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2023-10-16

anond:20231015170047

元増田ではないがラグビーワールドカップ、準々決勝4試合を見た。予選にも素晴らしい試合がたくさんあったが、大会ベストゲームという視点からはそれを五番手以下においやってしまうくらいにどれも素晴らしい試合だったので寸評を。基本的に敗者目線で。

アルゼンチン29vs17ウェールズ

元増田の指摘するとおり試合支配したのはウェールズだが一手足りずスコアメイクできない。

・前半最後PG2本はウェールズとしては完全に余計。せめて1本だけにしておけば…

・後半自陣でのプレーが多くなったがウェールズにとっては珍しくなく、決して主導権を渡したようには見えなかった。自陣ゴールライン5メータからの赤い壁と言われる守備力は健在。しか普段に比べて規律が乱れ反則を重ねたのが敗戦に繋がった。

・こういうスタイルのチームにはアルゼンチン・ボフェリのどこからでも狙えるPGは脅威だったのでは。

最後は点差が開いたがこれは逆転を狙うウェールズリスクあるプレー選択たからで、日本戦と同様に点差よりも拮抗したゲーム

日本とやっていたらどうなっていたのかと想像する。アルゼンチンよりは噛み合いそうな気もする。

ニュージーランド28vs24アイルランド

前回大会に引き続き優勝候補として乗り込んできたアイルランド南アフリカ戦の勝利を含め完璧に予選プールクリアしてきた。こんなところでは終われない。

ニュージーランドはアンストラクチャーからアイルランドフォワードバックス展開に正攻法で攻め、それぞれ持ち味を出した素晴らしい展開。

アイルランド司令塔、38歳となるセクストン疲労が気になった。他の選手と違い密集への寄りが遅くパスを出すことだけしかできておらず、相手を迷わせることができない。

・だが、セクストンがいない場合はチームの総合力が一段落ちるのは予選でも明らかだった。結論としてセクストンの交代選手を用意できなかったアイルランド最後で押しきられた形となった。二大会連続で素晴らしい選手を揃え、チームを作ってきたアイルランド、さぞ無念だろうと思う。

イングランド30vs24フィジー

・予選最後ポルトガルまさか敗戦を喫したフィジー、切り替えができているか。またこれまではベスト8が最高位で期するものがあるはずだ。

試合開始からフィジー集中力が高くイングランドを押し込むが点を取りきれない。日本戦でも見せた分厚い守備フィジーを阻む。

・押されているように見えながら着実に加点していくイングランドフィジーは逆に反則を重ねていく。規律が乱れやすい弱点が出てきてしまった。

・このままズルズルいくかと思われたフィジー、後半半ばからその集中力が復活する。縦横無尽フィールドを駆けパス繋ぎ規律も守る、後れ馳せながら強いフィジーが帰ってきた。

・と思ったら調子に乗ったフィジーにとって全然遅くなかった。たった5分の間に2トライ2ゴールを決めてあっという間に24-24の同点に。

フィジーの流れの中、ファレルがこれぞイングランドというドロップゴールを決め勝ち越した。恐らくポイントがここで、ファレルチャージに行くフィジー選手が誰もおらずフリーで蹴らせてしまった。疲労もあるのだろう。この試合に限らないがキックへのチャージなど99%徒労に終わるプレーに全力を尽くすチームが勝ち上がっている印象だ。

ラストフィジーは80分を越えても6分も攻め続けた。体力も尽きた中鬼気迫るものがあったがイングランド規律の取れた守備が上回った。

フィジーはキッカーが不在だったとのことで、それがそのまま点差に響いた。キッカー不在でポラードを追加招集した南アフリカ然り、上位国の選手層は分厚い。

名勝負として記憶に残るものになるだろうが、フィジーにとってはグッドルーザーでは物足りないだろう、今後に、まずは五輪の7人制に期待する。

南アフリカ29vs28フランス

開催国フランス、2019のワールドカップも若手中心と今大会に向けて育成を図ってきたフランス、予選もニュージーランドを下すなど完璧に終えてシルバーコレクター返上の期待がかかる。

