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2024-02-01

精神薬を飲んでいたら絵が描けなくなった

精神薬を飲んでいたら絵が描けなくなった。

精神は安定した。死にたいと思わなくなった。リストカットオーバードーズをしないように心がけているし、ここ1年くらいはしていない。

いい事ばかりかと思っていたら、絵に対するモチベーションが無くなってしまった。人生に絵が無くても満足行くようになってしまった。

今まではストレスの発散手段現実逃避方法として絵を利用していたため、絵を描く理由がなくなってしまった。

だが、私は小学生の頃から絵を描いている。趣味とはいえ10年くらいは人生を費やしている。そんなものを途端に手放せる訳もなくもんどり打っている。

もう絵を描く集中力モチベーションもないのなら金輪際絵を描くことはやめたらいいのではないかと思う私と、そんな簡単に手放せるわけないだろ!という私がいる。辛い。

早く絵に執着するのを辞めたい。しかインターネットをしていると絵がどうしても目に入ってくる。仲のいいフォロワーが絵を描いているところが目に入ってくる。

そもそも私は芸術が好きだ。小さな個展美術館に行くのが好きだ。早く鑑賞者として割り切りたいが、創作をしていた昔の記憶が脳を叩いてくる。そして才能の差や努力の差、環境の差に打ちのめされて鬱病になって帰ってくる。この間藝大の卒展に行った時も全く楽しめなかった。

辛い。ここ1年間ずっとそうだ。絵が描けなくて発狂しながらタイムラインを眺めて鬱病に陥る。

早く絵に執着するのを辞めたい。

2024-01-31

シンママナマポメンヘラシンショウチー牛オナニーマシンのワイ

最近オナニーしてると頭痛がしてきて、射精すると床でもんどり打つくらいひどい頭痛が確定で発生するようになり、恐怖でオナニーもできなくなった。人生が虚無。神はワイからオナニーすら奪おうと言うのか。ワイは世界を恨む。

2023-07-19

anond:20230719144340

コロナ禍が一区切りしてからというもの行ける時に行かねばと思うようになり

年1で行くか行かないかだったのに今年に入って3回は行ったな


ナンバガ行っとけばよかったなーチケット取れると思えなかったから2019~の全国ツアースルーしたら

そのあとコロナ禍でライブの開催が見通せなくなってそのまま解散してしまった

最近ライブアルバム配信されたのでもんどり打ちながら聴いてる

2023-05-27

anond:20230524192008

AED使う際にブラ取らないと感電して急患人が焦げる。相手が毛深い男の場合、胸毛が全部焦げてチリチリになる。AED電流ってそれくらい強力。そんなのも知らないで救護活動あざ笑う奴の一番大事人間がどうか、そいつらの目の前で心臓発作起こしてもんどり打って苦しみながら死にますように☆

2023-03-28

30になってようやく父の気持ちがわかった

父は気に入らないことがったらすぐに家族を殴る性格人間だった。

挨拶を忘れると殴られ、箸の持ち方が汚いと殴られ、服の着こなしがだらしないと殴られた。

父との生活が嫌すぎて大学を出てすぐに家を出て、実家に帰るのは年に多くても1回くらいになっていた。

 

先日、母が死にその葬儀関係で長らく実家に帰った。

父は家事ほとんどを母にさせており、母がいなくなった今、それを俺にやらせようとした。

俺は断固断るとこれまで育ててやったのにどうのこうの言い出すので、なんだこいつうるせーなと思って思いっき顔面をぶん殴って「いい歳こいて駄々こねるんじゃねぇ。ぶち殺すぞ」と言いつけると怯えた顔で「すまなかった」と言った。

なるほど、これは手っ取り早いわ。

今の家に帰る段階になってこれからどうすりゃいいんだと言うので、てめーの人生くらいてめーでケツ拭けや。大の大人が鬱陶しいんじゃと一発蹴り込んでもんどりうってる父をしり目に実家を出た。

 

これからはもう少し実家に帰る機会を増やそうと思う。

2022-12-25

指の筋違い

腕とか足とかは「ピキッ」ってなって筋が違ったりするのわかるんだけど

さっきそれの指バージョンが発生したか

グラスもとうとしたら人差し指がピキッってなって10分くらいもんどりうってた

1時間たってもまだ痛い

どこにもぶつけてないし、負荷かけたわけでもないし、なんなんやこれ

2022-10-30

anond:20221030215651

じゃあもんどりうって倒れたら将棋倒しになるでいいよ・・・

ようは歩行しなければ将棋倒しにならないという主張が否定されれば反論終了なんだから・・・

2022-09-01

女性生理についての話を聞くと不思議に思うんだが

よく女性が「生理なんて無ければいいのに」とか「こんなシステムにした神を恨むぞ」とかって言ってるのを目にするんだけど、これって男にはあんまり理解できなくないですか?生理の辛さが理解できないってことではなくて、自分の体の仕組み自体を疑ったり否定したりってことがあんまりないと思うんですよね男性は。

仮に定期的に腹が痛くなるシステム男性身体にあったとしても、そのシステム自体否定的な気持ちになったりしないと思うんですよ。

定期的ではないですが、金玉を強打したらもんどりうつのも当然のこととして受け入れるじゃないですか。

女性の「こんなシステムにしたのを恨むぞ」って言葉は、どういう心理で言われているものなのか誰か教えてほしい。

2022-07-17

なっくんはクリスによる病院への誹謗中傷に加担するのを止めろ

anond:20181022010431

クリス病院へのクレームを書き込んだ医師へのブログ記事反論出来るものならしてみろや!

https://mhlworz.blogspot.com/2018/08/blog-post_10.html?m=1

2018年8月10日金曜日

入院したら最後の●●病院

2018年4月30日づけで、ブログコメントを頂いておりました。ありがとうございます

ある病院入院したら、不本意な形で家族を失ったことが切々と書かれています

非常に長文でした。最初はですます調だった文章が、しだいに生々しい感情ほとばしる強い文体になります

ただ、これはよくある話ですので、取り上げたいと思います別に私は全国の医者代表ってわけでもないですし、その病院擁護するつもりも糾弾するつもりもありません。 一個人として好きに書かせていただきます

●経過

投稿者の身内の高齢者が、インフルエンザ後に「肺炎」と診断されて入院しました。

受診した理由は書かれておらずわかりません。年齢も基礎疾患も不明です。

ただ、もともと元気な方らしく、「まだまだ普通のものも食べられてたし、歩くこともできていた」程度のADLで、普段からストレッチ散歩体操等」のほか、誤嚥しないよう食事に気をつけており、いつも「120歳まで生きて新聞に載ろうね」と話すほどの健康意識の持ち主でした。家族としても、入院理由が納得いくものではなかったようです。

そんな方が、入院で「医療的な拷問」を受け続けた結果、亡くなったというのです。「元気でまだまだ生きる気力のある人をちゃんと手を尽くしたのではなく、故意にさんざん傷つけ弱らせ弱らせ亡くなるようにされた」と。

病院のみならず、市役所対応にも不満を訴えます入院中に要介護認定を受けることとなり、市から認定調査員が来ました。「今の季節は?」と質問され、4月なのに暑い日であったので、本人は「夏」と答えました。そうした木で鼻をくくった対応で、書類を仕上げて出ていった市職員の態度も屈辱的だといいます

●誤診?

投稿者肺炎という診断にも懐疑的です。

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おかしいなと思ったがインフルエンザは治ってしまったし、CTの影は上のほうは全く綺麗なものだったのにだから全く延命なんて段階じゃなかったし、

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呼吸器専門医資格を持つ私としては、肺炎を侮るなということにつきます

素人目には下肺野だけに異常があったとしても、たちまち悪化することもしばしばです。

高齢者の死因(平成28年)>

第一位悪性新生物

第二位:心疾患

第三位肺炎

第四位:脳血管疾患

第五位老衰

第六位:不慮の事故

肺炎が堂々3位にランクインです。

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病院治療に見せかけた殺人行為入院したら最後の●●病院

最初にお年寄りというだけで全部一緒にしてすぐに緊急時延命治療の話である

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朝、にこにこ家族と面会していた高齢者が、夕方になって呼吸状態がみるみる悪化して今際の際をさまよう、ってことは経験しないとわからいかと思います緊急時には挿管して人工呼吸管理をするほかないのですが、医者判断処置した後で、「こんなこと頼んでない」とか「家族の総意ではない」とか言われると我々も頭を抱えます。こういうわけで、入院したら最初に今後どうするのかを聞く病院も多いでしょう。

しか信頼関係もできてない中で、「急変時の対応はどうします?」と医者にいわれたら、「貴様、うちの家族を治す気ねえだろ!」と憤るのもわかりますけどね。

ここからボタンの掛け違いが始まったわけですね。

書かれている「拷問」についてコメントしていきます

●喀痰吸引

肺炎だと痰が出ます高齢者心不全合併しているとさらに痰が増えます。通常は吸引して気道を開通させます

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部屋にいると「いきなり痰を取ります」と、「痰を取らないと窒息の危険がある」と管をどんどん突っ込む拷問。それによりまず口封じ。悪くなる種作り。

後は徐々に専門的な医療拷問で痛めつけられて弱らせていく。

もう手遅れ!葬られるまでの計画が始められてしまった。

アッと気づいた時には管を目いっぱい突っ込んでる。肺や声帯がどれだけ傷つけられてるかもわからない。その後はどんどんどんどん痰がたまってくる。そのたびに痰取りの拷問患者が何か言えば痰取りの拷問、何か要求すれば拷問で声を出せなくされ、伝わらないようされてる。

