はてなキーワード: エッセイストとは
絵本、本、雑誌、お菓子の袋に至るまで、文字を目にしたら手にとらずにはいられなかった。
一方で、作文は死ぬほど苦手だった。
遠足の感想も、将来の夢も、文章がとにかく書けなかった。常にクラスで一番遅く、放課後残って書かされていた。
他人に何かを語るのは好きだ。喋りすぎるほどだ。
小論文のために訓練し、克服したと思っていた。
パソコンで文章を作るようになり、手が止まることはかなり少なくなった。
しかし、はてブロを作って、増田に書きたいこともできて、いざ記事を書いてみても公開できない。
理由はわかっている。文章を他人から評価されるのが怖くて仕方がないのだ。
物心つく前から親しんだ文字たちは、私にあらゆることを教えてくれた。一番の遊び相手だった。
小学生になったころ、私はジョウズな文章とヘタな文章があることに気付いた。
学級通信に載っているオトモダチの日記には、読みやすいものと、意味のよくわからないものがある。
先生は文章技術よりも、感情表現を評価しているらしかった。そこまで含めてジョウズということらしい。
これだけ本を読んでいるのだ。ジョウズな文章が書けて然るべきだろう。
私は自分の内面を曝け出すことが凄まじく苦手だった。今でもそうだが、感情が弱いのだ。
悲しんだり怒ったり、どうすればできるか分からない。
意図的に、この状況なら私はこのように感じるはず、と誇張して書くようになった。
可愛らしい日記を選びたい先生に、私の作品が選ばれることはなかった。
私は文章を書くのがすっかり嫌になった。
そこに先生が何を期待するのか、何が評価されるのか、私にはわからなかった。
一度書いてしまうと早々書き直せないことも、私の筆を止めた。
パソコンなら、気軽に書き直しができる。レポートなんかはスラスラ書ける。
ヘタな文章は大好きな文字と、これまで読んできた作品たちへの裏切りである気がしてしまう。
この年になって、作家やエッセイストの人たちはなんて素敵な才能に恵まれているのだろうと思う。
社会にはこういう問題がある(極端な事例)、それには私たちの理論が有効だ(根拠なし)。
と叫ぶだけの人にしか見えないんだよね。
そういえば疑似科学の特徴と照らし合わせてみる。
・複雑な専門用語を使って書くが、多くの場合、自分が勝手に創った用語や表現を駆使する。
・根拠とする議論の多くが、時代遅れか、信頼できない文献からの引用か、証明不可能なものである。
・論の立て方に明確さや首尾一貫性がかけている。
・数学が使われることがめったになく、論理的な議論が欠けていることが多い。
・主張される現象の多くが、昔からあるものだが、アイディアに進展が見られない。
・反証を行わない
・比較対照条件を軽視し、条件の統制されないただのエピソード的な話題を一般化する
・自分の間違いを認めない
・すぐに決めつける
あ、これ全部社会学者がやってる。やべー。すごいことに気づいちゃった。
twitterで暴れてるフェミとかはてなブログでしたり顔で言ってるフェミとか、そもそも社会学系全滅じゃないの?
そういえばある時を境に、社会学系のインテリが、「疑似科学を攻撃するな」とか言い出したよね。
そういうことなの?
