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はてなキーワード: ウィスキーとは

2023-04-25

anond:20230425104843

販促として有効そうな宣伝なのはわかるし、オートミールの廉価さや便利さや美味しさ(調味料具材を加えて雑炊のように食べることができるのは良い)も経験として知ってるけど、やっぱ米とは別物なんだよな

ウィスキーハイボールは同じアルコール度数ならずっと安いし料理とも合わせやすいと言われても、ビール食卓から手放せない(ハイボールを除外して、格下な第三のビール選択することさえある)のと同じような事情

2023-04-21

ChatGPTの正確性

無料で使えるやつ:居酒屋ハイボール飲んでウキウキしてるおっさんレベル

有料で使えるやつ:バーウィスキー飲んでにやにやしてるおっさんレベル

2023-04-07

そこそこ運がいい

会社がクソブラックだったから勢いで辞めたんだけど、緊急事態宣言真っ只中なのにそれなりの規模の会社契約社員で入ることができた。あとで人事に聞いたら私以外の面接者が鬱一歩手前か?みたいな人だったり、何にも考えてなさそうな人ばっかりだったらしくて私が一番まともに見えたらしい。あと経験者なのも私だけだったそうだ。

入社してすぐに配属された現場炎上真っ最中って感じだったけど、契約社員+20代ってこともあってそんなにヒーヒー言うような仕事は任されなかった。というか若干放置されていたので、1人で端っこの席に座って勉強したり雑務をしたりしていた。炎上中なのに毎日定時で帰るようにも言われていた。

それで私が働き始めて半年ぐらい経った頃に、炎上させちゃったリーダーは半分クビみたいな感じで退職したので代わりに新しいリーダーがやってきた。この人がまじでめちゃくちゃできる人で(前のリーダーができなさ過ぎたっていうのもあるだろうけど)、一瞬で炎上を収めた上に炎上前よりも質のいい成果物を出せるようになった。お客さんから評価も、前の事も相まってものすごく良くなった。この辺りから私も現場に慣れてきただろうってことでそれなりの仕事を任せてもらえるようになってきた。

ここで話はちょっと逸れるが私はお酒が大好きだ。1人でも飲みに行くし、友達との飲み会も大好きだし、会社飲み会もそれなりに楽しめるタイプ。好きなお酒ビールウィスキー。少し前から日本酒も飲むようになった。

という話を新リーダーにしたら、リーダーお酒好きだったようで色々と雑談をするようになった。うちの現場は仲が悪いという訳ではないけど、同じフロアの別チームの人たちからは「静かすぎて話しかける時気を使う」と言われるぐらいには静かな現場だ。だから雑談するのはだいたい私と新リーダーともう一人の社員さん(30代の快活ママさん)だけだ。

リーダーが来てから半年ほど経った頃、私に社員登用の話がきた。

大した仕事もしてないし、難しい資格を取った訳でもないのに突然やってきた話だった。まじでびっくりしたので快活ママさんに相談したら新リーダーが私のことを推薦していたそうだ。仕事も真面目にこなしてくれるし、コミュニケーション力は本当に申し分ない。意思表示もきちんとしてくれるので案件を回す上で本当にありがたいって褒めてたよって言われてちょっと照れた。

そうしてトントン拍子に話が進んで、結局私は昨年の4月から晴れて正社員となった。月給は少し減ったけどボーナスが年に2回もらえるので年収としてはアップとなった。

ここまで読んでて分かるだろうけどそこそこ運がいいなと思う。

同じタイミング面接を受けた人が未経験の危うそうに見える人ばかりだったのも、現場炎上しているタイミングでは大した仕事をしなくて良かったことも、炎上が落ち着いたタイミングでそこそこの仕事を任せてもらえるようになったのも、新リーダーと仲良くなったのも全部運が良かった。

