はてなキーワード: とっぽいとは
https://bizgate.nikkei.co.jp/series/DF150320194919/
https://www.rekihaku.ac.jp/events/forum/old/f2017/pdf/106.pdf
その中で紹介されている「難陳」=イチャモンを簡単にまとめてみた。
「徳」の字が「毒」に通じるとして貴族のあいだで評判が悪かった。
「一大人只十」と分解できる。
「家臣が十人しかいない」と読めて不吉であるとして却下された。→700年後には異論なく採用された
仏教の「天人」に通じる。→むしろ縁起がいいじゃんってことで採用
音が「焼亡」に通じる。
「保」を分解すると「人が木を口にする」となって飢饉を連想させる。
などとして庶民から評判が悪かったので、三年ほどで「慶安」に改元。
「昌」は二つの太陽、すなわち二人の皇帝が存在する意味に取れる。
「正」の字は「一に止まる」と分解できる。
「天」は「二人」、「正」は「一に止まる」と分解できる。
二人の皇帝がほぼ同時に「天正」を用いたが、どちらも一年ほどで殺されてしまった。
「一大人は只だ十なり」と分解でき、「皇帝は十年だけ」と読める。
悪政を嘆く民が、
「嘉靖」は「家浄」と発音が同じで「家が空っぽ=財産がない」という意味だ、
あるいは「屯」という旁は「草木がなかなか芽を出せない」という意味なので縁起が悪い。
などといった理由で改元から六日後に「淳煕」に再び改元された。
「成」は「戈=戦争」が含まれているので縁起が悪いとして却下された。
「美」は「羊」と「犬」に分解でき、家畜まで「戈=戦争」に巻き込まれるという意味になるので却下された。
「亨」は「子」の横棒が欠けており、皇帝に子ができないことを連想するので却下された。
「隆」は「降」、「化」は「死」に似ており、降伏して死ぬという意味になる。
実際、この元号のときに国が滅び、降伏した皇帝は翌年に殺害された。
四字の元号だが、「太平」は「一人六十」と分解でき、「六十歳で死ぬ」という意味になる。
分解すると「一人二月了」となり、「一人、二月に了(おわ)る」と読める。
このときに改元を主導した重臣は二年後に帝位を簒奪したが、その年の二月に起きた反乱で殺された。
「宣」を分解すると「ウ=家」に「二日」となり、一家に二つの太陽があるのは不吉である。
当時の皇帝は息子に譲位して上皇となったので、実際に皇帝が二人いることになった。
また「宣和」を分解して組み立てると「一旦宋亡」となり、「一旦、宋が亡ぶ」と読める。
「靖」は「十二月に立つ」と分解できる。
「広=廣」は「黄」と「广=家」、「明」は「日月」と分解でき、
「運」は「軍が走る」と書く。
皇帝が軍によって走らされる=敗走するのではないか、と読める。
「火は戦乱を意味し、炎にはそれが二つもあるから良くない」と反省して再び改元された。
以上、やはりイチャモンに感じられるだろうが、
元号は縁起物であり、こうした験担ぎのようなものも真剣に考えられてきたということで、
昨日のTBS報道特集で現天皇が子供の頃に教わっていた米国人女性の英語教師の話を特集していたのだけど、その人が語ったこととして、「皇太子(現天皇)が親類が入院していると話してきたから『お見舞いに行かなくていいの?』と言ったら『侍従が行けと言ってないから(行かない)』と答えてショックを受けた。だから『そういうことは侍従が決めることでなくあなた本人が決めることです。お見舞いに行きたい気持ちがあるなら行くべきです』と進言した」というエピソードを紹介していた。その後、マッカーサーと現天皇との面会に立ち会った時、自ら進んで質問を投げかける姿を見て、成長を実感したとのことだった。
広告主取材後にサイト消滅 関係者が語る「違法同人誌サイト」運営の手口 “有料ポイント制”で荒稼ぎも (1/3)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1807/18/news019.html
「同人誌ならグレーだから訴えられない」「駿河屋で買って自社で裁断」 被害続く“違法同人誌サイト”、法人運営の悪質手口を関係者に聞いた (1/2)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1806/30/news002.html
http://applion.jp/iphone/developer/1133018465/
で、この人A社がやってるらしいパワーストーンの責任者と同じ名前ですわ
前に漏らされてた社名で確実みたい
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20180623185616
年収高いとか私服勤務とか自由とか、クリエイティブとか色々夢持ってる学生諸君も多いだろうけど
ハッキリ言えば悪いが、ここの増田に感化されてITというかweb系なんて言ったら、断言してもいいが長く持っても3年くらいで生活立ち行かなくなって首つって自殺すなければいけなくなるかホームレスに転落するぞ。
普通に考えてもみればわかるけど、web系で食っていけたりなるまでとか増田でマウンティングしたり悩みを書く余裕のある奴等なんぞ、全員家が金持ち、もしくは都内生まれで実家の援助自体があったり、実家から通えてるとかだからな
そうでもないと、ADHDだの、パニック障害だの、学生時代からうつ病だのと、心身ともに健康な健常者ですら精神障害になったり自殺する確率がWWⅠの最前線並に高いIT業界で、いい方が悪いがスタートラインの時点でそんなもん患ってる人間が、絶賛ブラック業態に全ての仕事がなりつつある日本で、安定して食って行けたりキャリアアップ出来るほど優しい業界だと思うか?
