はてなキーワード: コポォとは
http://anond.hatelabo.jp/20140327134508
作画が美しく脚本もよく練られた「完成度が高く、愛される」作品は古今にあるけれど
熱狂的に支持される作品には、見る人を巻き込む「力」と突っ込みをいれる「隙」がある。
たとえば旧エヴァンゲリオンは、ラストまでは非常に完成度が高い作品だったと思うけれど
しかしあのラストでなかったら、今日の知名度を獲得していたとは思いがたい。
「わかってる人たち」がパロディとオマージュを読み解きながらデュフフコポォするだけのアニメだったのではないか。
そこまでにみっしり詰められたオタク向けの「力」とラストの「穴」、設定の「隙」が、人々を熱狂させた。
キルラキルの中島かずきは劇団☆新感線で何万人を動員する脚本を書いてきた。
その話もいつも隙だらけで粗いものだ。
けれど、粗くとも「力」がある。
細かい整合性や緻密さを脇において、観客が見たいものを見せる根性がある。
(新感線の舞台については、さらに脚本をカバーする演出の緻密さがあるのだけどここではおいておく)
何が言いたいかというと、
「こまけえことを気にしたって客が喜ぶとはかぎらねえんだよ」
「ちょっと隙があるくらいが魅力になるんだよ」です。