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まるで看護師が喀痰を吸引したから痰がたまったか、のような記述です。

「口封じのため」とか「痰取りの拷問」とか穏やかではありません。

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から入れる管が入れすぎていないかなどと言うと、鼻から入れてさらに苦しめる。

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コミュニケーションがうまくいかなかったようですね。面会時間帯に張り付いている家族がいたら、医療職はひと声かけから処置します。無言でゴリゴリ吸引するような看護職はまずいないでしょう。

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(とろみであまり好かないお茶ではあるがあまりに痰取り方法が酷いので)痰をお茶で(胃のほうに)流し込みたいと言った時も、看護師に完全に否定され、また管をつっこんで痰取りの拷問、どうしようもない。

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痰を胃に流し込む、という新提案です。

まず基本的なことがわかっていませんね。

「痰」は口の中にある唾液とは違います。気管や気管支の奥をふさぐ分泌物です。それが口の中に上がってくると、道路おっさんが「カーッ、ペッ」と吐いているあれになります。この方はそこらへんを取り違えているのでしょうね。

口の中に出てくる前の気道分泌物を吸引するには、相当深くまでサクションカテーテル(いわゆる管)を突っ込む必要があります介護職が実務者研修で習うのは、せいぜい口の中とか鼻腔の中とかまでですから、そんなに悶絶することはないでしょうが、生き死にがかかった病院だと、奥深くまで容赦なく吸引せざるをえないこともしばしばです。痰づまりを解消したいと思っても、外勤先で気管支鏡が置いてなく、カテを奥深くまで突っ込んで救命したこともありました。

絶食にされているようですので、嚥下機能も相当落ちていたのではないかと思われますむせることもなく、静かに誤嚥するわけです。お茶を飲めば、胃ではなくて肺に押し込むことになり、肺炎の再発・悪化やむなしとの判断かもしれません。

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息が詰まってはいけないと当たり前のように言われる吸痰ですが、私の親が高齢にもかかわらずもんどりうっていました。入院前は取ってもらったこともないのに急に奥まで突き刺すように入れられて。何か間違っていませんか?

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入院前は(痰を)取ってもらったことがないのに

それもそのはずで、入院する前は痰の量が多くないのですから、取る必要はありません。

状態が悪いから痰が貯まるのであって、それを放置していたら換気不全→低酸素血症→窒息死でしょう。スタッフとしても吸痰しないほうがよっぽど楽ですよ。夜勤なんか特にそうです。なにより、わざわざ手間のかかる喀痰吸引を「拷問のため」にする医療者がいるとは考えにくいですね。私が看護学校で教えるときには、「1 回の吸引時間は最大でも10秒以内。処置を始めるのと同時に、息を止めてみましょう。相当苦しいのがわかります」と伝えます。むやみやたらと行うわけもなく、モニターを見たり聴診器で呼吸音を聞いて、必要な限りで処置するものです。

吸痰を「必要がない」「納得できない」というのなら、退院すればよいのです。

好きなものを好きなだけ食わせて、誤嚥するならすればよく、そうやって想いのままに人生を閉じるのがよいと考えているのなら、自宅で大往生すればよいわけで、病院をご利用頂く必要はないのです。そういう方こそ、責任を取りたくないのか、文句を言いまくりながら病院にいたりしますが。

●超理論

独自理論にこだわる身内は、必ずいます。そして私らが説明してもあまり理解を示されません。理解を超えると陰謀論に及ぶことがあります

うちのじいちゃん病院に苦しめられている。命を狙われている。

【1】必要性も考えず、ひたすら手を動かすことだけで「やっべ、私すげー仕事してる。超イケてる死語)」と満足感にひたる看護職がいる

【2】患者を苦しめて喜ぶようなサディスティック看護職がいる。

【3】患者を苦しめて状態が悪くなると、検査処置だと余計な出費ができるので、病院が儲かる。

(1)も(2)も、医療職がずいぶん信用されてないなーと思います。まず(1)ですが、処置やらなにやらをすれば記録したり、物品補充などの手間が増えます若いうちは仕事を覚えようと必死しょうが、ある程度の経験を積んだらあまりやりたくないのが本音です。(2)は人間内面まではわかりませんからなんとも言えませんが、怪しい行動をしていたら組織内でチェックされます看護師世界ピラミッドのような序列がありますから同調圧力も半端なく、そういう人は端々に異常さが見え隠れしますので、まず浮くでしょう。

(3)は、寝たきり老人がいるような療養病床では、パック料金(包括払い、いわゆるマルメ)なので検査処置をすればするほど赤字ですから誤解です。

実際、こんなコメントもありました。

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アホなことをした。バカなことをされた、悔しくて仕方がない。

こっちは治療と思うから病院を信じ医者看護師の言うことを信じて色々次から次、伺いを立ててきたのに禁止ばかりされてそれがただの拷問だったとは。まだまだ考えられるあらゆる治療とされてきたことが全部病院の策略だったななんて。治るように治療してもらえるはずの専門の技術を持った病院じゃないのか。

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そんなことをして一体なんの得があるでしょうか。

アミトールを点滴しまくって「殺戮天使」になったナースも中にはいますが、我々は基本、患者のためにと仕事する生き物です。心身ともに楽な仕事でもないのに、せっせと人殺しをしていて何のやりがいを感じられましょうか。

クレーム

思路が独特な方に対しては、何度も何度も説明しても理解が得られないことがあります。それゆえにトラブルになることも多いです。担当医で納得しないと、「院長を出せ、土下座しろからまり保健所通報警察や県などに相談Google mapに☆1つをつけてコメント誹謗ブログツイッターで書き散らすなどもしばしばです。ベストと思うことをやった上でも、「人殺し」だのと罵られますからメンタルを保つのはなかなか大変です。

アミトールを点滴した容疑者の心情はまったくわかりません。が、彼女が働いていた終末期医療現場でも、余命幾ばくもない方を静かに看取るというはずが、忍者屋敷のようにあちこちから思わぬ横槍が飛び出してくるために心身ともに疲弊し、看護職としての仕事絶望し、倫理観麻痺し、やってはいけない行動に出てしまったという側面があるのかしれません。

医療職も患者家族の側も、お互いにリスペクトする間柄になれればいいのですが。

日本でもできる「安楽死」「尊厳死」について、医者として質問に答えます

聞きたい情報があればこちからお寄せ下さい。

https://docs.google.com/forms/d/1nwfWK0bg3ILwCWzdYpF1eu4MjgRpuTn5Szb6-uMQo4s

2021-10-16

死ぬってこういうことかと思う、生きてるうちの経験

貧血で倒れる」

つの間にか意識がなくなってる。

そのまま続けば、これが死。

これなら案外、死ぬのも苦しくないのかなと思える経験

「こむら返り起こしてもんどりうつ

あれはヤバい

ふくらはぎブチ切れるのかというくらいの痛みに涙が出る。

きっと事故に遭ったらこんな感じで悶絶して死ぬ

これは御免だ。

「寝る」

このまま目を永遠に開くことがなければ、それが死。

文字通り"安らかに眠る"。

これが一番いいな。

2021-07-28

[] もんどり打って

翻筋斗(もんどり)を打(う)・つ

とんぼ返りをする。宙返りをする。もんどりうつ。「はずみで―・ってひっくり返る」

もんどり【翻=筋=斗】 の解説

《「もどり」の音変化》空中でからだを1回転させること。とんぼ返り。宙返り。

出典:デジタル大辞泉小学館

こんなに具体的なものだとは。なんとなく激しいような印象はあったが、思っていたよりだいぶ激しい。

うめき声などを上げて倒れ、バウンドするようなイメージだった。

2021-07-16

木屋町にあるキャバクラ黒服仕事をしていた

この日記の内容はみだしのとおりだ。京都での学生生活の4年間をキャバクラでの黒服仕事に捧げた。

年末のこと。コロナのおかげでストレスが溜まる中、ふと京都が懐かしくなって一人旅に行った。学生時代と社会人約十年目では、さすがに景色に差があった。いろいろと感じるものがあったので、ちょっとしたためてみることにした。

広島田舎から京都に出たばかりの、当時18才だった私は大学生活に憧れを抱いていた。第一志望ではなかったが、行きたいと思っていた大学だった。

4月はあっという間に過ぎた。入学式オリエンテーションサークル勧誘学部学科での新入生歓迎会、初めての履修登録、初めての講義、初めてのゼミ活動

楽しくもあったし、不安もあったけど、5月になって、まだあることをしていないのに気が付いた。

アルバイトである大学生アルバイトをするものだと思っていた。それ以前に読んだ漫画アニメでは、大学生はみんなアルバイトをしていた。

早速、求人情報掲示板を見た。インターネットではない。学生課の前に貼ってある物理的なやつだ。すると、学内カフェがよさそうな気がしてきた。時給もいい(850円だった気がする)。

その日のうちに、お店に行って店員のおばさんに声をかけた。アルバイトがしたい、と。

何分間か話した後、「土曜日シフトはいます」と告げると、大歓迎な感じで、「今度オーナーも交えて面接しましょう」と言ってくれた。私の携帯電話の番号を伝えた。

その翌日だった。知らない番号から着信があった。携帯が鳴っている最中ガラケー通話ボタンを押す直前に着信が切れた。

もう一度かけなおすと、女性の人が電話に出た。どうも話がかみ合わない。「こちからはかけていません」とのこと。どうやら、大学全体の電話受付窓口に繋がっていたようだ。でも学内の誰かが、私に電話をかけている……。

増田処刑はすでにおわかりだろう。あのカフェからの着信だったのだ。私はそんなことにも気が付かなかった。

それから3日が経って、あのカフェに行って、面接の件がどうなったのか聞いたところ、「オーナーに、あなた電話に出ないと伝えたら、もう面接はいいって」という衝撃の答えが返ってきた。

私が阿呆だっただけだ。今でも、仕事でこういう感じのミスを冒すことがある。

ある日、京都御所の近くにあるコンビニ求人雑誌を持ち帰った。

パラパラと中を覗いてみる。飲食店小売店が多いようだ。ただ、どのお店も時給が低い。大学の近所にあるお店は、だいたい750円~800円だった。今思えば、こういう視点はやはり若いな、と思う。

大学生場合は、たとえ時給400円だろうと、釈迦に生きる人としてふさわしい常識言動知識を身に着けられる職場がいい。大学の同期で、一流どころの企業官公庁NPO法人就職した連中は、リクルート株式会社はてな高島屋アルバイトをしていた。

当時の私は、リクルートはてな高島屋も知らなかった。私の出身広島県の府中市だった。そんなオシャンな会社地元にはない。天満屋だったらあるのだけど。もし私が東京府中市出身だったら、リクルートはてな高島屋も知っていたのかもしれない。

さて、求人情報誌も終わりの方まで来た。すると、スナックキャバクラバーのページが出ていた。

あるお店の男性スタッフの時給のところを見ると、22時までが900円で、22時以降が1000円とあった。基本の労働時間20:30~5:30で、開店準備と片付けを除いた9時間に対して給与が支払われる。ツッコミどころが満載だが、こういう業界なのだ。今でもおそらくこんな感じだろう。

「でも、夜の店はちょっとなあ」と感じつつ、「失敗したとしても私はまだ若い。なんとかなる」とよくわからないポジティブも抱いていた。

あるページを捲ろうとして私は、ある求人に目が留まった。「木屋町で一番レベルが高い店です!」みたいなことが延々と書いてあった。自画自賛もいいところだ。※本当に一番レベルが高い店だった。

でも、「面白いな」と思った。しかも深夜時間帯の時給は1100円ときている。さっそく電話をかけて、簡単自己紹介をして年齢と大学名を言ったら、「ぜひ面接に!」ということになった。

5月の割と寒い夜、私は親からもらった原付に乗って、家から木屋町まで10分ほどの距離を慎重にゆっくりと駆けていった。

マクドナルド河原町三条店の近くにある、小ぢんまりとしたビルの地下1階にその店はあった。

当時の私はビルの前に立ち竦んでいた。田舎育ちの私は、ビルの下に降りていく階段を見たことはなかった。真下の方から数人の話し声が聴こえる。

おそるおそる階下に降りていくと、廊下が十メートルぐらい続いていて、奥には分厚い扉が開け放たれていた。表面に店の名前が書いてありそうな。近づいていくと、店の中から男女が笑い合う声が響いた。

扉の前には小さい丸椅子が設えてあって、2人のお客さんとイケメン黒服(ボーイ)が楽しそうに話をしていた。お客さんは、丸っこい小さいグラスに入ったお茶を飲んでいる。

ふと、ひとりの嬢が出てきた。黄色い、ひらひらとしたドレスだった。歩く度に、ドレスの裾がブゥンと上下していた気がする。顔つきは覚えていない。失礼ではあるが、「化粧濃いな」と感じたのは覚えている。外国人風の浅黒い肌の、ツンとした表情だった――人生で初めてキャバクラ嬢を見た瞬間だった。

さて、イケメンの人に「面接に来ました」と告げると、「ちょっと待ってね」と言われ、奥に引っ込むと……すぐに別の男性がヌッと出てきた。

体格が大きい、熊みたいだ。笑っている。当時の私には恐い人に思えた。実際には、恐ろしさと優しさが同居するタイプ……と見せかけて、普通にサイコパスだった。

店長と名乗るその人と、同じビルの2階にある事務室に入って、さっそく面接が始まった。私はソファに座らせてもらっていて、ガラス張りの机の上にペットボトル緑茶が置いてあった(はずだ)。店長は反対側のソファ腰かけた。

「飲んでよ」

ありがとうございます

店長とどんな話をしたかはあまり覚えていない。

思い出せる限りだと、こんな感じだった。

広島出身? 俺の叔父さんが広島なんだ」

「いい高校行ってたんだね」

「18才か。若いね~」

柔道強いんだ。2段だって

「いつから来れる? できれば明後日がいいな」

こんな感じだったと思う。当時は、落ちる可能性が高いと思っていた。ボーイの経験がないどころか、アルバイトしたこともなかったからだ。自分が盆暗な方だということもわかっていた。

ところで、キャバクラで4年も働いていたのだ。私のような類型(実務経験のない若い子)を採用する理由はわかる。

①単純な労働力として

多くのお店では、ホールキッチン仕事を8時間ぶっ続けでやらないといけない。開店の準備と片付けもある。休憩はあるが非常に短い。キッチンのビア樽に座って5分間など。なので、体力のある人がほしい。

②肉壁として

態度の悪いお客さんは必ずいる。特にお酒が入っていると、接客が気に入らないということで難癖をつけたり、声を荒げたり、脅迫してくることもある。

※稀に暴力団組員も来る。「暴力団お断り」のステッカーをどの飲み屋も貼っているだろう? あれは歓楽街では冗談一種だと当時は思っていた。この業界では、清濁を併せ呑み、判断が早く、臨機応変対応できる者が生き残る(と店長が言っていた)。

お客さんとトラブルになっても、年が若くてガタイのいい奴がいるのといないのとでは展開が違ってくることがある。たとえ殴られても、私みたいに若いのは自分が悪いと判断して、お店に治療費請求しないことが多い。

レアドロップ枠として

一例として、私と同じ同志社大学で、かつ同じ法学部法律学科の奴で、大学生活の4年間、ホストをしていた奴がいる。週に3日ほどの出勤で、大学回生になる頃には月に30万~40万ほどは稼いでいた。本人いわく、「いろいろあるので稼ぎ過ぎないように気を付けていた」とのこと。全く正しい行動だ。大学生の年齢でその判断ができる時点で、奴は普通ではなかった。2021年現在も、堅気ではない仕事大金を稼ぎ続けている。その彼は、KFJ京都俗情掲示板)のホスト板にもスレッドができるほどの猛者だった。つまり、年が若くても超スゴイ奴は一定数必ずいる。そういった人材を時給1000円前後で使えるチャンスに賭けているのだ。

私が採用された店というのは、実は特殊タイプだった。

当時の木屋町祇園にあったスナックラウンジキャバクラは、そのほとんどが個人もしくは社員10名以下の会社経営していた。

私が働いていたお店(以後S店とする)は、それなりの企業経営母体だった。モデル女優なんかを育てている芸能事務所が、副業としてキャバクラを出していたのだ。

※もうみんな読んでないのでぶっちゃけるが、㈱オスカープロモーション母体として経営している店だった。当時の私は、そんな会社存在自体を知るはずもなく。

そこに所属している子が修業や小遣い稼ぎの意味で働きに出てくる。そういう構造のお店だった。もちろん普通の子もいる。

以下、私が働いていた4年間で記憶に残っていることを書き出してみようと思う。たぶん長文になる。



大学回生

 キッチンホール仕事をやっていた。時給は1,100円。キッチンが主で、社員の人が少ない時に限ってホールに出る。

 最初の頃は、強面のM主任に怒られてばかりだった。今思えば強面ではなかったし、体格も中肉中背だったが、当時若輩だった私には圧が強すぎた。

 キッチン仕事というのは、いうまでもなく優先順位がモノをいうわけで……おしぼりとつきだしの用意も、ドリンク作りも、フード作りも、皿やグラス洗いも……人生最初に覚えた仕事は、社会に出てから仕事の縮図だった。

・次の次くらいまで優先順位を決めながら動く

・途中で別の仕事に移らない

・雑多な仕事はまとめておいて後でやる

 こういった原則ひとつずつ身に着けていった。

 より精神的な意味での教えもあった。例えば、トレンチお盆)の持ち方について。S店での持ち方は、指を立てて、手のひらが触れないようにして胸の前で持つというものだった。

 当然、最初のうちはできない。いや、言われたとおりにできるのだが、どうしても、たまに手のひらでベッタリと持ってしまう。

 最初にそのミスをした時だった。「おい」というM主任の声が聞こえた。怒られると思って身構えていると、「新人が間違えた持ち方しとんぞ」と、上で述べたイケメンの人が叱られていた。確かに、私は最初トレンチの持ち方をイケメン先輩に教わった。

 でも、当時は「なんでイケメン先輩が怒られるんだろう。なぜ私じゃないんだろう」と素朴に考えていた。

 このS店では、そういう社会人として基本的なことを教わる機会が何度もあった。私は盆暗でノロタイプ人間だったから、ありがたい教えでも、耳から耳にスーッと抜けていったのがたくさんあったに違いない。日記もっと細かくつけておけばよかった。

 今でもM主任を思い出すことがある。厳しい人だったけど、まともに仕事をこなすことを誰よりも考えていた。私のことを考えてくれていたかはわからないけど、今でも確かに思い出すのだ。

 めちゃくちゃ厳しくて……でも、ふいに無邪気で優しい笑顔を見せてくれる。私はずっとM主任の後ろを追いかけていた。今、この場で感謝を述べさせてください。ありがとうございます



大学回生

 この年の春先から初夏にかけて、正社員と同じ仕事が増えていった。一例として、ホールを回る仕事が主になった。棚卸しもするようになった。時給が上がり1,200円になった。