保障だって傷病手当も、月収×30%だぞ?俺の様にこの業界入って5年で死ぬような思いしてようやく30万円代後半稼げるようになったとかならそこそこ切り詰めれば貯金できるレベルは貰えるが
スタートラインなんて最初は月収20万あればいい方だろ、これに計算してやってみろ、東京都内なら、新宿まで3時間かかって猿や鹿が出るような超端っこの僻地でもない限り、家賃の時点で赤字が出るわ、とっぽい夢見てこれで煮詰まってサラ金に手出して消息不明になった駆け出しエンジニアを実際何人か見て来たからこそ言えるからな
あと常に就職活動の準備をしなければいけないからな、派遣ならホントに訳のわからん理由で契約終了になったり、web系なら翌月には大赤字で一瞬で給料カットかヘタすりゃコアの役員系以外人員クビとかざらにあるから。
会社都合で、失業手当貰えても、新卒から入って3年目くらいまでの給料でもらえる額とか、生活保護以下になるからな、生活保護なら家賃分出るから。
この業界居たら慣れて、よっぽどなコミュ力お化けに勝手になっていってしまうけど、器質レベルで生まれついて、直しようもないコミュ障なんて人間が、そんなホイと仕事見つけられると思うか?
確かに、技術力があれば他より楽だしというのはあるし、技術のみではなく実務のノウハウと経験を積まなければ、仕事ができないというわけで、どこでもそれなりに通用するレベルになるまで、普通なら3年はかかるだろう、どんな業種でも言われていることだ。
ましてやweb系なんて最終的には一人で営業までできる様にならなければいけないくらい広範なスキルを求められ続けるからな、逆に言えば、この辺クリアすれば俺の様にスキルはヘボでも仕事は困らないというのもあるが、それでも、とてもここでかけないような下衆いことや黒いことをしてでも食っていかなきゃいけなくなるわけだなんだわ。そんな親に顔向けできないようなことしてまで、行く価値があるところか?ヤクザとか半グレやった方が儲かるぞ、そういうの平気とか言う奴いたら。
この食っていけるような腕を身につける3年の内に、命や人生を断つレベルの不安定さやリスクがあるのが、IT系という場所なんだよ。
あと、仮にどこ行っても通用するようなスキルを身に着けても、ブラック案件やブラックなところに一回入った時点で、キャリアもう終了だからな。
うつ病含めた精神疾患になればもう二度と直らないから、分かった途端に速攻で自分の非を作らされる前に、逆切れしてでもトンズラするくらいのフットワークないと、この業界では食っていけないよ。というか暴力団とか半グレのフロント企業やそこが主要取引先みたいなの、普通にそこらにいっぱいあるからな、web系って
実体験として、トラブったら警察はまず助けてくれないから、警〇庁ですらそうだからね。「なんでそんな明らかにヤクザと関係ありそうなところに勤めてるんだ?」とか逆に疑われるから。世間一般の認識では確かにその通りだが、行ってみたら騙されたんですなんて確かに、他所から見れば都合がいいわな。
「そんなことはない!メガベンチャーやエッジがあるベンチャーで俺は〇万稼いでいる!主語がデカい!」とか言うの増田にいっぱいいるが、そういうのもハッキリ言えば、大半は嘘だけど、仮に本当だったとしたら、最初にいったように、割と金持ちで実家や地縁の援助があるから、何とか業界を知って立ち回れるように成長できるまで行けるっていう側面があるの、苦労知らずで一生苦労なんか知らなくて上から目線で言える立場の、選ばれたエンジニアなんだよ、こういう連中って
