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デジカメじゃなかったんやな
話の流れ上SONY信者のようになってしまうが、SONYのデジタル手ブレ補正「インテリジェントアクティブ」はまるでジンバルを使っているかのような補正精度を持つので試して頂きたい(ただし1080pになるがこの制限も時間の問題だろう)。
このインテリジェントアクティブもカメラ専用機からスマホXperiaへ技術転用されているのも注目すべきこと。
三脚が要らなくなって来ており、その証明に観光地を歩くと三脚ではなく一脚を手に持つユーザーが数多く居る上に、むしろカメラ専用機ユーザーの大半が一脚すら持たないという運用をしている。
少し前まではカメラ専用機、特にデジタル一眼では三脚は必須のような感覚があったが、いつの間にか三脚ユーザーが少数派になってしまった。
ところで、勘違いなのか?と一応は強調しておきたいのだが、今回のエントリではデジタル一眼だけでなくコンパクトデジタルカメラでの動画撮影も加味している。
デジタル一眼が重いというのは確かであるが、たいていは首から下げているか手に持っているので意外と面倒臭さは感じない。コンパクトデジタルカメラであれば尚更。
ただし、世の中には常にスマホを手に持っているようなユーザーも居るので、こういったユーザーがカメラ専用機での撮影に面倒臭さを感じるのはどうしようもない問題ではあると思う。
iPhone 3GSが日本で発売されて以降、カメラ市場(特にコンパクトカメラ市場)はスマートフォンに搭載されるカメラに苦戦を強いられてきたという現実がある。
ただ実は昨今、スマホカメラからカメラ専用機へ回帰するユーザーが徐々に増えているのをご存知だろうか。
スマホカメラの利点と言えば誰しもが想像するであろう「1つのデバイスで撮影から編集、そして他のユーザへシェアすることの出来る総合力」が挙げられる。
いわゆる"写メ"に代表されるガラケーの頃から培われたこのソリューションは、ライトにカメラ撮影を楽しむユーザーを多く取り込み、市場を(現在も)席巻しているというのは常識的であると表現しても過言ではない。
スマホ登場以降のカメラメーカーの誤りを挙げるのであれば「ユーザーは画質をシェアしているのではなく思い出をシェアしているのだ」という現実を見ず、スマホよりも高画質であることを喧伝することへ終始してしまっていた。
この流れが変わるのは奇しくもカメラメーカーの努力のみではなく、ユーザーの需要の形態に変化が起きたからであった。
何を切っ掛けにユーザーの需要は変化したのか?と言えば、それは"Youtube"や"SNS"へのシェアだ。
Youtubeへ動画を投稿するユーザーが増え、様々な環境や目的でのカメラ撮影を考えたとき「スマホカメラでは性能不十分である」という気付きがユーザーの中で起きた。
明るい環境でも暗い環境でも何が起きているのかを伝えたい、小さなグッズをより良く見せたい、より画角を自由にコントロールしたい、そんな需要から明るいレンズやマクロ、広角に対応できるカメラ専用機に需要が起きたのだ。
更にこれまたiPhoneが示したポートレートモードに代表される美しいボケ味を常に得たいという需要も起きた。
スマホカメラは間違いなく進化している。より手軽により美しくより幅広い表現力を少し前のスマホと比較しても得ている。
しかしながら"一歩先"を意識したユーザーがカメラ専用機へ目を向けた際、カメラ専用機の進化幅はスマホカメラのそれを圧倒していた。
そもそもを言えば、例えばスマホカメラで高画質と評価されるiPhoneやGalaxy、Xperiaで採用されているイメージセンサーはSONY製であるというのはカメラ業界では有名な話である。
そして昨今急成長を遂げた中国新興スマホメーカーでもSONY製イメージセンサー採用がユーザーの購買理由になるほどの流行を生んだ。
そんなSONY製イメージセンサーである裏面照射CMOSのExmor Rや進化型である積層型CMOS Exmor RSはカメラ専用機にて先行採用されスマホへ技術転用されるという流れを持っている。
手ブレ補正も顔認識オートフォーカスもスマイルシャッターもカメラ専用機が先にあり、昨今のムーブメントを起こしている顔認識オートフォーカスの進化型である瞳オートフォーカスも新型Xperiaで採用されることが予告されているが、これもカメラ専用機で採用されているものだ。
