.io/2020/investing/
とはいえこのエントリを書いたのは、ロボアドのメリットを知ってほしいから(まあ自分はロボアドやめたんだけど、だからこそ言いたいことがある)。あとこれは持論だけど、資産運用なんてものは30代半ばになってから始めればいいでしょくらいに思ってる。20代のころは自分の好きなことに有り金突っ込むくらいでちょうどいい。実際おれもそうだった。その目的も、「年収を上げる」だろうと「仕事を選べるようになる」だろうと、あるいは「趣味に全力疾走する」でも全然いい。
思うにロボアドのよさは、手間がかからないことと、資産運用の勉強に最適という点だ。
実際、ロボアドの手間のかからなさはすごい。今回資産を移すにあたって証券口座をつくって色々やったが、正直だいぶ面倒くさかった。ロボアドからの移行をやめようかどうか一瞬迷うくらいには面倒だった。まあ今後はそうそうポートフォリオをいじったりはしないけど。リバランスを1年に1度くらいはするかもしれない、面倒だからしないかもしれない。
資産運用の勉強にという点いては、自分は3年ほどロボアドで運用してだいたいどんなものかわかってきたし、ロボアドのポートフォリオの組み方も参考になるが、結局のところ先のエントリで紹介しているように自分でロボアドみたいなポートフォリオを考えるのは無駄だとは思う。3年前は投資周りの用語すら全然知らなかったので、3年前に「資産運用何もわからないけど、ロボアドにとりあえず丸投げしてみるか」という判断は完全に正しかった。
手数料は預けている資産の0.7~1.0%くらいが多い。よく資産運用をすすめる意見だと「1%は高すぎる」といわれる。しかし、普通の投資信託でも手数料1%前後のものは多い。素人が下手な考えで投資するよりよほどリスクを低くできるし、選択肢が少ないというのもここではむしろメリットだ。また、自分は最終的に3年で12%の収入を得た(もちろんロボアドの手数料と所得税を抜いた額)。元が300万なので+36万ほど。投資について実際にさまざまな学びを得たうえに30万ちょいの「勉強料」をもらったわけで、大変いい経験をしたと思う。
そいういうわけで、 https://hayatoito.github.io/2020/investing/ が99点だとするとロボアドは85点くらいじゃないだろうか。5点評価だとギリギリとはいえ5だ。十分及第点だと思うし、資産運用に時間を使いすぎたり個別株に手を出したり(これは大変なリスクだ!)するよりはよっぽどロボアドに全部投げればいいと思う。
よくないところもひとつ挙げると、資産運用について一通り学んだあとはやはり手0.7%-1.0%という手数料の高さが気になった。まあ「資産運用について一通り学んだ」まで3年くらいかかってるわけだけど。せめて手数料0.4%くらいで運用できればなあ…。「100万円以上保持を1年続けたら以降は手数料0.4%」とかにならないものかね。そういうのがあったら全然ロボアドに戻ると思う。
大学はお互い国立で、就活はお互い内定何個も貰いつつ、最終的に私は国内大手総合職。彼は大手の内定を蹴って人材系ベンチャーへ就職。
学生時代はお互い同等で楽しかったし、お互い夢を持って入社したはいいものの…あまりにもお互い世間知らずだったなと。
開けてみるとこっちは残業込み額面年収700万。社宅。ボーナスあり、福利厚生あり。仕事の裁量は思ったよりもあって毎日楽しい。貯金額は1000万超えました。
一方、彼の年収は300万にも届かない。おまけに家賃補助なし、奨学金の返済、夢を語る「交流会」と称した無駄なら飲み会で出費続き、貯蓄は0に近い。見込み残業制だから長時間労働のくせに残業代はつかない。ストックオプションは貰っていない。人数いないから当然休みも取れないし、育休とかもってのほか。「経験を積む!」とか言いながら、結局人材系ベンチャーは面接練習のための人数を雇用するから、経験したことといえば学生の志望動機の添削の仕方笑
転職の意向は「いっしょに働いてる人が尊敬できるからしばらく続けたい」と言って未定のまま。それって貴方が散々言ってた安住とどう違うの?
特に企業の夢も見通しもないまま低賃金でなんとなく綺麗なオフィスでなんとなくカタカナ言葉使ってなんとなく夢を語って…
私がお金立て替えたり家事してあげたりしたその結果が「受け持ってた学生が1人内定して実績になった」???世の中を変えるとか豪華してたのはどこへいったの?
まぁ長く付き合って悲しいけど、正直将来は描けないかな。結婚は損得じゃないって分かってたつもりだけど、あまりにもメリットがない。一緒に生きていきたかったけど、もう諦める。
元増田です。みんなありがとう。やっぱブラックだよなーそうだよなー。んでもってやっぱ働き過ぎか。でも、ストックオプション貰ってたらこの忙しさもしょうがないって感じなんだね。
希望的観測だけど、年収は額面で今年600万、来年1000万を目指してる。
PMやら組織体制の整備やら含めて仕事として色々手広くやり過ぎてるので器用貧乏になりそうな感じは怖いけど、今まで通り仕事して勉強してを続けてれば自然と金は貰えるようになる気がする。
ストックオプションは今年貰えるのかな?一応社長と口約束で2.5%くらいって話にはなってる。ただ諸事情によりMandAする予定でIPOまで行くつもりはないらしい。過度に金銭的な期待はできないかな。
とはいえ、年収1000万とストックオプションで個人的には満足だから、2年頑張ったらちょっとゆっくりしたいな。
もうちょっとプログラミングとか仕事全般好きな人間だったら良かったんだけど、こればっかりはどうにもならない。定期的にどっかに愚痴吐き出しておかないと潰れる気がして、つい増田ってしまった。
タイトルはさすがに言い過ぎかもしれないが、まあとにかく去年の夏あたりからろくに休んでいない。
職業はスタートアップのエンジニア。WebがメインだけどUnityとかオンプレのサーバーとかネットワークとかも仕事でいじる。
平日昼は普通に仕事、土日昼も平日の仕事が一向に終わらないから仕事、夜というか食う寝る風呂以外の空き時間は毎日、これから触るであろう技術の勉強である。
一種の強迫観念みたいなものがあって、勉強してないと不安になる。
コロナもありその傾向に拍車がかかっている。残業代はもちろん貰えていない。
スタートアップだし、メンバーとは仲良くやっているし、ストックオプション貰えそうとか嬉しいことも楽しいこともたくさんあるけど、ふとこの生活がいつまで続くのかと怖くなることがある。
プログラミングスクールが話題になっていたので体験談を書いてみた。スクールの中身と就職先がメイン。技術的な話はあまりしてないし長いけどよかったら読んでみて欲しい。細かいところは濁してるよ。
数年前の話。
20代半ばでフリーターをしてたんだけど正社員になるべくプログラミングスクールに通った。そのスクールは授業料が無料。代わりに斡旋してもらった企業には(法的拘束力はないけど)就職しなきゃいけないというルールだった。
スクールの開校初日はよく覚えてる。簡素な小部屋に同期生30人程が集められた。やたら顔のいい講師が自己紹介をしてくれたが、ホントは営業職らしい。意味がわからん。講師から最終月にグループ課題があるので同期生とは今から仲良くしてくださいねと言われ、前後左右に座る男女と自己紹介をした。理由は色々だったけどみんなエンジニアになりたいらしい。1人からは並々ならぬ熱意を感じる。熱血クンと呼ぼう。
挙手したのは自分だけ。あれ?思ってたより少ないな。てか熱血クン手上げてないし。このクラス大丈夫かな?
嫌な予感がしつつも早速授業が始まった。映像授業を見終わったら演習課題を解いて講師に見せるという流れだった。内容はHTMLの基礎。映像があまりに遅くて退屈なので授業内容が要約されたPDF(たぶん復習用)を読んで演習課題を解いた。講師に確認してもらう最中ふと横を見ると熱血クンはウトウトしていた。大丈夫だろうか。
授業内容も演習課題もめちゃくちゃ簡単でProgateの方が難しいレベル。進めていると熱血クンが質問してきたので教えてあげる。講師に質問したら分からないと言われたらしい。自分は講師の存在意義が分からないよ。HTMLタグの閉じ忘れを指摘すると熱血クンは大喜び。ホッコリ。
1週間後、熱血クンは来なくなった。
2ヶ月目。何故か同期生がみんな仲良くなっていたが自分は馴染めず挨拶をする程度に留めておいた。毎週飲み会が開かれたが少しでも多く勉強したかったので断っていると、ある日講師から呼び出しをくらう。
「増田さん、飲み会行かないんですか?プログラマーにはコミュ力も必要ですよ。」
家でアプリ開発したいんですが……。とは言えず飲み会には1度だけ参加した。同期生は概ね人が良く楽しかったが2次会3次会はパスして1時間で帰宅。
翌日は半分くらいの生徒が遅刻してきた。
課題についていけない5人くらいが来なくなった。
3ヶ月目。グループ課題が始まる。グループ毎にCTOを決めるのだが、この時点で達成してるハズの課題が自分以外終わっておらず必然的に自分がCTOになった。目立ちたくないのに。
課題はよくあるポートフォリオサイトを作るというものだった。要件定義や画面設計などを1人で終わらせチームメンバーに役割を割り振るところで問題発生。ある女メンバーが責任を負いたがらない。余程自信があるのか常に生脚を露出していたので生脚と呼ぼう。
生脚「難しそうだから無理!٩(×_×)۶」
一体何ならしてくれるんだ?話を聞いてみると、どうやらチームメンバーのEXILEみたいな男と同じ作業がしたいようだ。こいつはEXILEと呼ぼう。EXILEに生脚は技術的に不安があるから一緒に開発して欲しいと頼んだところ快諾してくれた。ありがとうEXILE。イケメンは中身もイケメンなんだなぁ。
そんなこんなで開発が始まった。自分は全体の半分くらいの機能を開発しつつチームメンバーのサポートを受け持った。講師が変わり技術的な質問ができるようになったので多くを学べるよう必死に開発した。最終日には成果発表のプレゼンがあり技術的な説明をさせてもらった。