web系の平均年収が600万とすれば、1000万超えの人間が1人に対して、大半が300万以下っていう、SIなんざ目じゃないピラミッド階級構造になってるわけ
そこに技術で食い込むとかできる?あまりにも不安定過ぎて、IPAの資格の勉強すらままならないくらいなんだぜ?資格持ってなくてもできるんじゃないの、資格取る時間や安定すら取れないのが実際なの。
言っとくけど、こうやって書いてるだけ俺はまだ優しいからな、やりがい搾取なんざ可愛いらしいもんさね、右も左もわからない女性エンジニアをわざと虐めまくってうつ病寸前にして、セフレにしてから、ゴキブリと同棲しても平気なくらい汚くても平気な俺ですら話を聞いただけで気持ち悪くて吐きかけたくらいに、テメーの性癖の変態プ〇イを仕込んで飽きたらクビなんてヤクザなエンジニアとかザラでいるからな、似たような事件が表ざたになってここでも炎上したことがあるみたいだけど、あんなの氷山の一角、増田では表に出てないだけで、一回増田でそういう話が出たら、その100倍は表ざたになってない話があると思った方がいいぞ。
寧ろ中途半端に陰湿なオタク気質が残ってる分、マジモンのヤクザやアウトローなんかよりも女性にとっては陰湿で危険で陰険な目に逢う可能性だってある。
そんなところに行くくらいなら、冗談抜きで女性エンジニアは金融や銀行以外のユー子あたりの落ち着いたところで社内SEをしていたりした方が、よほど女性らしい人生や楽しみを送れると思います、ハイ。
まぁ、ここまで酷い事を書いたので、一応いいところも書いておけば、スキルと経験さえあれば、引く手あまただし、
良心が痛まないのであれば、ナメクジやアンコウ見たいな顔したキモオタ見たいな不細工男や不細工女でも、上記のような方法で好みの女や男を好き放題簡単に食える、かもしれないっていうところと
比較的マトモなところなら自由な気風が多いので若い内は楽しい、ヤッピーやアッパークラスごっこの月9ドラマみたいな生活を味わえるかも…というところ
そしてマトモなメガベンチャーに入れるまで地獄と修羅場をくぐり抜けて勝ち抜くことができれば、上級国民の界隈にまで手が届くほどのところへ行けるという可能性が、マンボウの稚魚が成魚になるくらいの確立であるというところくらいかね。
この業界にいきなり入ってやっていける人間がいるとすれば、男女含めて共通することは、学生時代を闇金ウシジマくんみたいな連中と関わって付き合いを覚えたことがあるくらいには狡猾で「一回捕まってもいいか、人〇さない限りは弁当(執行猶予)つくから平気だぞ」と本気で思えるくらいのSSSクラスの危険人物か、家が金持ちでCS専攻でバリバリの研究者肌、家が金持ちで勉強会主催して学生の内から起業できるくらいの本当に恵まれた人間以外は来ない方がいいよ、マジで。
今日本でブラインドサッカーの世界大会やってて、応援してるアイドルが開会式とハーフタイムショーにちょろっと出るっていうから見に行ったのよ。
試合見る前は正直あんまり期待してなかったというか目が見えない中でやるサッカーってグダグダなんじゃないのと思ってた。
実際試合見たら全然想像してたのと違った。めっちゃうまい。ドリブルもシュートも。私が見たのは日本対イングランドの試合で、2-1で日本の勝ちだった。
日本の勝ち越しゴールの時は思わず声を出して喜んじゃった。youtubeにハイライトあるから見てすごいから。
https://www.youtube.com/watch?v=OxBH3Ts4scw