まず女性であること。男Vでも面白いと思う人は沢山いるが、なぜかしょっちゅう聞こうという気にはならない。(これは女性ファンを狙うなら逆になるだろう)
それと一定の声と滑舌のよさがあること。そこまで要求度は高くなく、著しく不快でなければいい、くらい。
その上で、重視していることとなれば、生放送でのアドリブ力や話のうまさになるかな……。俺はラジオみたいな感じでVを聞いてるから。
必ずしも生じゃなくてもいいんだけど、トーク主体となると生の方がなんか楽しめる。
この共感・納得というのがかなり難しくて、「多くの人が日々なんとなく感じてはいたけれど、自分で特に意識することも言語化することもなかったものにピントを当て、うまく言語化してくれる能力」が高い人が好き。
上手なエッセイストや、お笑いのあるあるネタ、作品レビューなんかと一緒で、言われてみればあるあるなんだけど自分でそこに注目することはできなかったものを強調された時に、人は「あるある!」「わかる!」となる。
自分で最初から言葉にできてることを言われても「陳腐」「退屈」となってしまう。
かといって「いやその考え方は納得できないぞ!」ともどかしくなることが多いと、ストレスで見なくなってしまう。
リスナーとかけ離れ過ぎないがちょっと新鮮な視点を持っていて、それをうまく言葉にする能力。
これは、日常トークや経験談はもちろん、趣味語りとか、ゲーム配信でのゲームに対するリアクションでも武器になる。
上で書いた通り、この楽しみ方はVじゃなくてラジオみたいなもんだし、ラジオだったらそれこそプロの芸人やタレントや声優が色々やってるわけだけど、彼らはトークスキルはあっても俺と興味の分野や価値観が凄く違うことが多くて、「納得できないなあ」と思うことが多い。
その上ラジオでは、配信者と違って自分でツッコミを入れることも、他のリスナーがツッコんでるのを見ることもできないからモヤモヤを抱えたままになる。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 67 | 16282 | 243.0 | 41 |
01 | 56 | 7326 | 130.8 | 51 |
02 | 43 | 7091 | 164.9 | 62 |
03 | 24 | 2525 | 105.2 | 25.5 |
04 | 13 | 1318 | 101.4 | 24 |
05 | 23 | 2841 | 123.5 | 56 |
06 | 55 | 4540 | 82.5 | 45 |
07 | 57 | 5225 | 91.7 | 49 |
08 | 90 | 6922 | 76.9 | 43.5 |
09 | 101 | 7834 | 77.6 | 38 |
10 | 138 | 17464 | 126.6 | 63 |
11 | 148 | 17122 | 115.7 | 52 |
12 | 165 | 14931 | 90.5 | 41 |
13 | 94 | 7673 | 81.6 | 26 |
14 | 127 | 11203 | 88.2 | 33 |
15 | 119 | 11282 | 94.8 | 34 |
16 | 157 | 13832 | 88.1 | 41 |
17 | 176 | 14590 | 82.9 | 41 |
18 | 124 | 17946 | 144.7 | 39.5 |
19 | 120 | 12279 | 102.3 | 40.5 |
20 | 161 | 13250 | 82.3 | 40 |
21 | 170 | 15598 | 91.8 | 38 |
22 | 160 | 17927 | 112.0 | 47.5 |
23 | 146 | 11490 | 78.7 | 47.5 |
1日 | 2534 | 258491 | 102.0 | 43 |
AED(6), 女流棋士(20), インガオホー(10), 土佐犬(5), AED(26), 川崎駅(4), 大津(7), 奨励会(3), 州民(3), 新百合ヶ丘(3), エッセイスト(3), 夜勤(10), 交通事故(13), 将棋(17), 世帯(15), 関与(8), トヨタ(8), 有権者(8), 落ち度(7), 不妊(9), 女性専用車両(22), 男女平等(17), 散歩(12), 結婚式(12), 優遇(21), 車両(11), 保育園(19), 事故(39), 平等(27), 体力(21), 労働者(16), 専業主婦(15), 夫(37), 修正(13), LGBT(20)
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別に普通にブログとかで良い気がするけど、文章力を磨くことを目的としている人が多そうなブログサービスが良いと思う。
あと、私も使ったことないけど、テキストのコンテンツを有料で売れるサイトなんかも覗いておくと良いのではないかな。エッセイとブログは別物ではあるが、有名ブロガーがどんなサービスを使って自分の文章をお金にしているかは研究する価値があると思う。
ただ、ブログの世界って文章力や内容以前に知名度や人気の影響が大きすぎて、芸能人が下らない文章と自撮り写真ですさまじいアクセスを集めているのを見ると、無名の素人が認めてもらうのはかなり難しいように思う。
何か特殊な仕事や内幕が知られていない世界で働いて、そういう専門的な話を業務上の秘密を守れる範囲で書く方が受けるんじゃないかな。エッセイストを目指すにしてもアルファブロガーを目指すにしても自分じゃないと書けない内容がないと難しいんでない?