 本来大学生アルバイトは、キッチンでフード作りや洗い物をするものだ。ホールに出ることもあるが、あくま代打的に割り振られる。原則社員キッチンアルバイトホールということはない。にもかかわらず、なぜ私がホール担当になったかというと……。

 私の社歴が、スタッフ内で真ん中あたりになってきたからだ。

 信じられないだろう。でも事実だ。私がS店に入った時、社員5人のアルバイト3人(私を含む)体制だった。1年目の梅雨時に社員がひとり免職処分能力不足だと思う)になって、また秋になった頃に社員1人が系列店に行って、3月の春休みの頃、ひとつ上の学生アルバイトが飛んだ。従業員が3人いなくなって、3人補充された結果こうなった。

 ホールを回る仕事について、思い出せる範囲優先順位が高い方から挙げていくと、①お客さん又は女の子(=キャスト。以下嬢とする)の監視、②オーダーの受取と実行(買い出しを含む。お客さんだと煙草女の子だとストッキング生理用品)、③嬢によくない行為をしているお客さんへの注意、④お客さんからのイジリや自慢話やお酌に付き合う、⑤灰皿やアイスペールの交換、⑥喧嘩を止める(リアルファイト含む)……といったところか。

 重労働だが、そこまでキツイということはない。一般的飲食店でもこれらに近いことをしているはずだ。最初は立っているだけでも辛かった。足が棒になってしまう。慣れてもやっぱり足の裏が痛い。

 思い出に残っているのは、やはりM主任だ。仕事ができる男性で、30代半ばで月給は45万円(残業代は基本給に含まれている)だった。客引きプロであり、街を歩く人でその気のなさそうなお客さんでも、1分も経たないうちにお店への興味を起こさせ、大体3分以内にお店に連れていく。何より損切が早い。この人はだめだと感じたらすぐにその場を去って、別の人に声をかける。

 その主任にこっぴどく怒られたことがある。

 真夏の夜だった。私に初めての仕事が割り振られた。いわゆる、キャバクラの店の前にいる人の役だった。客引きではなく、連絡役に近い。お店に用のある人、例えばリース関係業者だったり、面接希望の嬢だったり、店長の知り合いだったり……むろん、通りがかりのお客さんにサービス内容を聞かれることもある。

 さて、ある3人組のお客さんが店の前を通った時、S店に興味を示した。「お兄さん。どのセットがお勧め?」と聞かれた私は、しどろもどろになりながら、2万円(2h)と1万3千円(1.5h)と1万円(1h)の3つのコース説明した。金額うろ覚えだ。たぶん違う。

 3人組のリーダー格は、「う~ん」という表情になって、何点か質問をしてきた。うまく答えられなかったのは間違いない。最後は、私の方が心が折れてしまった。

 その場を立ち去る3人組を見送る私の後ろに、M主任がいた――縄跳びで打たれたような、痺れた痛みが私を襲った。主任回し蹴りが私のお尻にクリーンヒットし、地下に入る階段の手すりの辺りにもんどり打って転げた。頭を壁面にぶつけたのを覚えている。

 主任に何と言われたかはよく覚えていない。罵倒の数が多すぎたのだ。「お前!売る気ないやんけ!」だったら確実に言われている。「すいません」とだけ謝ると、「〇〇ちゃん。次はないぞ」と言ってお店に入っていった……。

 数分後、また別のお客さんが店の前を通った。私は、ここまでの人生で最大の過ちを犯した。私はM主任の真似をして、お客さん候補トークを始めた。

「こんばんは。これから何件目ですか」

「2件目」

「どこ行ってきたんです」

居酒屋

「どちらにいらしたんです」

和民

「次は女の子のいるお店にしましょう」

「この店は高いからいい」

「安くしときます

 こんなやり取りだった。話すうち、だんだん相手の気が乗ってきて、でもお金がないのも事実のようで、でもお店に入ってほしくて、M主任を見返したくて……去ろうとする相手の腕に触ってしまった。

はいそこやめて!」※確かこんな口上だった。早口警官だった。

 その場で2名の警察官サンドイッチにされた私は、しどろもどろに言い訳を始めた。やがて応援警察官が到着し、単独でお店の中に入っていった……。

(続きます

 https://anond.hatelabo.jp/20210716220543

追記

ところどころやたらと鮮明なのは、当時の日記を見返しながら書いているからだ。

2021-06-15

原宿駅

 ある日の暮方の事である。一人の少年が、原宿駅の跡地で雨やみを待っていた。朽ちた柱に蔦の絡みついた、いまにも崩れ落ちそうな原宿駅跡地は、その昔、若人が大勢集う、たいそう賑やかな駅であったという。かつてこの地は「原宿」と呼ばれており、商いで栄えていたそうな。今は広大な荒れ地が広がり、かつての栄華は見る影もない。少年荒野の真ん中でただ一人きりであった。ただ、所々地面から、かつてのビル群の瓦礫が顔を出している。少年は雨が止むまで、その瓦礫を見詰めて暇を潰すことにした。あれは、セシルマクビーピンクラテ、そして…Q-pot CAFE少年歴史がたいそう得意であった。

 何故原宿がここまで荒れ果てたかと云うと、七十年ほど前、東京には、疫病とか五輪とか不況とか云う災がつづいて起った。そこで人々は住まいをこぞって京都に移し、それに続いて都も移された。およそ二百五十年ぶりの遷都であった。人の消えた東京さびれ方は一通りではない。荒れ果てたのをよい事にして、狐狸が棲む。盗人が棲む。半グレがでかい顔をする。バニラ業者が日夜騒ぎ立てる。とうとうしまいには、行く当てのないジャニオタたちが夜ごとに集って、オフ会をしているという噂さえ立った。そこで、日の目が見えなくなると、誰でも気味を悪るがって、この近所へは足ぶみをしない事になってしまったのである。そうして七十年の時が経ち、いつしか原宿」というと、平成・令和時代の亡霊が往来する呪われた場所としてひろく知られるようになったのだ。

 少年も、ほかの大ぜいの若人と同じように、危ないので原宿には決して近づかぬよう、両親に硬く命じられていた。しかし、少年には原宿に来なければならぬ断固とした理由があった。病床に付している、かつて量産型女子であった少年祖母が、「冥途の土産Ank Rougeが着たい」と所望したのである少年は、祖母が好きであった。特に祖母のつけるジルスチュアート香水香りにつつまれ眠ることが大好きであった。その祖母が、いまはシンプルアースカラー入院着に身を包み、力なく微笑んでいる。入院着は、無印良品であった。少年は大好きな祖母のため、アンクルージュの服を見つけてくることを決意し、家をそっと抜け出してきたのだ。しかし、七十年も前の服を探し出すことは、とてつもなく困難であった。旧東京二十三区内を隅々まで探しても見当たらない。それもそのはず、量産型女子はとうの昔に、国の絶滅危惧種指定されていたのだ。少年祖母は、その数少ない生き残りであった。

 歩き疲れた少年は、とうとう、禁じられていた原宿に足を踏み入れた。暗く、恐ろしい場所であった。荒野の真ん中にぽつねんと佇む原宿駅跡地には、多くの人の怨念が染みついているかのように思えた。少年時計のある屋根の下に腰掛け、雨が止むのをぼんやりと待っていた。頭上には、どこからか集まってきた鴉が輪を描いて飛んでいた。

どうにもならない事を、どうにかするためには、手段を選んでいる暇はない。選んでいれば、大好きな祖母は悲しみのうちに死んでしまうばかりである。尤も、痴呆の入っている祖母は、たとい思い通りの恰好ができたとしても、何もわから粗相をして汚すだけかもしれない。しかし、心持の優しい少年は、祖母エンディングノートに書かれていたことはなるべく叶えてあげたいと思っていた。手段を選ばないとすれば―少年は、そのあとに来るべき言葉の余りの恐ろしさに小さく震えた。「盗人になるよりほかに仕方がない」などというおぞましい考えが一瞬でも頭をよぎったことが、信じられなかった。しかし、一度心に生まれたその思想は、少年の心にずっしり居座り、どうにも振り払うことが出来ずにいた。

 それから、何分かの後であるマツモトキヨシ原宿駅表参道口店跡の辺りをうろつく人影が見えた。少年は、こんな場所にも人がいたのかと大そう驚いた。夕闇によく目を凝らしてみると、どうやらひとりの老婆が何かを探しているようなのである。この雨の夕方原宿をうろついている人間は、ただ者ではない。少年は両親の忠告を思い出し、身震いをした。しかし、老婆が何かてがかりを知っているかもしれぬ。少年は立ち上がると、小雨の降りしきる中、恐る恐る、老婆に声をかけに行った。

「おばあさん、すみません

老婆はゆっくりと振り向いた。少年は、振り返った老婆の姿を見て、その余りの恐ろしさに、顔をしかめた。桑色のシャツを着た、背の低い、痩せた、白髪頭の老婆である。右の手に黄色ビニール袋を持ち、左の手に、大きな紙袋を持っていた。紙袋には、けばけばしい装飾が施されている。見るとそれは、山田涼介イッピ袋であった。

ジャニオタだ。少年歴史資料集で良く学んでおり、ジャニオタを知っていた。日本史安藤先生がいうところによると、ジャニオタは四十年ほど前に最後の一人が観測されて以来、日本から姿を消したという。まさかジャニオタに、生き残りがいたとは。少年は、大そう驚いた。

