はてなキーワード: クルーグマンとは
小説家だとバラードに一番影響を受けた。現実の見え方が変わった。
意志力は筋肉のようなもので、使うと疲れるし、鍛えることができる。という本。
俺はこれ読むまで努力ができないし、我慢もできないし、自制心のない人間で、もうこれはずっと続くと思ってたんだよね。
でも、これ読んで少しづつ自己コントロールができるようになってきた。
嫌いな説教臭い体育会系的な根性論じゃなくて、心理学の実験を踏まえた、科学的な内容なのですんなり受け入れられた。
今もうまくはないけど、この本を読んだら少しはマシになって、職場とかで雑談できるぐらいにはなった。
ウォーホルのカラっとした、ポップな世界観が自分とまったく真逆で衝撃を受けた。
これを読んで、落ち込んだら世の中の全ては取るにたらないしょーもない出来事なのだ。と少し考えられるようになった。
ずっと経済学というのは後付けの屁理屈で何の役にも立たないしょーもない学問だと思っていたが、
自分はリベラルではなくガチガチの保守だと自認していて、かつクルーグマンではないけれどもミクロ経済学もマクロ経済学も一通りやっているのだけれど、デフレを退治しさえすればよい的な主張の妥当性が分かりません。何故日銀の信用失墜を心配したり、長期金利の上昇を心配することがトンデモなのでしょうか?デフレ退治の結果が悪性インフレやスタグフレーションにならないという根拠はどこにあるのでしょうか?今はその兆候が見られないことを心配することはトンデモだということなのでしょうか?自分はたまたまヨーロッパの経済危機が世界的には遥かに深刻だから日本が今のところ助かっていだけだと思っているのですが。
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4755910.html
【悲報】日本は今後スタグフレーションに陥ります:哲学ニュースnwk
hobbling スタグフレーションにはならんよ、普通にデフレが悪化するだけ。2%のインフレ率は無理だし。 2014/10/07
Moonlightdance ハイパーインフレ教だね。あと、公務員に対する誤解は大きいなぁ 2014/10/07
kasumani これを真に受けて騒いでいるのは、なんで会社が賃金上げないのかもう少し考えろよ… 2014/10/07
bluelive ハイパーインフレは過度の物資不足で起こる現象だから煽るほどのことはイスラム国が拡大して油の輸出ストップでもかけないと難しいが、賃金が上昇しないで現在のインフレが続くと悪性インフレになる 2014/10/07
apricotbarley 日本 経済 考え方 公務員のお給料の仕組みから理解不足な気がします。 2014/10/07
ropponzo はてブ民は、何で経済ネタになるといきなり情弱になるの? 2014/10/07
cybo スタグフレーションって言いたいだけの人に見える。 // 例えば、クルーグマン。 > 「スタグフレーションが差し迫っているという恐れが大間違いな理由―は、賃金の急上昇がまったくないからである」 http://goo.gl/ePPZjy 2014/10/06
yorunosuke 経済 実際は企業の業績も株価も賃金も上がってるのに「下がっている」という現状認識がまずおかしいので読む気をなくした 2014/10/06
hatekun_b はてブはホントに経済ネタ弱いなぁ 2014/10/06
ninosan これを本気で信じているのであれば、ドル建の債権ファンドを買っておけば円安ショックには耐えられる。なお、自身はドル建のダウ連動ファンドで相当利益が出ている。 2014/10/06
SusanoJapan ≫5の時点で読む気失せた。既に層の厚い年齢はだいぶ平均寿命に近付いてるのに未だに老人ガーって、あと何十年老人ガー言い続けるんだろな。そもそもアベノミの目的て国民の消費促しでは無いわな。 2014/10/06
家電量販店などで店員と交渉すると値段が安くなったりする。
今回話したいのは、なんでそんな風な仕組みが採用されているかっていう話。
ちなみにこの話題を取り上げたのは、はてな界隈でこの話題(の倫理的側面)が盛り上がりつつあるらしいから。
(例えばhttp://fujipon.hatenablog.com/entry/2014/06/30/145658)。
実はこれはミクロ経済学の教科書で独占や寡占の章を読むと書いてある典型的な話だ。
順を追って説明する。
家電量販店は多くの場合、周りに競合店が数えるほどしかなく、一つの街に限れば、
独占といわないまでも寡占を達成している状況だ(注1)。
でも、値段を釣り上げてしまうと、当然お金のない人とか、購買意欲が少ない人とかは
お金のある人には高く売り、ない人には安く売る、これが量販店にとって理想だ。
この理想に近づく為に登場するのが「交渉すると安くなるシステム」だ。
「交渉してまで値段を下げたい人」ってのは(言い方が悪いが)
「ちょっとの値段を下げる為に時間をつぎ込めるほどお金を節約したい人」であり、