一昔前まではエッセイ漫画というのはやたらその手の才能に恵まれた人によるものか、あるいは平々凡々な毒にも薬にもならないつまらないものしかなかった。
エッセイ漫画は元々わかりやすい意味での画力や構成力を要求するジャンルではない。出版社のほうで「あ、これ面白い」「あ、これネットでウケてる」となったらポンポンとポン菓子のように出版する。
一般人の99%が体験したことのないオリジナルな体験、それのみが求められるジャンルだ。
あまりに安易な出版ハードルのせいで、四コマ以上に魑魅魍魎が蔓延っているというか、頭のおかしさ具合でいけば一頃のマイナーホラー漫画誌といい勝負な煮詰まり具合になってきている。
で、目につくようになったのは「どう考えても描き手のキャラクターが歪んでいる」案件。
エッセイ漫画は8割がカルチャーショック漫画であり、「フツーに常識人なワタシが非常識な蛮族と出会ってビックリする」ものが多い。
まあ多分大方の人は何も考えずにそういうテンプレに則ってるんだろうけど、
そのせいで「いやいや、おまえが他人を非常識人/悪人あつかいしてるけど、おまえのが全然やん」というケースが続発している。
才能ある漫画家・エッセイストはもとから強烈な個性を有している傾向が強い。そのなかには人好きしない性格の方々もいる。
しかし雑誌や新聞に乗るようなエッセイ漫画は編集者のほうでチェックがかかっている。だから、いくらめちゃくちゃやってるように見えてもバランスとしては非常にオトナな範囲に収束する。
ところがネット発のエッセイ漫画はまずそういうブレーキを踏まない。
歪み具合はピンからキリまで存在する。一目見てわかるものから、微細な証拠をつみあげないと判定できないものまで。
メンタル系の闘病日記みたいなのはわかりやすい。歪んでいることが前提であるぶん、むしろ期待通りというか正常なのかもしれない。初心者はこういう漫画で、「作者の記述する世界と客観的に観察されるであろう世界とのズレ」を想像するトレーニングを積もう。作者自身が歪んでいること前提で描かれたものも多いので、チュートリアルみたいなものだ。
次にわかりやすいのは恋愛/結婚生活系だ。結婚生活においては誰もが狂人であるが、なかでも「俺が常に正しくて、相手がいつも悪い」というメンタリティを持っている作者が狙い目。こういう人間は無垢な自分を被害者に見立てた失敗談として、あるいは非常識な相手を怪物に見立てたホラーまじりのギャグとして、よくエッセイ漫画を書く。他者をネタにして利益を享受をしているにもかかわらず、その世界に他者はいない。
インターネットで鍛えたあなたの悪意感知センサーを発揮して、作者の嗜虐心をすみずみまで読み取ろう。
なんだか目隠しをして像をなでるような文章になってしまったが、作品例を挙げることしない。
ライターを目指すことと、自分語りをすることはだいぶ違うと思うのだけれど、どうなんだろうか。
エッセイストを目指すというのなら理解できる。でも「ライターとして文章を仕事にしたい」って、そういうことなのか?
自分の感動を不特定多数の人間に伝える記事が書きたいのか、不特定多数の人間に共感される記事が書きたいのか、どっちでもいいけど、そんな仕事って?
例えば最近むちゃくちゃ多い逃げ恥の記事は、作品の客観的な分析があって、そこに「なるほどねーたしかに」っていう納得という意味の共感が生まれてはじめて成り立つのであって
自分の経験からくる感動をひたすら書きなぐって一部から共感を得て……それだけでお金が発生する仕事にはならないのでは?と感じる。
うまく説明できないけど。
気持ち悪いというか、こわい。
わたしがいまこれを書いているのは、このもやもやした気持ち悪さを整理したかったのと、誰か一人でも、なんとなくでも共感してくれたら「わたし間違ってないよな?」っていう気持ちが満たされるだろうと思ったから。自分のためだ。
でも友人は、こんな自分語りの文章にお金を出すよっていう人がいると思っているということだろうか。自分のものの見方、感じ方に価値を見出す人がいると。
理解できなくて怖い。
「能町さんのようになりたい」とか言ってくれればすっきりするんだけど。
ライターとは。
1円ライターから見た、キュレーションサイト「炎上」の現場
http://magazine-k.jp/2016/12/08/writing-for-curation-media/
1円ライターの記事を読んでいて、ライターという職業への根本的な勘違いがあるな、と思いました。そして、その勘違いがキュレーションサイトを支える土台になっているな、とも。
件の記事の方は「筆力」があるから自分は高級ライターになれるんだ、と書いていましたが、これが勘違いなんですね。ライターに「筆力」は関係ありません。そもそもライターの仕事で、書くことは全体の工程の一割ほどしかありません。そのほかの9割は調べものをしたり、人に話を聞いたり、関係者の調整をしたりです。書くことは最後の最後だけです。