「なんだい…」

老婆は唸るように呟いた。地の底から響くような、恐ろしい声であった。少年勇気を振り絞り、老婆に尋ねた。

「お忙しいところすみません、すこしお聞きしたいことがあるのですが。」

「他を当たっとくれ。私は急いでいるんだ。」

後生です、他の人が居ないものですから。」

サロン体験ならお断りだよ。」

「違います。探し物をしておりまして。

ところでお婆さん、そんなに急いでどこに行かれるのです。」

ライブ戦前ジャニショに行くのさ…ケンティーオフショを買いにね…」

そういうと老婆は、うつろな瞳で前方をじっと見た。そこには荒野が広がるばかりであった。それを見た少年は、腹の底から寒気が上がってくるのを感じた。ジャニショ。それはかつてこの地にあった多神教神殿であったと聞く。かつては多くの信者が通い詰めたその神殿は、しかし、原宿から渋谷へと拠点を移し、遷都とともに東京からもなくなってしまったと聞いている。全て七十年前の出来事だ。今となっては跡形もない。この老婆は、いまでもジャニショ存在を信じ、この場所をうろついている。うわさに聞くジャニオタの亡霊だろうか。少年身体は恐怖に震えた。

「おや…お前は」

かに気が付いた老婆は、少年の顔をじつと見詰めた。その濁ったうつろな瞳には、真っ黒なカラコンが不自然に張り付いていた。少年は後ずさりをした。

「お前はまちゅくのショタ時代そっくりじゃないか

ええ、もっとよく顔をみせておくれ」

そう叫び声をあげると老婆は、少年の顔をつかもうとした。少年はきゃあと叫び、踵を返して逃げようとした。しかし恐怖からか足がもつれ、少年の体は地面に叩きつけられた。何とかもんどりうって逃げようとする少年に、老婆が覆いかぶさる。

「ああ、尊い尊い。」

老婆はうわ言のように呟きながら、少年の腕や顔をベタベタと触った。少年の恐怖心は、次第に、老婆に対するはげしい憎悪に変わっていった。二人は荒野の中で、しばらく、つかみ合った。しか勝敗は、はじめからわかっている。少年はとうとう、老婆の腕をつかんで、無理にそこへねじ倒した。老婆は細い体を大きく震わせ、肩で息を切りながら、ぴえんと泣き叫んだ。

ファンに、ファンにそんなことをしていいと思っているのか。」

「知らぬ。第一、僕はジャニーズではない。」

少年は老婆を見下ろし、吐き捨てるように言った。心のうちで、老婆に対する憎悪侮蔑が、大きく燃え上がっていた。そうして、あることに気が付いた。老婆の纏っている布切れである。すっかり薄汚れていて気が付かなかったが、これはいつか歴史資料集で見た、アンクルージュのフリルカラーチェックワピースではないか。チェックの模様に、けばけばしいフリル。そうに違いない。それを見ると、少年の心にあるひとつ勇気が生まれた。それは、老婆に出会う前は決して存在しえなかった勇気であった。

ファンにこんなことをして、貴様アイドルとしての自覚が足りぬわ。」

「言いたいことは、それだけか」

老婆の話が終わると、少年は嘲るような声で念を押した。そうして、老婆の襟上をつかみながら、噛みつくようにこう云った。

「こんなことをする者は、ファンではない」

老婆はそれを聞くと、目をかっと見開き、呻き始めた。少年は、すばやく、老婆の着物を剥ぎとった。それから、足にしがみつこうとする老婆を、手荒く瓦礫の上へ蹴倒した。かわいそうな老婆の周りには、胸元に大事仕舞われていたしわくちゃの青い振込用紙がはらはらと散らばった。少年はそれを一瞥すると、薄汚れたワンピースをわきにかかえ、またたく間に原宿の闇に駆けていった。

しかし、嗚呼、何と残酷なことだろう。老婆からはぎ取ったワンピアンクルージュではなくミオレミューだということを、少年は知る由もない。

 その後、原宿にうろつく亡霊の噂は、はたと途絶えたという。

2021-05-09

出来るだけ正確な予想をだな

https://twitter.com/kenjisato1966/status/1388772065495322632?s=21

いやぁ悲観論悲観論で怖いけどなぁ

「かかったらまずタダではすみません!一生後遺症残ります!!もんどり打つような苦しみに一生苛まれつの生活が超ラッキーぐらいです!!!

いやこれはだいぶ脚色したけど。

これを聞いてみんな大人しく家にいようってなるんならいいけど、実際にはそうならんと思う


うるせえ俺は出かけるんだ!とかいう話じゃないよ?

こういう悲観論を聞くほど穏やかじゃなくなるし、悲観論に応じた行動をするんじゃないかな。

異常な買い占めに走ってさ、スーパーで米袋引っ掴みあってばら撒いちゃったり、殴り合い発生して商品に血や唾吐いちゃったりみたいな…


消毒とか石鹸もやばそうだな。今のところ玄関で服を全部脱いでください!買ってきた商品は全部アルコール除菌してください!みたいな公式発表なかったでしょ?

それをやりだして今度は足りなくなっちゃったとかなったらもう大変よ。


だったら楽観論がいいっていうのかこの検査スンナ派臣民という名の自民党奴隷どもがー!ってか?

ちゃうちゃうタイトルにも書いたけど、出来るだけ正確な予想をして、適切な対応しましょうってことよ。

2021-04-24

一人しかすれ違えない道路で対向側からチャリが出てきた場合対応

別題:一人ずつしかすれ違えない道路で対向側からチャリが出てきたので避けなかったら舌打ちされたので<<妄想の中で>>八つ裂きにすることにした

正面から人が来る。その脇を自転車が通り過ぎてきた。

…人が一人ずつしか通り過ぎられない細い道なのだが。

避けろと言いたいのだろう。うん。避けた先にも人が居るんだ。どうしろと?

避けようとしないオレを見て、自転車の人はあからさまに険しい表情をして…

いや、マスクしてるから判らないんだけど。

ちぃっ!」

大きな音で舌打ちをした。明らかに聞かせるように顔をこちらに向けて。

「はぁっ?!」

反射的に叫んだ。相手の腕を掴み

「アンタ、オレと目合ったよね?来てるの判ってて出てきたよね?悪いの間違いなくアンタだよね?

 何でそっちが舌打ちすんの?何考えてんの?」

まさか逆襲されるとは思わなかったのだろう、驚いた顔をしてこちらを向いた。

女だった。目元だけ見る限り30後半くらいか

「お前が避けるか待つかしてれば、こっちは通り過ぎられたんだよ!」

バキンッ!

女の抗弁が終わると同時にオレは女の鼻っ柱に拳を叩き込んだ。女がもんどり打ってよろめく。

倒れないな。浅かったか

バキンッ!

二の次を待たずに横っ面にもう一発。倒れた女の髪を掴んで持ち上げ続ける。

「オイ。やらかしたらどうしたらいいか解らないのか?」

女は虚ろな目をして答えない。腫れた左頬を抑えることもせず、鼻血を流しながら呆然としている。

イライラするなぁ。

ゴッ!

髪を引っ張り勢いを付けて電柱に叩きつけた。

「聞こえないのか、おい?」

ゴッ!ゴッ!ゴッ!

「も、もう…」

静止しようと蚊の羽ばたくような声をあげる。

「聞こえねぇよ。お前がやらかしたんだろうが。悪いことしたらどうしたら良いかもわからねぇのか?」

ゴッ!

「…もう止めて…」

あー、もう良いや。

ガシンッ。

頭をコンクリートに叩きつけた。髪から手を離して拳を握る。

「お、おい。いい加減にしとけよ」

静止する声がする。さっき居た男か。

「うん。悪いのはこいつだよね?アンタも混ざる?」

笑顔で振り返る。

バキンッ!