つまり、スマホカメラの未来のスタンダードはカメラ専用機にあり、一歩先を意識したユーザーがカメラ専用機の進化に新鮮な驚きを示している。
カメラ専用機は邪魔という意識もGoProがアクションカメラというジャンルを開拓したことにより低減されつつある。
アクションカメラというラフに扱っても良い安心感と、小型なのに驚くほどスムーズな手ブレ補正は、カメラ専用機を経験してこなかったユーザーにとって敷居を大幅に下げる役割を持った。
SONY RX100Ⅵは前述した積層型CMOS Exmor RSを採用し美麗な画質を得つつも、コンパクトカメラの小型さ、自撮りも可能なフリップ可動液晶、光学ズーム、光学手ブレ補正、瞳オートフォーカス、価格が熟れてきた4Kディスプレイに対応した4K HDR動画撮影、ハイアマチュアユースのRAW静止画やLOG動画撮影が可能というコンパクトカメラなのに全部入り。
更に言えば、女性が嬉しい美顔モードを搭載している上、撮影したデータはスマホ連携機能により無線接続でスマホへ保存できる(流石に有線接続よりは遅いが写真数枚撮って転送程度ならばそう待たされる感覚もない)。
重ねてしまうが昨今のカメラ専用機において特筆すべきなのがスマートフォン連携機能であり、撮影したデータはスマホへ無線転送できるので、片手にカメラ専用機、片手にスマホなんていうことが起きないようになっている。
「Instagramのあのアカウントのキレイな写真をどうやって撮っているのか?」という疑問への解答はココにある。カメラ専用機で撮って無線転送してスマホでシェアしているのだ。しかもそのカメラ専用機は小さなカバンにも入るコンパクトカメラ。
こんなムーブメントをリードしたのは一体どこのカメラメーカーなのだろうか?
前述した通りカメラメーカーの努力のみではなくユーザー需要が変化したからであるが、その需要へいち早く反応したのがPanasonicであり、Youtube専用機とまで言われたPanasonic LUMIX GH5だ。
GH5はコンパクトカメラではなく、ミラーレスデジタル一眼と呼ばれる従来よりも小型化されたレンズ交換式デジタル一眼だが、面白いのはビデオカメラではないのに動画撮影機能を意識したデジタル一眼であるという点。
4K動画撮影機能や自撮りも出来る可動液晶を備え、ビデオカメラ以外では難とされていたデジタル一眼の4K動画撮影ではありがちな熱暴走を抑える優れた放熱性能を持つ(デジタルカメラは熱暴走すると撮影が自動停止する)。
GH5が登場した時期はヒカキンなどで注目され始めていたYoutubeが盛り上がっていく時期と重なっており、Youtubeという需要へ上手くマッチしたのだ。
これを見た他のカメラメーカーも自社デジタル一眼製品の4K動画撮影機能を採用または既に採用していたカメラメーカーは強化するという選択を迫られた。
それでもデジタル一眼は写真機という意識を強く持ってるカメラメーカーは多いが、カメラメーカーの大御所であるキヤノンはEOS KISS M、フィルムメーカーの富士フイルムはX-T100、SONYはα6500やα6400で4K動画撮影機能や自撮り可能な液晶を備えている。もちろんスマホ転送可能だ。
そんなムーブメントに、よりライトなユーザーを対象とするコンパクトカメラが追わないはずがなく、前述したSONY RX100Ⅵやキヤノン PowerShot SX740 HS、ニコン COOLPIX A1000、コンパクトなミラーレスデジタル一眼カメラPanasonic LUMIX GF-10などがムーブメントを体現している。
GH5でも注目したPanasonicのビデオカメラでは可動式液晶へ可動式サブカメラを搭載させたワイプ撮りやマルチカメラ撮りに対応しておりコレもYoutube需要へ訴えかけている。
SONYハンディカムはレンズ自体がグリグリと可動する空間光学式手ブレ補正によって手持ちして全力で走っても驚くほどブレない映像を得ることができ、激しいシーンをフレーミングするユーザーに高い評価を得ている。
空撮を一般ユーザーの手中にしたDJIのドローンシリーズ、VRにも対応した360°カメラのRICOH THETAシリーズやInsta 360シリーズはそもそも撮影時のフレーミングという束縛からユーザーを開放させた。
決してスマホカメラの需要は無くならないだろう。無くならないどころかカメラ撮影のメインストリームは今後もスマホカメラのはずだ。
しかし、スマホカメラが席巻してきた需要の一端がカメラ専用機へ回帰し始めていることをキャッチアップしないと時代に乗り遅れることは間違いないと強く表明したい。