ライター志望の人が使いものにならない、という場合、書く以外のことが苦手な場合なケースが多いです。そして、キュレーションサイトを支えているのはそういう人なんじゃないか、と思いました。
取材ができない、そもそもしたことない、けれど、書くことに携わりたい。残念ながら、ライター業界にそういう仕事はありません。1から10まで書くことだけで完結する仕事は存在しません。そういうのは知名度も人気もある半分タレントのエッセイストがやることですね。素人がそういう仕事に就けることは100%ありません(夢見る人がいないように断言します)。
そもそも内職じゃできない仕事なんですね、ライターは。でも、そういうイメージを持つ人がいて、エッセイストみたいなことができるんじゃないか、とキュレーションサイトに応募してくるのでしょう。
そして、そういう人がいつかエッセイストになれると夢見て薄給でコキ使われています。でも、そういう人がいくらキュレーション記事を書いても、エッセイストの仕事は来ませんよ。ああいうのは一芸に秀でた人が余技でやるものなので。同時に普通のライターの仕事もきません。取材ができない人に回す仕事はないのです。キュレーションを積み重ねてやってくる仕事は、キュレーション仕事でしょうね(笑)。だって、キュレーションしかしてないのですから。「書く」という一点に共通項があるだけで、これらはぜんぜん別の仕事で、求められる技能も違います。なのに、地続きであるかのように勘違いしている人がいて、今のキュレーションサイトが成り立っている。
勘違いしている人には私ならこう言います。あなた、ライターになりたければライターになる努力をしなさい、エッセイストになりたければエッセイストになる努力をしなさい。キュレーションをやっていても、キュレーションが上手くなるだけです。ライターにもエッセイストにもなれません。それらは全部違うものです。まずはその違いを見極められるようになりなさい、と。
「書く仕事」っていう言い方は罪なのかもしれませんねぇ……。
恋愛心理の特集をしたいと知り合いの編集者に頼まれて、裏付けがあるわけではないのに、「こういう性格の人は、こういう男性と付き合うほうが心理学的にもいい」と言うことがあるわけですね。それなんか、すごくいつも、ちょっと罪悪感、後ろめたい気持ちがある。
自分のなかでは、これは治療行為とは違うんだ、エッセイを書くのと同じようなもので、ああそうなんだって思う人はそれでいいし、これは絶対真実だとみんながみんな思っているわけではないんだから、解釈という範囲で済むことなんだとか、そうやって自分に言い聞かせながらやっているんです。でも、それだったら精神科医って言わずに、エッセイストとか詩人とか言うべきだよなとか、そうじゃないんだからおかしいよなって思ったり、これでも葛藤があるんですよ。
だから、私の場合は、自分だけの話なんですけど、白衣を着た写真は絶対に出さないという線引きがある。白衣を着た私が「こうですよ」と言っているのは、それはやめてもらって、白衣という権威は利用しないっていう線引きがあるんだけど、それは全然あまり意味のない、それだけのことで。
ただ、いずれにせよ、うしろめたくやっているんです。うしろめたいからいいとか、うしろめたくないから悪いとかじゃないんですけど。でもきっと、うしろめたくない人もいますよね。「あんなもんにだまされやがって」って思いながら言っているんですかね。
あまり「エッセイスト」という風ではないし、一世代上という感覚があるけど。
星野源は、音楽は好きだがあまり文章は好みではない。オーケン・菊池成孔の逆。
スポーツノンフィクションでいうと、木村浩嗣(フットボリスタ編集長)のエッセイなんかは最高に面白いけど、やっぱり50歳を超えている。
同世代(年齢±5歳程度)に、日常のどうでもいい話を面白く書く男性エッセイストがいない。
「いない」というか、「知らない」。
だから誰か教えてください。
ジェーン・スー
本業は小説家だけど、津村記久子のエッセイも力が抜けていて好きだ。
LGBT(このくくりでいいのかは知らんが)もいる。
少年アヤ
あたり。
あと忘れちゃいけない。本当に大好きだったな。
がっぷ獅子丸。
原田宗徳
小説よりも好きかもしれない。
映画でも音楽でも、特定のジャンルに特化した評論家は男性にもいる。
けどおれは、日常のどうでもいい話が読みたい。
今ちょっと真面目に考えて、出てきたのがオモコロのヨッピーだった。
どんだけテキストサイト好きなんだおれは。
久しぶりにみたら、桃色核実験消えてるし。
松風の人って今、何してるんですかね。
何の話だ。
とにかく、いいひといたら教えてください(切実)
今年もそろそろ終わる。
俺は来年40歳になる。10年前に何してたっけ?どんなことがあったけ?20年前は?