生脚はEXILEに告白してフラれたらしい。途中から来なくなった。
開発が終わり、ついに就活フェーズに入った。スクールの用意した就活アドバイザーが色々教えてくれる。面接でよく聞かれる質問とかそういうやつ。どんな企業に斡旋されるのか聞いてみたところ開発時の講師が生徒を評価してスクール側で勝手に割り当てるのだそう。なにそれこわい。
募集が来てる企業一覧から自薦することもできた。200社くらいから募集があり自社開発は4社。受託が8社。残りの188社はSESか社内SEだった。SESは闇深と聞いていたので自社開発と受託をメインで自薦してみたが書類選考で通ったのは3社だけ。正社員経験がないとダメらしい。通った3社とスクールが割り当てた4社の計7社で面接してもらえることになった。この中に自分の未来を預けるのか。
自社開発や受託企業の面接はどれも厳しいものだった。スクールでは教わらないレベルの内容を問われ、アーキテクチャについて考えを問われ、はたまたOSS開発の経験まで問われた。どうやらスクールは自分のことを高く評価してくれたようだが自分には壁が厚すぎた。スクールでのプレゼン経験を糧に伸び代アピールを頑張ったのだが落ちた。全て落ちた。技術不足で申し訳ない。
ところが一方でSESの面接は楽勝だった。面接というよりはほとんど雑談レベルで聞かれることといえば出身地、趣味、大学の専攻、etc.。お見合いかよ、なんて突っ込んでる間に全て受かった。人類なら全員受かるのではないだろうか。
どの企業も似たり寄ったりで、結局、面接で唯一「将来なりたいエンジニア像」について聞いてきた企業に決めた。ここならキャリアを積めるかもしれないと思ったからだ。給与が1番高かったのも理由の1つだけど。
タイトルにもあるが、この企業がそれはもうギリギリのブラック企業だった。
入社初日はよく覚えてる。とんでもなく小さいビルの1室。インターホンを鳴らすと、なんと社長自ら出迎えてくれた!素晴らしいことのように見えるがSESなので自社に誰も社員がいないのだ。ホントに1人も。
社長から会社について説明を受ける。時折、ここは良いところだぞ!社員は家族みたいなもんだ!と挟んでくるがブラック企業の常套句をなぜ連呼するのか。そして早速お前呼びされた。
「俺は今から営業行ってくるから、お前はSlackで指示を仰いで。じゃーね」
ん?社長がいなくなったら社内1人ですよね?電話とか来たらどうします?指示って誰に聞くんですかね?何時に帰ってくるんですか?
聞こうと思った瞬間には電話しながら外行っちゃった。やばい。とりあえずSlackの全体チャンネルに入社挨拶と指示くださいと投げる。返事なし。1時間経過したところで返事が来た。多分上司だ。
「新人担当が決まってなかったので連絡遅れた。とりあえず俺に聞いて。今日は自社開発してるサービスの開発環境構築しといて。PCに前の人が使ってたメモ入ってると思うから。以上」
えぇー。新人担当くらい決めておいて欲しいです。自社開発のサービスって何ですか聞いてません。あとメモに書いてあるライブラリ、バージョンが古くて起動できないです。
などなど聞きたいことは山ほどあったが上司も常駐先で忙しいようで返事が最速で30分かかるし、聞く度にバカかアホかと嫌味を言われる。こりゃ自分でなんとかするしかない。
環境構築をしてると電話が鳴る。しょっちゅう鳴る。人材紹介の営業がほとんどだったのでかけ直すと言ってメモだけしておく。1件だけ社長はいますかと聞かれたので名前を頂戴したところ銀座の高級クラブだった。私用電話をするな。
定時になったが鍵を持っていないので帰れない。Slackでヘルプを求めるが誰も反応してくれない。結局その日は22時頃に社長が帰ってきた。営業という名目の飲み会だったようでベロンベロンに酔っていた。「鍵渡すの忘れてたわ〜」だって。早めの退職を心に決める。
どうやらSESとして派遣されるのは1ヶ月程後のようで、それまでは自社開発をするらしい。実務で経験を積めるならラッキーと思ったが、この自社開発サービスがクセ者で大変苦しむ。
開発環境は大変にレガシー。当時すでに下火だったPHPとjQery。バージョン管理は驚きのSVN。2年前のチケットが放置されたRedmineには辞めていった社員の名前がズラリ。
開発スケジュールは社長が思いついた機能を誰かが開発する流れなので常にグダグダ。SESで現場に出ている社員は常駐先の仕事が終わってから自宅で開発をしているらしい。もちろん残業代なんてものは存在しない。よって誰も開発したがらない。社長はこのサービスを市場に流通させると息巻いていたが、とても使い物にはならないクオリティ。ゴミだ。ゴミを開発する仕事だ。
とはいえ仕事が他にないので頑張って開発した。ここで頑張ったのが後に牙を剥く。
1ヶ月後、常駐先が決まった。有名企業の子会社で技術レベルも相当高かったと思う。今から考えるとここに出向されたことが唯一の救いだった。
他SES企業から常駐している人たちのチームに加わる。チームリーダーはとても優しい人で分からないことは何でも教えてくれた。顔すら知らないのに罵倒してくる自社の上司よりこの人の部下になりたいと思った。
常駐先の社員は有能だが淡々とした人が多く仕様確認以外で話しかけると嫌がられた。自分の専門外でどうしても分からない技術があったので1度だけ質問したことがあったが、何で分かんないかなぁとタメ息をつかれた。こわすぎる。