したがって「お金のない人」だ。
こういう人は定価では買ってくれないだろうから、安く商品を売ってしまう。
一方わざわざ交渉しない人は「別に定価で買ってもいいや」と思っている裕福な人なので、
こういう人には高い定価を払ってもらう。
こうしてお金のある人・ない人の両方からお金を取り、儲けを最大化しようとしているわけだ。
というわけで、何で「交渉すると安くなるシステム」が採用されてるかというと、
「まぁ、商売ですから…」という事ですね。
ちなみにこの種の話はよくある事で、スーパーがタイムサービスを行う理由とか
航空券の値段が激しく変動する理由とかも同じ理屈(も原因の一つとして)で説明がつく。
(そしてこれらもミクロ経済の教科書によく例として載っている。)
(注1)厳密にいうと独占的競争である事が多いが、難しくなるので立ち入らない。
(注2)正確には完全競争の場合。この場合競合店との競争に負けない為に値段は極限まで下げざるを得ない。
======
(追記)
どの教科書に書いてある?>例えばクルーグマンのミクロ経済学。他の教科書にも載ってるはず。
量販店が寡占って…>似た例だとクルーグマンの本ではガソリンスタンドを独占的競争とモデル化してたはず。ここでは量販店にある程度の価格決定能力がある(ので値引き可能な)事だけ認めればOK.
搾取は言い過ぎ>釣りぎみタイトルですいません。本文はまじめに書いてる。
トラバ>なんだろね、これ…。
この記事に限らないが本件に関する言説のほとんどが「本を読む」というわかりやすく重要なモチーフを見落としている時点で、
作品の意味を曲解した単なる表現弾圧でしかなくなっている。この点についてまともな反論がない。
こういう反知性主義に加担する奴が、学説史の反芻のような生産性ゼロの営為に耽るのはある意味仕方ないか。
はてな匿名ダイアリーで強引な我田引水で「掃除の合間にしか読書できないから奴隷」なんて
変な反論も見かけたが、介護や家事のようなオートメーション化が困難な労働こそ、遠い将来
人間に残される人間的労働だという説(ノーベル経済学賞のクルーグマンなんかが言ってる)もあるわけで、
その匿名がSF的想像力を欠き表現弾圧に加担しているのは明白だけれど、現実に進行中の
経済的・技術的変革にも目を閉ざしている時点で、そもそも社会について語る資格を持たない低能だということになる。
ちなみに女性の多い介護労働の賃金が低いのは、女性が差別されているからではなく、
市場機構に任せれば価格高騰で介護労働を安価に供給できず、多くの家庭が介護労働に
忙殺されることになる恐れがある為、政府が政策的に介護報酬を低く据え置いていることと、
それとは完全に別次元の問題として、サービスの受け手(なかでも女性)が「女性に介護されたい」と
女性の社会進出が進む北欧でも、こうした介護や保育のような政策的介入で低賃金に
据え置かれた産業が、女性の雇用の多くをまかなっている。まあこの辺は常識かな。
日本の男女の賃金格差が酷い一因は、家事労働の外部化が進まずM字型就労を余儀なくされるからだが、
しかし家事労働の外部化が進んだところで、女性の家事労働への従事という現状はさして変わらない。
誰かが家事労働を担わなければならないし、そして家事労働のサービスの受け手には
こういう現実を知った上で、「家事労働は奴隷のやることでその解放がフェミニストの仕事」だという
スタンスを維持するのは、逆にスティグマで苦しむ人間をただ増やすだけだという気がするんだがねえ・・・
まあその辺の繊細さの欠如が度重なる炎上事案の根本的要因なんだろうけど。
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1387978659/n941-101
安倍晋三は、経済の救済者ではなく、ナショナリストで、第二次世界大戦の残虐行為を否定し、経済政策に明らかに少ししか関心が無く、もし彼が正統派を否定していたとしても、良く考えて異端理論を採用したと言うよりも、学問的意見に対する一般の侮蔑を反映したものであろうと書いてありますね。
Now comes Shinzo Abe. As Noah Smith informs us, he is not anybody’s idea of an economic hero; he’s a nationalist, a denier of World War II atrocities, a man with little obvious interest in economic policy. If he’s defying the orthodoxy, it probably reflects his general contempt for learned opinion rather than a considered embrace of heterodox theory. - Is Japan the Country of the Future Again?