思い出そうとしてみたが、覚えていることはあまりなかった。
そこで大好きなウィキペディアを開いてみたら、おもしろかった。
西暦をたたけばその年に起こった出来事や流行ったものごと、世相がまとめられている。
すげえな。
「おっ」とか「へー」とか「なにそれ」と思った出来事で100年を振り返ってみる。
2014年の10年前と2015年の10年前。
1614年と1615年までさかのぼれば、それぞれ大阪冬の陣と夏の陣までいけるのだが、400年はけっこうしんどい。
とりあえず100年。
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・自衛隊イラク派遣の陸上自衛隊本隊第一陣がイラクのサマワに入る
・関西電力美浜原子力発電所(福井県)で蒸気漏れ事故が発生、作業員5人が死亡
・アテネ五輪(柔道の野村忠宏選手が五輪3大会連続で金メダル獲得)
・「新潟県中越地震」死者68名
2005年(平成17年)
・中部国際空港が開港
・アンゲラ・メルケルがドイツ首相に就任
・1年を通じて1899年以来初めて死亡数が出生数を上回る
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1994年(平成6年)
・関西国際空港が開港
・オリックスのイチローが史上初の1シーズン200本安打を記録
1995年(平成7年)
・警視庁の国松孝治長官狙撃事件(重傷)
・オウム真理教総本部前で村井秀夫幹部が刺殺される
・『新世紀エヴァンゲリオン』放送開始
・俺ハタチになる/この年はテレビばかり見ていた気がする。
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・中曽根首相が首相として戦後初の靖国神社参拝
1985年(昭和60年)
・東京都に新両国国技館が完成、横綱・北の湖が引退
・NTT(電電公社)とJTT(日本たばこ産業)が民営企業として発足
・豊田商事の詐欺事件についてマスコミが取材中、報道陣の前で永野一男会長が暴漢2人に刺殺される
・フジテレビで夕方のバラエティ番組『夕やけニャンニャン』が放送開始
・たこ八郎が水死
・阪神タイガースが日本シリーズで、西武ライオンズを破り4勝2敗で日本一
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1974年(昭和49年)
・永谷園が「あさげ」を発売
・日本赤軍がオランダ・ハーグにあるフランス大使館を占拠(ハーグ事件)
・ウォーターゲート事件でニクソン米大統領辞任
1975年(昭和50年)
・まるか食品が「ペヤングソースやきそば」を発売
・山陽新幹線博多まで開通
・広島東洋カープが初優勝
・イギリス保守党の党首にマーガレット・サッチャー選出
・沖縄国際海洋博覧会開幕
・俺が生まれた
……俺と同い年の人たち
・アンジェリーナ・ジョリー(女優)
・上原浩治(野球選手)
・高橋由伸(野球選手)
・俺(商店街で鮮魚店を経営)
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・本田技研工業が「S600」を発売
・日本人の海外観光渡航自由化。ただし年1度、所持金500USドルまでの制限付き
・東海道新幹線開業
・坂本九『明日があるさ』がヒット
1965年(昭和40年)
・淀橋浄水場廃止
・中国で文化大革命が始まる
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1954年(昭和29年)
・日本の高度経済成長期が始まったとされる年
・NHKが大阪と名古屋でテレビジョン放送開始
・ニッポン放送開局
・琉球放送(RBC)開局
・遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」が米国の水爆実験によって発生した多量の放射性降下物を浴びる
・洞爺丸事故
・加藤芳郎の4コマ漫画『まっぴら君』が毎日新聞夕刊で連載開始→2001年終了
1955年(昭和30年)
・武田薬品工業が総合感冒薬「ベンザ」を発売。
・ワルシャワ条約機構結成、冷戦激化
・広辞苑初版発行(岩波書店)
・後楽園遊園地が完成
・自由民主党と日本社会党の二大政党制(55年体制)が始まる→1993年崩壊
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1944年(昭和19年)
・全国の新聞で夕刊が廃止
・日本軍がインパール作戦を開始
・連合軍によるパリの解放
