はてなキーワード: つけまつげとは
読んだ感じこれからだと思うので、試行錯誤大変かもしれないが調べたり繰り返せば絶対こなれてくるのでありがた迷惑かもしれないけれど書いてある範囲で改善できることを簡潔に書きます。更に詳しいのは調べてくれ。
スキンケアは乳液が苦手なら水分クリームがいい。水分メインでベタベタせず保湿はしてくれる。蓋をしないと乾燥してひび割れコースか皮脂沢山コースになり化粧崩れが起こりやすくなる。絶対やった方が良い。
混ざるのは雑だからだと思う。化粧水を付けたら手でしっとり押さえたり、乳液を塗る前に馴染むまで30秒とか1分でもいいので時間を置いたりする。
これはベースメイク全般に言えるけど馴染むのをちょっと待つだけでその後の化粧の密着力が変わる。
そしたら日焼け止め。これは下地と同じように薄く塗る。で、次に下地。
ファンデはパレットと言っているからパウダーファンデっぽいので、コンシーラーはファンデの前に使う。
シミとかニキビ跡、クマとか気になる隠したい所に付けて馴染ませる。コンシーラーが固形かリキッドか分からないのでやり方は調べて下さい。結構調べないとパウダーファンデの下から浮いてくるからパウダーファンデ コンシーラーって入れてやり方色々見た方がいいです。その上にファンデ。
慣れてきたらクッションファンデにするとよりコンシーラーも馴染むし肌カバーもできるようになる。
アイメイクは場数踏まないと一生苦手なままだけど、薄くでもいいからバランス取るならやった方がいいとは思う。
最低限の化粧でもいい場所はなくてもいいけどTPOを踏まえてやらなきゃいけない時もあるし。
アイシャドウは、最悪華やかなパールの1色をまぶたに塗るだけでもいいし、無難な4色パレットみたいなので完結できるからそういうのを選ぶ。色選びは後述する。
アイライナーはペンシルライナーとかジェルライナーが初心者は使いやすいから、黒じゃなくて薄めの色から選んで。目尻だけでも。
ビューラーはちょっとずつ慎重に頑張るしかない。誰も自分の睫毛を上げてはくれない。資生堂のビューラーが大半の日本人に合うようになってるらしい。
マスカラはやらなくてもいいかもだけどダマになるってことは塗りすぎでは。あとメイク落としで落ちないってことはアイメイクリムーバーがないと落ちない滲みに強いやつを使ってる…?
ロングタイプの繊維が入ってないフィルムタイプってやつで、ダマになりにくくて滲みにくいけどお湯落ちするデジャビュの塗るつけまつげってマスカラがおすすめ。摘むとか睫毛のダメージやばいから読んでてヒッてなった。
ハイライト、シェーディングは今はやらなくてもいいと思う。慣れてきて更にやりたいとなった時でいい。二重も別にやりたくなければいいでしょ。
で、チーク、リップ、あとアイシャドウなんだが、色で薄ピンクが似合わない、赤とか紫とか似合うかもというのは、パーソナルカラー診断(4でもいいけどできれば16診断)に行くのをおすすめする。
パーソナルカラー診断は、何を選べばいいかよくわからない、という人にその人の肌に似合う色、似合わない色がどういうものか理論的に説明してくれて、選択の方向性を決めてくれるめちゃくちゃ便利なやつ。
少し値段は高いがこだわりもないなら先に投資して間違いない、失敗しないものを人に選んでもらえるので増田には良い指針になるんじゃないかと。
リップのは難しいならガッツリ固い口紅!じゃなくて有名どころだとリップモンスターとかウォンジョンヨみたいなちょっと透け感と柔らかい質感のあるやつがリップクリームに近くて塗りやすいと思う。今流行でそういうの増えてるし。これもパーソナルカラーを参考に選べる。
最初に笑われてしまうって書いてあったけれど、リップが濃いならある程度他でもバランスが取れていないとリップだけ浮いてしまうので、もし悪魔的な濃い色なら少しでもアイメイクとかは必要になると思うので…リップはシアーなものから始めるのでもいいかなと。
あと、本当にメイク落としは丁寧に…肌へのダメージがやばいし、丁寧に落とせば普通毛穴にも残らないし、サラダ油まで読んで釣り…?となったけれど、釣りじゃないよね…?釣りなの…?