思えば今までの人生もそんな感じ。学校が荒れてたせいで普通に通ってたら内申点が爆上がりして推薦がもらえたり、家が近かったかガルバシフトの融通を利かせまくってたら(早上がりとか早出とか)店長に物凄く感謝されてノルマちょっと緩くしてもらえたり、ネイル趣味でやってたらTwittreのフォロワーが増えて案件ネイルポリッシュ貰えるようになったり。

ものすごく努力してる訳じゃないかハイリターンはないけど、そこそこ努力すればちょっとだけ上乗せされたリターンがあるような感じ。

才能なのか全部たまたまなのか知らないけど本当に感謝してる。私みたいな一般人にはこれぐらいが丁度いいです。

っていうどうでもいい話。

2023-04-04

「なんかいものを」ってお願いしたらウイスキーフロートを出すバーテンダーや店は潰れろ

ウィスキーフロートって水や炭酸の上にウィスキーを注いで出すものなんだけど

ウィスキー比重が軽いので水の上に浮くんだよね。


何の技術必要ない、しかウィスキーの味を台無しにするただの子供のかがくじっけんなわけ


それをしたり顔で出して来るバーテンや店がたまにいる

そしてお決まりに言うのが「ウィスキー比重が軽いので水の上に浮くんだよね」なんだけどさ


死ね」って思うよね。俺めったに思わないし、言っちゃいけない言葉から5年に1回しか思わないけど


死ね」って思うよ


比重がどうしたんだよ。技術が無いからうんちくで誤魔化してるのバレバレなんだよ。

ペットボトルタイ醤油さし入れて、浮き上がる~とかやっちゃうタイプだろ?わかるよ、たのしいもんな。

でも俺はバーにそんなんをやりに来てるんじゃないんだよ。

おしゃれな空間で、酒に詳しい奴しか出せない酒を出して欲しいの。


「なんかいものを」ってお願いしたらウイスキーフロートを出すバーテンダーや店は潰れろ

あとアブサン頼んだらネット記事レベルの浅い知識解説してくるバーテンは潰れろ

あと中目黒駅前のぼったくりバーも潰れろ、同じ金があったら銀座寿司喰うわ

2023-04-03

anond:20230403204637

増田とりあえず何のウィスキー切らしたかだけ置いてってくれよ参考にするから

anond:20230403204153

これより美味いウィスキー飲みたかったら少し多めに金出すしかないって感じだよなわかる

そして高めのウィスキーを前情報なく感覚で買うのは中々どうして躊躇うんだよな

anond:20230403203208

うそだろ俺もバランタインファイネスト好きだわ

ロック派だからまりハイボールにはしないけどウィンキルソンで割っても美味いよな

そうじゃねえんだ、他のヤツが一押しウィスキー語ってるの見て他のウィスキーも飲んでみたいなって思ってたんだよ

で、気が向いたらありきたりな炭酸水で割るとかもう拘りもクソもない量産型な飲み方してるのが俺なの

から増田にいるであろう珍しい酒を珍しい、拘りのある飲み方してるヤツのそれを参考に新境地を開拓たかったわけ

初手で飲んでるウィスキー被ったらもうどうしようもねえじゃねえか

anond:20230403202416

他の増田ハイボールって言ってるけど、ついでに俺もウィスキーについて長文語りしてるのが見たい気分でな

ハイボールウィスキーまとめて語ってイイゾ長文にしやすくなったな?

2023-03-30

ハイボール嫌いのワイにプレゼンしてくれ

・嫌いな理由「せっかく手間暇カネかけて蒸留して度数を高めたのになんでまたわざわざ炭酸と水で薄めるんやアホとちゃうか?(笑)あと、ウィスキーは薬臭いから美味しいと思えへん~」