「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018」っていう大会で3/25までやってるよ。観戦無料の試合もあるから気になった人は見に行けばいいと思うよ。
開会式で偉い人が「ブラインドサッカーを通じて健常者と障がい者の共生を~」なんてことを言っていて、私はそれをフーンと思いながら聞いてたのね。
でも、実際に試合を見て、家に帰ってからもらったパンフレットを眺めたりしてスポーツを通じて障がい者が暮らしやすい社会になるって本当にあるのかもって思った。
パンフレットの中に選手の言葉として「ピッチの中が障がいを忘れるとき」という言葉が紹介されていて、なんでピッチの中だと障がいを忘れられるんだろうって自分なりに考えてみた。
スポーツに熱中することで障がいを忘れるという意味もあると思うけど、ブラインドサッカーのルールがすごくよくできてるんじゃないかって思った。
ブラインドサッカーは目が見える人も試合に参加する。キーパーとガイド(コーラー)と呼ばれるゴール裏から指示を出す人がそうだ。
目が見える人と見えない人が一緒にピッチに立って試合をする。でも、その役割ははっきりと違う。この状況では目が見える、見えないというのは優劣ではなく役割の違いに過ぎない。
ブラインドサッカーにおける目が見える、見えないっていうのは、キーパーは手が使えるがその他のプレイヤーは手を使えないっていうくらいの意味になるのかなと思った。
サッカーの試合でキーパー以外も手が使えたらって思うことは少ないと思う。同様にブラインドサッカーの最中には目が見えたらって思うことも少ないんじゃないかと考えた。
そのあたりが「ピッチの中が障がいを忘れるとき」という言葉につながるんじゃないかな。普通の社会でも障がい者の方が障がいを忘れられるような社会になればいいな。
まぁ自分の周りには視覚障がいを持った人はいないし、ブラインドサッカー自体も昨日初めて見たばかりで的外れかもしれないけど...
ノマドとか、起業家とか、そう言った類の人種から放たれる「俺すげーオーラ」がキツイ
営業の人もこういうオーラ纏ってることあるけど、それよりもっと子供っぽい感じがする
営業の人は何だかんだで畏まった態度を取るが、彼らは「自分凄い、偉い」的な態度だからだ
とっぽいっていうの?
かという私も同じ界隈に居るのだが
ドヤりたくなくて卑屈な態度を取るよう心がけている
自分はクソ、自分はゴミ虫、そういう意識を忘れないように頑張っている
こういう界隈に居る人でも、40代くらいになると落ち着きが出てくる
実務がすごくできそうなオーラがある
40代でノマドオーラを纏ってる人は、しょっちゅう「すごそうな話」を披露している
聞いてるのは女性であることが多い、「奥様」みたいな意識高そうな女性
別に詐欺を働いているわけでもないので害はないんだけど、ただ鼻についてしんどい
(補足)
・Google Mapで地名を検索します。たとえばそうね、「イースタ」という土地がスウェーデンにある
・これ、調べるとどうもYstad(ユースタード)のことっぽい
・主人公が住んでる通りの名前に、ストリートビューの画像があるじゃないですか
・見るでしょ
・ほほーってなる
肝心の犯行現場とかが架空の地名だったりすることもありますので
さんざん似たような地名がないか、探してまわることで
妙にその土地の風景に馴染みができたりします。それもまた楽し。
あきらかに(似てるけど)違う土地の訳語が付されていることに気がついたりすることもあって
21世紀の楽しみ方っぽい。と思いません?