とはいえ優しいチームリーダーの元でなんとか仕事ができるようになった。知らない技術を学べるのは楽しくヤル気も上がった。
自社の業務は最悪だった。1週間に2度くらいの頻度で社長に呼び出されるので帰社する。
ある日、雑用をこなしていると初めて見る社員が現れた。社長と話しているがスゴい罵倒されている。かわいそう。
早く辞めたい。この一心だった。
でも今辞めたら転職できる気がしない。
その後、常駐前に自社開発を頑張ったせいで自社開発を押し付けられてしまう。9時~18時は客先常駐。19時から雑用係。明け方まで自社開発という生活になる。
結果、客先で倒れた。チームリーダーに何があったのと問われ、自社の開発が大変で……と答えてしまった。チームリーダーは客先社員に報告。客先社員は客先営業に報告。客先営業は弊社の社長に報告。当日に社長から呼び出しをくらう。
身体の心配なんてされず、ただひたすら罵倒された。客先で倒れるなバカ野郎!お前のせいで謝る羽目になっただろクソが!とか言ってた気がする。意識が曖昧だったので細かく覚えてないけど。
客先に自社開発の話をするな!情報漏洩で訴えるぞ!とも言われた。これは正しい指摘だけど一方で自分は技術的な内容もサービスの内容も話していない。そもそも残業代未払いだろ。
そう思うと無性にイライラしてきて、その場で退職したいと伝えた。
社長は暴れだした。
机を蹴り飛ばし大声で怒鳴っている。お前にいくら使ったと思ってるんだ!お前は障がい者だ!地獄に落ちろ!とか言われた。やばい人だ。
以上がプログラミングスクールからブラックSESに就職した話。ここまで読んでくれてありがとう。
ちなみに転職は成功して、今は自社開発企業で楽しくエンジニアやってるよ。先日リードエンジニアになって年収はSES時代と比べ物にならないくらい増えた。人間関係は良好だしリモートワークもフレックス制もあるからのんびり働ける。
あと数年頑張ればもっと有名な企業に転職できるかもしれないしフリーランスで自由気ままに海外生活も夢じゃないレベルになった。
エンジニアに夢はあるんじゃないかな。でもそれはスクールを出てすぐに掴めるものじゃないと思う。スクールの同期生は半分くらいがエンジニアを辞めたらしい。現実に絶望したのかな。
もしあなたがプログラミングスクールに通いたいなら止めないけど、まずはネットでプログラミングに挑戦してみて欲しい。1日8時間。連日の開発が嫌じゃなければスクールに通ってみてもいいかもね。年末年始も開発しろと自分は思わないけど、週5で開発できないと仕事にならないし。
最後に、この記事を書くきっかけになった、鉄道会社を辞めたエンジニアさんが幸せになりますように。
終わり!
ニュースサイト見てたら自分の記事出てきてめちゃくちゃ笑った。以下気になるブコメに返信。
退職を伝えた後、休職以外認めないと言われたので休職した。心療内科で会社がブラックだから辞めるために診断書くださいと伝えたらすぐに診断書を貰えたので退職願と一緒に社長に提出。
社長はずっと恨み言をつぶやいてた。
「お前はエンジニア向いてないよ」
ハンコ押してさよなら。その日は人生で1番清々しい気持ちでマックを食べた。
転職活動を始めたかったが入社半年で辞めたので実績が終わっていた。ポートフォリオでも作るかと思い、AndroidとiOSでアプリを作ってリリース。Web系も手広く勉強した。GolangとかTypeScriptとか。あとAWSもちょっとだけ。
3ヶ月くらいで貯金が底を尽きたので転職活動スタート。自社開発10社くらいに応募。面接できたのが3社。
2次面接で「恋人いるの?」と聞かれ、最終面接で「このアプリ使いにくいね」とボロクソに言われた会社に内定をもらった。サービス内容も人も面白かったしオフィスがキレイだったので入社。今に至る。
そういえば、転職先で前職の源泉徴収票が必要になったとき総務の人が前職に電話してくれたんだけど、めちゃくちゃに悪口を言われたらしい。
嘘松だったら良かったのにね。有名企業に行ってみたいとかエンジニアとしての夢はあるけど、今の会社は気に入ってるしストックオプション欲しいから辞めずに開発頑張るよ。
そうだね。スクールで教わったことは正直オンラインで学べるレベルだったけど、フリーターがいきなり正社員になれたんだから斡旋制度には助けられたよ。自分がスクールに求めるのはもう少し実践的な内容にして欲しいことかな。せめてHTTP通信くらいはカリキュラムに入れるとか。
難しいと思う。社長が「スクール通っていた期間も入社していたことにしよう!」と悪魔的な発想を持ち出して経験者の体で出向してた。
もちろん業務内容にはついていけずチームリーダーに頼りっぱなし。最終的にテストコード担当になってた気がする。
仰る通りです。すみません。
ただ、ホントに個人的な意見を書かせてもらうとWeb業界のデファクトスタンダードからこれらの技術はすでに外れてると思う。
こういう意見が出るから技術にはあまり触れずに書いたんだよな〜。
そうかもね。
諦めろとは書いてないけど指標のひとつにして欲しかった。スクール通ってたとき「あ、この人プログラミング嫌いなんだな〜」って人結構いたから。向き不向きはわかると思う。
卒業した時点では同期生は全員エンジニアとして就職してた。スクールが何をしてでもねじ込む。その後もエンジニアを続けてたのが半分くらい。卒業した1年ほど後に同期生にバッタリ会ったことあるけど人材派遣側に回ってて笑った。
終わり!