試合は概ねフランス支配したと言って良いだろう。だがハイボール処理というピンポイントで劣性に立たされ失点が続き思うように突き放せない。

・この試合興味を引いたのが密集への寄りの早さとラックでの攻防。双方ともにかなりの密集でボールを奪いに仕掛けておりプレッシャーのかけ方が素晴らしかった。

・殊勲は南アフリカのコルビ。コンバージョンへのチャージで2点救っただけではなく、爆発的なスピード、小さな身体を活かした突破、小さい身体を感じさせないアグレッシブ守備は「小さな人間には大きなスペースがある」のシェーンウィリアムスウェールズ)を彷彿とさせた。来季から日本サントリーサンゴリアスに加入するとのことで生で見られるのは嬉しい。

・最終的にはキックの精度が明暗を分けた。ゴールもそうだがタッチキックを真横に蹴ってしまうなど緊張もあったのだろうか。素晴らしい試合だっただけにフランスは悔やんでも悔やみきれないだろう。

その他

トーナメント出場国は予選プールから確実にギアを一段上げてきた。どれも素晴らしい試合で眠気に耐えた甲斐があった。

○どの国も密集への寄りが早く、また疲れるプレーサボる選手ほとんどいなかった(フィジーファレルに対する棒立ちは本当に疲労からだろう)。今大会日本にはできていなかった部分で見習わなければならないのではないか

○ここで負けたチームを含めもっと試合を見ていたいが残り後4試合、楽しみたい。

2020-01-11

1/12開幕トップリーグの見どころ【1】

どうも、レビュー増田です。

昨年大いに盛り上がったラグビーW杯ですが、1/12に現状で国内最高リーグジャパンラグビートップリーグが開幕します。

前回2015年大会南アを破った盛り上がりをブームのまま過ぎ去らせてしまった苦い過去から選手協会今季こそはという意気込みで望んでおり、チケット完売状態

さらW杯の翌年ということで、環境を変えたリフレッシュということか、各国代表がこぞって各チームに参加し、さながらW杯の後夜祭状態となっている。

残念ながら地上波放送はないのだけど、BSでは放送があるということで、何回かに分けてトップリーグの見どころをチーム別に紹介していこうと思う。

神戸製鋼コベルコスティーラーズ

昨年の優勝チーム今季も優勝候補大本命。

長らく「4強の一角」と称されながらも「4強の中では突出した強みを持たないチーム」という印象があり、ここ一番で優勝戦から脱落していたが、昨年加入した司令塔W杯2015年大会優勝チームからやってきたレジェダリーSO、ダンカーターが全てを変え、「どこを攻めても穴のないチーム」に生まれ変わった。

イヤボイでおなじみ日本代表中島イシレリ、完璧イケメンラファエレ・ティモシー、視聴率男山中亮平、W杯では落選だったがスクラムだけなら日本最強の3番・山下裕史、同じく落選組だが一部ファンから「流を抜いてこいつにしろ」と言われ続けた高速SH日和佐篤、やはり一部から出場資格さえ間に合えば田村よりコイツだろ」と言われ続けた精密キッカー・ヘイデン・パーカーを擁する上、オールブラックスから世界最強のLOの呼び声も高いブロディ・レタリックが参加した。