しかしムッソリーニを暗示しつつ、悪い人が正しい事をする事もあると言っています。
It will be a bitter irony if a pretty bad guy, with all the wrong motives, ends up doing the right thing economically, while all the good guys fail because they’re too determined to be, well, good guys. But that’s what happened in the 1930s, too …
http://anond.hatelabo.jp/20130225162334
経済学者がほぼリフレで一枚岩になるほど一致して政府にリフレ政策を助言できるようにならないと、あるいは(同時に)世間にリフレ政策がひろく受け入れられるようにならないとリフレ政策は現実問題として相手されない
とすれば、なぜ元祖リフレーションの高橋是清は、あるいはFRBのバーナンキは、リフレ政策を実行に移すことができたのか、という疑問がある。
高橋是清の場合は、旧平価による金解禁と強烈な緊縮政策のダメージがあまりにも大きかったためにリフレに賭ける他無かったのかもしれないが、バーナンキの場合は、クルーグマンが国債自警団なんてやゆするように、量的緩和策に対する批判も大きかったわけだ。
P.S.1
http://anond.hatelabo.jp/20130202195230
岩本氏の当該部分は、デフレ脱却をめぐるごたごたを終結させるための提言という特殊な状況におけるものであること、
またより直接的には
http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/32738553.html
・「ターゲットを1~3%に」現時点で必要なし。現在はターゲットから外れているので,ターゲットの変更がインフレ期待に織り込まれる効果は期待できない。現在のターゲット(0~2%)に入ったところで,CPIの上方バイアス等のターゲットを決定する要因をあらためて見直す。
と述べられていますので、目標政策をただ引き上げることの効果には否定的であると判断します。
なお、中央銀行ガバナンスというのも「信憑性のない口約束」に縛りをかけることで時間軸効果を高めるものであるため、分ける必要はないと考えます。
P.S.2
http://twitter.com/night_in_tunisi/status/297643475992735744
ミスリーディングな部分も。たとえばクルーグマンはゼロ金利の期間を指定してるんじゃなくて、4%インフレの期間を指定してる。全然違う。
ここは確かに悩んだ部分でして、
http://www.nytimes.com/2011/08/26/opinion/bernankes-perry-problem.html?_r=0
などを読むと、目標政策と絡めない、ただ期限を示すだけの時間軸政策にも賛成であると判断できるものがありましたので○としました。
ただ、確かに目標政策と絡めないものよりは、目標を定めての時間軸効果の方が効果的であると考えているであろうこと、
また最近の金融政策におけるKrugmanのスタンスは、完全にWoodfordに賛同、と思われる発言もあるため、Woodfordと同じく△へと変更します。
たとえばクルーグマンは・・・と述べられているということは他にもミスリーディングと思われる部分があるということと思いますので、指摘して頂けると幸いです。
村上尚己─池田信夫論争にあるWoodfordの主張について / ニュースの社会科学的な裏側
http://www.anlyznews.com/2013/02/woodford.html
を読んでいて、こういう表にしてまとめてくれたら分かりやすいのになと思った。
あくまでゼロ金利下で金利政策という手段が使えない場合かつ、緩和方向の政策に限ったときの評価です。
池田信夫 | 高橋 洋一 | 村上尚己 | 浜田宏一 | 岩本康志 | 齊藤誠 | Bernanke | Krugman | Woodford | |