リアクションありがとうございます!特定機能を受け持つ子会社の現地法人でストックオプションとかは本体と同じようにもらえたりするところでした。
承前 : Part-5 https://anond.hatelabo.jp/20201008100556
次回 : Part-7 https://anond.hatelabo.jp/20201014091325
前回、AmazonにL7で行ったXさんの例が出た。実際に彼がどれだけの収入を得たのか、株価がそれにどう影響したか、詳細を見て行こう。
人物特定を避けるため時期や額について多少の変化をつけていることを注意しておく。
彼のTCは$700k。以前のせたlevels.fyiでの数字はSeattle等ほかのworking siteでの数字(1-2割低くなる)も含めた平均であり、かつ彼は交渉をうまくしたのでこうなった。内訳は4年間の平均で、一年毎にサラリー165k、RSU 420k, sign on bonus 115kだ。
これを実際の時系列でみてみるとずいぶん印象が変わってくる。Amazonの場合、RSUのvestingが少々特殊であるためだ。
Income\Year | Year 1 | Year 2 | Year 3 | Year 4 | Total |
---|---|---|---|---|---|
Salary | $165k | $165k | $165k | $165k | $660k |
RSU | $84k | $252k | $672k | $672k | $1,680k |
Bonus | $253k | $207k | 0 | 0 | $460k |
TC | $502k | $624k | $837k | $837k | $2,800k |
上記のように、AmazonはRSUを3-4年目に集中的にvestする。一年目終了後に5%, 二年目終了後に15%, 以降半年ごとに20%だ。
RSU-heavyなことと相まってこのままだと一,二年目に社員が困窮する可能性がある(特にmortgage!)。そのためsign on bonusを1-2年目に配布する。
最終的な総計は変わらない。四年間で$2.8M、TCは一年毎に$700kだ。
しかし、彼の実際の収入はそれよりもかなり高かった。Amazonの株価が高騰したのだ。
仮に彼が2015年初頭にオファーを受け取ったとしよう。そのオファーレターにはRSU報酬の「金額」は当然書いていない。代わりにRSUの「株数」が書かれている。このRSUの株数は通常、TCとその時点の株価から逆算してTCがその額に「なるように(target)」株数が決められる。((あるいはそのように交渉する、といったほうが正確か。RSUの総配布数は組織ごとに予算決定時にあらかじめ決められ、その枠の中からオファーを出す。これが尽きてオファーを出せなくなることをRSU depletionと呼ぶ。)) 2015年初頭の$AMZNは$312。なので彼は5,400株のRSUをGrantされたことになる。
そして、実際にRSUがvestされ社員が売却した時の総収入は株価に影響される。彼の場合、vest直後に売却したと仮定すると、
2016年一月末、2017年一月末、2017年七月末、2018年一月末、2018年七月末、2019年一月末の株価が重要となる。
Income\Year | Year 1 | Year 2 | Year 3 | Year 4 | Total |
---|---|---|---|---|---|
Salary | $165k | $165k | $165k | $165k | $660k |
$AMZN | $587 | $823 | $988(Jul), $1,451(Jan) | $1,777(Jul), $1,718(Jan) | |
Realized RSU | $158k | $665k | $1,064k, $1,563k | $1,914k, $1,850k | $7,213k |
Bonus | $253k | $207k | 0 | 0 | $460k |
Realized Comp | $576k | $1,037k | $2,792k | $3,929k | $8,333k |
なんと、彼の実際の収入(Realized compensation)は三倍に膨れ上がったのだ。四年間で$8M以上。
プロ野球選手でもこれだけ稼ぐ人は少ない。これが一技術者、しかもまださらに上がいるL7で起こるというのがシリコンバレーの狂っている所だ。
このように、TCを議論するときに「オファー時の額」「実際に入った額」を区別してtarget compensation, realized compensationと呼ぶことがある。
通常使うのはtarget compensationである。少なくとも自分の周りでは。未来のことは誰にもわからないのだから、複数社からのオファーを比べるためにTCを導出するときはその時点の株価を使うしかない。
しかし、世の中にはそう考えない人もいる。自分がある企業からオファーを受けたとき、対面交渉の段階でそのhiring managerがこう言い始めた。
「確かにうちのオファーはあちらの企業よりもTCが低いね、でもexpected stock appreciationのことを考えてみよう.」
自分は少し戸惑った。彼がStock Appreciation Right (SAR, ストックオプションのようなもの)のことを言っていると思ったのだ。
「うちはRSUが多いから、うちの株価が今後四年間、年間 Y%で上がっていくと仮定すると君のrealized compensationは...」
といって目の前で電卓アプリをたたき始めた。なんと、この人は株価の将来のappreciationが分かるというのだ! しかもY%はその時のNASDAQ compositeの平均成長率よりもかなり高い数字だった。Stonks only go upとでも言うのか、このGen-Zめ!