戦力的には反則級ではないかという充実ぶりで、はたしてどこが神戸製鋼を止めるのか、というのが一つ見所になると思う。

サントリーサンゴリアス

「4強の一角」とされている2シーズン前の優勝チーム

チームカラーはとにかく多い運動量と早い展開で、「このチームだけ1.25倍再生なんじゃないか」というくらい早い。

スピーディーゲーム展開を演出するのは日本代表SH流と前日本代表SO小野晃征オーストラリア代表レジェダリプレーヤー・マット・ギタウだ。

BKにボールが展開されればW杯でも大活躍CTB中村亮土やFB松島幸太朗が鋭いランを見せる。

さらに、CTBオーストラリア代表の強力ランナー・サム・ケレビも補強し、今季はその展開力に磨きをかけているだろう。

ランニングラグビーでBKが目立ちがちだが、FW結構強く、総合力は高めで安定している。

勝戦線に絡んでくるのは間違いない。

スタンドで見た感想では、他のチームに比べて明らかに社員関係ない女性ファンが多い。

ヤマハ発動機ジュビロ

「4強の一角」の中でも、いや、トップリーグ全チームのなかでも非常に明確な強み持っているチームで、その強みとは「スクラム」だ。

ほとんどのチームにとって「ヤマハスクラムを止める」のはそれだけで名誉とされるレベル

FWの突進も強力で、日本代表LOヘル・ウヴェが重機のようなエグいパワーで密集を縦にこじ開けてくる。

また、2015年大会で時の人となった五郎丸歩のよく飛ぶキックも強力なオプションだ。

他のチームと比べて代表クラスの新戦力が少ないが、メンバー移動が少ないということはチームの連携は練れているし、W杯の消耗も少ないという事。

それに、作シースンからいるクワッガ・スミスは今回試合出場はなかったものの、3人くらいは軽くぶっ飛ばし前進する正真正銘南ア代表だ。

補強が少ないとは言ったが、このチームの最大の補強は日本代表スクラムコーチ長谷川慎じゃないのかという感じがする。

国内最強のスクラムでどこまで行くのか。

トヨタ自動車ヴェルブリッツ

伝統的に強いフィジカリティフォーカスした戦い方で、近年優勝戦線に絡む事が多くなったチーム。

ジャッカルでおなじみ姫野和樹、出場こそなかったものの、最後代表SHとして大会前に滑り込んだ茂野海人という日本代表勢や、南アの「小柄ながら理想的選手」と尊敬を集めるジオ・アプロンを擁し、さらに驚きの新戦力としてオールブラックスで先頭でハカを踊っていたNO8・キアラン・リード南アウィリールルーが参加した。

もっと驚きなのは、チームを統括するディレクター・オブ・ラグビーに前オールブラックス監督スティーブハンセン就任したことだ。

オールブラックス監督キャプテンが揃って移籍してくる事で、このチームにどういう化学反応がもたらされるのだろうか。

NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

実力は間違いなく、毎回優勝戦線を荒らす存在として名前が挙がるがどこか荒い印象があり、毎年惜しい感じで終わるチーム。

だが個々の強さは折り紙つき

日本代表の切り込み隊長アマナキ・レレィ・マフィライオンヘアーの働き者・ヴィリーブリッツ、多彩なキックを駆使する小倉順平がチームを牽引する。

今季からの新戦力では、トライ嗅覚に優れた元日本代表山田章仁の新加入も朗報だが、よりインパクトが大きいのはオーストラリア代表SOのクリスチャン・リアリーファノ、そして世界最強のサイボーグフッカーマルコム・マークスの加入だろう。