ゼロ金利期間の指定(目標政策と絡めない時間軸) | × | ○ | ○ | ○ | △ | × | ○ | △ | △ |
目標政策(インタゲからNGDPLTまで)の導入・引き上げ | × | ○ | ○ | ○ | × | × or △ | ○ | ○ | ○ |
貨幣代替資産(残存の短い国債など)の購入 | × | ○ | ○ | × | × | × | ○ | × | × |
貨幣非代替物(5年より長い残存の国債~株式ETF、MBSなど)の購入 | △ | ○ | ○ | ○ | △ | × or △ | ○ | ○ | ○ |
△・・・効果はあるが非常に小さい、もしくは効果はあるが副作用の方が大きく望ましくない
注)バランスシートの規模を通じたアナウンス効果は貨幣代替資産(残存の短い国債など)の購入の項目に含まれるとした。
異論があればトラバでどうぞ。訂正した評価と参照すべきものを教えて下さい。
他につけくわえたい人がいる場合も同様に。
P.S.1
http://anond.hatelabo.jp/20130202195230
岩本氏の当該部分は、デフレ脱却をめぐるごたごたを終結させるための提言という特殊な状況におけるものであること、
またより直接的には
http://blogs.yahoo.co.jp/iwamotoseminar/32738553.html
・「ターゲットを1~3%に」現時点で必要なし。現在はターゲットから外れているので,ターゲットの変更がインフレ期待に織り込まれる効果は期待できない。現在のターゲット(0~2%)に入ったところで,CPIの上方バイアス等のターゲットを決定する要因をあらためて見直す。
と述べられていますので、目標政策をただ引き上げることの効果には否定的であると判断します。
なお、中央銀行ガバナンスというのも「信憑性のない口約束」に縛りをかけることで時間軸効果を高めるものであるため、分ける必要はないと考えます。
P.S.2
http://twitter.com/night_in_tunisi/status/297643475992735744
ミスリーディングな部分も。たとえばクルーグマンはゼロ金利の期間を指定してるんじゃなくて、4%インフレの期間を指定してる。全然違う。
ここは確かに悩んだ部分でして、
http://www.nytimes.com/2011/08/26/opinion/bernankes-perry-problem.html?_r=0
などを読むと、目標政策と絡めない、ただ期限を示すだけの時間軸政策にも賛成であると判断できるものがありましたので○としました。
ただ、確かに目標政策と絡めないものよりは、目標を定めての時間軸効果の方が効果的であると考えているであろうこと、
また最近の金融政策におけるKrugmanのスタンスは、完全にWoodfordに賛同、と思われる発言もあるため、Woodfordと同じく△へと変更します。
たとえばクルーグマンは・・・と述べられているということは他にもミスリーディングと思われる部分があるということと思いますので、指摘して頂けると幸いです。
>リフレ派はすぐに机上の極論持ち出すからダメなんだって話でしょ
リフレ派の基となるクルーグマンのモデルにしても、長年積み上げられたマクロ経済学の延長上にあるもので極論とは程遠いし、
その他の参考にしているものも、(たとえばサージェントの4大インフレーションの終焉など)歴史観察によるものが多く極論とは程遠い。
そして、直近の実証分析(たとえばhttp://www.mof.go.jp/pri/research/discussion_paper/ron218.pdfなど)は当然ながら極論とは程遠い。
「リフレ派はすぐに机上の極論持ち出す」というのはガセに過ぎず、そんなガセを信じて拡散してるとすれば、『自分はリフレについて殆どまともに知らないくせにリフレ批判したがる「知ったか」』だと言っているようなもの。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-90cf.html
http://b.hatena.ne.jp/dongfang99/20120715#bookmark-101877238
何で皆無と断言できるんだろう?