2023-03-19

anond:20230319135639

ウィスキーハイボールってだいたい4・5倍に薄めるのが推奨されてたか

度数1.5%だとほぼただの炭酸水では

2023-03-07

いつ死ぬんだろう。

ジョッキいっぱいに氷を詰めて、そこに目いっぱいのウィスキーと、ちょっとレモン果汁を入れて

しっかり冷えたら何も考えずに飲み干す。30分もすればしっかり酔える。

これで嫌なことを忘れられることも多いけれど、ときには超絶凹むこともある。

それでも駄目なら睡眠剤を飲む。3錠ぐらいで十分。

泥に埋もれるようになりながら貪り食う。食って食って、吐く。吐きながら食う。

吐いたらまた食う、また飲む。そうこうしてると記憶がなくなる。

お酒眠剤を入れると記憶がなくなる。家族にあたって、部屋が荒れて、何人もの知り合いに電話して、翌日には忘れてる。

首吊りかけてることがある。いつかそうして死にそうだけど、そうやって死んでしまうんだろう。

問題解決しない、嫌なことは多くて。

2023-02-27

anond:20230227214633

梅と混ぜるなら無難にしそ焼酎で良いのではと思う。鍛高譚ならイオンで安く買えるだろう。ウヰルキンソン・ウオッカ(或いはジン)との配合は試したことが無いから分らない

あと増田意見無視してすまないが、梅とそば焼酎お湯割りの組合せが自分には一番好ましい。これまたイオンで買うなら、博多の華が安い割に美味い

それと更に話を脱線させて申し訳ないが、焼酎の安酒の場合、より度数の高い蒸留酒ウィスキージンなどのそれに比べて、質の粗さ(ストレートで飲んだ時のアルコール刺激など)が目立たないように感じる

逆に言うと、安焼酎低価格帯の中から上(1.8Lで2千円くらいで買えるあたりまでを想定している)までどれも破綻の無い味を楽しめるが差が乏しくもあるということなのかもしれない

2023-02-03

酒好きの偏見

ワイン好き→飲み方キレイそう

日本酒好き→おつまみ銘柄にうるさそう

ウィスキー水割りロック)好き→こだわり強そう

焼酎水割りロック)好き→飲み方汚そう

ジンウォッカテキーラ好き→飲み方汚そう

ハイボール好き→カロリー気にしてそう

ビール好き→サラリーマン大学生そう

チューハイ好き→お酒は付き合い程度

2023-01-17

ブランデー高すぎない?

ブランデーをはじめて飲んだ。(「十勝ブランデー原酒」とかいうやつ)

うまいんだけど、うまさのレベルで言ったらウィスキーとそう変わらない気がする。

なのに値段が3倍ぐらいする。ウィスキーが安すぎるのか、ブランデーが高すぎるのか。

2023-01-13

高校の頃に親がいないときに隠れてウィスキーを妹と一緒に飲んでて

そのまま寝ちゃって夢の中で妹とセックスしたんだけど夢だからセーフだよね

2023-01-03

母が重い、35歳女の脱出

2023年1月1日、私は限界を迎えて、東京ホテルを予約した。元々3日から予約していたのだけれど、1日からに変更した。実家で絶え間なく続く母の愚痴に耐えられなかった。