・東海道沖で東南海地震発生/マグニチュード7.9、死者・行方不明者1,223人、建物全壊36520件
1945年(昭和20年)
・ 2月 4日 ヤルタ会談(ルーズベルト、チャーチル、スターリン)
・ 2月14日 近衛文麿が昭和天皇に早期和平を提案(近衛上奏文)
・ 6月13日 大田実司令官が「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」と打電した後自決
・ 6月23日 沖縄守備軍司令官牛島満が摩文仁司令部で自決/実質的な戦闘終結
・ 8月 6日 広島市へ原子爆弾投下
・ 8月 9日 ソ連軍が満州へ侵攻して対日参戦開始
・ 8月 9日 長崎市へ原子爆弾投下
・ 8月10日 御前会議(ポツダム宣言の受諾の可否について)
・ 8月27日 占領軍向け特殊慰安施設の第1号開業(小町園、東京大森)
・ 9月 2日 東京湾上の戦艦ミズーリ艦上で、重光葵・梅津美治郎らが降伏文書調印(第二次世界大戦終結)
・ 9月25日 外国人記者2名が昭和天皇にインタビューを行う
・10月19日 駅名の表記が左書きに統一される
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1934年(昭和9年)
・日比谷映画劇場開場
・忠犬ハチ公銅像除幕式
・満鉄が大連―新京間で「特急あじあ号」の運転を開始
・東北地方で冷害が発生、凶作被害甚大
1935年(昭和10年)
・築地市場開場
・フランス人民戦線結成
・天理教本部が脱税で捜索
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1924年(大正13年)
・皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)と良子女王(後の香淳皇后)ご成婚
・日本でメートル法が採用
・阪神甲子園球場完成
・トーマス・マン『魔の山』
1925年(大正14年)
・イタリアのベニート・ムッソリーニが独裁宣言
・日ソ基本条約締結(日本はソ連を承認)
・治安維持法公布
・朝鮮総督府庁舎完成
・上海で五・三〇事件
・広東に国民政府が成立
・鈴木商店(後の味の素)設立
・芦ノ湖にブラックバスが放流
・娯楽雑誌『キング』創刊
……これ読んだ若い頃、スーパーのおさかなコーナーで働いてた。
まな板の上にレモン置いて帰ろうかと思ったな。
なつかしい。
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1914年(大正3年)
・孫文らが東京で中華革命党を結成
・サラエヴォ事件→オーストリア=ハンガリー帝国がセルビアに最後通牒
・『少年倶楽部』創刊
1915年(大正4年)
・第一次世界大戦:ドイツ海軍がイギリス周辺を交戦海域に指定して、Uボートによる無制限潜水艦戦が開始される
・サマセット・モーム『人間の絆』
・芥川龍之介『羅生門』
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数字と固有名詞と記憶と今がごっちゃになって、ちょっと気持ちいい。
自分がさかなクンと同い年なのは知っていたが、ぺヤングとも同い年とは知らなかった。
それと昭和、長いな。
明日も朝早いし、そろそろ寝る。
「ライター」は「エッセイスト」でも「コラムニスト」でもない。もちろん、ときには発注に応じて、エッセイやコラムを書くこともある。しかし、その仕事の大半は、編集者が設定したテーマに則して、資料を読み、取材を行い、掲載媒体に必要とされる文章を書くことである。
ブログというのは、もともとの意味では日記を投稿するシステムであったはずだが、現状、日本ではエッセイや、流行のネタに反応したコラムを掲載する場として機能している。つまり人気ブロガーというのは、エッセイやコラムで人気を獲得している人、という意味であり、それがライターとしての職能の高さを証明することにはならない。資料を集め、読み込む力、取材力はブログの記事から窺い知ることはできないからだ。
さらにいえば、ブログにはリテイクがない。先にも書いたように、ライターの仕事は、「編集者が設定したテーマに則して」「掲載媒体に必要とされる文章を書く」ことなのだ。そうした、柔軟なコミュニケーション能力があるかどうかは、ブログだけでは判断ができない。
ようするに、「面白いブログの書ける人はライターになればいいのに」という、巷間よく目にする物言いは、端的に間違っている、ということだ。
……そんじゃーね!