んなわけがない。
MVNOはIIJmioとそのOEMがベストの選択肢。契約者数とそれによるMNOへのボリュームディスカウント交渉力の強さは群を抜いている。
完全な土管で、アプリごとの通信規制なども一切なしで使い勝手が極めて良い。サービスの継続実績、技術的な真摯さでも評価が高い。
niftyみたいなメーカ系、OCNのような大手ISP系が次点。メーカ系はとっぽい商売やってるので
赤字ギリギリもしくは赤でもサービスしてる。ユーザにとっては得だが長期間の継続性は期待できないかもしれない。
日本通信やfreetelのような、独立&中小系はユーザにとってのメリットは少ない。ユーザもそんなに多くないので
ボリュームディスカウントは期待できない。赤字をたれ流せる体力はないのでそのしわ寄せはスループットの低さに反映される。
freetelは客引きのために安くしてるんだろうが、ボリュームディスカウントが期待できない状態で安売り
してるってことは、速度にしわ寄せが行ってることが十分予想できる。仮に今だけ早くてもそれは長続きしないだろう。
ちなみに当初高速ということで一時期話題になった楽天は今やかなり遅い部類。しかも高速通信時に
3日規制をかけてくる。月末に2GB余ってるから使うぞー、とか思っても使い切れない。
橋下の旦那は早々に白旗振ったんだけどさ。ほんとに都構想を実現するのが大阪市民や日本国民に資すると思うのであれば、まだまだ戦えたはずなんだよね。賛成と反対をざっくり細分化するとこんな感じだと思うんだけどさ(ざっくりだから細かいツッコミはスルーする)、
■理解してないけどとりあえず都構想に賛成なので賛成
■都構想賛成かつ維新/橋下ファンなので賛成
■都構想反対だけど維新/橋下ファンなので賛成
↑
賛成票:ほとんど半分
———————— 今回の賛否の壁 ————————
反対票:ほとんど半分
↓
■都構想とかどうでも良くて自分たちが損するらしいから反対(←”損”よりも”得”をアピールされればなびく)
———————— 覆せない壁 ————————
[C:賛成することはない層]
こんな感じでさ、A層を取り込むことは割と難しくないと思うの。B層の取り込みは政治屋の手腕が要りそうだけど、現時点で票はほとんど50:50だったんだから、無理してそこに突っ込まなくても次に絶対チャンスがあるはずなの。政治生命を賭けるくらいの政策なら、こここそ踏ん張るところのはずなの。
でもしかしここで放り投げたわけでして、その時点で、橋下氏のそもそもの本気度が窺い知れるなぁと思います。
維新の流れを汲まない特別区構想推進派の政治家は、このあと臥薪嘗胆の数年が待ってるだろうけど、十分に準備してもう一度市民・府民に問うてほしい。大阪以外の大都市圏にも資する活動だと思う。
緊デジ、私的な総括
http://www.pot.co.jp/default/20140501_150904493933661.html
大変興味深く読んだ。うちのことを書いているのかと思ったw
緊デジの話があったのはいつのころだったか。うちのような弱小制作会社にとってはとにかく大きな話だった。
そもそもなぜうちに問い合わせがあったのか今となってはそれもわからないが、改めて振り返る機会もなかったから、便乗して総括してみようと思う。
うちにとっての緊デジの結論は
・危うく倒産するところだった。というか話をそのまま鵜呑みにして"法律をしっかり守っていたら"多分倒産しただろう。さらに言えば、それが遠因となって倒産した福島の会社は現にある。
・ようするに、こりごりだ。二度とやりたいとは思わない。
連絡をもらったのは確か2012年の年明けだ。
うちにはそんなノウハウは全くなかったしやったこともなかったが、DTPだのWebだのができる会社だったら大丈夫とのことだった。
東北の雇用を増やすという主旨を聞いてあぁなるほどなと思ったけれど、既に復興バブルが始まっていた当地においては申し訳ない気持ちがあったと同時に、「ま、お役所が考えることっぽいわな」と思ったものだった。
「覚えれば誰でもできる作業」ということだったから、そんなもので一時的に雇用を作ったところでしょうがないじゃないか、と経営者ながら思ったものだ。
そういうことじゃないんだよ、復興っていうのは、とね。
話を聞けば聞くほど、「それ、うちで大丈夫かいな」と思うようになったのを覚えている。年商1億にも満たない我が社に割り当てられる冊数は相当なもので、緊デジだけで1億数千万以上の売上となる計算だった。
フレコミは「これを機に電子書籍の制作体制を作れれば仕事が増えるしうちからも出しますよ」ということだったのだが、電子書籍の未来が我々制作会社にとって大きな市場となるのかどうかなどまだわからなかったし、わからないもノウハウやスキルに時間と機会を投資するのは流れの速い昨今にあって経営上致命傷となりかねない。
とはいえ、確実な売上が見込める特需が舞い込むということで、鼻息荒く「その売上増を何に投資するか」と巡らせたものだ。
これを機にMacを新調しようだとか、これを機に大手出版社さんとの取引を拡大させようだとか、この利益で人材を採用・育てようだとか。