大駒の加入でどこまでチーム力を高められるだろうか。

余談も余談だが、このチームはファンのお行儀もちょっと荒いところがあるようで、マナーが時々批判対象となる。

2016-09-19

ラグビー観戦に行ったら、俺はまあまあ楽しかった話。

まれて初めてラグビー観戦に行ったら、全然楽しくなかったのでもう二度と行かないだろうと思った話。

http://naoya160.blog.jp/archives/1060803764.html


まあこの記事批判しようって話ではなく。

上記ブログ主全然違う場所と対戦カードで観たら、凄く楽しかったので、

ラグビー観戦は楽しいよ(ただし条件が揃えば)」というレポを。


自分が観たのは、ジャパンラグビートップリーグ 第4節 於:秩父宮ラグビー場 サントリー×パナソニック

試合は、今期に4連覇をかけるパナソニックを、捲土重来を期すサントリーが圧倒、

トライラッシュで45―15と、サントリーパナソニックを降した。


そんな試合ですが、観戦して良かったポイントをつらつらと。


ポイント1:観戦料が安い

秩父宮の観戦料金はS席4,000円〜自由席1,800円まで(ペアなら一人1,500円)。

しかし、席の値段がそのまま見やすさや楽しさに反映しているかというと、秩父宮においてはそうでもなく、

実はバックスタンド側は全部自由席

試合が一番動くハーフウェーライン比較的近くも1,800で観られる。

しろスタンドの高さがフィールドに近いので、展開によってはプレーを間近に観られるくらいだ。

さらに、この入場料金は「1日」なので、1日2試合行われるとそのまま観る事が出来る。

映画1本の料金で2試合観られるのはなかなかコスパが高いと言えるのではないだろうか。


ポイント2:応援団面白い

バックススタンド側は、双方の応援団が陣取る事が多く、これがなかなか楽しい

自分が観戦した試合の前には、実は 豊田自動織機×NEC というシブい試合も行われており、

周りには自動織機応援団が陣取っていた。

しかし、自動織機はNECディフェンスの前にわりとなす術無しといった感じで、

隣りの、会社から動員されたと観られる織機の帽子を被ったおっさん応援団愚痴るわ愚痴るわ。

やさぐれ解説を聞きながらの観戦は、なかなか味わい深かった。


一転、お目当ての サントリー×パナソニック は、人気チーム同士と言ったこともあり、

応援席のテンションも全体的に高め。

また、サントリーは多分、動員された社員以外に、純粋ファンが相当数いて、「優勝狙おうってチームは違うな」などと感じたり。

良いプレーには大盛り上がり、トライが決まれば、サントリーサンゴリアスタオルバナーのように掲げるファン、おい見えねーよ、そして大漁旗が踊る。

歓声に囲まれての観戦は、現地ならではのものだ。


ポイント3:スピード感半端ない

J-SPORTS契約すればラグビー中継は観られる。

オンデマンドなら、ネットで観られるのでお手軽だ。

しかし、画面越しでは感覚的に伝わらないものがある。

それが「プレーのスピード感」だ。


ラグビーは「ボールを持った選手が抱えて走る事が出来る」数少ない球技だ。

複雑なコントロールをしてない分、ボール周りのトップスピードは他のスポーツ比較にならないくらい速い。

グラウンドで観ると、このスプリントの凄まじい速さを実感できる。

現地で観ると「はやいはやいはやい」と口から工夫のない感想が飛び出してくるほどだ。

ギュウギュウ押さえつけられた肉体が、一瞬のほころびから爆発的なスピードを開放する。

そんな瞬間は日常生活でなかなか観られるものではない。

まあしかし、ここら辺は自分が観たサントリーパナソニックの双方とも鋭いスプリントで一気にインゴールを陥れるチームなので、観た試合が恵まれたのかもしれない)


ポイント4:なんか食いながら観られる(秩父宮限定

ブログ主には同情する。

月寒だもんなー、グラウンド以外なんもないよね。

秩父宮なら、スタンドの外には売店や屋台が出ているので、ポテトドリンクを買って、

だらだら食いながら観る事が出来る。

ビール飲みながらスポーツ観戦なんて最高じゃん?


ポイント5:時々、現地でしかからない変な盛り上がりポイントがある(秩父宮限定

ラグビーには、サッカー等と違い、微妙な判定の際にビデオ判定を利用できる。

このTMO月寒のようなビジョンのない競技場では退屈な時間だが、

秩父宮では現地で観る事が出来る。

このときテレビでは分からないが、現地では盛り上がっている。


なぜか。

TMO提供が、ベッドの世界メーカーマニフレックスであるからだ。

TMOが起こるたびに、ラガーマンボールを抱えてマニフレックスのマットレスダイブする提供タイトルが流れる。

これが繰り返されると癖になってくる。

秩父宮では「ベッドキター!」と変な盛り上がりを見せていて、こういうのはスタンドに行かないと分からないものだ。


ポイント6:選手はやっぱデカ

テレビ越しでは分かり辛いが、現地にいくと、選手の肉体の圧が半端ない

あのフィールドにいる選手はだいたい180以上の大男で、腕なんか、自分の太ももくらいある。

やっぱ選手は半端なくデカくて分厚いのだ。

試合後に、スタンド前に一列にならんで挨拶に来る選手を観れば、

この競技超人性を分かりやすく実感できる。


まあつーわけで、観戦する場所秩父宮であるならば、ラグビー観戦はかなり楽しいものであると感じた。

観客席もまあまあピースな感じで、そんなに感じ悪くもない。

都内近郊であるなら、是非一度、秩父宮に足を運んでみてはいかがだろう。


やっぱ一番客を呼びやす秩父宮に常時1万人以上入っていたら、もっと全体も盛り上がるし、

観戦も楽しいと思うんだよなー。


ただ、試合以外のエンタメ性の少なさは、秩父宮でも感じたので、

地方ではもっとなんだろう、そこはトップリーグもっと頑張れよとは思う。

 
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