メイク落としは何使ってるかわからないけれどここだけは絶対丁寧にしてほしいから全部書いておく。
メイク落としシートは出先とか緊急じゃなければやめた方がいい。普段使うなら先に濃いアイメイクだけ落として、みたいな。
クレンジングバームなら肌に付けて指の腹→手のひらで全体を優しくクルクルしてから流す。少し丁寧すぎるくらいに。ガシャガシャは逆に落ちてない部分が出てきてしまう気がする。
クレンジングオイルなら乳化っていう作業が必要で、まず乾いた手で顔にクレンジングを付けて全体をクルクルする。そうしたら少しだけ水かお湯を付けてまたクルクルする。そうするとオイルが白くなり(乳化)メイクや汚れが取れる。で、流す。
そのあとに洗顔はいいと思う。自分も二重洗顔不要のクレンジング使ってるけど落ちた気がしなくて結局洗ってるので。
自分も最初はわからなくて下手くそで、メイクが全然楽しくなかったし、母もあんまり分からなかったから誰にも教えてもらえなくて必死に調べたら今はコスメオタクになってしまって、それくらい奥が深い世界だし、好きにはなれなくて身だしなみレベルの最低限メイクをするとしても自分に合って綺麗に見せてくれる化粧品ややり方は絶対にあるから、少しでもお役に立てたらと思いました。自分が誰かに教えて欲しかったので…いらなかったらごめんなさい。
いや既にいくつかあり、それなりに小ヒットもしてるけど、増田はどれも知らないの?だとしたらその辺にヒントがありそうね。(※ここでは「縦方向でフルカラー、スマホ閲覧に最適化したWebマンガ作品」をウェブトゥーンと呼称します)
1.「タテの国」。ジャンプ+。ちょっと前にバズって記事にもなった本格SF。作者は今横開き漫画「ドラゴンの子」を連載中。(あっごめん、これはカラーじゃなかった。白黒縦スクロール。)
2.「氷の城壁」。マンガmee。集英社の女性向けアプリ。はてブでも大人気「正反対な君と僕」作者の前作。やはりこれも横開き。
3.「ロマンティック・キラー」。これもジャンプ+。Netflixでアニメ配信中。
4.「サレタガワのブルー」。これもマンガmee。不倫もの。ドラマ放送済み。
ちなみに今スパイファミリーやチェンソーマンでブイブイいわせているスター編集者の林士平氏は、今インディーズ昇格組の「幼稚園WARS」も担当していて、この漫画も実は元々ウェブトゥーンだった(しかも賞までとってる)。んだけど、編集者に「こういう少年漫画はウェブトゥーンには合わない」とアドバイスを受けて、その通りに書き直して今は結構人気があるみたい。ウェブトゥーン時代のスクショもツイートしてたけど、一見鮮やかで綺麗だけどゴチャゴチャしている割にのっぺり感があるという、なんとも言えない残念な感じで読みにくい。白黒の方が迫力があり、格段に良くなっている(あくまで私の感想ね。前の方がよかったってファンもいるだろう)。多分このアドバイスをしたのもやっぱり林氏なのかな?と思うんだけど、そうだとしたらさすが天才だし、そうでないとしたらジャンプ+編集部って平均レベルたっけーのなと舌を巻いたよ。ちなみに「少年漫画ではウェブトゥーンは微妙」というのは実際にデータがあって、この調査では10代・20代男性の数値が確かに低い。
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2082.html
この作者はもうウェブトゥーンを描くことはないだろうから、ノウハウをすべて公開したいとまで言ってる。
そういえば増田は男性かな?エジプトBLの広告って出てる?私は女性で普段BLは全然読まないんだけど、これはなぜか最近ホントによく見る。てことは女なら誰でもいいくらいの勢いで広告をばら撒いてるんじゃないかと思う。で、そのエジプトBLほどではないけど、氷の城壁の広告なら少しず〜つ見かけるようになった。だから売れるもんなら売りたいって気持ちは少しはあるんじゃないかなぁ…?手探りっていうか。
あとこれは完全に私の個人的な体験なんだけど、私は田舎のちょっとおバカなギャル系高校を卒業してるのね。こういう学校では漫画なんか読まない。誰と誰がヤッたとか、つけまつげが取れたとか、そういう話を永遠にしてる。話題のほとんどが身の回りの事で完結してんのよ。たまに芸能人の話ね。増田の学校がそういうちょっと自由な感じじゃなかったら大変失礼な話で本当に申し訳ないんだけど、でももし、昔なら漫画なんて絶対に読まなかったような子たちが、漫画は難しいけどウェブトゥーンなら読めて「物語」を楽しめるって、それは純粋にすごく面白い事だと思うしワクワクする。不登校から休学した子、警察に捕まった子、自殺した子、あの頃物語に逃げ場があれば違ってたかもなって思う…。しんみり。全然違う話に着地してスマンな。
10年ほど前、30代半ばだった私は結婚を焦っていた。しかし当時の職場に出会いは皆無。もともと抱えていた美少女ゲーム由来の制服半脱ぎ属性をこじらせて背水の陣であったが、出会いを求めてオフ会やサークルにも顔を出していた。とはいえ生来社交的ではないので、せっかく女の子たちとお酒を飲めてもそこまで止まり。せめてもっとお近づきになれたら……と願うだけの日々だった。
そんなある日ひらめいた。「セーラー服がクローゼットに掛かっているだけでも制服美少女を身近に感じられるのでは?」
数少ない女性との交流から、平均的な身長は155〜160cmであるからセーラー服だってその程度のサイズを選べばよいということはわかっていた。SMLなら真ん中とってMでいいやと。しかし自分の身長に見合う170cmサイズが販売されている……
もしも自分が着用すればセーラー服は自由に動きだす。鏡を見ずに布地さえ見ていればそこに桃源郷が現れるはず…… 魔が差したとはこういうことをいうのだと気づいたのはもう少し後のことだった。届いた紺色の衣服は胸元を中心にホックやファスナーが複雑に使われており、構造を把握しながらそっと袖を通すと、鏡の中にはセーラー服を着たおじさんがいた。めまいがした。すぐに脱いで丁寧に畳んでしまいこんだ。
その後もたまにセーラー服を引っ張り出して着てみてはめまいを起こす日々を送っていたが、40歳になった頃に自分だけの部屋を実家からさほど遠くない場所に構える機会に恵まれた。
実はその頃にはささやかな出会いもあり、近々ここを拠点に幸せな家庭を築くのだという理想に燃えていて、セーラー服なんか実家に置いておけないから持っていった……という程度のものだったのだが、理想はあっという間に砕け散り、タイミングを同じくして職場も追われてしまった。そんな厄年だった。
