はてなキーワード: うるち米とは
お米は見かけも中身も千差万別。
日本人が見慣れたジャポニカ米も、他の品種と比べるとかなり特徴があります。まず米つぶがずんぐりとラグビーボールのような形をしているので短粒種と呼ばれます。これに対してインディカ米はもっと細長い形なので長粒種と呼ばれます。ジャバニカ米はさらに大きいので中粒種と言われます。
見かけだけでなく調理した時の味にも品種によって大きな違いがあります。ジャポニカ米は炊いたり蒸したりすると、粘り気が出てふっくらとおいしく食べられます。日本人が大好きな白い「ごはん」はジャポニカ米の特徴を生かした食べ方です。インディカ米はよく知られているようにチャーハンやカレーに合うパラパラした食感が特徴です。炊くよりは煮るほうがおいしく食べられるようです。
お米の種類と適した料理
ジャバニカ米も熱を加えると粘り気が出ますが、ジャポニカ米ほどではありません。そのためリゾットやパエリアにするとおいしいお米といえます。
粘り気とパラパラ感に差が出るのは、品種によって米つぶに含まれるでんぷん成分に違いがあるからです。
粘りを出すアミロペクチンとパラパラ感を出すアミロースという2種のデンプンの含有量によって熱を加えた後の食感がかわります。
日本人が多く口にするジャポニカ米のうるち米ではアミロペクチン約80%に対してアミロースは約20%です。粘り気が持ち味のもち米ではアミロペクチンが100%です。これに対してインディカ米のアミロース含有量は22~28%ですから、ジャポニカ米よりもパラパラ感が強くなるわけです。
栽培される土地の気候や土壌によってお米の品種ごとの特徴が形作られ、やがて食べる人たちの好みや料理に大きな差が生まれてくる。お米という穀物はとても奥深い食べ物と言えるかもしれませんね。
𝐀𝐧𝐨𝐧𝐲𝐦𝐨𝐮𝐬 𝐍𝐞𝐰𝐬 - 𝐌𝐚𝐲 𝟕𝐭𝐡, 𝟐𝟎𝟐𝟏
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6日午後9時ごろ、横浜市戸塚区名瀬町のマンションに住む男性から、「飼っているニシキヘビがいなくなっていた」と神奈川県戸塚署に通報があった。戸塚署はパトカーで周辺を捜索している。
ニシキヘビは体長約3.5m、幅約10cmのアミメニシキヘビで、毒はない。動物愛護法で特定動物に指定されており、飼育に許可が必要だが、男性は横浜市の許可を受けて飼育していたという。
手で苗を植える昔ながらの田植え体験が全国で行われている。主催は保育園やJA、地元のこども会など様々だ。
宮城県大河原町では園児らが「ひとめぼれ」の苗を、富山県黒部市では小学5年生の児童らが「てんたかく」の苗を植えた。奄美大島で行われた田植え体験では親子が参加し、うるち米ともち米を植えた。米がどのように作られるのかを学び、農業や食の大切さを子どもたちに知ってもらうことが狙いだという。
参加した児童や園児からは、米の出来上がりを待ち遠しく思う声や、泥が気持ちよくて楽しかったなどの声があった。
京都・嵐山から和歌山市内を結ぶ京奈和自転車道路の最後の未接続区間が開通し、全区間を通行できるようになった。同道路は京都嵐山を起点とし、奈良を経由して和歌山県に至るサイクリングロードで、総距離は180kmにもおよぶ。
奈良県は自転車を利用した周遊観光の促進に力を入れている。沿道の名所やルートをまとめたパンフレットを県内の道の駅やコンビニで配布するほか、世界遺産を巡る新たなルート整備も行う計画だ。
栗、おいしいよね
和菓子も洋菓子も大好きで栗の甘いお菓子も当然大好きなんだけど
栗ごはん、てめーだけはだめだ絶対に許さないと思っていた もうめちゃくちゃに嫌いだった
そんな感じでもう10何年も栗ごはん食べてなかったけど最近プロが作った栗ごはんを食べる機会があって
それが素朴だけど衝撃的なおいしさでな な な なんじゃこれうめーーーーーーーーーーーーな!?!?となって非常にびっくりした
その薄い塩味+ただ剥いた栗+うるち米のみの栗ごはんをしみじみおいしく食べて思ったんだけど