子どもの頃のまま、中1のときに貼ったアヴリル・ラヴィーンポスターこちらを見つめる部屋で荷物をまとめていると、ドアから父がその様子を覗く。


「どこ行くの?」

今日から東京に行こうと思って」

「3日からじゃなかったっけ」

「やっぱり今日からにしようと思って。いろいろやることがあるし」

「そう」


しばらくするとまた父が来る。

「なんで行くの? お母さんが泣いてるから理由を教えて」

泣くのか……少しは想像してはいたけれど。

仕事とか渡航準備の関係があるから

「そう…」


父は去ってしばらくすると、今度は母と登場した。

ユニクロの縞模様のフリースを着た母は、部屋にはいると、ドアの前で正座をした。その後ろで、灰色のだるだるのパジャマを着た父が立っている。

私はベッドに座って、ポーチ化粧水を詰めているところだった。


「なんで?」

悔し泣きのような顔で、正座をした母が言う。


仕事とか渡航準備あるから、やっぱり早めに行こうと思って」

「なんで? 私がなにか悪いこと言った? なにがだめだったか、教えてください」

正座した上半身ゆらゆらと前に屈ませながら、母が泣いている。


「いや、別に……」

「教えてください。私があなた子供の頃からしていた所業が悪かったのはわかっています。謝ります。ごめんなさい。でも、言われないとわからないんです。私ばかなので」


正座ゆらゆらと頭を下げる母。泣いて頭を下げる親を上から眺めるなんて、最悪だ。自分が本当に人でなしのように思える。


これが嫌でこれまで距離をとってきたんだったなというのと同時に、これが予想できたとしても最悪のタイミングで拒絶をしたかったんだとも思う。


「5秒ごとにネガティブなことを言われるのに、疲れただけだよ」

ネガティブなことってなに? 教えてよ」

「どれというより、本当に息を吐くように言ってるから、一度録音してみたら…」

「そのときに言ってよ。言われないとわからないよ」


母の涙声の語気が強くなる。本当にわからないのだと思う。それは2人で暮らす両親の習慣なのだ


***


母は父の一挙手一投足に文句を言い、ときに声を荒げる。父はかなり雑で無神経なほうなので、文句を言いたくなるのもわかるときはあるけれど、母の謎のこだわりに沿っていないかったり、さっき母が自分で言ったことを忘れていたりという理由での文句も多い。

煮物を真ん中から食べたとか、思っていたのと違うお皿を使っているとか。


文句を言うとき、母は私のほうをちらりと見る。一緒に文句を言ってほしいという合図だ。祖母ご近所さん芸能人を悪く言うときも一緒だ。


子どもの頃は、これに必死賛同していた。賛同したほうが、家庭内平和だし、「やっぱり父に似て鈍臭くて雑」と言われたくなかった。私は母のなかにあるお皿のルールを覚えて、完璧対応できるのが、誇らしかった。


母の文句合理的ではないと気付いたのは、中学生になった頃だろうか。反抗期を迎えた私は、母の「ちらり」に反応しないことにした。子どもの頃の癖もあるから、反応しないのには一定のパワーがいる。


20年ほど経つのに、未だに母は私の賛同を待っている。目を逸らすと、「冷たい」「つまらない」と残念そうに言うこともある。私は私で、いまだに反応しないのには、パワーを使う。



母は自分にも、ネガティブ言葉を投げかける。料理の味付けが薄かった、もっとこうすればよかった、失敗した……。「そんなことないよ」「おいしいよ」と父はすかさず言う。「心にもないことを」と母が言う。


私も基本的には「おいしいよ」と言って、自分が実際に食べたいと思う以上に食べる。実際にそんなにまずいと思うことはない。おいしいことも多い。絶対に言えないけれど、もっとこうしたらおいしいのにな、夫だったらここはもっと丁寧につくるなと思うことはある。



母と父は2人っきりで、ずっとこの関係を続けているから、自然なのだろう。父は天然で人の話をよく聞かないタイプだし、何十年も家庭を放棄して母に苦労をかけてきた負い目もあるのだろう。なにより退職して、今かまってくれるのは、母しかいない。


そうして自然に任せると、5秒ごとに母が、父の批判か、フォロー待ちの自分批判をすることになる。


「そうだそうだ」と母に賛同しているときは、楽だった。そういうものだった思っていたから。でも、なんだかおかしいなと気づいてからは、食事3回分、24時間くらいが限界らしい。