さて、冷静にコストを計算してみる。InDesignは1本10万円としよう。パソコンもどう考えても足りん。
もちろんスペースも足りないから作業場所を確保しなければならない。採用コストと教育コストも馬鹿にならんだろう。
そして何よりも、その間受注を一部停止するわけだが、そんなリスキーな事はできるのか。
一体何人いればその売上を作れるのか。10人そこそこの我が社なのに、どう考えても数十人必要だ。
というか復興バブルが始まっていた当地において「最長でも1年ですよ」「別にスキルが付くわけじゃないですよ」などという仕事で人が集まるのだろうか。
最終的には下記のようになった。
Indesign・・・とりあえず15本(ほんとは60本必要だった。が、後述するがその投資は不可能だったため1ヶ月の期限付きの試用版で多くは乗り切った)
事務所・・・オペレーション上、本社と離れた場所ではいけないから、たまたま空いていた同じビルの上階を借りた。短期で、という無茶な条件だったため、割増で掛かった。
都合数百万か。
しかし、何より痛かった費用は、借り入れの金利と「支出を伴わないが確かに掛かる見えないコスト」だった。
結局、述べ500人程度の応募があり、1通1通履歴書に目を通す。
面接は集団で行ったが、それでもやはり1回2時間程度は掛かる(PCスキルの把握が必要だったため、テストも行ったから)。
これを何十回とこなす。人によって条件(働ける時間や曜日)は違うし、できるだけ丁寧な説明を心掛けた。
そして教育だ。採用したとしても、最初から生産=売上を上げられるスキルなわけではない。
人によっては80時間程度の研修が必要となった。この間は、いわば持ち出しだ。
管理コストも馬鹿にならない。毎日毎日、名前も覚えていない人達の作業を記録し、適材適所で配していく。どうしてもタグがわからない人がいる。
どうしても長時間画面を見続けることができない人もいる。
そういう一人一人のメンテナンスとケアをし、設備が最大限使われるようシフトを調整していくこれらの時間は、予定時間に含まれているわけではなかったから辛かった。
そして最大のコストとリスクは、これらを管理するために人を配する事で起きる本業の受注減だ。
緊デジの話をもらったときは、もうすぐにでも始まりますよ、といった物言いだった。実際、研修に来いとのことで6~7人を東京に派遣したりした。2泊。
これだけで30万のコストだ。
それが何回もあった。
仕様が変わりましただの、こないだのだけじゃわからなかったでしょだの。1億のため、と先行投資も飲んだ。
いずれにせよ、すぐに始まるというし急いで体制を整えるわけだ。
何事も急げばコストは上がる。
受注しそうだった本業の大型案件は断って緊デジを待つしかない。
が、発注は来ないのだ。待てど暮らせど来ないのだ。
「今月末には始まる」という台詞は春から秋まで毎月聞いたものだった。
そのくせ「貴社はしっかりと体制を整えているようだし、紹介したい発注元がある」などと予定冊数をどんどん増やす。来ないんだけどね。
つか、雇ってんだけども。どうすんのよ!つか、借りてんだけども。どうすんのよ!
制作会社である我々は、制作をしていない時間というのはただのコスト消費になる。
「すいませんまだ上の方で揉めてるみたいで発注できないんです」と言うのは簡単かもしれないが、止めていた受注が来月発生するわけではないし、1時間当たりにこなせる仕事量は決まっているから、来月挽回できるわけでもないのだ。
これは今でも悪夢になってうなされるほど、本当にきつかった。
そして極めつけ「何が復興支援じゃ!」と思ったのは、支払いサイトだ。
今時、手形だ。
納品の定義もどうかしてる。うちは作る。納品する。
でも、相手(出版社)がウンと言わないと納品にならないという。
まぁ、そうかもしれない。それが普通だろうとも思う。
が、弱小制作会社にそんな資金繰りを強いるのはどの辺が復興支援なんだ?と思った。
とっくに納品した電子書籍が、何ヶ月も先方の確認待ちになり、3ヶ月後にようやく納品と思ったら、その月の月末に手形が振り出され、換金は120日後とな。
要するに、最大で数十人分の人件費×9ヶ月程度のお金が先に必要ということだ。
しゃーないから借りたさ。1億な。
月商300万足らずの我が社でよく借りられたもんだ。個人保障付けさせれらたけどな。
いずれにせよ、この金利だけでも相当堪えたよ。
「受注で」1千万強だ。粗利じゃないぜ?この受注額から人件費だの設備だの揃えるんだ。
結局、私を人間不信にさせるほど困憊させたのは発注元の会社と経産省だ。
毎日毎日「まだ仕事始まらないんですか?」と雇った人達を不安にさせながら。
そのたびに答える「実はこの案件は緊デジといって、経済産業省の助成事業なんです。だから何も心配要りませんよ」とな。
だが、それは間違いだったんだ。発注元(東京の超大手企業)が、なんと東北の地の
俺は目を疑ったね。復興支援だからとか東北に本社が必要だとか言ってたけど、おまえら自分でやってんじゃん、と。
おい、それは本来私たちに出すと約束した仕事だったのではないか?