女の方は見ず振り上げた拳を顔面に振り下ろした。

「おい、お前。それ、死んでるんじゃ…」

馬鹿だな。人間はそんな簡単に死なないよ。

死ねば良いような糞ほどのさばるんだ。





手元だけで明文化してもスッキリしなかったので便所の落書きすることにしました。

うそう頻繁にはないのですがたまにあるこういう理不尽

適正に是正するにはどうしたら良いんでしょう。

引き止めて抗議した程度では聞く耳持つとも思えないし、聞いたところで所詮こういう人は必ずまたやりますよね。

2020-09-19

[] #88-2「マスダの法則

≪ 前

「ああ、しまった」

わず呟き、自分自身を嗜める。

忘れていたのもそうだが、そのことを「しまった」と思ったのも腹立たしい。

ふと、待合室に備え付けられた時計を覗く。

全速力で家に戻れば、次のバスには間に合うだろう。

だが逸る気持ちをグッとこらえた。

個人的かつ些細なまりごとで、わざわざ帰るなんて馬鹿げているからだ。

もし、誰も馬鹿にしなかったとしても俺が馬鹿にする。

気にしている時点で癪なのに、そのために行動するなんてもっと癪だ。

戸締りや、ガス栓の開け閉めを確認するのとはワケが違う。

慌てて家に帰ってやることは、テレビチャンネルと音量の変更。

そんな自分の姿を想像し、間抜けさに内心もんどりを打った。

その時、「プシュー」という音が近くで聴こえた。

まるで今の俺をあざ笑うかのような吹き出し音だったが、あれはバスの停まる音だ。

予定の時刻より少し遅れていたが、まあ許容範囲か。

後ろ髪を引かれる思いはあったが、それを振り払うかのように小走りでバスに乗り込んだ。

…………

この、ささやかな“気がかり”は俺の頭をもたげ続けた。

それは学校に着いた後も変わらず、負の連鎖へと繋がる。

なぜか授業中、回答役に俺がやたらと選ばれた。

よりによって集中が途切れていた時や、授業を話半分に聞いていた時に限ってだ。

特に億劫だった5時限目は応えた。

「おお、マスダよ! 間違えてしまうとは情けない!」

耳障りの悪い嘆声が教室内に響く。

声の主は担当教師だ。

彼は馬面で、いつも縞柄シャツを着ていた。

から生徒たちは、裏で「シマウマ先生」と呼んでいる。

まあ察しの通り、そんな渾名をつけられる人なので生徒ウケのいいタイプではない。

かく言う俺もそうだった。

その理由は、この講釈を聞いているだけでも分かるだろう。

「板書をノートに丸写しして、それを綺麗に出来たと満足気にする生徒は無知無学だ。なぜだか分かるか?」

「……『学んでなくても出来ることだから』でしょう?」

「そう、お前が黒板に書いた解とは、その証明なのだ

こんなことを言われて生徒が発奮すると思っているのなら、この教師は人の心がない。

前世は本当にシマウマだったんじゃないだろうか。


その後の休み時間、うな垂れている俺を見かねて隣席のクラスメートが話しかけてきた。

シマウマ先生に隙を晒すとは、今日のマスダは絶不調だね」

「ああ、タイナイ……お前か」

「心ここにあらずだね……夏バテ?」

「いや、そういうんじゃないんだ」

そうは言ったものの、具体的な原因が何なのかは自分自身でも捉えきれていなかった。

「朝、起きた時にさ、学校行くのが途轍もなくダルいなあって感じる時あるだろ。病気とかじゃなくて」

「まあ、あるね。寝起きの血圧とかが原因で」

「ああ、だから調子は戻るんだ。家を出る頃には完全に消えてる」

“それ”を上手く言葉にできない俺は、漠然としたまま説明を試みた。

次 ≫

2019-10-27

推しカプの攻が最終回で女と結婚した

タイトルの通りである。この文章タイトル以上の何がしか存在しない。面白いオチも無い。所謂お気持ち文章という奴なので、余程暇か、同じ境遇で涙を飲んだことのある腐女子以外は読まないだろうなと思って書いている。ただただ私個人慟哭が続くだけであり、意味はなさない。そういったことをご了承頂き読み進めて頂きたい。

それからタイトルで嫌な予感がした人は読まない方がいいと思う。NLで好きなカップリングがある人も避けた方がいい。これは別に読んではいけないというのではなく、単に無意味時間を過ごさせる自信があるからだ。

私がハマっているジャンルは「食戟のソーマ」という週刊少年ジャンプで連載していた料理バトル漫画だ。

「ああ、あの、メシを食うと女の子の服が脱げるやつだろ?」

そう、それである。実際には男の子もおじさんもおばさんもおじいさんもおばあさんも建築物もみんな脱げるが、ともかくそ漫画だ。

ジャンプ本誌での連載を終え、その後ジャンプGIGA(ジャンプの別冊雑誌)で短期連載していた後日談最終回を迎えた。ここで言う「最終回」はそのジャンプGIGAでの最終回のことである

ここからはその最終回を含めたファンブックネタバレもあるので注意されたし。

最終回配信日、夜中を前に私はスマホを前にうろうろしたりもんどりうったり神に祈ったりして配信を待った。具体的には友人たちに、「最終回を迎えた後の精神状態に異常を来たす可能性が非常に高い。ついてはLINEがめちゃくちゃ荒れるかもしれないが今回ばかりはご容赦願いたい」というLINEを送り、「用意周到過ぎでは?」「骨は拾うからな」などという優しいお言葉を頂戴して過ごした。

今まで推しジャンルが最も推している最中最終回を迎えたことのなかった私は、最終回という現実自分の身が耐えられるかわからなかったのである特に最終回では「未来の話」をやるという予告が最初からあったため、主人公・幸平創真くん(推しカプの受)の結婚エンドや子どもができているエンドがあるのではないかとずっと怯えていた。最近ジャンプではNARUTO然りBLEACH然りそうした最終回が多かったので、もう物凄く怖かった。そういったエンディングが悪いとは言わないが、それまでナルト一護応援してきたのに突然知らない子ども未来を託されても全然感情移入できなかったのである

そして0時。心臓が異常な爆音を奏でる中、最終回配信された。震える手でページをめくった。

正直な話、良かった、と思った。

最終回概要を述べると、25歳になった主人公たちのその後が描かれ、今後もそれぞれのフィールド料理の道を極めるぜ、みたいな終わり方をした。

主人公である幸平創真くんとヒロインの一人である薙切えりなさんの間に恋心のような特別感情が芽生えているという表現はあったものの、その描き方が絶妙で、明確に付き合ったり結婚したりという宣言は無かった。各キャラの進路やビジュアル変更について色々物申したい事があったが、とにかく結婚エンドは免れたのである

よかった。へとへとになったものの、私はひとまず布団に横になった。そしてよりにもよって感想検索してしまった。これがいけなかったのだが、感想の中に見つけてしまったのである

葉山くんの指輪相手はきっと汐見先輩だよね!」というような言葉を。

ハ?指輪…?

慌てて最終回を読み返すと、確かに葉山アキラというキャラクターの左手薬指にはあったのだ。どう考えても結婚指輪しか見えないものが。

その葉山くんこそが、アキ創という私の推しカプの攻めだったのだ。

荒れた。

翌日は一日潰れていた。元々の体調不良もあったのだが、完全に気がふれてしまっていてダメだった。

食戟のソーマを2巻くらいまでしか読んでいないオタクのために葉山アキラというキャラクターについて簡単解説すると、超嗅覚というめちゃくちゃ高性能の嗅覚を持った主人公ライバル料理人で、プライド高めの銀髪褐色だが心を許した相手には世話焼きオカン気質になるイケメンである

彼が幼少期、海外スラム街で親もなく彷徨っていたところで、スパイス取引で騙されそうになっていた汐見潤という女性を助ける形で出会う。彼女スパイス研究者であり、葉山の超嗅覚に着目した。日本に連れてこられた葉山汐見のもとでスパイス研究者料理人としての道を歩むようになる。それもこれも潤のため。自分を救ってくれた彼女の恩に報いたいと努力し続ける。

…というようなキャラクターで、これまでも彼女とのフラグガンガンに立っていた。葉山自身汐見先輩には自分がいないとダメだみたいな台詞を何度も言っていたし、秋の選抜という一年料理大会で優勝した時の彼は汐見先輩を抱きしめていたし、彼女人質にとられて闇堕ちしたりしている。(なお闇堕ちからは創真くんが彼を救っている)

自分で書いていて「そりゃくっつくよな…」的な要素しかない。声を担当されている某方がおまけVTRで「彼は多分女性として汐見先輩のこと大事に思ってると思いますよ」的なことをおっしゃっていたこともあり、いい加減な発言をされない声優さんからきっと原作サイドからもそういう話があったんだろうとは思っていたが…。

それに理解る(わかる)。きっと葉山くんは遠月を卒業と同時に汐見先輩にプロポーズして、けれどまだ未成年から20歳になってからという条件をもらって20歳にゴールインしたんだろう。もう手に取るようにわかる。私の推しカプ、アキ創なのに。なんでやねん

だが問題は、最終回汐見先輩が一ミリも出てこない上に、指輪相手についても全く触れられていないことだった。ただ指輪のはまった薬指があるだけ。絶妙にぼかされている。それは我々への思いやりなのか、それとも葉山くんと汐見先輩の間に年齢差が10歳以上あるため明言を避けたのかは未だに不明だ。

LINE告知していた皆に案の定悲しみLINEを送ったところ、「ジャンプ生殖エンドじゃないのは評価に値する」「もしかしたら創真くんとのペアリングかもしれない」「モテるから他の女の子を散らすためのファッション指輪じゃない?」などご提案を頂いた。ありがたいことに別ジャンルなのに二次創作会話文まで送ってくれた友人もいた。ありがとうございます。もちろん創真くんが指輪をしていないかしまくりました。首にチェーンがないかも目を凝らして見ました。無かった。それも伝えたら「そりゃお前、創真くんは指輪なんかに頓着しないから無くしたんだよ」って言ってくれてありがとう推しは頓着しませんが私は頓着しまくっています

なお職場の後輩男子に伝えたら「え…そりゃそこがくっつくと思うんですけど…」って戸惑いがちに言われた。わかってるよそんなの!課金してまでアニメソーマ見てくれてありがとうな!君が作って差し入れてくれた化けるふりかけご飯おいしかったよ!でもやめてよそういう正論で殴るの!…というお気持ちになった。

だが、事態はこれでは終わらなかった。

勝手に受けた時間差爆撃で頭がクラクラしている所で、最終回と同時に二つの重大発表があったのを思い出したのだ。一つはアニメ4期決定。そしてもう一つは、ファンブックの発売決定である

アニメはもちろんのこと、ファンブック食戟のソーマファンは多分みんな待ち望んでいたもので、私も純粋に嬉しかった。

しかしハッとした。

もしかしてファンブックであの指輪話題に触れられてしまうんじゃないか?と。

そこからは更なる地獄の幕開けだった。ジャンプGIGAでの最終回からファンブック発売までは1ヶ月以上あり、その間「ファンブックであの指輪について何か言及されたら死ぬ」とずっと思っていた。もう葉山くんと汐見先輩がくっついたと決めつけて脳内妄想浮気ものにしたくらいの荒れようだった。

ファンブックについては2019年10月27日現在電子配信があるが、発売当時は書籍のみだったので、当日に確実に読めるようにAmazon楽天hontoで予約して、近場の本屋も何軒か回って予約した。考えられないかもしれないが私が住んでいる地域ではジャンプ単行本の発売日が一日遅れる。本屋は無理だろうと思っていたが、それでも最後くらい売り上げに貢献したかったし、…今思えばそれよりも、駆けずり回っていると気が紛れたのかもしれない。

ファンブック発売日、仕事から帰ってきて最初から順番に読んでいった。

原作者の先生によるキャラ紹介のところに差し掛かる。葉山くんのページにも汐見先輩のページにも結婚文字は無かった。

しか先生へのインタビュー記事の中に、その記載はあった。その小さな「こぼれ話」という記事自体、「元々は創真とえりな結婚させるエンドにするつもりだった」というものなのでジャブとしてはかなり強力だったのだが、最後にこう付け加えてあった。

ちなみに、最終話では葉山けが唯一薬指に指輪がありましたね。きっとね、恐らく…あとはご想像にお任せします。


はい!死!!!!!