最近は、夫や弟夫婦帰省することが多く、彼らがいたから、なんとか耐えられていた。

弟の奥さんや夫を気遣う体で、物理的に距離をとれたし、外の目がある手前、母のネガティブも多少減る。

彼らは空気を読むタイプなので、波風を立てない形で、母をなだめ、父へのフォローもできる。弟と私が、そういう伴侶を共通して選んだのは、偶然ではない気がする。



そんな夫が「あんなに失敗したって言われながら、食事を出されると反応に困るんだよなぁ」と、いつかの帰り道にぼやいた。

それで私は、やっと自分がいつも母の絶え間ない自虐に疲れていることに気づいた。


12月29日の夜に帰省した私は、24時間が過ぎた30日の夜に、電池切れしてしまった。


31日はタイミングが悪いことに母の誕生日だったけれど、その日は私はなにも話すことができなくなっていた。そうなると、私は思春期に戻ってしまう。


こうならないように、ここ何年かは、それっぽい理由をつけて一人のとき自分が耐えられる時間だけの滞在にしてきたし、長い時間ときは夫や弟夫婦と一緒に行動するようにしていたのに。

今回は急遽海外への引っ越しスケジュールがずれこんで、直前に長く実家滞在することが決まった。私以外は皆海外にいて、一人での帰省だった。


ゆっくり実家にいれるようになって、よかったね」というまわりの言葉になんとなくそうかなぁと思ったけれど、やはりどうしても私には無理だったらしい。


年末に駆け抜けた引っ越し渡航準備、仕事で、疲れきっていた。さらに悪いことに、家族緩衝材役を担ってくれていた犬が、最近病気で寝たきりだ。

私は母と話せなくなると、犬に話しかけて、場を和ませて、なんとか大人自分に戻っていた。



私は実家にいるとき、3つのモードがある。


①母の文句や笑いに喜んで賛同し、適度に甘える、7歳の無邪気な自分 ←母はこれを一番期待している。25歳くらいまでは、違和感を持ちつつも、これで仲良くやっていた。


②母に反抗して黙りながらも、我慢してその場にとどまる15歳の自分 ←母はこのモードに、世話を焼くのも嫌いではなさそうだ。私はかっこわるくて最悪な気持ちになる。


③母の愚痴ニュートラルに聞き、親切にする35歳の自分 ←母は物足りなそうだけど、自慢の娘というかんじでご機嫌。私も心が安定する。心の余裕がないと、長時間できない。


もちろん、基本的には今の自分の年齢と一致する③でいたい。①は楽で平和だけど、自分のなにかが死んでいく気がして、絶対にやりたくない(実際この形でうまくいっている母娘はけっこういる気がするけど)。


③が崩れそうなときに、①を断固拒否すると、②になり、今回は頼みの綱の夫、弟夫婦、犬の不在で、③に戻れなくて、耐えきれず、物理的な脱出をはかったわけだ。


***


修羅場に戻る。


「なんで嫌ならそのときに言ってくれないの!? 私が子どもの頃、すぐヒステリーになったから、それがトラウマで、普通言葉もすごく嫌に聞こえるんだよね? そう、私が悪いの……」


母は一人で話しつづけている。

しかに、そうなのかもしれない、と思う。


「どうせ私は虐待親ですよ。そう思ってるんでしょ。この家に足を踏み入れるのも辛いんでしょ」


こんなふうに母が言うのは、弟が4年ほど前に、そう言って母に反旗を翻したからだ。


から見て、弟は弟でわりと極端な思い込みがあるほうなで、それは言い過ぎではと思いつつも、面倒なことを伝えてくれて助かったなとも思っていた。


虐待とまでは言わないけれど、母の臆病さや不安定さに、随分振り回されたなと思う。母の年齢に近くなり、いくら大変でも、大人の私はそれはしないなぁということがいろいろある。時代も違い、私には子供がいないから、未体験領域ではあるけれど。


ただ今になって本人を責めたいとも思わないし、お金と労力をかけてもらったぶんそれなりに自分人生を生きらている自覚はあるので、のらりくらりと、どちらの側にもつかずに距離をとっていた。