設備を整え、ありもしない仕事のために事務所を借り、結んだはずの労働契約も反故にした私たちはどうなるだよ、と。
つか、雇用契約については結果的に嘘ついたことになったんだぜ?
ま、大手なんてこんなもんだろうと思ってたけど、現実はやっぱり厳しいね。
で、経産省に問い合わせてみたさ。匿名で。責任者とやらに窮状を訴えてみたら「本当にごめんなさい、指示はしてるんですが」やら「ひどい話ですね、指導しておきます」やら、色々言ってはいたが、何も改善しなかった。
「仕事をするもしないも、貴社次第です。そんなに発注元が酷いというなら、緊デジをやらないという選択肢もあるのではないですか?」だとさ。
役人さんよ。民間はそういう力学じゃねーんだよ。やると約束したんだよ。
だからやるんだよ。
例え今上手くいっていなくても、そう簡単に発注元に不義理はできないんだよ。
それはお互い様なのよ。
それに、緊デジ以外でも続くかもしれない関係でしょうよ。
人も雇ってんだよ。
仕事がどうしても作れなくて1度も出勤していない人も大勢いた。
その人達は、うちがキープしてなかったらきっとほかの仕事に就いていたろう。
そのお金で、何かを買っていたかもしれないし、遊びに行っていたかも知れない。
それに、やめろったって、もう金は借りたし設備も買ったよ。
使わねーよこんなに。
そもそも社員分以上あんだしさ。今更やめられないよ。
社員に対してもそうだ。
デザインを覚えたての新入社員も含め「この仕事自体は何のスキルにもならないし経験にもならないかもしれない。でも我が社にとっては非常に大きな機会であり、ここで得た有形無形の利益できっとみんなにも色々還元できる」って言ったさ。
デザインがやりたくて入った社員には、さぞかし苦痛だったろう。
誰でもできる仕事をPC作業という一括りにされて。デザイナーってのは仕事じゃないからさ。生き方だからさ。
本当に申し訳ない気持ちで一杯だ。
こんな仕事がしたかったんじゃないんですと涙を流しながら辞めた社員もいる。
いずれにせよ、これら全ては経営者である私が見極めることができなかったことに起因する。
本当に申しわけないことをしたと今でも思う。
設定された目標冊数=予算をこなすためだけに揃えられた日の目を見ないであろう本を復興の名の下に電子化する作業は本当に辛かった。
電子ブック屋でいくら探しても、私たちが作った電子書籍が出てこないのも辛い。
本を愛していたからこそ、「津波で流されてしまった本があります。二度とこうならないように」という理念に賛同して最大限リスクを取ろうと思ったが、そんな理念はついぞ体感することはできなかった。
補助金が出るから、という理由で出版社の電子化実験にさせられた本たちもまた、かわいそうだなと思ったものだ。
そして福島では、緊デジに乗って人を増やしすぎた会社が先日潰れた。
それまで3~4名だった会社が、緊デジを機に4~50人になったのだ。
そら、潰れるよ。
というわけで、時間だ。
昨日、カウンターで2度ほどあったことがある女性に久しぶりに出会った。
どうやらかなり酔っているようで終電のタイミングも忘れかけていたため、丁度良い時間に出れるように
余裕をもって支払いをさせたり、荷物をもってドアまでもって行って上げたりしていたら、駅とは逆(というか明後日の方向)に歩き始めた。
どうせ徒歩5分ほどなので、自分荷物もそのままに送って行く事にして、横を歩いてたら
バランスを崩す → 腕をとって誘導
それでもバランスを崩す → 腕を掴んで誘導
やっぱり崩す → 腕を掴んで肘を固定
最終、駅員さんにお願いして改札を通してもらい
あーなんか懐かしいわって思った
