はてなキーワード: コザクラインコとは
コザクラインコ「存分に嗅いだらええで」
コザクラインコ、雛から育てて2歳半になった。飼い始めた頃は性別不明だったが、今は発情行動から女の子と判断している。ただし産卵したことがないので確定ではない。
よくご世間では「コザクラインコは愛情が深く、パートナーと決めた相手一人にしか懐かない」とかいわれたりする。この子にとって飼い主増田の妻がつがいの相手だ。鈴入りボールを投げ合ったり、もやしでチャンバラごっこしたりと楽しそうだ。季節の変わり目には「さあ私の背中に乗って賑やかな家庭を築くのです」とばかりに両翼を広げておしりを高く上げている。
でも増田妻に懐いてしまったから飼い主増田は蚊帳の外になったかといえば、そうでもない。どうやら飼い主増田はインコにとって父親的な存在と認識されているようだ。
今でもインコに晩ご飯を食べさせるのが増田毎晩の日課となっている。といっても挿し餌して食べさせるわけではなく、餌箱を手に持ちインコが食べる姿をひたすらじっとり見つめるだけである。見つめられながら食べる皮つき雑穀は大変美味であるらしい。
コザクラインコ、1歳になったばかり。
とりあえず(褒められたものではないなりに)生活が安定しているのでメモ。
06:00 全員起床・放鳥開始
インコも覆いを外して起こす。
すっごく嬉しそう。片足・片翼ずつ交互に伸ばしてストレッチする姿が綺麗。
ケージの出入口を開けると飛び出してきて手に乗り、特大うんこちゃんを出したら体重測定。
夜の測定より1~1.5gくらい少ないのが普通みたい。ちなみに特大うんこちゃんは0.2gくらいの重さがあるらしい。
06:30 朝食
犬用プラ製食器をインコの食事場所にしている。中にシード類を入れてやると比較的おとなしく食べている。
たまにヒトの食べ物に食いつくときがあるので、インコには勧められないが短期的な毒性の出なさそうなパンと、インコの食欲をそそらない外観のおかずを朝食にしている。気が向くとパンを3口くらいかじられたりはする。
食事以外の時間は勝手に飛び回って一人遊びしたり、ヒトにじゃれついたりして時を過ごす。
07:30 飼い主増田出勤・放鳥終了
どうにかしてケージにお帰りいただく。
帰ったらケージ内の餌をモリモリ食べ始めるので、とりあえず数分話しかけながら観察する。
飼い主の視線を感じながら食べるセキセイインコミックスは美味であるらしい。
08:30 増田妻出勤
増田妻は出勤まで後片付けや出勤の支度。
とりあえず同じ部屋にいれば、ケージのなかでもインコは一緒にいる気分になれるらしい。
昼寝したりケージの中のおもちゃをどついたりして時を過ごしているらしい。
家の中にヒトの気配がすると盛大に鳴くけれど、鳴いても誰も来ないとわかっていれば無駄鳴きしない。
日が暮れるまでは家事したり同じ町内に住む老親たちを訪ねたり、趣味の時間に当てたりしている様子。
19:00 夜放鳥開始
晩ご飯の支度のうち、インコがいても危険が少なさそうな作業は放鳥下でも行う。
特に野菜の下ごしらえはいろいろ食べさせてもらえるのでインコにとっても楽しいようだ。
増田妻の腕や肩に乗ってじーっと作業を観察している。そこでむやみに手に飛びつかないのは偉いと思う。
米をとぐ時はそれはそれはもう大喜びで、お米もらって嬉しそうにポリポリかじる。
近づいてくる車の音で帰宅を察するらしく、ぷいぷい鳴きながらリビング入口を見下ろせるところに陣取る。
そして飼い主増田がリビングに入ってきた途端に降下して頭を襲う。
増田妻が火気を扱い始めるので、そのときは飼い主増田と別室で遊んだりしてキッチンから引き離す。
インコはケージに返して、静かな部屋へ移動させて覆いをかぶせる。
朝まで物音をほとんど立てずに寝てる。
夜遅いのが健康上どうなのよという話は出ると思うけれど、そこは昼寝でかなり補っている様子。
ヒトが周囲にいるときは眠たそうな様子を見せず元気いっぱい暴れまわっている。
インコを飼うときは朝に起こして日没に寝かせるのが理想と言われているけれど、共働きで昼間不在でもこんな感じで一応生活リズムを作れる。
ここ2ヶ月以上、ずっと毎日何本か綺麗な色の羽が抜け落ちている。別にハゲるわけでもなく元気いっぱいなので、まぁ雛換羽としてはそこそこ順調なのだろう。おでこの生え際も大変美しくなり、とてもうれしい。
抜け落ちた羽で汚れていないものはガラス容器に入れて保存してる。透き通った黄色の中に時々青やオレンジが混じっていて綺麗。成長記録みたいなものかもしれない。
抜け毛のなかで飼い主増田のお気に入りは、おでこに生えてた赤い毛。