幸い厄が明けてすぐに新しい仕事が決まり、そのときにはもう「自分の好きなように生きることが一番さ」と開き直るに至った。結婚をあせるのもやめた。というかあきらめた。両親には悪いと思った(今も思っている)がいくらか気楽になった。
そんなある日、面白そうな何かを探していて偶然snowというアプリを知った。それまで自分の顔に自信はなかったが、例のセーラー服を着てアプリで面白半分に加工してみればまあまあ見られるようになるではないか。目や鼻をいじくり回しても残る面影に、案外妹に似ているもんだなと少しびっくりした。兄貴目線ではあるがそこそこ可愛い妹なので、それなら自分もそこそこ可愛くなれるのではないか……という希望が湧いてきた。
おおげさだけどもうひとりの自分に出会えたような気がした。自分がそれなりに抱えて生きている浮世の憂いから完全に切り離された、たかが知れてはいるがそこそこ可愛い女の子。iPhoneのガラスの向こうから無愛想な視線を向けてくるこれが自分……??この前とは違うめまいがした。
ウィッグを買ってみた。頭が大きいので難儀したが、髪の毛だけでも雰囲気がだいぶ変わる。
メイクセットも買ってみたがまず使い方のわからない色とりどりのペンやら液体やらに戸惑った。これらは次第によく使うものと一度も使わないものに大別されていった。
お化粧を始めたら画像加工もまた楽しさが増してきたが、メイクしているうちにもう制服姿は無理だと感じてきて、次第に女子大生やOLっぽい服にシフトしてきた。それでも実年齢から考えれば相当無茶な若作りなのだが……
たいそう通販が捗った。見ているだけでも楽しいのだ。リボンやフリルいっぱいの可愛い服も着てみたい。清楚系お姉さんや若奥様風にもなってみたくなった。
ミニスカートも短ければいいってものではないし、丈が長くても可愛い服はたくさんある。
男女の骨格や構造の違いを学ぶと、肩幅を目立たせないため視線を寄せたりラインを切ったりする襟元へのワンポイントの置き方だとか、姿勢をよくするとか、できるだけ肌を露出させない…… などなど少しでも自然に女の子らしく見せる方法への理解も深まった。
もっとも生来ズボラなので全部を身につけたわけではないが、実際にやってみると女性のしぐさなどにもいろいろ理解が出てきた。たとえば物を拾う時に腰を曲げるか膝を曲げるか、手提げ袋を手に持つか手首に通すか…… というようなことだ。
そのうちに女性の社会進出とか夫婦別姓とか、女性を巡る社会問題にも関心が出てきた。世界の見方がちょっと変わった。なかなかおもしろいものだ。
自分は週末の趣味で女装してるだけなので汗で化粧が崩れると思えばその日はしなければそれで済むが、毎朝早起きしてこんなに手間をかけて綺麗を高めて出勤する世の中の女性たちには本当に頭が下がる。髭すらまともに剃れないような野郎ども試してみたらいい。
一応断っておくが、心と身体の性別ギャップに悩んだり、男性を恋愛対象にしたりしているわけではない。特別可愛くなくてもいいから普通の女の子になりたいだけなんだが、無意識の行動から正体がバレないために内側から女の子にできるだけなりきろうとすると思考や趣味にも影響が出てくるものらしい。
他方、街角や電車内で可愛い女の子・綺麗な女性を見かけると「教材!」とファッションチェックしたくなるし、どんなメイクしてるのかとお顔をガン見……はしないが盗み見していて不審者扱いされているかもしれない。そして自分はそこそこ可愛いと感じていたとしてもやっぱり本物には到底敵わないことにいささかの嫉妬を感じたりするのだった。
ある真冬の夜、とうとう外出をした。それは当初の目標ではなかったが、自分の内なる女の子に活躍の機会をあげてみたくなったのだ。
紺色のコートとピンクのマフラー。厚着していればだいたいどうにかなると思った。マスクがこの上なく役立ったというか、目元をしっかりメイクして口元を隠していれば暗がりならば年齢はどうにかなるだろう。コロナよありがとう。
誰にも声をかけられることはなく、すれ違う人も一向に私に関心を示す様子はなかった。うまくいったとまでは断言できないが街にまぎれこんではいたと思う。先述の「内側から女の子になりきろう」が功を奏したのかもしれないが、もちろん「こわ……近寄らんとこ」だった可能性も十分にある。
だからまだビクビクしながら外出している。友人何人かには正直に女装趣味を告白した。相手が良かったのか幸いマイルドな反応だった。少し安心したが生きて動いてる姿を見せればいろいろダメ出しがくるのではないかと思う。
完成度を上げていくごとに不安も高まる。外出するならなおさらだ。残念ながら上述の友人たちはみな近くには住んでいないから、頼み込んで出来映えをチェックしてもらうのも難しい。新幹線はよしとしても飛行機はチケットに性別欄があるから無理だろう。その前に遠出はトイレに困るし、声はどうにもならないから買い物も難しい。いくら完成度が高くても地声がテノールでも「袋いりません」の一言でアウトだ。
不安な気持ちはいつも消えないが、通行人をつかまえて「私きれい?」などと男声を響かすこともできない(ポマードなんて今の若い子は知らないかもしれないな)。さもなければ職質されるまで交番の前を行ったり来たりするしかないのか?
結局やれることを地道にやって完成度を高めるしかないのか…… そんなわけで最近は高性能コンシーラーや眉毛の描き方に関心を寄せている。
もうそろそろ、少なくとも若い娘のふりはできないから上品なミセスに切り替えていかないと…とは思っている。いつまでも可愛い服を着ていたいけれどお化粧ではごまかしきれない。ビジュアル的にダメとなったらステージを替えていくか、いっそ諦めるか。
まだ目尻の小じわは気にならない程度だがシミは次第に濃くなって、ほうれい線を消すためにほっぺを後ろに引っ張るテーピングはできないものかと画策する。
細かいところが見えるうちにつけまつげを上手につけられるようになりたいと願っていたが老眼の進行速度は予想以上だった。
たぶんあと何年かで限界が、いやもしかしたらすでに来ているのかもしれない。そもそも限界以前の問題かもしれない。それでももう少しだけ完成度を上げたい。先の友人たちに「これなら並んで歩いてもいい」と言われるのがささやかな夢だ。中身は変わってないから口を開くわけにはいかないがな。思考はもう仕方ないのでせめてアルトに聞こえるよう発声したい。できるの?