上場企業の株価が今後どうなるか、確実にわかるはずがない。わかるならば仕事などせず株取引だけで暮らしていける。
自分はその人の交渉手法を危険だと感じた。自分が同じことをしようとは思わない。その言葉につられて応募者が入社した後に株価が下落したらどうするのだ。
訴訟とはいかないまでも、その社員がHRやLegalに苦情を持ち込んだとしたら。
オファーレター等、証拠が残るところに一切そんな言葉がなくても、複数社員が同様の苦情を入れたら、HRが自分を守ってくれる自信はない。
定期的に行われる、たるいクリック連打訓練は社員の教育のためではなく、不祥事の際に全責任を社員におしつけるためのものだ。
Legalは自分のterminate letterを発行するのに微塵の躊躇もないだろう。それこそseveranceがもらえるかさえもわからない。
自分はそのhiring managerに不信感を抱き、最終的には他のところに行った。
自分は他の人に転職の助言をする際、株価の下落リスクを考えるように強調している。
Tech株が近年好調であるのは確かだが、一寸先は闇である。IBMを見よ、一昔前のMSFTを見よ。
株価が上昇することを前提に将来を決めるのは非常に危険だ。実際、IBMに2010年ごろに移った知人は後悔しきりであった。
さて、自分がオファーを断ったその企業であるが、その後、Y%を遥かに超える株価成長を続け、自分の心を削った。
所与の状況で自分が間違った選択をしたとは思っていないが、それでも時折そのオファーレターを見返すことがある。
シリコンバレーではよくある話である。Googleの早期社員になりえたひと、FBの早期社員であったかもしれない人、
そういう人はたくさんいるが、別に彼らが不幸そうには見えない。彼らにその時のオファーレターについて聞くと、
みな同様に時折見直す、という。人生の大事な選択をするまえに、来し方を見返し、自分の心が均衡を保っているか、
何があっても後悔をしない心構えができているか、自分の人生は何のためにあるのか、心をはせるツールである。
次回はRSU Refresherについて。
あぶく銭である
ということで私は家を買うことにした
ただ同額の家を買ってしまえばもちろん手元に何も残らない、それはなんだかつまらない気がする
なるべく多くの住宅ローンを借りて、手元に資産を残し運用益でローンを払うことは可能だろうか?
ローン額は審査が下りる上限とし、残りを頭金に充てることとした
乱暴に計算するとき35年ローン、変動金利とするとき1年に支払う額は元本3%利息1%でローン総額の4%となる。
一般に株を運用したときの利回りは4%〜5%が適切な水準とされている
この水準で運用すれば手元に残した資産を減らさずにローンを運用益で払うことができる。
最初の段階で持っているお金とほぼ同額の家を買う場合、なるべく多くの額をローンに回した方が最終的に手元に残る資産が大きくなると言うわけだ。
今回私は1.4億ほど住宅ローンの審査が通りそうなので、0.6億を頭金に1.4億をローンに回すこととした。
なおこの方法をとるとき、運用負けをしてもマイナスにさえならなければローンの残額と手元の資産が釣り合うので安心感があることになる。
よく言われることではあるが「株」「不動産」「債権」に分散投資することとした。
比率は以下を目安とする
現金:株:不動産:債権= 10% : 40% : 30% :20%
現金は何か割安の投資先が出たときの調整用、利息はほぼ無いようなものだ
不動産は経験が無いこともあり、アパート経営は行わない方針としREIT、不動産運用のETFを中心に行う
なるべくこのとき実際に不動産を運用してその利益を分配する投資先を選ぶことで株との連動が少ないものを選ぶこととする。
地域は価格が安定している先進国とリターンの大きい新興国を半々程度に分散し合計で理論値6%の運用を目指す(過去の実績から計算する)
株は「国」「業種」を分散させ、さらに配当を狙うものとキャピタルゲインを狙うものを分けて考える。
既に株は運用経験が5年ほどあるので、分散の大事さが身にしみている
一時的に下がったときに他の業界も持っておくことで影響が少なくなるのは心理的にかなり楽だ
こちらは理論値出すことは難しいがキャピタルゲインで年10%、配当で年4%を目指す。(そううまくはいかないのでそのつもりで運用して例年5%くらいなものだ)
債権はEB/CB/仕組み債に手を出さない、あれは発行元が損失リスクを購入者に押しつけ、利益は最大限確保する仕組みになってる、発行元になりたい
基本的にドル建て社債の新規売り出しのなかで10年潰れないと思うことができる会社のもので4%の運用を目指す。
円建て及び国債は金利が低すぎるので検討しない、劣後債は10年潰れない確証があればOK
金利が上がるときは運用益も連動するはずなので変動金利を選択する
既に数年の運用経験があるので、知識のある業界にキチンと分散投資していれば大きく負けるリスクは小さくできると言う感触がある。
目標運用益に届かない場合も住宅ローンの金利分1%を稼げればトータルの資産としてはマイナスにならない。
逆に1%以上であればローンの支払いで手元の現金が減っても資産は増えているので、1%を死守する無理のない運用を行う
例えば日産やソフトバンクの社債は3-4%利回りのものが買えるので最悪 総額の30%をこれらの社債で持っておけばそれだけで1%運用益をキープできる
自分はシリコンバレーで働き始めて随分になる。エンジニアである。
それなりの数の会社、職種、ランクを経験してインタビューされたりインタビューしたりの回数は数えきれない。
さて、かなりの乖離があるのだ。そんな自分の知るシリコンバレー事情と、はてなの投稿やコメントから伺える日本在住の方々の憶測との間に。
なので何回かに分けて自分の見聞きしてきたことを書いていこうと思う。