2~3mmくらいの大きさでかわいい。発見すると指に乗せてしばし鑑賞するのだが、あまりにも軽く小さいので空気の流れに飛ばされて行方不明になるのが常だ。
※以下、セキセイインコからコザクラインコやボタンインコくらいの小型インコを想定して書いてます
もし小型インコ類を飼うなら、是非前もって飼育書を読んでおいてもらいたい。
ショップから購入する分には安価で手軽っぽい生き物に思えるんだが、小鳥を飼った経験のない人が意外に見落としがちな注意点がとても多い。
また感情豊かで愛は無償の生き物なんだけど、それゆえ打算では動いてくれない難しさがある。コミュニケーションの取り方が独特なので、それについて事前知識を入れておくと信頼関係を築くのに大変役立つだろう。
ただひとつだけ、飼育書の中にもしばしば間違って述べられていることがあるので書いておきたい。
飼育書には「インコを人の頭に乗せないように」と書かれている。これは正しい。
一部の飼育書には「肩にも乗せてはいけない」という記述が加わっていたりするが、そっちは間違いだ。
小型インコが飼い主の表情を見ながら対話できる場所なので、肩が好きなら乗せてやったらいい。
「インコが肩に乗ってきます。やめさせたいんですがどうしたらいいですか」と悩まなくていいことを悩んで不幸になっている飼い主が多そうなので書いといた。
おまけ。
なぜインコはこっちに飛んでくると決まって頭に着地するのか。
見晴らしがよくて安全だし、速度が出てても着陸滑走ができて止まりやすいからだ。重要なことなので言っておくが、そこに人をナメてかかるような悪意はないので腹を立てないようにしてもらいたい。
なまじ居心地がいいのでインコがそこに長時間留まってしまい、飼い主の表情を見て感情を読み取る習慣がなくなってしまうから。そして、頭髪の上でフンをされると取り除くのに大変難儀するからだ。
頭に止まったら即座にインコの腹のあたりに指を差し出し、指に乗り移ったら肩に降ろしてやる。これを淡々とやればよく、頭に止まらないようしつける必要はない。
生後5ヶ月半のコザクラインコは順調に育っている。
今朝は歯を磨いていると蛇口に止まって、蛇口の水とこちらをチラチラ交互に見ていたので水浴びでもしたいのかと思ったが、やはりそうだったらしい。水量を調節してから手で水をすくってやったら、手のひらに溜めた水で胸毛を浸し、吐出口の真下に頭から突っ込んで滝に打たれ、満足した様子であった。
交互にチラ見はおねだりの基本だから、これからも多用してほしいと思う。
今の子を我が家に迎え入れる前も、コザクラインコを一羽飼っていた。
彼とは13年ほど一緒に暮らしたが、穏やかで人懐っこく、そして賢い鳥だった。
彼はひまわりの種が大好き。
黒ひまわりより白黒しましまひまわりが良く、大粒より小粒の方が好みであった。
ある日、彼を手の上に乗せて遊んでいると、おやつ皿と戸棚の引き出しをチラチラと交互に見るしぐさをしてから、こちらを見て目を輝かせ「ぴっ」と鳴いた。
きっと戸棚の中にあるひまわりの種が食べたいのだろう。
はいはい、わかりましたよと引き出しを開けてひまわり袋を出す。
ここで何となくいたずら心が出てきて、この前買ってみたけど不評だった大粒ひまわりを一粒取り出し、おやつ皿に置いてみた。
さて、食べるかな。
彼はおやつ皿の大粒ひまわりをしばらく眺めてから顔を上げ、こちらの顔をじっと見つめる。
そして大粒ひまわりとこちらの顔を交互に見つめることを繰り返した。
これじゃないよと訴えているようで、ちょっと笑いが込み上げてきた。
うん、悪かった。これならどうでしょう。
今度は大好物の小粒しましまひまわりを出して皿に入れてやった。
こちらを向いて目を輝かせ「ぴぴっ」と鳴いた後、おやつ皿に飛びついてポリポリ楽しそうに食べていた。
やんちゃな雛鳥の相手をしていると忙しさで気がまぎれるし、成長する喜びにあふれている。
でもやっぱり彼がいた日を思い出すと悲しくて仕方ないときはあるんだ。
生後5ヶ月、やんちゃ盛り。
カゴから出せば元気いっぱい室内を飛び回り、部屋に吊るしておいたブランコを全力で漕ぎ、でもやっぱり人の肩や手に何度も戻ってくる。
なんだか楽しそうで何よりだ。
でも四六時中放鳥してたら飼い主が疲れてくるし、鳥にとってもメリハリのある生活は必要だ。というわけで1日2~3回、毎回1~2時間カゴの外に出してやるのが日課になっている。
では遊んだ後、どうやってカゴにお帰りいただくか。
鷲掴みにして強制送還はやらないようにしている。背後から掴まれるというのは小鳥にとって猛禽類に捕獲されたような恐怖感があり、絶対ダメなんだそうだ。