そういえば自分がこんなことしている間に結婚して一児の母となった妹も、若い頃に「黙っていれば可愛いのに」って言われたと憤慨していたことがあったのを思い出した。それじゃ兄はおしゃべりも可愛いを目指すかな。きっとそれは男に戻っても役に立つと思うから。可愛いは正義だよ。
アホか、みんなマスクしてフィルム越しにしゃべるんだからわかんねえよ!!
だけだと寂しいから一応いっとくと経験上はやっぱ外見は玉石混交ですね
・汁絵がうまくてめっちゃ売れててそのお金の一部?をファッションや旅行でタイムラインに還元する痩せてて20代くらい若くて色白きれい(ただしなぜか異常なくらいピアス穴あけてる。爪も当然ジェルネイル)人たちもいる。まさに壁。
(常識があればSNSに公開してはいけないプライベートをなんとも思わず「取材がてらヤってみた」と写真公開して「こんな人がいるとジャンル全体の風紀が~」でツイ凍結の憂き目にあった人もけつの穴まで文句つけようのない美人だった。VIO脱毛済みやね。見た目最大限に活かせる人生なんやな)(絵も本人もきれいなら神だけどその神が善神か悪神かは一般人からは計り知れん)
・普通に美人な30代くらいの奥様(腕に自信の奥様、一度はフルカラー料理再現本を出される。料理上手なのはわかったよ・・)たんせき。玉○さんを見習って製麺に邁進したほうがいいよもう・・
・のちにプロで本の売上がその年のトップ5に入ったBL作家さんのデビュー前のころ、どうみてもお眉が??なのと本当に雰囲気が怖いくらい真面目?で、
めちゃくちゃスケブたのみたかったのにどう~しても話しかけづらくてあきらめた人もいる。その後お祭りにはいらっしゃらない。
・デビュー済みプロ(女性向けソシャゲに1回は声をかけられるイラストレーターさん)でこざっぱりときれいでおしゃれで好きになってよかったなーっていう感じの人もいる。
・長年プロと二足のわらじして、年配のわりに髪の色とか近所にいたら目立つくらいの派手な見かけだが物腰はかわいげありつつ落ち着いてる家刀自風のお人もいる。壁からたんせきなう。
(五分刈りショートでド金髪。手堅い職をおもちでいらっしゃる。女性専門職兼任)
残りは普通に小太りのおばさん(ファッションセンスはさまざま)とおもえば平均値です。
普段は看護師さんだったりママだったり教師だったり保育士だったり教職だったり専門職だったり学生だったりするふつう~のそこらへんにいる女性をかき集めた感じ。バス停にいるような普通の人。
・田舎からの一般参加者が夏冬いくときは登山の一種とおもってでかける場合がある。ヤッケと寝袋、首にはタオルだ。
・つけまつげ取れてる/マスカラ流れてる/口紅とれてるんだけど直接みんなのまえで言いづらい。山だからしょうがない。
・産みたて3ヶ月の赤ん坊担いで来るのはやめてほしい・・山なのよ
・よしんば半年前からちゃんと予約して宿が取れていてたとしても、暑くても寒くてもマリーアントワネットのサロンのように優雅に振る舞えるのは若いかそういう過酷なお仕事で鍛えていらっしゃるかただけです
車で足をあまやかして暮らしている田舎者は正午になれば子鹿のように足腰がガクガクするのだからシンデレラを気取らず最初からスニーカーを履くか通販がよろしい
ダメなこと
「ひろさんと会いたいな」「では今日会いました!」で、待ち合わせ。私は駅まで迎えに行って、タクシーで「ラ、ラブホテルまで」と昼間から宣言。「元気でしたか」とか「こっちは寒いでしょう」とか適当な会話をするけど、(私はこれからこの人とエロいことをするんだ)と、彼の硬くなったちんこやくんにや、浴室で後ろ向きに立たされてお尻の穴に入れられちゃうことを想像した。どんなエロいこともできる。どんなエロいことされるかな。私も彼を気持ち良くさせて、満足させたい。
白い粉な使い方は「うつ」と「あぶる」がある。あぶると気化して白い煙になる。それを吸い込む。吸い込んですぐ息を吐くと、白い煙のままでる。もったいないから、大きく吸い込んで、しばらく息を止める。
ラブホの部屋に入って、小さなテーブルに向かい合って座り、挨拶もしないで「取り敢えずやりますか」「やりましょうか」と、彼がモノをテーブルの上に出す。
彼の動作をずっと見てる。入れて、カチッと火をつけて、白い煙が溜まったのを胸いっぱいに吸い込んだ。私は(それを口移しでくれないかなぁ)と思った。火を消して、テーブルに置いて、息を止めたまま立ち上がって私の方に来て顔を私に近づけるから、私は顔を上に上げて目を閉じた
唇が合わさり、彼の息が私に入ってくるから、それを吸い込む。彼が私の鼻をつまんだ。いま、私は彼にダメにされてる。
唇が離れ、彼が元の椅子に戻り、私はしばらくして息をゆっくり吐いた。息は透明だった。耳の後ろがじんじんして、あの感覚、あがってきた
「期待しちゃいましたよ!」と思ってたことを言った。普通ならそんな、女の子が欲しがるのははしたないと思うけど、彼は私の期待を満たしてくれたから!