空笑いというか、やっぱりなというか。全身の力が抜けた。

急所を正確に突かれてやられてしまった。

この文章の凄いところはそれでも「結婚」の二文字を頑なに出さないところで、あの指輪が何の意味で誰との間の物なのか情報としてはゼロということだ。ある意味二次創作者には優しい。

でも、身勝手な言い分だとわかっていても、他の誰も結婚していないのに、葉山くんだけどうしてと思ってしまった。

他のキャラをくっつけるとファンが暴徒と化すから?(特に創真くんがどのヒロインとくっつくかについては論争が凄かったようだ。)でも葉山くんと汐見先輩はほぼ公式みたいなものから大丈夫だと思った?単純に公式推しカプだった?

私がこんなにもショックを受けていても、周りはそうでもないみたいだった。そもそもソーマクラスタの友人がそんなにいないので全体がどうだったのかはわからないが、感想検索した限りではおめでとうとかよかったねとか、当たり前に二人の関係を受け入れる文言ばかりだった。

元々その二人が好きな人たちが喜ぶのはわかるが他カプクラスタの人たちが祝福しているのも見て、「ああ、これを喜べないファンは私だけなんだ…」と膝をついた。だから二人をくっつけるエンドにしたのかな、だってこの世でこんなに醜く喚いてるの、私だけだもんね。そんな風なことを思って苦しかった。

ジャンルに喩えて恐縮だが、あっちが刀剣乱舞ならこっちは歴史修正主義者なのである歴史という概念としての正しさで言えば向こうが圧倒的上。こちらがどんなに原作を読み込んでも、些細なやりとりに萌え見出しても勝てる筈がない。もちろん上下や勝ち負けなんていうもの二次創作界隈には無いし、意味もない。彼と彼女のカプを好きなファンの人たちと交流ほとんどないけれど、偶然出会った折には皆さんとても優しく接してくれる。カプは何なんですか、と問われるとちょっと困るけれども…そりゃ刀剣男士も隣に突然歴史修正主義者が現れたら驚くよね…ごめんね…という気持ちになる。

つらつら書いたが、ファンの中ですらひとりぼっちになってしまったみたいで、みんなと同じように楽しめなくて、自分だけ公式から置いていかれたみたいで、悲しかった。公式から認知されていないファンなのかなとか(むしろ認知されていたら困るのだが、この時は理性もなくなっていた)、自分勝手にぐるぐる考え込んでしまって鬱々とした。

心にぽっかり穴が空く、という表現があるが、この時の私は頭にがらんどうの穴が空いていた。考えるだけでつらくなるから妄想すら躊躇われて、大好きなカプなのにできるだけ考えないようにしようとしていた。

空いた穴を埋めたくて現実逃避したくて、久しぶりに他のアニメを見たり、他のゲームをしたりしてみた。でも何をしても推しカプ変換してしまう。パロったら楽しそうだなとか、中の人が同じだなとか、トロ推しカプの知識を授けよう…とか、そんなことばかりだった。

さっき突然刀剣乱舞の話を引き合いに出したが、とうらぶも好きだったので、そちらで妄想息抜きをしようかなとも一瞬思ったが、まるで逃げ道に利用しているみたいでダメだった。とうらぶの私の推しに顔向けが出来ない。

何をしても楽しくなくて、しんどいなあと思った。指輪ネタも無理になってきた。今後どのジャンルでも指輪を贈るネタが無理とか笑える、と笑っていた。

だが、自分傲慢だなと感じ始めてもいた。

かに自分の思い描いた形になってほしいという理想押し付けるなんて、なんて傲慢なんだろう。それは作者様に対しても、他のファンの人たちに対しても、作品の内容に対しても。

結局のところ、「自分がどうありたいか?」ということしか私の自由にできる事はない。それがわかってはいても認めるのがずっと辛かったんだなと思う。

それから自分妄想推しカプをあんまり卑下するのも良くないな、と思った。マイナーカプでも、公式から半ば否定されても、私が好きになった二人だから自分勝手大事にしたいと思う。

私にできるのは妄想することだけだから、今後も自分萌えている内は推しカプについて考えていくしかない。苦しい気持ちや後ろめたい気持ちを抱えては、時折下ろして一休みしながら。

…などとまともなことを書いてはみたものの、正直に言うと一日一回は推しカプがくっつかない世界に未練はないので明日地球が終わらないかな?とか思ったりする。何を生き甲斐にしたらいいのかよくわからない。そんな風にぼんやり生きている。

余談だがAppleMUSICに入ったので推しカプソングにできないか色々聞いていたらOfficial髭男dismの「Pretender」を聴いてしまった。コンフィデンスマンJPの曲ということくらいしか知らなかったのに歌詞で死にかけた。

君とのロマンス人生柄 続きはしないことを知った

もっと違う関係で もっと違う設定で

出会える世界線 選べたらよかった


……。

このお気持ち文章を書く前に読んでいた記事でも別のオタクの方がこの曲を推しとの別れの曲としてとらえており、だからApple MUSIC一位なのかな…などとぼんやり思った。

お気持ち文章は以上で終わりです。面白いオチも何もなくてすみません

あーでも、本当に萌えるんだよなアキ創!!!!!

食戟のソーマ21〜23巻にアキ創の料理バトルが収録されています。攻めが受けを俺の天使します。よかったらそれだけでも読んでください。よろしくお願いします。あと最終巻36巻に何回読んでもよくわからない葉山くんによる「俺の幸平創真語り」があります

あと何故だかよくわからないのだが原作以外からは推されることが多くて、今回大阪であったコラボカフェでも上記料理バトルで二人が出した料理が同じプレートにセット盛りされてきた。美味しかった。ありがとうございます

最後に、友人から送られたLINEが強かったので載せておきます。同じように苦しむ腐女子に届きますように。

容認し難い公式情報は『見なかったことにする』もファンの立派な行動だから真正から受け止めるのも考えものだぜ

強い。でも二次創作する上では正論かもしれないな…。

2019-10-26

anond:20191026182239

ほんとはもんどりうって悔しがったり落ち込んだりしてる。もう見ない!って思ってしばらく見ないでいることもある。だけどなんか帰ってきちゃう。それを半年スパンくらいで繰り返してる。

2017-09-27

トランポリンの楽しさについて

留学先の体育の授業でトランポリンを初めて体験しました。楽し過ぎたのでここに書いておきます

体育の授業で使ったトランポリンは7m×5m、高さ1m程の大型かつ本格的なもので、子供の頃からトランポリンに憧れていた私は用意している時から目が離せませんでした。

私の前に使っていたイケメントランポリンバク転を決めたことをプレッシャーに感じて、トランポリンを使ったことがない、とクラスメイトに話すと「マジ?飛べばいいだけだよ!」と言われたのでその通りにしました。あの瞬間は忘れられそうにありません。

一回飛んだだけで体が浮いただけではなく、心も浮きました。そう形容する他ないぐらいに高揚しました。 飛んでいる間私は笑いっぱなしでした。純粋にとても楽しく、童心に返りました。童心、というより心が剥き出しにされたと言えばいいでしょうか。

わーい!たーのしー!以外に何も考えられませんでした。最大瞬間風速的に考えると今まで生きてきた中で一番楽しいひとときでした。多分、この先ヘロインを打つ機会があってもこの体験には勝てないと思います

笑い過ぎていたので奇異の目で見られましたが気にしませんでした。トランポリンからバランスを崩してもんどり打ち、落ちた時も笑っていました。トランポリンのふちのパイプで腹部を強かに打ち、バネ部分で足をかなり引っ掻きましたが、痛さより楽しさが勝って…というか脳内麻薬が出まくっていて痛くありませんでした。みんな心配してくれたのですが、その間もずーっと笑いっぱなしだったので、さすがにこの日本人おかしいな、みたいな目で見られました。

マリファナに誘われることもある学校ですが、トランポリンの方が葉っぱより楽しいと断る理由が出来ました。それと、私の将来の夢は綺麗な湖の畔に暖炉書斎ハンモックと試写室がある大きい家(大型犬1匹と猫2匹も飼う)を建てることなのですが、そこにトランポリンを備え付けることにしました。