そこでひまわりの種を手のひらに乗せておびき寄せ、そのままカゴに入れてしまうことにした。これならあまり強制された感じもなく穏便に帰ってくれる。
ところがこの方法、ここ数日どうも見破られている気がしてならない。
理由もなしにひまわりくれるとか絶対怪しい、とでも思っているのだろうか。
ついに、ひまわりの種をひったくって高いところに退避し、そこでゆっくり食べることを覚えてしまった。
山のてっぺんで食べるお弁当はおいしいねえ、みたいな気持ちもあるようで憎めない。日頃からおやつをあげると時々高いところで食べている。
こいつは皮をむかないと美味しいところにたどり着けない穀物で、一心不乱に皮をかじって身を開こうとしている。自分の乗っている手がカゴに向かっていることなど気にもかけずに。
これでしばらくは苦労せずに済みそうだ。
生後5カ月、成長とともに接し方も日に日に変わる。
ゴールデンウィークのときは毎日3回スプーンで雛ごはんをあげて、食事以外はずっと暗くして寝かせてた。
バタバタ羽ばたいて餌箱を倒した日に雛飼育ケースから大人用ケージに入れてみたら、その日のうちに初飛行。
キッチンの流し台の前にブランコを作ってあげたら大喜びして、早速ブンブン漕いで目を回してた日のことは忘れない。
すぐに壁沿いに周回するよう飛ぶことを覚え、それ以来壁にぶつかることなくどこへでも行けるようになった。
ひとり遊びしてても、人が立ち上がると飛んできて肩に止まる。
人に見つめられながら食べる餌はいつもより美味しいらしく、モリモリ食べる。
これからが楽しみだ。
でもやっぱり思う。
今夜寝かせたこの子が翌朝起きてこなかったらどうしようって。
素人目にも確実なのは卵を産んだら♀で間違いない、くらいの話で。
血液を採取して遺伝子検査にかける手もあるそうだが、そうでもなければ発情行動から推定するしかないのが現状。
うちの子も生後4ヶ月を過ぎたあたりから発情行動の真似事みたいな、拙いなりにそれっぽい挙動をたまに見せるようになってきた。
まず見られたのが、紙を切って背中に挿そうとする行動。
次に、背後から迫ると翼を垂直に立てる行動。
そして、丸めたティッシュを見つけると不穏なステップで踏みつける行動。
紙を細長く切って背中に挿すのは巣材をこしらえて巣に持ち帰るためで、以前は♀特有の行動だといわれていた。実際には雌雄どちらも行うが、やはり♀の方が仕事は丁寧だ。うちの子は細長く切ることができず、一口大フレーク状の紙片を腰に埋めようとしてポロポロこぼしている。紙を噛んでいる姿を1ヶ月近く見ているが、上達する気配がない。
背後から飼い主の手が近づくと翼を開き、姿勢を低くしておしりを上げる行動の意味は察しがつくだろう。上に♂を乗っけて交尾したい♀の行動である。ところがこの行動、たまに♂もするんだ。種を超えて夫婦愛を築くことのできるラブバードの愛情においては、性別など些細な問題に過ぎないのである。うちの子は翼を開くところまでいかないが、翼を閉じたまま垂直に立てたりする。ちょっとかわいい。
ティッシュを見つけると畳んで丸めてその上に乗って腰を振ってしまうのは♂の悲しい性である。最後に翼を開く姿とか、まさにフィニッシュという言葉しか思い浮かばない。これは数日前に気付いたのだが、うちの子はティッシュを見つけると、独特なステップで踏み踏みするようになってしまった。腰を振るところまではしてないようだが。試しにその状態で背中から迫ってみたら翼がピクッと動いた。
もしかして雌雄どっちになりたいか決めてなくて、まだ迷ってるんじゃないだろうかとすら思う。
飼い主増田のおすすめとしては♂だけどな。卵産まなくてもいいし。
でも本人が♀になりたいのであれば、そこに異論はない。
生まれて1ヶ月半くらいで挿し餌してた頃の体重が空腹時で50g、満腹時で+5gだった。
それが一人餌への移行や初飛行で一時は44gまで減っていたので、やっと元に戻った感じ。体型もセキセイインコみたいなほっそりとした姿から、コザクラインコらしいずんぐりむっくりになってきて、飼い主増田としては大変喜んでいる。
体重は毎日量りなさいといわれるが、なかなかこれが難しかった。
乗るのを嫌がるし、じっとしてない。
先日、ふと思い立って
指に噛みつくつもりでなんとなく体重計に乗る
「よくできました!」といっておやつをあげる
みたいなことをやってたら、3日で自発的に乗るようになった。
あっさり覚えたので拍子抜けである。今までの苦労は何だったのか。
次は何を覚えてもらおうか。