「どうぞどうぞ」と彼が言う。自分のじゃないから遠慮の気持ちがいつもあるけど、彼は良い人。私は私がすごくやりたかったことを、いまやりたいようにやっている。
一息つくと、気分も落ち着く。それから近況報告とか、お喋りしたい。彼的にはすぐに裸になりたいようだけど、私に合わせてくれる。良い人。私が相手に合わせる状況もあるだろうけど、彼が私に合わせてくれるから。
話してると小一時間過ぎてる。私もこのままずっとお喋りしててもいいけど、しなくてもいいから、会話が途切れた時に「お風呂入りましょうか」と言う。彼が浴室に行き、お湯を張ってくれる。私はスマホを確認して、化粧台の鏡でつけまつげや化粧の可愛さを確認した。湯船が貯まるまで、テレビのチャンネルを確認したり、有線放送を流したり、ホテルの取説を開いて、時間や値段やサービスを確認したり。
気がついて湯船を見に行くと、もう溢れていた。「入りましょう」「はい」と、彼はそこで服を全部抜いた。彼は多分、部屋で下着だけになって、浴室前で下着を脱ぐような性格だと思うんだけど、彼は敢えてここで全部脱いだように、勝手に思う。彼の裸が恥ずかしい。私は部屋で下着だけに脱いで、彼が先に浴室に入りシャワーを出して、私は洗面台の前でブラを取り、ショーツを脱いで小さくたたんで、隅に押し込んだ。鏡に私の顔と乳房が写ってる。
今まで生きてきてメイクなんてもちろんやったことないので、ネットで適当に「男の娘 初心者 コスメ」とかで検索して情報を集める
最初はamazonで買うことも検討してたんだけど、amazonで売ってるコスメで一式揃えようとすると安物でも軽く1万くらいするので諦めた
毎日使うんならそれなりに金かけてもいいけど、とりあえず試しにやってみるくらいのノリで1万かかるのはちょっときつい
スマホ片手にコスメ売り場をうろうろしながらたどたどしい手付きでコスメを買い物かごに入れていく
できるだけ人が少ない時間帯を狙ってみたんだけどそれでもたまに女性客はやってくる
俺などいないものとして普通に買い物してる人もいれば、俺の姿を見るや否やえらい勢いで踵を返してどっかに行ってしまう人もいた
正直すまんかった
できるだけ素早く買い物を終わらせようと努力はしたんだが、コスメ売り場に来るのなんて初めてなのでどこに何があるのかわからん
パッケージとか商品名見てもやたらオシャレな名前や姿かたちになっててどれが何なのかわかりにくい
それでも何とか一通りのコスメを買い揃えることができた
占めて1500円くらいだったと思う
安いな
化粧下地を適当にぬりぬりしてからリキッドファンデーションを刷毛みたいなやつでぬりぬりする
最初は土気色みたいになって大丈夫かこれと思ったけどさらに刷毛で伸ばしていくとそれなりにいい感じになった
仕上げにフェースパウダーとかいうやつをまぶしてみるとなおいいようだ
俺は肌があんまり綺麗な方じゃなくて毛穴がやや目立ちがちだったんだが、これをするとなかなか綺麗な肌になってちょっと楽しい
ただヒゲを隠すのは難しくてコンシーラーでやってもうまくいかん
赤い口紅を塗りたくってからコンシーラーで隠すといいという噂を聞いたが本当かはわからん
仕方ないのでマスクで隠すことにする
肌ができたので次は目だ
これはなかなか難しい
俺の二重は自前なので作業自体はおそらく比較的やりやすいはずなのだが、眉とか目元とかはちょっと手を加えただけで印象がガラッと変わってしまう
もちろんこれは男女に共通する真理ではあるのだが、女の場合はアイライナーやらアイシャドウやらアイブロウやらややこしいあれこれを多数駆使せなあかんので余計に気を遣う
目元のお絵かきができたら最大の難関、まつげだ
まつげはマスカラとつけまつげで武装するんだが、マスカラぬりぬりしてるとあれたまに目に入ってめっちゃ痛い
下手したら目になんか障害残りそうで怖い
そしてつけまつげもむずい
鏡で反転してるからつけまつげの向きがおかしくなったりのりが目に入ったりする
うまくつけられずに落としてしまって探していると一瞬「なんやこれゲジゲジか!?」みたいになる
まつげはほんまトラウマになった
ちょっと肌綺麗にして目元に手を入れるだけでも十分いい効果を得られるんじゃないかと思う
あと自分の顔がどんどんきれいになっていくのをリアルタイムで見ていると、もっときれいになりたいという気持ちが湧いてくるのに気づいた
まあ俺も美容院行ったりいい服買って鏡みるのは楽しいのでそれの延長線上にある心理なのかもしれない
上野入谷口。そこは、かつて北国へのターミナルであり、いまのぼくには天国へのターミナルであった。
夏の暑い日、ぼくは前日に続いてソープへ予約確認の電話を入れていた。道行く人なんて誰も電話の内容なんて聞いていないはずなのに恥ずかしかった。
逡巡があり、すべてを予定通りに進めたいと伝えた。重度のあがり症なので、予定外のことは避けたい。
予定時間になった。就職面接、プレゼン、上司の説教、そのどれよりも緊張していた。
お店に着いて、手続きを済ませると待った。内科病院の待合室よりは緊張感があり、精神科病院よりはリラックスしている集団がいた。
10分待った。一緒の車で来た同志が消えた。