その間に結婚して、夫という防波堤ができて、このまま平穏にほどほどの距離感でやっていけそうだったのに。ここにきて、こんなことになるとは……。


「ずっと嫌だったんでしょ。無理してこの家に来てるんでしょ」

「まぁ、それはそう」


弟ほど実家に寄りつきたくないわけでもないけれど、母の雰囲気におされて肯定してしまった。実際、いればいるほどエネルギーが吸い取られるかんじがするし。


「嫌なら、なにが嫌かはっきり言ってくれたらいいのに。なんで教えてくれないの?」

「こういうふうになるってわかってるからおかしいなと思っても指摘できないよ。子どもの頃から、言えないように、あなたがしてきたんだよ!」


一度肯定すると、私も感情的になって、涙がでてしまう。


「指摘できないなんて、思わないけどなぁ」

父がとぼけて言う。

だって家にいなかったから、知らないじゃん」


ついでにした父への批判は、なんとなく母が言ってほしい言葉を言ってしまった気がする。


だって、いなかったし、そのうえ、気に入らなかったら、怒鳴ったり暴力振るったじゃん。アル中DVだったときのこと、忘れたの?

と本当の私は言いたかった。


宙吊りにされてテーブルの角に頭を打った母が頭から血を流したことも、ベランダガラスを蹴って割ってくるのを、弟と部屋のなかで怯えて見たことを、私は忘れられない。

部活から帰ってきて眠っていたソファから、突然投げ落とされたことも。

日曜の昼、ウィスキーを飲み始めたら、今日は怒鳴りだす合図だったことも。


でも、それはこの家ではなかったことにされているタブーだ。母の思う「うちは、幸せな家庭でよかったね」の規範から、明らかに外れているからかもしらない。


今の父は穏やかで、母を落ち着かせる役割を担っているし、あの頃のことを申し訳なさそうにする素振りをしているので、私も言わないことにしている。


ある一定の期間だけだった気がするので、仕事ストレスもあったのだろう。その仕事で、大学まで行かせてもらったわけだし。だからって、許されることとも思わないけれど。


そんなことを考えて黙っている間も、母は話し続ける。


「私はひどい親かもしれないけど、あなたのことが大好きだから、楽しみにしてたくさん準備して」


楽しみにしていた誕生日とお正月に、大好きな娘にこんなことをされるなんて、母はとても可哀想で、そんなことをする私はなんてひどい娘なんだろう。

母の憐れさに飲み込まれていく。罪悪感で、頭がぼんやりする。


あなたがしていることは、はっきり言って暴力だよ。無視されることって辛いんだよ。お父さんと同じことを、あなたはする。なんで?」


母は悔しそうに泣く。父にされたことも、思い出しているのかもしれない。


しかに、15歳のモード言葉を話せなくなってしまった自分は、不甲斐ないし、申し訳ない。もう35歳なのに、なにが嫌か言葉でなかなか説明できないなんて。それでも。


「そんなふうに被害者っぽくされるのに、もう疲れたので…」

被害者面なんてしないよ! 絶対しない。でも、被害者って言うなら、言わせてもらうけど」


被害者」というキーワードが、なにかの引き金になったらしい。母がここぞとばかりにまくし立てる。子どもの頃、どれだけ私や弟に尽くして節約し、我慢し、プリントを整理し、時間をさいてきたか自分がこんなふうに拒絶されるのが、どれだけ辛いか


プリントの整理、私嫌いじゃなかったし、別にしてもらわなくてもよかったんだけどなぁと思う。


節約して5歳から18歳まで行かされていた塾も、今思えば先生子供たちに人格攻撃をするやばいやつだったので、あの先生のために節約しなくてよかったのにねとも、思う。

どんどん人が辞めていくなかで、私は一番長くその塾に通った。今思えば、あそこにいた子どもたちは、みんな無表情でか細い声をしていた。


母にも辛くあたった塾の先生祖母を黙らせた私の全国模試順位に、母が満足気にしていたのも思い出す。私に勉強の機会を与えたのは、私のためだったのだろうか。


母がヒートアップするほど、だんだんと冷静になってくる。


母は絶対否定しない父を後ろに据えて跪き、私が絶対罪悪感を抱く言葉を泣きながら放つ。

この人は、本当に自分可哀想で仕方ないんだなと、思う。


過去やってきたことを否定したいわけじゃないよ。ただ今、愚痴を聞き続けるのが疲れたっていうだけだから

「本当に行くのね?」

「うん」


これまでの私だったら、ここで東京に行くのをやめていたかもしれない。そもそも行事を大切にする母の手前、大晦日とお正月実家家族から離れる選択肢なんて、一昨年夫がコロナの濃厚接触者になった一度以外、なかった。