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現在のVLOGで人気の一端を担っているデジタル一眼はGH5であることは間違いない。
これはヒカキンを代表に一部の人気Youtuberたちが使っているからだ。
しかし、VLOGで使われているのはGH5だけでなく、それこそiPhoneやGoProも使われており、他にはOSMO Pocketと呼ばれるジンバル一体型小型ビデオカメラも使われている。
画質へこだわりのある層はGH5の後継機であるGH5sへ移行している。
更により画質へこだわりのある層はGH5sよりも画質的に有利なSONYのα7Ⅲを使っている。
α7Ⅲを使っている層はハイアマチュア以上だという認識で間違いない。最早VLOGとは言えない映像作品レベルのものを公開しているビデオグラファーに採用例が多い。
最近は手軽にVLOGを撮るという需要から携帯性や画質とコスパを考慮してCANON KISS MやSONY α6400が使われるようになっている。
コンパクトデジタルカメラならばSONY RX100Ⅵがなかなか強いが、4Kが撮れて自撮りできるコンデジならば様々に選ばれている印象はある。
ただ、VLOGで最も使われているカメラは間違いなくiPhone、そしてGoProだ。
VLOGを頻繁に撮影しようと考えるようになってくると動画撮影のためiPhoneのバッテリ残量が気にかかってくる。
カメラ専用機を導入すると当然ながらiPhoneのバッテリ残量を気にせずとも良くなる。
そこでカメラ専用機を(ググったりして)最初に検討へ挙がるのがGoProであることが多いのだ。
GoProはアクセサリが豊富で自撮り棒は当然あるし、自動車や自転車、バイクにマウントできたり、ヘルメットへマウントすることも可能であり、カバンへのマウントや自身の首へネックレスのようにぶら下げることだって可能。
しかもGoProはiPhoneやiPadとの連携にも強い。専用アプリがあるので撮影中の映像をiPhoneやiPadでリアルタイムプレビューすることもできる。そのまま編集へ移行することも可能。
自身の撮影スタイルへ合わせやすいのでGoProが選ばれやすい傾向にある。
「GoPro女子」なんていう言葉を見かけた時は「またカメラ業界のごり押しか・・・」と怪訝さを持ったものだが、個人的な感覚では「半分嘘ではない」くらいの印象。
海や山、観光地などへ行くと確かにGoProを構えている女子は居る。圧倒的にiPhoneの方が多いけれど「まぁ・・・嘘ではないかな?」と思える程度には居る。
このような状況なのでiPhoneやGoProと比較するとGH5は人気がないと言って良い。
GH5は人気Youtuberを志す極一部のユーザーから一種の神格化を受けている印象がなくもないのだ。
GH5にはGH5sという後継機がある上に、後継機であるGH5sよりもKISS Mやα6400の方が設計が新しいので、GH5信者か特定のYoutuberへ憧れを持っていない限り旧世代のGH5を選ぶ理由があまりないのである。
従って「GH5が人気」なのはVLOGをやっているユーザーの中でも極一部のユーザーに人気ということになる。
これからVLOGというか「動画による思い出の記録をしたい」と考えるのであれば候補として以下を羅列しておくので検討に活用して頂きたい。
○一番お手軽
○高画質デジタル一眼
上記は単純に「4Kで撮影できて自撮りがしやすい」という独断と偏見的な基準で抜粋したもので、上記から選んでおけば大きな失敗はないという程度のもの(撮れるっちゃ撮れるけど思ってたのと違ったくらいの失敗はあるだろうが)。
つまり、自撮りを考えなければ他にいくらでも候補は挙がり、例えばBlackMagick PocketCinemaCamera4Kのようにデジタル一眼の形態を持ちながらも動画撮影へ強くフォーカスした製品もある。
別の増田がホームビデオ=VLOGと表現していたが大幅に間違ってはいない。語源はVideoLOGだがビデオBLOG的な感覚の言葉なのだからオシャレである必要もなく、BLOGで書きたいことを書いたようにVLOGで撮りたいものを撮れば良い。
私がリコーのTHETAを利用して1年になる。THETAは360度カメラを代表するカメラだ。360度カメラを持ち歩いている間にいろいろあったので、誰かの考えの助けになればと思い、記す。