自分が嫌いだった栗ごはんというのはつまり「栗の甘露煮を炊き込んだかあとで混ぜこんだ甘いごはん」だったんだなと気がついて
この十数年自分であれこれ調べてみようと思わなかったことを後悔した
昔子供の頃に食べた栗ごはんはあの甘く甘く煮てクチナシで色をつけた
栗を炊き込んかあとで混ぜたかしたもち米入りの炊き込みごはんがほとんどだったから
(北海道だけなのかもしれない本州の方どうですか、北海道は赤飯の豆もでかくて甘い(これはごま塩かければおいしいと思う)(ダブスタ))
栗ごはん=そういうものでそれだけしかないのだと思い込んでいて本当に長いこと損をしていた
栗=甘く味をつけて食べる という思いこみもあって薄い塩味の栗ごはんがとてもおいしい、なんて露ほども考えたことがなかった
そういうことに気がついてからはむしろ栗は塩気のある味つけの方がいいのではないか…と思って色々試してみると
エビやキノコなんかと栗をオリーブオイルやニンニク、鷹の爪なんかで炒めるとべらぼうにうまいし
角切りのベーコンと合わせて炒めたりそれで米を炊き込んでやるとまたこれがうまいし
蒸したり茹でたりした栗にただいいバターをとろっと溶かしてやったところに粗い塩をかけて食べるとまたこれがとてもうまい
要するに味の濃い甘めの芋のような扱いで色々な油やスパイスを組み合わせて
調理するととてもおいしいし自分の好みに合うということがわかって
「はったい粉」をご存じだろうか? オオムギやハダカムギを炒った上で挽いた粉末状の穀物である。「麦焦がし粉」・「こうせん」など様々な呼称があるが、ここでは「はったい粉」に表記を統一する。私が「はったい粉」の存在を知ったのは、「チベット旅行記」(著:河口慧海)という自伝の旅行記を読んでからである。
……そこでまあ袋の中から麦焦しの粉を出して椀の中に取り入れそれに雪と幾分かのバタを加えてうまい具合に捏ねるです。それからまた一方の椀には唐辛子と塩とを入れて置きまして、そうして一方の麦焦しを雪とバタとでよく捏ねてその唐辛子の粉と塩とを付けて喰うのです。そのうまさ加減というものは実にどうも極楽世界の百味の飲食もこれに及ぶまいかと思うほど旨かったです。(青空文庫より引用、太字ママ)
上記は、河口慧海氏がネパールからチベット国境へ入る雪山で食事をとる場面である。チベットの主食は「はったい粉」なので、他にも「はったい粉」の描写が盛りだくさんである。チベットに到着すると、チベット人に手や体を洗う習慣がないのに手の平だけが綺麗であり、それは「はったい粉」で団子を作っているからだ(団子に手垢が含まれている!)ということを観察している。鳥葬の現場に立ち会ったことの解説もあり、遺体の肉を鳥(ハゲワシ)に食べさせるのはもちろんだが、骨も砕いて脳味噌や「はったい粉」と混ぜて食べさせるので残るのは頭髪だけであるという。力仕事である鳥葬の合間に僧侶が休憩して食べるのも「はったい粉」である。「チベット旅行記」を読んで私が印象に残ったのは、「はったい粉」なる謎の穀物とその食文化である。
「はったい粉」とは「極楽世界の百味の飲食」と言えるほど美味いのかと気になったので、実際にスーパーで買ってみた。きなこの様な粉末状の「はったい粉」に水を加えて練り、バターや一味唐辛子を混ぜて食べた。しかし、美味くもまずくもなかった。バターを大量に入れると美味いがそれはバターの味であって、「はったい粉」自体はパサパサ・モサモサしているだけで麦の香りがする無味が口中に広がるだけだった。それでも、「はったい粉」を残すのはもったいないと思い、買った分を使い切るまでは食べ続けることにした。「はったい粉」は調理の手間なく食べられるので朝食に用いることにした。かつて、朝食は早起きして料理をするのが面倒なので菓子パンのみを食べていたが、「はったい粉」に変えると腹持ちが良くて午前中に腹がすくこともなくなり便通もよくなるなど健康効果を実感したので、次第に朝食は「はったい粉」へと変化していった。以下に「はったい粉」の栄養を主要な穀物と比較してみた。