海外駐在中も両親が自宅まで来たし、濃厚接触者になった翌年の新婚ニ年目も年末がちょうど誕生日から義実家より私の実家を優先した。「失敗したかもしれない」と呟く母のおせちづくりを毎年手伝い(「おいしいよ」とフォローしながら)、きれいにできた重箱やお正月風景を撮ってアルバムにして、プレゼントした。


今年は弟夫婦も夫も海外で、犬は寝たきり。それでも母は、親子水入らずでのお正月を楽しみにしていたのだと思う。急遽伸びた海外行きと、それに伴う実家滞在の長期化を、母はもちろん喜んだ。


私は夫と会うのがお預けになってがっかりしたし、なにより自分実家滞在に耐えられる自信がなくてとにかく不安だったけれど、そんなこと、まったく思いもしなかっただろう。



「私はお正月家族で過ごすものだと思ってるから。こんな仕打ちってないよ。〇〇ちゃんの家は母娘でおせちをつくって、●●さんの家ではもっと……」


母が地元に娘が残って、べったり子育てサポートしている家族を羨ましく思ってるいるのは、わかっている。


それが嫌だから上京してよかったと何度思ったか。一方でその願望に多少は答えなくてはと思って、お正月誕生日と、GWお盆帰省した。旅行もした。

でも、今回は無理だった。弟夫婦や夫がいてくれる年を過ごしたら、もう1人では耐えられなくなっていた。



「もう何十年も、十分やってきたでしょ」


そう言うと、母は静かになって、去っていった。


私が喜んでやってきたと思っていたことを義務のように言われて、母は心底悲しくなったのかもしれない。私だって、いつも100%嫌々やっていたわけではない。ある程度、楽しんでいた。


母は本気で自分を直そうとして、泣いて質問しているのもわかる。


それでも、「まだほしい、まだほしい」と千と千尋カオナシのように、やればやるほど依存されて欲しがられるかんじに、耐えられなかった。

母が変わるのを根気強くサポートする気力が、私には残っていない。



母が羨ましがる〇〇ちゃんや●●さんの家だって、娘が気を遣っているところはあるのだろうと、私は思う。彼女たちが一時精神を病んでいた原因に、母との関係がなかったと言えるだろうか。


娘同士で話すと、娘側が母にリップサービスをしたり、話を合わせたり、距離をとったりしていることは多い。

10代の頃は本当に仲の良かった「友達母娘」でも、いつまでもそのままでいられると思っているのは、たいてい母のほうだけだ。それでも、娘は母をがっかりさせないように、大人の振る舞いで和やかに過ごす。


だって、本当はスマートに、本人には気づかず幸せでいてもらったままで、ほどほどの距離感で過ごしたかった。


誕生日やお正月を楽しみに、食材を考えていた母を思うと、胸が痛む。とても。涙がでるほど。

こんな最悪のタイミングで反抗しなくたってとも、思う。しかも、こんな年齢で。


それでも、今、私は自分のために、自分をどうしても逃がしてあげたかった。

脱出した私は、その夜、東京銭湯に行って、ホテルのベッドでぐっすり眠った。

2023年、はじめの自分へのプレゼントだった。


——-


けんか(?)を片方の立場から書くのって、フェアじゃないよなぁと思いつつ。

まずは自分のなかの混乱を整理するために書きました。だからか、うまく削れず、とても長いです。


迷いつつも、シェアするのも悪くないかなと思ったのは、信田さよ子さんの本や記事にでてくる人たちの具体的なエピソードに、私自身が背中を押されたからです。

https://www.amazon.co.jp/dp/4393366255

https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0022/topic025.html


もうおばさんという年齢なのに、いつまで私は子どものようにじたばたするんだろうと思うけれど、自分選択して、書いて、振り返って、前へ進めば、大人としてドライなほどほどの関係を築けると信じて…。