死にたくなったり、死ぬ直前にはトランポリンで思いっきり飛んだり跳ねたりするのを心の底からお勧めします。

2016-10-14

リアル女性を助けた

終電間際の電車で、酔いつぶれているOLさんだった。

ドア付近にもたれかかり、本当に苦しそうにしていた。

その時僕はまだ高校生でなかなか声をかける勇気を持てなかった。

どうしようと視線を泳がしていると留学生っぽいアジア系外国人と目が合った。

彼も行動に移す勇気を持てずにいるようで、二人は無言のままにうなずきあった。

次は僕の最寄り駅だ。

二人で女性に近づき、「大丈夫ですか?」と声をかける。

返事もなく今にも膝から崩れ落ちそうだ。

次の駅で下ろそうと決断したときに、女性は軽く嘔吐した。幸い床が少し汚れた程度だ。

電車が駅に到着してドアが開く。

留学生らしき彼と、両脇を抱えて女性を目の前のベンチに座らせる。

僕が片言の英語ジェスチャーで「it's OK. this is my station.」というと、彼は理解したのか電車に戻る。

火の付いた正義感にまかせたまま駅の階段を改札めがけて駆け下りると、そのままの勢いで駅員さんに言い寄った。

「大変です!女性が苦しそうにしていて!少しもどしてしまっているんです!今、ホームのベンチに座らせています!」

そんな僕の姿を見ても駅員さんは冷静だ。

「わかりました。ありがとう。君はもう帰って大丈夫だよ。」

はい!!」

言われるがままに勢い良く改札を抜けると駐輪場まで全力ダッシュ。

その瞬間は確かに青春ハイライトだった。

ところが駐輪場でふと我に返り、あれ?駅員さんと一緒にベンチまで戻ったほうが良かったんじゃね?っていうかここまで全力ダッシュする必要なくね?と冷静な疑問。

その直後、誰もいない深夜の駐輪場で自らの謎の勢いを思い出し、一人真っ赤な顔で頭を抱えてもんどり打ったのは今からもう20年以上の前の話。

その後の一週間程度は掲示板にお礼が書いてないかなんて期待なんてしてねーし。その女性とその後大人なおつきあいなんて妄想とか夜な夜なしてねーし。

2016-06-03

リア友ツイッター上でぬるヲチしている。

リア友ツイッター上でぬるヲチしている。フォローフォロワー関係ではない。

目的生存確認、そして痛々しさ見たさ。

友人は、街中や電車内で見た人・ツイッター上で出会ったマナーがなってない人に関する口汚ない愚痴がとにかく多い。時には私を含めたリア友愚痴も見かける。

それらは自身を棚に上げたものが多く、大体がブーメランとして友人に返ってくる。

例えば、「テーブルに肘ついて食事する人は許せない!マナーのなってない人は不快氏ね!」と言っている自分左手は、食事中皿に添えずにダラリと下がっている……といったような、枝葉は違っても根底あなたも彼らも五十歩百歩だよね?って感じるもの

自分をちゃんとした大人だと思っている様子だけど、その身が大量に刺さったブーメランサボテンのようになっていることに気付いていないらしい。

鍵も掛けずにそんな発言をするものから批判対象が容易にそのツイートを見られちゃうんだよね。しばしばヘイトを集めては落ち込んでいるみたい。

我が強く、自分の考えが社会常識と考えている節があるが、その反面、自信がなくちょっと非難されただけで気に病みやすい。

恐らく、SNSにあまり向いてないタイプ……と言えば分かりやすいかな?

友人と私は似ている。

私も過去、上記のようなツイートが多かったけれど、友人がツイッターを始めてから、友人のツイートを通して自分の痛々しさを客観的に見ることになり、自己嫌悪もんどり打って転がる日々が続いてやっと、そんな発言は減っていった。

友人よありがとう、君が汚い言葉文句をたれればたれる程、君が密かに見下している私の外面はどんどん綺麗になっていくよ。自己嫌悪は加速するけど。

類は友を呼ぶの法則か、私の周りにはこういうタイプ結構いる。きっとみんなのTLにもひとりふたり居るんじゃないかなと思う。

痛々しくて直視するのはしんどいし深く付き合いたくはないけれど、なんとなく動向が気になる人、みんなどうやって付き合ってるの?

2016-01-21

娘育てたいがために結婚する価値はある

とにかく娘のかわいさはやばい

誰が教えたわけでもないのにリアルお姫様に憧れすぎててやばい

こんな父親のことも愛してくれすぎてやばい

もうちょっとしたら急に見向きもしなくなりそうで本当にやばい

でもそのうちまたプリンセスみたいな孫連れてくるかと思うともんどりうつくらいやばい

残りの人生いくら嫁にいびられようともそのためだけに生きていけるくらいやばい

しか結婚をしないでも育てることはできる。

ただ、嫁がいたほうが絶対捗るしそれでどうせ嫁がいるなら結婚しておいたほうが色々優遇措置があって捗る

そう考えないと生きていけないくらい嫁が最近冷たくてツライ。

2015-12-07

お義父さんとの論戦が白熱した

お義父さんが言うには今の若者は苦労を知らないという。

聞けばわたしに対してではなく、自分の息子に不満があるそうだ。

35を超えて結婚もしないし、彼女もいるのかわからない。仕事アルバイト収入が少しある程度で今後の生活の見込みが立たないという。

自分若い頃に苦労を経験しているからどんな問題も乗り越えられる。息子が結婚できないのは苦労を知らないから努力をしないのだそうだ。

普段なら聞き流しているところだが、この一言自分の中で何かのスイッチが入ったことがわかった。

息子さんが結婚しないのは苦労を知らないからではない。この家族という環境下で苦労をしているからできないのだ。

かつて自分も、家族のために生活犠牲にしていた時期があった。

「親を困らせるのは悪い息子」という呪いだ。

からいつも親元にいたし、親の行動を助けることが自分役割だと思っていた。

そのうち自分にも結婚の適齢期が訪れた。

当然、親は早く結婚して孫を見せろと言うようになってきた。

それがはじめの違和感だった。

「親のために生活犠牲にしていたのに、どうやって結婚相手を探せというのか。」ということだ。

しかしそれでも結婚をすることに一理を見出し自分は、それなりに婚活というものを始めた。

それまで仕事と家のことばかりに大半の時間をつかっていた生活から、古い知人との連絡を再開し人との交流時間をあてがうことにしたのだ。

思えば、仕事と家に挟まれていた頃の自分は少しずつ気を病みはじめていたのだろう。

そうして外との交流を始めた自分は、少しずつ精神健全状態回復し始めることがわかった。

そんな矢先、知人と外出した先にかかってきた母親からの一本の電話で決定的に何かが壊れたのがわかった。

留守番電話にはこう吹きこまれていた。

「このままではわたし破産する。なんとかしてくれ」

うちは貧乏なわけではない。兄弟から仕送りもあるし、自分もしっかりと生活費を納めていた。人並み以上の生活は送れていたはずなのだ

それなのにわたしに投げかけられた言葉は「破産」だった。

「少し助けて欲しい」「生活費を工面して欲しい」ではない。

母親意図的に「破産」という言葉を使ったのだ。

親思いで聞き分けの良い子供を、効果的に縛り付けるために「母親破産するのはお前の努力がたりないからだ」という裏の意味を込めて投げかけてきたのだ。

同行していた友人に別れを告げ、その足で家に帰ると居間で兄と食事中だった母親の前で財布に入ったお札全てをテーブルに叩きつけた。

その姿を見た兄は、「お前は何をしているのだ!」顔を真赤にしてわたしの行動を叱りつけるように怒鳴った。

その言葉を聞いて、わたしは兄もすっかりダメになっていたのだと悟った。

記憶があまり定かではないが、わたしはその時床の上でもんどりをうってしばらく何かを叫び続けていたと思う。

その姿と、それに対して何も説明せずに鳴き始める母親を見て流石に兄も何かを察したのか、その後何かに口を挟むことはなかった。

あの時母親は罪を認める言葉を発したのだろうか。それすらも定かではないが、あの時を境に、自分家族のために何かを犠牲にすることはやめた。

親が困っていればどうにかして助けるのが正しいことだと信じてきたが、それは嘘だ。

親はこの先死んでいくもの。つまり過去になっていくものなのだわたし犠牲になるべきは過去ではなく未来だ。

そう思えてからは、自分母親家族という呪縛から開放されいくことがわかった。

自分は運良く、それから程なくして結婚し、子供にもすぐ恵まれた。

そんな自分から息子に対して結婚するように説得して欲しいというのがこの話の始まりだったのだが冗談ではない。

どうしてそんな父親の味方につけるというのだ。

話は戻るが、息子さんは苦労をしていないわけではない。

いつも家にいて小うるさいことを言われながらも両親や兄弟仕事の手伝いをしているのだ。

確かに昔のように、争いごとや病気事故など命に直結するような苦労は減っただろう。

しかし、逆を返せば今は死ねないのだ。

死ねない中で、様々な問題を解決し続けなくてはならないのだ。

生き残れば勝者とも言える時代とは違い、戦うことも負けることも許されない世の中を生きている。

それが苦労でなくしてなんと呼べというのか。

息子が結婚しない原因が自分にあることなんて、この父親はこの先の人生をかけてもたどり着くことができないのだろう。

願わくば息子さんには、自らの力でその事実に気づいてもらいたい。

親が老いてこの世を去るのは自然の摂理なのだ介護も大概に、自らの未来の為に限られた苦労のリソースを割いてもらいたいものだ。

2015-09-09

http://anond.hatelabo.jp/20150909031332

中庸な俺は嵐吹き荒ぶ中もんどりを打ちながら濡れそぼち、快刀乱麻を断つ融通無碍性格である

なるほどカッコいいな。

http://anond.hatelabo.jp/20150909031332

この 吹き荒ぶ 台風のせいで、危うく、もんどりを打ちそうになったぜぃ。

おかげですっかり、濡れそぼっちまったけどなw


このレベルなら行ける!

まぁ、何事も 融通無碍に快刀乱麻を断つよりも、中庸であり続けることの方が重要だ。

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