若い頃、こーいうの期待したし、何回かはあったけど
(だってもう無理ーとか言ってんだぜw手口が拙い)
そういう持って行き方かぁとか考えると、女の人って可愛らしいなとも思った
酔った女性に手をつけるようなギラギラした獣はもう飼っていないし
そういう関係は自分が思う以上に重く捉える女性が多かった経験上
丁寧に終電に載せてお帰り頂いた。
最寄駅が終点で良かったね。
それに...席に荷物も置きっぱなしだしね
若い頃の俺なら悔しがったんだろうなぁ
おじさんほっこりしちゃってるよ
そのあと結局、その女性と飲みにきていた子(こちらは知り合い)も徒歩で帰るっていうんで
その子の家に送る途中、こういう深夜での痴漢対策なんかを聞きながら
少しだけおしゃべり、足取りはしっかりしてる
そんなこんあで何事もなく家に送り届けて
あぁ楽しかった
彼女達もそれぞれいい一日だったと思ってたらいいなぁ
某学会誌の表紙がアニメ調?な女性型ロボットだったせいで話題になった。
乱暴に要約しちゃえば、このデザインはパブリックな刊行物の表紙にはふさわしくない! これにGOを出した編集委員は無知すぎる、ということっぽいのだが、さて、お話はその問題提起の是非でも問題そのものでもなく、どうして、そういわれるとイラッとくるのか、ということだ。
ぶっちゃけったところ問題提起自体は、ああ、そうかもしれんね、と簡単に流せるようなもののはずだ。
「こども」の表記を「子供」とするか「子ども」とするかの違いみたいにジェンダーに関心がなければ、どうでもいいレベルの話のはず。でも、現実にはジェンダーに関心がなくても熱くなったひとがいるように見えた。いやいや、その女性型ロボット=女性蔑視とか短絡的すぎじゃね? みたいな反抗を生んだ。
この反抗したくなるイラつきの原因は、適当に歩いていたらいきなり「お前、馬鹿じゃね?」と言われたようなものだからだと思う。
問題提起だから当たり前なのだけれど、提起されるまでそこに問題は存在しなかった。だれもそれが問題だとは考えていなかったし、それを取りあげて問題にするとも思えなかった。だけれども、指摘は黒船のように唐突にあらわれて、鼻息あらく問題だ! と指摘された。キーワードは「海外」だ。海外では、学会誌でこういうイラストが起用された非難されるという指摘。もうね、それはどうしようもない言われ方だ。なぜなら海外ではこうなんです、と言われると、それが本当なのか嘘なのかを確かめることもできないうえに、ステロタイプみたいに海外は日本より優れているという劣等感が少なからず(ガラパゴス化という言葉があるぐらい)あるものだから、神経を逆なでにされる。ついカッとなって、反論したくなる。そうじゃないのだ、と。しかし、その反論はとどかない。なぜなら、問題を提起した人間も「海外」は日本より優れていると考えていて、海外を知っているという点で優越感を持っているから、ガラパゴス化した思考をした人間の反論は子供の戯言と流すことができる。
かくして、両者は平行線をたどり、指摘された側はうちにイライラを溜めていくのだ。
指摘した側はこれだから日本人は……と肩をすくめて、指摘された側はその指摘が理解できないんだけれど、とイラつく。
じゃあ、どうすればいいん? となると難しい。
ただ、「海外」が優れているという視点に立っての問題提起は、おそらく問題提起になっていない。問題を突きつけられた側は、その「海外」を知らないから問題を理解できない。歩みよりが必要なのだけれども、優れていると考えている人間は、みんなが自分と同じ過程をへて、ここに至ると考えているから歩みよってこない。手は差しのべた、あとは掴めばいいとか考えている。
伸ばした先には誰もいないのに。