まず、虚実を織り交ぜて、経験したことを書いておく。以下の3つのケースを複数回経験したことで、私は学べたから。
浅草寺の参拝のため、雷門から仲見世、本堂に続く行列に1人で並んでいる時のこと。
靴同士がぶつかりそうな参拝者の列の中、列が進み周りの風景が変わるたびに、私はカメラを手に持ち上に上げ、撮影をしていた。私が何度目かの撮影を終え、カメラを下げたところで、偶然隣にいた人が声をかけてきた。「それはなんですか」
私は黄色いTHETAを持っていた。パッと見ではレンズに気づいたとしてもなんのためのものか、知らない人は気づかないだろう。私は「周囲を一度で撮影できるパノラマカメラです」というような答えをした。人からは「珍しいものですね」というような返事があった。
浅草寺の参拝のため、雷門から仲見世、本堂に続く行列に1人で並んでいる時のこと。
靴同士がぶつかりそうな参拝者の列の中、列が進み周りの風景が変わるたびに、私はカメラを手に持ち上に上げ、撮影をしていた。
帰ってパソコンに写真を取り込み閲覧していたところ、自分の顔を片手で、連れと思われる人の顔を片手で、明らかに隠している人がいた。列に並んでいる中でこういう姿勢は普通は取らないと思えるほどに明示的に。
浅草寺の参拝のため、雷門から仲見世、本堂に続く行列に1人で並んでいる時のこと。
靴同士がぶつかりそうな参拝者の列の中、私はカメラを手に持ち上に上げ、撮影をした。私が撮影を終え、カメラを下げたところで、偶然隣にいた人が声をかけてきた。「それって全部が撮れるカメラですよね。写真を削除してもらえませんか」
強い言い方に聞こえ、列に並んで隣にいることもあり、トラブルを起こしてはいけないと、まず「わかりました」と答え、持っていたiPhoneでTHETAにつなぎ、相手にできるだけ見えるように削除の操作をした。その人には連れがおり、次に声を掛けられることはなかった。
360度カメラはまだ一般的なものではない。テレビ会社のビデオカメラと異なり、360度カメラを見てそれをカメラだと理解する人は少ない。360度カメラを知っていても、様々な理由で所有していない人が多くいる。
その中でも、新しい技術や道具に対し、拒否感を示す人が一定数いる。その人に対しては、その技術・道具の存在を忘れてもらうのが一番である、というのが私が身につけた処世術だ。
360度カメラを使うときは手を挙げる必要があり、良くも悪くも、目立つ。目立った時、そういう人が近くにいることを知らせてくれるシグナルになっていると思えば良い(だが知った時には大抵近すぎる位置にいる)。
肖像権や人格権について議論するべきかもしれないが、法的に権利を侵害していないとしても、人と人の間には法律以上に信頼の関係があるべきである。コンパクトデジタルカメラと異なり、360度カメラの画角から外れることはできない(遠ざかることはできるだろうが)。相手が不快だと思い、その原因が自分にあるのであれば、それを取り除こうとする努力をするべきである。360度カメラの場合、それは写真の削除しか対応がない。
Googleストリートビューがどうか、とか、監視カメラはどうか、とか、そういう議論はするべきではない。少なくともGoogleは削除依頼を受け付けていることを公表しているし、防犯など公共の利益を保証するものと、趣味の360度カメラは同じものではない。
しかし、削除を望む声がない限り、私は撮影した写真を削除しない。ケース02の写真は今でもある。なお、私の撮影はブログやFacebookなどでの公開を目的としていないので、写真は個人での利用にとどまっている。
なお、削除をしろと言いながら名刺など連絡先の提示を求める人もあるが、提示には応じるべきではない。相手は削除を促す意図か、公開の抑止力を期待していることもあるだろうが、より大きなトラブルに巻き込まれる可能性もある。速やかに削除したことを断言し離れるべきである。
新しい道具は人の認識を拡張させる。今まで当たり前だと思っていた風景を360度カメラで撮りたいと思い、撮ることで新たな発見をすることがある。
しかし、撮影禁止の場所はもちろん、電車内や店内など、一般に写真を撮るべきではないと社会に認知されている場所で撮影はするべきではない。
先週、電車内でTHETAを使った人が、別の人に絡まれているのを見た。その人達の間で何が応酬されたのかは知らない。県で唯一の線路の狭い電車の中で、そういう事件があったことと、1人の声が非常に大きかったから、不快に思い、不憫に思った。だから、こうして考えを書き、公開した。