自分の時間の制約もあるので一回を30分以内で書けるものにする。
一回目はこれについて。まずはAmazonの以下の例をlevels.fyiから見てみよう
Title | Salary | RSU etc (/year) | Bonus |
---|---|---|---|
SE 1 (L4) | $121,380 | $16,348 | $22,471 |
SE 2 (L5) | $150,236 | $59,151 | $13,373 |
SE 3 (L6) | $162,503 | $137,231 | $5,923 |
PE (L7) | $165,000 | $338,000 | $66,125 |
稼ぐ、という日本語はTotal compensation (TC)に相当する。
How much do you make?と聞かれてサラリーの数字だけ言うのは意図的に逸らす場合を除いてまれだ。
TCの計算方法は人による。RSUやストックオプションは1 year cliffの後の4 year vestが主流だし、sign on bonusをどう扱うか、ということもある。
Amazonのようにvest scheduleが偏っている場合もある。自分の周りでよく聞くのは、4年間の平均をとるものだ。以下この方式を前提とする。
上記のテーブルに明らかなように、ランクが上がるにしたがってTCの大部分はRSUとなる 。Amazonの場合はこれが極端だが、ほかの多くの会社でもこうなる。
当然だ。サラリーは削れないのでその人がダメだと判明した時にマネジメントが取れる対策が限られてしまう。
Performance-based layoffは、存在するが日本で推測されるほど気楽にできるものではない。特に直属のマネジメントにとっては。
Fireは猶更だ。自分の周りで見聞きしたのは醜聞に類する場合だけだった。
結局はRSUを削るか、PIPに押し込んだり(この時点で普通は辞める)、そして最後にWFRをこしらえるというのが普通の事情だ。ここら辺については以降の回で取り扱う。
日本のエンジニアにとって、スタートアップでもないのに稼ぎの大部分が株、というのは聞きなれないことかもしれない。
「あなたはあの会社で働いているんですね。すでに上場しているから株はもらえなくて給料だけ?堅実だけど華がないね」
ただし、誤解をしてほしくないのは。会社や部署によって事情は大きく異なりうる、ということだ。
例えば、RSUをほぼ出さないけち臭い会社も存在する。当然目ざとい人はほかに移る。しかし全員がそうか?
他に移れないような能力の人だっている。シリコンバレーで働く人の大部分が有能かのような記事を
よく見かけるのだが、自分の実感とはかけ離れている。これについては以降の回で。
また、自分がunderpaidだとしっていても他に移る手間や人間関係、あるいはやりがい搾取のような特殊な状況も
多く見てきた。米国でもすべての人間が即座に市場原理に即するわけではないのだ。
なので、驚くほど低給の会社や部署も存在する。そういう場所での事情と大多数の会社での事情は分けて考えるべきだ。
また、未上場スタートアップの場合、株を換算できないのでサラリーだけ言う場合もある。
そういう場合をとって「これがシリコンバレーの水準」というのは非常に誤解を生む。
余談だが、未上場スタートアップのオファーと上場企業のオファーを比べるのは難しい。
応募者が自分で仮想株価を置くことになる。直近のfunding roundでの水準を使う人もいるし、諸々の目算をそれに加味する人もいる。
さて、30分経ったので以降は次回。
次回 : Part-2 https://anond.hatelabo.jp/20201004112526
夕食を食べ終わって、晩酌しながらネットサーフィンをしていると、頭がくらくらするニュースが目に入ってきた。
オンライン会議で最近メジャーになったZOOMの決算が良かったらしく、1日で30%も株価が上がっているというのだ。
いくら成長性が高いとはいえ、1日で時価総額がこんなに増えるなんて、この値動きは完全にバブルとしか思えない。
ちなみにどのくらいバブっているかyahooファイナンスで調べてみると、株価を1株当たりの利益で割った割安性を示す指数のPER(Price Earnings Ratio)は5000倍近く。
どういうことかっていうと、例えばオイラがアラブの石油王の隠し子だったとして、5000兆円ほど自由に使える身だったと仮定する。
ZOOMの将来性を見越して、ZOOM株を100%買い占めてオイラの所有物にしたとしよう。この時の買収にかかる費用は時価総額(=株価x総株数)に等しくなる。
(買収合戦で値上がりするとかは考えない。)
この時の投資金額を回収しようと思ったとき、PERが5000倍っていう事は、1年で出る利益が1株当たりの株価の1/5000しかないという事。
1株500ドルだっとすると、利益はわずか10セント。要するに買収でかかった費用の元を取るのに5000年かかってしまうってことだ。
まあ、このままZOOMの事業がぐんぐん成長していけば、利益も右肩上がりになるはずなのでそのうちPERも下がってくる(=5000年かからずに元を取れる)だろうと考えられなくもないのだけども。
今日話題になっているZOOM以外でも、やれテスラやAmazonだ、謎の半導体メーカーのNVIDIAだと、アメリカ株の景気が良い話はよく聞くが、何でも上がっているかというとそうではない。
何を隠そう、オイラは実は渋谷区在住の米系外資エリートリーマンなのだが、そんなオイラの勤務先の株価はいまだにコロナ前につけたピークの2/3といったところである。
アメリカ株がなんでも上がっているなら、日ごろから会社で大活躍しているオイラはご褒美にもらったストックオプションでウハウハだったのに!悔しい!泣いちゃうぴえん...
