はてなキーワード: キムチ鍋とは
キムチ鍋に追加したらすげぇ辛ぇ…
○ご飯
朝:カロリーメイト。昼:ばかうけ。夜:キムチ鍋。雑炊。間食:ポッキー。アイス。
○調子
ダンガンロンパ1とゼロに続いてレインコード発売前に小高さんのゲームを復習しよう計画でリプレイ。
システムは議論をゲームとして楽しいものにディフォルメしたノンストップ議論は健在、反論だけでなく同意のシステムでより議論を楽しめる。
他のミニゲームでは、ノンストップ議論が一点を狙い撃つシステムなのに対し、多くの言葉を切り捌いていくように遊ぶ、銃でなく剣で議論する反論ショーダウンも議論のディフォルメという意味でなかなか面白かった。
この二つはわかりやすく議論のワクワク感やドキドキをゲームシステムに落とし込んでいて僕の好みだった。
ストーリー的にはガッツリ続き物だが、その続き方を一捻りふた捻りしてくるのが面白さ。
前作の最終局面および小説版のゼロで語られた希望対絶望の対決が大きく取り扱われている。
この対決というメインテーマに大きく関与する3人の登場人物と、お風呂に入らない女の子が印象的だったので紹介したい。
才能が幸運、超高校級の才能の持ち主であるみんなが大好き、希望を信じている、声優さんが緒方恵美と前作主人公苗木誠と共通点はいっぱいあるのに、全く異なる様相が展開される途轍もない面倒なキャラクタ。
とにかく、コイツが喋りだすとしっちゃかめっちゃかでエゲツないことになっていく今作屈指のトリックスター的なポジションのキャラ。
前作の苗木の活躍を知っていれば知っているほどにコイツの無茶苦茶さと、ダンガンロンパがシリーズとして描きたいことがわかるという、前作と今作を設定という意味ではなく、希望への向き合い方という態度や姿勢の問題でそれを体現していく展開が面白かった。
前作をある意味包括したようなキャラが、設定的な繋がりではなく、こういう風に続編で活躍するのは、テーマ性を感じさせられる深い展開だった。
勿論、ただ前作を再演するのではなく、彼にしか出来ない突飛で歪んだ独自の解釈で演じていくのが奇想味があった。
そんな狛枝とがっぷり四つに組み戦うことになるのが超高校級のゲーマー、七海千秋。
マイペースですぐ居眠りをしちゃう女の子なんだけど、ドヤ顔で筋の通った推理や推論を披露するときは格好いい、ギャップが素敵なキャラ。
こちらは設定的な意味で前作との繋がりが深いのに、彼女のエピソードは今作独自の考え方やテーマが展開していく。
希望対絶望が実質生対死であって比較する意味がない気がすると僕が指摘した前作のしっくりこなかった点を、希望対絶望は、未来対過去であると言い換えてくれるような展開で良く、今作のテーマ性を表現していた。
そしてその未来とは何なのかというのを示唆した七海の言葉を受けての、主人公日向創がまあ格好いいんだ。
超高校級の才能が不明なままストーリーが展開する彼だが、小説版ダンガンロンパゼロで語られたエピソードととても密接な設定と物語が展開していく。
絶望を端的に表現していた小説版の重苦しい展開をそのまま自身に当てはめるかのような悲しいお話だった。
勿論それだけで終わらず、彼を未来へ向けて後押しする、ダンガンロンパゼロを乗り越えるために必要だった大きなエピソードが七海との交流にあるのが、今作とゼロを紐付ける感動的な名シーンだ。
以上のようにメイン三人がそれぞれ前作、今作、小説版のテーマ性を端的に内包しつつ、前作と今作のテーマ性を戦わせながら、絶望で終わった小説版の救済をするという流れが実に見事なシリーズ展開だった。
単純に物語や設定が続いているだけでなく、希望と絶望の対比というテーマ性自体が続いているのが、シナリオライターの作家性を強く意識したくなる作品だった。
そして忘れちゃいけないダンガンロンパ最大の魅力お風呂入らない女子は西園寺日寄子はなんと和装の口が悪いロリっ子。お風呂に入らない理由付けのためにこんな展開を用意するなんて、シナリオライターの素晴らしく高度な作家性が垣間見えるとても良い作品だった。
総じて、前作で高くなったハードルを見事に超えた上で、独自の魅力もある素晴らしい作品だった。
アクションゲームの番外編や、あのキャラの過去を描く小説版、アニメオリジナルでの続編、そしてゲームの続編V3など多種多様なメディアミックスがあり、僕が遊んだことがあるのはここまでの三作品だけなので、次からは初見になるので楽しみだ。