20分待った。みんないなくなった。
30分待った。次の送迎が来て、また消えていった。
40分待った。大丈夫だろうか、忘れられていないだろうかと心配になってきた。
結局、予約時間に来てから一時間近く待って、ソープ嬢とご対面であった。
ネット調査は完ぺきだったはず。複数の口コミを見て高評価なはずだった。
しかし、愛想がいい、接客が丁寧、優しい、そんな御託はすべて嘘だった。
全ては滞りなく進んだ。お姉さんのつっけんどんな態度とむすっとした表情を除いて。
なぜだろう、特に会話をすることもできなかった。彼女はずっとあくびをしていた。
挙句の果てに、スマホ見ていい?なんて言ってずっとLINEを見ていた。
おかげて、スマホをじっと見ている女性を至近距離でじっと見ているプレイをする羽目になった。
なぜか寿司食べたいと連呼していた。お茶も出してくれなかったのは、どういうわけなんだろう。
帰り際、早く帰れのオーラを感じて扉の前に立った。彼女は鏡を見やると、「あ、つけまつげ忘れてた」とつぶやいていた。
扉を開けた瞬間、変わった。
「ありがとうございました~!」というオクターブ高い声でニコッと笑ってお見送りだった。視線の先には店員さんがいた。
最近ネットでばかり服を買っていたけど、明日朝っぱらから必要な服を買っていないという事態に気づいてショッピングモールをうろついてきた
服屋に入った瞬間、店員が陳列を直すフリをしつつホラーゲームの中盤に出てくる強いゾンビみたいなスピードで接近してくる
じっくり見たいのに、その店員を回避するために逃げざるを得ない
そうすると店員も絶妙に後退を許さないポジションへさりげなく移動していく
もはやFPSのクリアリングばりにざっくりと商品を見回しながら「あー気に入ったのないなぁ」の足取りで店を出ていくしかなかった
遠くにちょっと気になるアウターがあったけど、もはやどうしようもない
次の店は更に強敵、値札を隠す戦法に出ていた
店員の動きはさっきとほぼ変わらず、見せ値で置いてある靴(非主力)以外全部きっちりタグを服の中に入れている
つまり値段を確認しようとモタモタしている間に声掛けしてハンティングする腹積もりなんだろう
さっきと同じ遁術で逃げた
選んだ店が悪かったんだろうとデカめの店に行ったら今度は人海戦術だった
狭い通路を歩くたびに前から後ろから店員が湧いてきて、こっちはでかくなってないパックマンのごとく方向転換を余儀なくされる
売れ残ったスノーボードのウェアを今こそ叩き売ってみせようという気迫に満ちた厚化粧+ソバージュの女店員が正面に現れた瞬間、心が折れて店を出た
諦めた
普段そこまで頻繁に服を買わない俺にとって、ほぼ同じジャンルの品揃えで値段も肉薄、柄の有無ぐらいでしか区別がつかない2つのブランドのムダに広いフロアで
無難かつ無難すぎないデザインの服を見つけるのはいつでもボーダーメガネの白人を人混みから見つけるぐらい大変だった
でもまだ終わりじゃない、靴を買わないといけない
もう歩き回る気力はとっくに失せてて、とりあえず視界に入った明らかに地雷感満載の小さい靴屋に移動した
あらゆる商品にくっつけすぎててソフトな蓮コラと化した50%OFFポップの大群は見えど、店員の姿はない
よく見ると、ショッピングモールの一角にあるとは思えない、オタクの汚部屋みたいな陳列の奥にレジが埋もれていて
その中に田舎のスナックにいそうな金髪ストパーつけまつげおばさんが退屈そうに座っていた
おばさんに試し履きの了承だけ得て、ほしいジャンルの靴をひたすら試した
おばさんが放置してくれたおかげか、汗だくになりながらも無事目的の靴(おしゃれに目覚めた高校生が一人で買ってあとで後悔する程度にチョイダサの頑丈そうなヤツ)を探し出せたが、
欲しいサイズは5階建て在庫タワーの2階にある。さすがにおばさんの出番だ
俺に呼ばれたおばさんはホラーゲームのステージ2に出てくる新しい敵ぐらいのスピードでやってきて、上に載っている在庫を無言のままバッコンバッコン床に放り投げはじめた
いやいやいや、そりゃ接客いらねーってさっきまで心ん中で思ってたけどさ、いくらなんでも酷すぎない? 極端すぎない??
倒れそうになる隣の在庫タワーを慌てて支える俺を尻目におばさんはレジに颯爽と靴を持っていってレジの鍵を回した
このおばさん、もうレジを締めてたらしい
店を出てから気づいた
すぐ隣にかなり広いABCマートがある。なるほど
服屋がシノギを削ってるのはよくわかったけど、ここまで戦闘力を求められる空間を構築してるとは思わなかった
友達がモテる、男性には優しくされるし、私にいうような冗談を友達には言わない。
見た目はやや清楚、中肉中背で普通だと思う。
メイクで誤魔化してるけど、友人は本当は一重だ。
本人曰く、つけまつげを付けたら二重になるらしい。
確かに下を向いて伏し目がちになった時、不自然さは感じなかった。
でも、本当は一重のブス、私と変わらないレベルのはずなのに、友人は二重なだけで美人と持てはやされてチヤホヤされる。
年下の男の子も慕っているし、上司くらいの年齢の男性にもウケがいい。
偽物の二重なのに、男性は気付かないのか?
