はてなキーワード: ジャミロクワイとは
※http://anond.hatelabo.jp/20170121150445の続きです。
〜ここまでのあらすじ〜
「就活失敗!無い内定!私、これから一体どーなっちゃうのー?!」
どうにもなりませんので、とりあえずは働かざるもの食うべからずな我が家にて人権と美味しいご飯を得るため、地元にてアルバイト生活を始めた私。
社食はA定が安くておいしい、職場はゆるふわガーリー、あなたと肥えたい天城肥え。
しかし「このままでいいのか?」という疑問がふつふつと湧き上がり、ついに東京での就活リベンジを決意する。
ーーーーーーーーーーーーーー
「おら銭コさ稼ぎに東京さ行ぐだ」
と決意表明した私に、母はこう言った。
「ッカー!!超絶無謀非現実的!」
と、出前迅速落書無用みたいなライムで切り返してきた母であったが、私は親譲りの無鉄砲である。学校の二階から飛び降りて腰を抜かしたことはないが、「ラブミードゥー!」と言いながら8段跳び箱に衝突したことくらいならある。
とりあえず、
その日からというものの、人生で一番質素に暮らした。今までは暇さえあれば熱帯雨林や中古レコード屋でのレア盤ウキウキウォッチンからの散財を趣味にしていたのだが、それも我慢した。
そして、時は流れ約束の二月。
テレビのダイエット企画でいう、スタジオでの体重測定的なノリである。
………10万ほど足りない。
「転居目前の時期に君は 額をどうこう言うの」と、TMレボリューションみたいなことを言い始める始末。
そんな私に
「まあこんなことになると思ってたわ。
「マンマ…」
こうして無事、時の神殿でマスターソードを抜いてオトナモードになることができた私は、アルバイトを11ヶ月ほどで退職。
ダンボール6箱程の荷物と共に東京某所のボロアパートでの生活を始めた。
初めての一人暮らし。何もないサラピンな部屋に爆上げなテンション。
ジャミロクワイのvirtual insanityごっこだのなんだのしていたら、本来の目的を忘れそうになった。
私就活やり直しに来たんだよ…。
パチパチパンチからのポコポコヘッドでストリートファイターのベガの負け顔みたいになりつつ正気に戻ったところで。
就活リベンジってどうしたらいいのかしらん?と、なんでも知ってるインターネッツに尋ねた。
インターネッツ「転職エージェントが…いいと、お、思うよぉ〜」
との答えを頂いた私は、
「おぉ、そうかそうか。早速登録しようかね」と、3つくらいの転職エージェントに登録。
数日後、メールで登録した3つのうち2つの転職エージェントから同じ日に返事がきた。
おっ!仕事の紹介をしてくれるのかな。と勇気りんりん元気はつらつ興味津々意気揚々!な具合で開封。
そこに書いてあった文言を私は一生忘れないと思う。
「残念ながら弊社からあなたに紹介できる仕事はございませんでした。」×2
ゴシゴシ。
「残念ながら弊社からあなたに紹介できる仕事はございませんでした。」×2
ゴシゴシ。
どうなるの。これ。無いって何ですか。
あれ。っべーよこれ。っべー。マジっべーって。後輩の前でズボンがずり落ちるより数百倍ダメでしょコレ。
やっぱりアルバイト上がりはお呼びでない…?
この前友だちとみんなで旅行に行ったとき、
車の中でCharlie ParkerやBill Evans Trioかけまくって盛り上がってたんだけど、
何か一人がジャミロクワイの角生えたやつ持ってきてて
「何これ?かけてみよう」ってことになった。
で、かけてみて、みんなで大笑い。
「やめろー!テンション下がるー!」
「まあ、おもしれーからかけておこうぜ」ってずっとかけてたんだけど
とにかく次の曲が出てくるたび、あまりのヘボさにみんな大爆笑。
そのジャミロクワイの角持って来てたやつは一人
居心地悪そうにひきつった笑いしてた。
で、ようやく次にClifford Brownかけたんだけど、もう最高に盛り上がった。
やっぱこれだよな??って思ったな。
「これ、窓から捨てていい!」って言ってまた大爆笑。
可哀想だからやめといたけど。
時代はかわるけど、古いのを知らずに新しいものを聴く理由はないと思うんだ。温故知新。