ちょっと調べれば何人もいるのがわかるのに。
知ってていないことにしてるだけかもしれんが。
期的な財政規律のために税制の再考が必要だ.財政再建の原資は「2%インフレと2%成長で毎年4.5%の税収増」「80兆円の相続財産への広い課税」「累進課税の90年代半ば水準への復帰」その後に消費税だと思う
http://twitter.com/iida_yasuyuki/status/6550260249
http://mainichi.jp/feature/katsuma/crosstalk/2010/01/post-35.html
インタゲで名目4%成長+納税者番号+インボイス+α=財政再建 α=所得累進課税+相続税強化-法人税減税でどうよ
やぁやぁ、ご入学おめでとう。
TOKYO怖いなぁだの、そろそろせっくすしたいなぁだの、友達できるかなぁだの、
各自思うところはあるだろうが、そういう不安に対してオトナがドヤ顔で語るエントリは
塵芥のごとくはてな村には存在するし、私は粛々と本を挙げようと思う。
ま、やる気ある人だけ読んでくれればいい。
何故か?私が想定している読者がいきなり古典を読めるほどの知性があるとは思えないからです。
上にある本のあとなら接続できるものもあるし、大学のセンセの指導の下で読むならいいんじゃないかな。
「ここに挙げとかねーと一生かじることがねぇだろうな」って分野とか、
教科書で体系的に順番に学んでいて「なんで俺こんなんやってんだろ」とかわけ分からなくならんうちに
そんじゃーね!
http://krugman.blogs.nytimes.com/2012/01/09/japan-reconsidered-2/
日本の低落が誇張されてることについて彼の言わんとしてることは正しい
(略)
ほんとうの日本問題とは,その低調な経済成長の多くが人口動態に関連してるってことだ.OECD の数字をみると,1990年には15歳から64歳の人口が8600万人いたのが,2007年には8300万人に減ってる.一方,アメリカの労働年齢人口は1億6400万人から2億200万人に増えている.
(略)
Fingleton は次の点で正しい:このデータは,広く言われてるような日本没落っていう見方と合致しない
(略)
このところぼくはよく言ってるんだけど,いろんな人が「ぼくらはこの危機に対して日本みたいにダメな対応をとってしまわないかな」と質問するとき,彼らはずいぶんと遅れたことを言ってる.実際には,まさにいまぼくらは日本よりダメな対応をとっているんだよ.
http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20110220/1298191592
藻谷浩介『デフレの正体』を「疑似科学」「トンデモ」と決めつけてるけど、それってリフレ派が言ってるだけじゃね? 本当にそうなの?
http://ohtake.cocolog-nifty.com/ohtake/2011/02/post-c69b.html
って意見だってあるんだからさ、本当に「疑似科学」「トンデモ」なのか、きちんと議論すべきじゃね? 本当に「疑似科学」「トンデモ」なら、それを誉めそやす大竹教授は悔い改めてもらわなきゃいけないわけで。
そもそもリフレ派って、素人の論説ばっかり叩いていて、経済学者同士での論争をほとんどしないよね。やたらと「専門知」を振りかざして「世間知」をくさしてるけどさ、だったらまず、きちんと「専門知」としての地位を確立してみろ、っての。え、アメリカではみんなそうだって? じゃあ客観的に証明してみろよ。少なくともクルーグマンが何度も批判しなきゃいけないぐらいには、反対派がいるわけだけど、リフレ派ってそういうことには触れないし、主観的な主張だけじゃ信頼するに足りないね。
http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20100822/p1
クルーグマンが富裕層増税を訴えているという話も耳タコなぐらい聞きましたが、その中で実際に富裕層増税に賛同してそうな人はほぼ皆無でした。
歴史修正主義に反対してるなら事実確認くらいきっちりやってから書けばいいのに、何で皆無と断言できるんだろう??ちょっと調べれば何人もいるのがわかるのに。
http://mainichi.jp/select/biz/katsuma/crosstalk/2010/01/post-35.html