本当は可愛くないのに、可愛い扱いを受けて当然としている友人も図々しい。
わたしも二重にすれば良いと思うかもしれないけど、本当の自分は一重だから偽りたくない。
中学生になれば高校生になったら可愛くなれるだろうと信じていた
大学生になって、二十歳になって、ああ勝手に変わるものじゃないんだなってやっと気づいた
色々頑張ろうとするけど、如何せん知識も技術もない自分はオシャレもメイクもだめだめだった
そのまま社会人になって、オシャレというよりフォーマルな格好でいることが増えて
いかに朝ギリギリまで寝て、夜帰ったら好きなことに時間を割くかに重点を置いて行った
肌のお手入れとかダイエットとかオシャレとか相変わらずダメダメだった
つけまつげですら付けられない人だった
いつか可愛くなりたいなと思いながらそのまま三十路になって、可愛くなれず現在に至った
容姿はダメなままだけど、愛嬌をふりまく(相手の顔をうかがう)術だけはたけていった
容姿について忘れかけていた自分にとって、凄くショックだったと同時に思い出した
そこからまたふつふつと容姿や見た目、オシャレについて受け身じゃなくて綺麗になりないって欲が出てきてる
世間では見た目気にしてるなんて子供もいるのに、母親なのに何考えてるんだって言われることが多いと思う
でもいつか復讐してやりたい。
尊敬する社長の役に立ちたいからバリバリに仕事した。陰で「増田さん、なんか堅そう」とか「真面目すぎ」「華がない」と言われても、ちゃんと成果を上げていたし、毎週休みになれば社長とデートできるから平気だった。私は20代後半で社長は30代前半、さらにお互い独身で、2年間そういう関係が続いたこともあり、私はそろそろ結婚も…とか勝手に想像して舞い上がっていた。
半年くらい前に、私と同い年で未経験の女子社員が入ってきた。この女子社員は「私は専門的なことできないから」と言って簡単な事務作業しかやらないし、専門的な仕事を勉強しようともしない。私や他の女子社員にはすごいそっけない態度なのに、男子社員の前では「さすが〜」「知らなかった〜」「すご〜い!」と割と大きい声で言う。合コンさしすせそか!しかも宇宙人みたいなバレバレの黒コンと、風が起きそうなつけまつげを毎日装着していた。そんなもん会社に着けてくるなよ…会社へ何しにきてんだコイツ…と半ば呆れてた。しかし気づいたら、私の大好きな社長はその子と毎晩一緒に帰るようになって、業務時間中に頻繁に何時間も2人で外出するようになった。
痺れを切らして、たまには私と一緒に帰りませんかと社長を誘うと「いや増田さんとは付き合ってないし」と言われた。2年間デートしてたのは「断るとかわいそうだから、仕方なく週末相手にしてあげてた」ということらしい。
惨めだった。
それからは「社長のことは関係なく、会社のことは好きだから」と自分で自分を無理やり納得させて、とにかく仕事に集中して忘れようとしてたけど、相変わらず未経験の女子社員は簡単な仕事しかしてないのに可愛がられてて、業務時間内に2人で何度も外出する。女子社員が社長にピッタリくっついて「外出いってきま〜す」と声高らかに言う。
ある日、家に帰ると朝までずっと玄関に座り込んでいた。もう耐えられないと思った。
先月、プロジェクトに区切りがついたところで辞表を提出して、それからは有休消化でずっと家でダラダラしてる。完成したプロジェクトはなかなか好評だったおかげで「や〜い優秀な社員逃しやがって、ざまあみろ〜」と一矢報いたような気分に浸ろうとしたけど、結局女としては負けたんだと思う。虚しい。
何もやる気が起きない。
昨日は雪が降ったから2人でどっかに泊まったりしたのかな〜、私も「さすが〜!知らなかった〜!すご〜い!」って言える可愛い女子に生まれたかったなあ…
私はハゲている。
毛は勝手に生えてくるし勝手に抜ける。生えてほしいところには生えてくれないのに、要らないところの毛はやたらと伸びる。
自分の体に生えている一番長い毛は乳首の横に一本だけ生えているチーくん。もはや友達だ。大切に伸ばしている。
女性が脱毛にお金をかけるのは自分のコントロールの効かない部分を制御するためなのだ、という文章をどこかで読んだ。たしかに自分も自分のコントロールの効かないハゲに頭を抱え、更にハゲを助長させている気がする。
ハゲはつらい。部下の女性と目が合わず、彼女の目線が上の方に行くのが分かる時が何よりつらい。風が多少なりとも吹いている日は前を向いて歩けない。濡れるとさらに悲惨だ。海やプールへの誘いを一体何年断り続けているのだろう。ちなみに私はまだ20代なので、同僚たちのフサフサで艶のある髪を見て自尊心が傷付けられる。
ちなみに皮膚科に通っている。肌が弱いのがハゲの原因の一つにあるみたいだ。でも治療の成果が出ている気はしない。AGAについても調べたが、薬の副作用が怖いなと思って以来気が進まない。スキンヘッドにする勇気はまだない。頭の形が悪いし、頭皮に湿疹があるからできるだけ隠したい。
その人類は毛が一本も生えない。その代わり、オシャレカツラ産業がとても盛んだ。人々は自分をオリジナリティ溢れるカツラデザインで表現する。カツラの色や形にも流行や世代があって、カツラを見ればその人がだいたいどんな人間なのかが分かる。
まつげやまゆげが無いのは目に悪い気がするから、目を保護するためのつけまつげ、つけまゆげが普及している。あとつけ鼻毛も。つけ陰毛で愛を表現する人たちなんかも現れる。
人類は毛をコントロールし、デザインし、肉体のすべての制御を手中に収める。人類がまだ制御できないものは死とうんこくらいだ。