自分ブログ用に書いたけど、さすがになぁという内容なので、ここに載せます

2023-01-01

安くてピート香りが強いスモーキーウィスキー募集

最近スモーキーウィスキーの美味しさに目覚めた

冬の寒い夜はストーブの揺らめく炎を見ながらゆったりと美味い酒を飲みたいじゃん

そんなシチュエーションに合う酒としてウィスキーってなかなか良いなと思うようになったのよ

しかもスモーキー香りのするウィスキー

深い森の中で焚き火を眺めながら一杯やってるようなそんな気持ちになりたい

しかしスモーキーピートの効いたウィスキーってどれもこれも高いのよ

ラフロイグとかボウモアとかさ、俺の月給だと常飲するのは少々お財布に厳しい

2000円以下でスモーキー香りウィスキーっておすすめない?

オールフリーの不味さに辟易してた増田だけど。

ウィスキーを割るとフルーティで飲めるようになるということに気づいた。

本末転倒

2022-12-28

anond:20221228230304

酒はそもそも統制価格みたいなもの10%くらい値上がりしているものが多いけれども

生活必需品でもないしあんまり負担感はない。

国産ウィスキーの高級ラインそもそもここ数年全然買えないしな・・・

2022-12-10

anond:20221209234722

飲み会はやってもいいけど酒と肴はカウボーイ(ウィスキー牛乳割り)とあんパンにすべき

2022-12-09

日本酒ワインの違いって何?

日本酒ワイン

これはビールウィスキーと違って、年ごとに味が全然変わる

ある年に最高の味に感じた酒蔵の日本酒が、翌年にはピンとこないなんて普通にある

(それでも、上質の蔵というのは、そこそこにまとめてくるが)


ワインは「当たり年」などと呼称されるが

ビンテージトンデモな値段がついたりする

界隈について全く知らなくても

創作物で、〇〇年の△△は干ばつで葡萄が少なくワインの出荷も少数だったが最高の当たり年だった、みたいに書かれたら

インキを感じる事が出来ると思う



それらと比べて、日本酒は「当たり年」と言う言葉一般的ではない

昨今の日本酒は新酒を楽しむもので、古酒を楽しむムーヴメントはないか

から、〇〇年の△△は最高の出来だったと言われても、それを今飲むと熟成されて別物になってしまっている

瓶に入った新酒ですら、開けた瞬間と、開けて3日後、開けずに半年後のそれぞれで味が違うと言われてる



ぶっちゃけビンテージワインボトルを飲んだ時に、そこに100万ドル価値を見出せるか?とか考えると

そんなわけないよねーとか思うんだよね

寝かせたワインは美味しくなるとかも言うけどさ

そうは言っても限度があるでしょ?

みんな、寝かせたワインの味とか分かるのかね?



同じ醸造酒だがなんでこんな違いがあるんだろう?とか思うと

これは単に市場規模歴史の違いでしかないよなって思うんだ

絵画と一緒で、それに価値を付けるのは「市場」だ

世界的な名画と呼ばれるものも、その価格程に価値があるのかと言うと、そんなこたないと思う

それに「価値」を付けているのは、それを売買するプレイヤー

現代美術がまさにその最たるもの

歴史価値なんてなくても、億単位の金で取引される

「金や宝石」もそうだが、それに価値を作り出す人間がいて、「資産」として購入される

ビンテージワイン資産の仲間入りをしているが、日本酒はそうではない

そういう事なんだろうなと思う

2022-11-11

カウボーイ(ウィスキー牛乳割り)とあんパンがアホみたいに合って笑う

もうこれ最高だわ

日本中飲み会はこれでやるといいと思う

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