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より引用(可食部100g当たり)
食品名 | エネルギー(kcal) | たんぱく質(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 食物繊維(g) |
---|---|---|---|---|---|
麦こがし | 391 | 12.5 | 5.0 | 77.1 | 15.5 |
精白米(うるち米) | 358 | 6.1 | 0.9 | 77.6 | 0.5 |
玄米 | 353 | 6.8 | 2.7 | 74.3 | 3.0 |
小麦粉(強力粉・1等) | 365 | 11.8 | 1.5 | 71.7 | 2.7 |
そば粉(全層粉) | 361 | 12.0 | 3.1 | 69.6 | 4.3 |
とうもろこし玄殻(黄色種) | 350 | 8.6 | 5.0 | 70.6 | 9.0 |
オートミール | 380 | 13.7 | 5.7 | 69.1 | 9.4 |
「はったい粉」(上記表では麦こがし)が上記表で最も食物繊維の含有量が多いので、腹持ちの良さを数値で納得できるだろう。たんぱく質の含有量でもオートミールに次いで優秀である。「はったい粉」の商品外装には和菓子のレシピが記載されているものが多く、販売者は「はったい粉」を和菓子の原料として扱うことを想定しているようだ。しかし、上記表の通り栄養価に優れているので、主食としての利用をもっと推奨すべきだと私は思う。
「はったい粉」を食べ始めた頃は水で練って食べるだけだった。しかし、さらなる栄養を求めて水ではなく豆乳を入れたり、他にも様々なものを混ぜて食べるようになった。以下に現在の私の朝食レシピを示す。
はったい粉 | 40~70g |
豆乳 | 150~200mL |
脱脂粉乳 | 大さじ2~3杯 |
すりごま | 適量 |
粉末煮干し | 適量 |
味噌orしょう油 | 適量 |
上記のものを全て丼に入れてスプーンで混ぜて食べるだけである。チベットでは「はったい粉」を手で練って団子状にして食べるそうだが、そうすると手が汚れるし寝起きの朝食に食べるには水分が少なくて口の中が乾くので、私はベチャベチャのスープ状にして食べている。調理器具として冬季には豆乳を温めるのに電子レンジを使うくらいであり、料理の手間がほとんどかからないので忙しい朝の時間節約に役立っている。また、昼や夜でも食べ物が特にないときには「はったい粉」を食べることがある。特に食事の用意をしていなくても「はったい粉」の蓄えがあれば問題ない。
非常食としても「はったい粉」は米食品や小麦粉食品と比べて優秀である。米や小麦粉や麺類はそのままでは食べられないし、食パンは1週間ほどしか保存できないし、ご飯類の缶詰は加熱に時間がかかるという欠点がある。しかし、未開封の「はったい粉」の賞味期限は半年から1年ほどもあるし、袋詰めされているので保存やごみ処理の問題も少ない。そして、「はったい粉」は加熱処理も調理器具も必要なしに、水で練るだけで食べられるのだ。ぜひとも、各家庭での穀物の備蓄として、米や小麦粉だけでなく「はったい粉」という選択も加えてみてほしい。
なぜ、「はったい粉」を紹介したのかというと、普及して流通量が増えてほしいからだ。数年前に引っ越した先の近所のスーパーでは「はったい粉」が売っていなかったので、それ以降はネット通販で注文している。しかし、これまで通販で頼んでいた品が在庫切れかつ入荷日未定となってしまった。なんとか別の品を注文して手に入れたが、もしかして「はったい粉」は流通量が減少したのではないのかと思っている。近い将来、「はったい粉」は業務用しか流通せず、個人が主食として購入することはできなくなるのではないか。その様なことは流石にあり得ないだろうが、せめて地域の小型スーパーでも買えるくらいには「はったい粉」が普及してほしいものだ。