そんな世界になったら、チーくんと離別することにはなるものの、ハゲによって磨り減った私の心は輝きを取り戻し、海に行ったり風雨の中を堂々と歩いたりできるようになるのだ。自分が制御できないもので判断されることは減り、我々は我々のことを自分の思うままにデザインすることができる。
でも、私は飽くなき人類の一員なので、毛の制御だけに飽き足らず、健康な肌や、凛々しい目や、高い身長に憧れて、それら全てを制御できる世界を夢見ることだろう。そんな世界での外見は、インターネット世界のアバターみたいなものなのだろうか。
だいたい皆同じような美しい体や顔を持っていて、派手な装飾品やありえない色合いで差異を付ける。しかしそんなアバターばかりが増えてくると、自分のありのままを受け入れる「自然派」が一番だみたいな主張をする人たちが現れる。
世界は「アバター派」と「自然派」と「中間派」に別れ、それぞれに所属する人間たちにはなんとなく特有の傾向が生じてくる。そして終わりのない論争が起きる。昼下がりのワイドショーでそれぞれの派閥に所属する人間たちが唾を飛ばし合う。
「人間は与えられたものを受け入れるべきだ」「いいや、与えられたものだけで生きて行くのに苦痛を感じる人だって居る」「自分が苦しいと思うものだけ改善すればいいじゃないか」そんな怒号が飛び交うワイドショーから『今日のわんこ』にチャンネルを変えるところまでを想像し終わると、私はいつも考えることをやめて、頭皮に軟膏を塗り、チーくんが今日も元気かどうかを確認する。
カラコン・アイプチ・つけまの女性にハゲやカツラを叩く権利はない。
ここ数年で黒目を大きく見せるカラコン、アイプチ、つけまつげ(マツエク)は、多くの女性がメイクをする上で外せないマストアイテムとなった。(アイプチはカラコンつけまの流行よりももっと前から主流だったかもしれない。)
とにかく、これらのアイテムのおかげで芸能人だけでなく一般人の顔面偏差値もグンと上がったように思う。
今の日本には、“塗る”だけのメイクよりもはるかに人相を変えてしまうほどの、いわば特殊メイクのようなものを施したウソの美が蔓延っている。
「彼氏にスッピンは見せられてもカラコン外した目だけは見せられない」と。
私は、彼氏にも本当の目を見せられないような、そんな女性たちが、カツラをかぶっているハゲの男性をバカにするのはおかしいのではないか?と思う。
私からすれば、彼女たちのカラコンやつけまつげも、ハゲのカツラとなんら変わりはない。
だけど他人から見れば「なんか目につけてるな」とバレバレで不自然。
男性や、元々すべて備わっていてカラコンもつけまつげもアイプチも不要な美女からすれば滑稽でしかない。
そう、カラコンやつけまは、ハゲ散らかしたおっさんのカツラと同じだったのだ。
ただそれだけの話だ。
ちなみに筆者はハゲたおっさんでもないしカツラのおっさんでもない。
ただ、カラコンやつけまつげやアイプチの恩恵を受けていながら「元々美人ですけど?」的な雰囲気を醸しつつ「ハゲキモ〜い」みたいなことを言う女性に腹が立つ。
それだけの話だ。
昔から女装したい願望みたいなのはあったんだけど、きっかけははてぶのホットエントリに上がってくる女装記事。
自分は髪フェチなので、駅とか電車で綺麗な髪の人を見ると見惚れてしまう。
ああいう髪をじっくり触りたいなぁと。
なのでまずはウィッグから購入してみた。黒髪ロングの少しカールが入ったやつ。
届いて被ってみると、普段眺めているだけの綺麗な髪が自分の髪として触り放題見放題なのが興奮した。
次は化粧を覚えた。
とりあえず100均で揃う化粧道具を揃えた。
化粧水、乳液、ファンデーション、つけまつげ、チーク、口紅、アイラインペンなどほとんど揃った。
ネットで調べながら、試行錯誤してやってみると、少しづつできるようになってきた。
シミやヒゲ跡が隠れ、目元もアイラインやつけまつげを施し、口紅リップを塗ると、すごく女性らしくなった。
ウィッグをかぶり、鏡で見てみると、そんなに可愛くはないが、女性だ。
自分の顔なのになんか興奮する。
だが顔が女性になったのに、服装が男物しかないので、そこで萎えてしまう。
なので少しづつ服を揃え始めている。
どんな格好をしたいのか、ネットで画像を見まくった。どうやら「童貞を殺す服」っぽいのが好きなようだ。
今までは、髪→顔→胸→全身の雰囲気、みたいな感じだったんだけど、
女装を始めてからは、コート、靴、ボトム、マフラー、バッグなどに目線が行くようになった。
この娘可愛い、と思っても、スタイルが違いすぎて真似できない、ことが多々ある。
なので見る女性は、そんなにスタイルがいいわけではないけれど、オシャレな娘になる。
この組み合わせいいなーとか、この色遣いもありかー、とか。
女装を始めてみて、今まで触れる機会がなかった女性の習慣に触れ、いろいろ分かったことがある。例えば
・長い髪の手入れの面倒さ
・化粧の大変さ
・オシャレの楽しさ
など
とにかく未知だった女性の習慣が分かると、幻想みたいのがなくなるけど、オシャレの楽しさと大変さが分かる。
長い間ディベートに関わっていたことがあるのだが、ディベートでは肯定側と否定側、両方を経験しないと分からないことが多い。
男性は、女性が男性側によってくるのはいいけど、男性が女性の方に寄るのは違う、と考える傾向があると思うけど
実際やってみると、色々見えてきて楽しい。
次は全身が見える鏡を買うのと、コンタクトレンズを買うことかな。
それができたら、外出用にコートとか買ってみたい。