さて、賢明な読者はおめーの業種がハイテクじゃないからダメなんじゃないの?と思われるかもしれない。
だが、外資系エリートリーマンのおいらがクレバーでスマートな頭で調べた結果判明したのだが、同じハイテクでも勢いのない会社や地味な会社はそこまでバブっていないのだ。
例えば半導体業界を例に出してみるとこんな感じになる。いかがだろうか。Intelに勢いがないのは事実が、半導体ブームで恩恵を受けそうな他の大手メーカーも含めて、セクター自体は実はそんなに割高でないことがわかる。
withコロナで人と人との接触を減らさざるを得なくなって、在宅勤務、勤め先の外資風に言えば 『ワークフロムホーム』が主流になれば、データセンター需要が爆発するので半導体関連の株価はなんでも上がる。
(データセンターで使われるサーバーにはGPU以外にもCPUもメモリもどんな半導体も入ってるよね?半導体増産するために装置バカ売れするはずだよね?)
そのシナリオが真なら、市場シェアが高いはずの上記企業の株価はなぜ割安に放置されているのだろう?
結論を言おう。
今の株価は決して合理的なプライシングではないバブルである。そしてバブルははじけるものと決まっている。
強気派はいつだって株価が割高でないと同じことを繰り返し言う。
直近ならこんな感じだ。
「PERなんて指標はゲームのルールが変わって役に立たなくなったんだよ。株価は未来を先取りする。ハイテク企業のイノベーションが世界をレボリューションしている限り経済は成長する!(だから株価は上がり続ける)」
同じようなことはリーマンショック、俺たち外資風に言えば『フィナンシャルクライシス』の前にもさんざん言われていた。
「PERなんて指標はゲームのルールが変わって役に立たなくなったんだよ。株価は未来を先取りする。新興国の人口は50億人。冷戦が終わってグローバル化が進んだ今、彼らが先進国レベルに豊かになるまで経済成長は続く。(だから株価も上がり続ける)」
だけど夢はいつか覚める。株価がウォール街してすごいヤバいことになる。寝言は寝て言うものだと理解していただきたい。
最近個人でやってるtwitterで、これは絶対バブルだ、みんな慎重になれ的なことを書き込んだら「アメリカ株をやらないやつは馬鹿。今利益出ていないやつは幼稚園児以下のうんこ」みたいに煽られることが増えたのである。
バリュー株メインで銘柄選定していてあまり儲かっていないオイラは少しムカついているので、株価が暴落するとメシウマなのである。(欲しい銘柄が安く帰るし、ショートでの儲けも狙うことができる。)
さて、バブルはいつはじけるのだろう?その時強気一辺倒で掛け金を上げ続けた哀れな子羊たちはどういうことを言うのだろう?今から言い訳が楽しみである。
2ヶ月くらい前のことだ。コロナの緊急事態宣言が解除された解放感で、友人と焼き肉を食べに行っていたときのエピソード。
オイラと友人が肉を食べていると、隣の席に不動産の営業と思しき、こんがり日焼けした肌に高そうなスーツを少しだけ着崩したチャラ目のグループがやってきて、席に着くなりアメリカ株の話を始めたのだ。
「なすだっく?ってのを買ったら絶対上がるんだよ。ここ10年ずっと右肩上がりだったっし、俺もコロナの後に友人の勧めで始めたけど、1月でもう30万儲けたぜ!マジヤバい!お前らも早くアメリカ株できる証券口座開いて、なすだっくを買うんだよ!」
面白そうな話をしていたので盗み聞きをしていたのだが、彼らはNASDAQが株式市場の名前であり、日々変動する数字がその取引所の株価指数を意味していることも、自分たちが買っているのは株ではなくて指数に連動するETFと呼ばれる上場投資信託であることも理解していないようだった。
ソーシャルディスタンシングで座席の間引かれた店内に響き渡る彼らの声を聞いて、かの有名な靴磨きの少年のエピソードを自分が体験するとはと、しみじみ思ったのであった。
医師や、弁護士、裁判官などの人の人生を大きく左右する職業に免許や試験が必要だとするなら
政治家も免許制にしてくれんか。国のトップもそれ以外もバカすぎてしんどいんじゃ。
これも裏金で通過してくるんかのう?とか思っちゃうあたり、この国も世界も救えんなあ。
________________________________
というかよくよく考えたらさ
当選がゴールになってるのも、なんか日本の大学受験のコピーみたいで残念ね。
選挙だってただの人気取りで誰もマニュフェストなんかみてないしなあ。
_______________________________
てか、政治家に年齢制限設けた方が権力が腐敗しなくて良さそう。
40歳までとかでどうですか?