インタゲで名目4%成長+納税者番号+インボイス+α=財政再建 α=所得累進課税+相続税強化-法人税減税でどうよ
http://twitter.com/YoichiTakahashi/status/20630051642
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/122/
期的な財政規律のために税制の再考が必要だ.財政再建の原資は「2%インフレと2%成長で毎年4.5%の税収増」「80兆円の相続財産への広い課税」「累進課税の90年代半ば水準への復帰」その後に消費税だと思う
Apemanさんをはじめ、リフレ政策の有効性を疑っていたりするわけではないのに、
> Apemanさんや、コメント欄にお書き込みの仲間のみなさんのような方々にこそ、是非拙著を読んでいただきたいと思っております。私がそこで主張しておりますのは、左翼的価値観の望むことを実現するためには、不況の脱却は必要条件だということです。十分条件ではないかもしれないが、必要条件。
http://matsuo-tadasu.ptu.jp/essay__100820.html
みたいな反論をしても、意味がないというか、そういうことを問題にしているわけじゃないのに、「リフレ派」はそういう問題のすり替えをする、とますます問題を悪化させるような。
たぶん、Apemanさんたちの問題意識の理解は、やはりrnaさんがもっとも本質をついていて、
>クルーグマンを読んで欲しいというのはその通りなんですが、今問題になってるのは「リフレ派政治家がクルーグマンじゃなくてアイヒマンだったら、それでも支持するの?」みたいな話です。いや、それは極端かな。。。
http://d.hatena.ne.jp/rna/20100817/p2#c1282255089
というところのはず。松尾さんはこの点には楽観的で、
> ともかく、リフレ派は組織でも派閥でもない上に、金子議員はリフレ派の中でもただの一ユーザーで、リーダーでもなんでもないのですから、リフレ政策に賛同することが金子議員の主張を許容することになるわけでは全くありません。別に自ら「リフレ派」と称さなくても、失業者をなくすために、多少のインフレはむしろ望ましいものと思って、無からおカネをどんどん作る政策を要求なさるならばそれでいいのです。その経済的なメカニズムについては、是非拙著をご検討下さい。
とのことですが、理屈では「リフレ政策に賛同することが金子議員の主張を許容することになるわけでは全くありません」と言えても、リフレ政策への支持がリフレ政策を主導する議員への支持として世間的には影響を及ぼす可能性があるのだから、松尾さん、人が良すぎ、ということ。
>それなりの規模の騒ぎにはなってるにもかかわらず、結局 rnaさん以外にはただの1人も「いやなるほど、たしかにレイシズムや歴史修正主義は問題だ。緊急の問題への取組みが一段落したら注意を払おう」ってリフレ派は現われてないですよね。これってあまりにも示唆的すぎると思うんですが。
http://d.hatena.ne.jp/rna/20100817/p2#c1282306601
というApemanさんの指摘に対して、リフレが成功したら少なからぬ人が反対するよ、といっても納得してもらえるわけない。それどころか、
>まあ、率直にいって、いまさら右派と左派とかよく本人もわかってないような対立軸持ち出して、ある特定の経済政策を主張する人を批判する場合は、1)その主張する人が感情的に嫌、2)別な私的利益を守りたい のいずれかでほぼ間違いないと思う。そうでなければ、ただの古臭い思想ボケ
http://twitter.com/hidetomitanaka/status/21626737559
なんていう人が主要なリフレ派の一人なんですから。Apemanさんたちがこれまでいろいろ積み重ねてきたものを、こんな風に踏みにじられておいて、それでもリフレ政策推進に協力すべきだなんて言われて、それはいくらなんでもひどいじゃないかと反論すれば、リフレ政策がわかっていないんじゃないかなんて。
もちろん、松尾さんがそうした主張の持ち主でないことはよくわかるけど、こういう言動を批判せず許容しておきながら、リフレ派はカルトじゃないとかいっても、白々しく聞こえて当然。