カテゴリー 「日本の名文」 RSS

2006-11-21

[]

遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん

遊ぶ子供の声きけば   我が身さえこそ動がるれ

(梁塵秘抄 巻第二 四句神歌 雑)

2006-10-22

[]

まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき

前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり

やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは

薄紅の秋の実に 人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの その髪の毛にかゝるとき

たのしき恋の盃を 君が情に酌みしかな

林檎畑の樹の下に おのづからなる細道は

誰が踏みそめしかたみぞと 問ひたまふこそこひしけれ

島崎藤村 「初恋」 『若菜集』)

[]

一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ

(徳川家家臣 本多作左衛門重次)

2006-10-18

[]

京の五条の糸屋の娘

姉は十六妹十四

国大名は弓矢で殺す

糸屋の娘は目で殺す

頼山陽
 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん