カテゴリー 「増田カブ」 RSS

2021-06-26

[] 第12話『スーパーカブ

小熊、礼子、恵庭花見に行こうといい、店を出る。

しかし聴き間違えた恵庭は花を売るなんてだめですよ、と忠告する。

礼子は、あなた何いってんの、と冷たくあしらうのだった。

恵庭は途中の休憩でパンを取り出すが、気泡の穴を見て頬を赤らめる。

まり想像力たくましさに小熊が思わず、しいちゃん色々大丈夫

と声をかけるが、恵庭穴があったら入りたい、となおも穴の話題継続するのだった。

あまつさえ恵庭琵琶湖INNにつくなりそんなに大きい建物入りません、と口走る。

結局彼女だけ締め出されて外でテントを張ることになった。

もちろんテントを張る、という行為に大いに興奮した恵庭だった。

海辺に来た恵庭想像力はとどまることを知らない。

潮の満ち引きに思わず笑みがこぼれ、吹き出ししまう。

当人アクションだけで潮吹きが完結していたが、残りの二人は知る由もない。

鳥取砂丘を見てもサンドから板挟みの3P想像してしまい、どうしても正視できない。

正視という言葉すらも脳内精子に変換してしまう始末だった。

ネットカフェで二人が寝静まったあと、個人席で好きなブツを堪能した恵庭

もはや珈琲どころではない。桜の木などどうでも良かった。

そんなもの些細な出来事に過ぎない。

恵庭帰宅するとリトルカブを購入して次の興奮に備えた。

珈琲屋のパパは娘があらぬ方向に成長しているさまを暖かく見守るのだった。

2021-06-19

[] スーパーカブ11話『遠い春』

恵庭が川に墜落したと急報を入れてきたので小熊は川へとのんびりでかけたが、恵庭骨折も打ち身もなく川で半身浴をしている最中だった。あまりに何もない状態に思わず小熊は平手打ちを食らわせ、あんたは自分で登ればと突き放す。挙句の果てにかごに乗せて雑に帰宅するのだった(全部アニメ通り)。

自宅に帰った小熊は恵庭救急病院に運ぶこともなく、挙句の果てに風呂の中に浸からせて放置する。しか恵庭恵庭で何の問題なさげに風呂リラックスするという体たらく。それを見た小熊はもう無理と発言(全部アニメ通り)。

翌日恵庭がごねてめんどくさそうなので桜を一緒に見にゆくことに。大方桜の樹の下でコーヒー自慢を始めるつもりだろうが、あえて飲まないでやろうと小熊は思った(全部アニメ通り)。

2021-06-12

[] スーパーカブ10話『バカみたい』

恵庭ちゃんコーヒーを買いに行ってた。

私はカブなのに。恵庭ちゃんったら自転車バカみたい。

小熊はそう思ったが、顔には出さなかった。

そんな事を言ったらコーヒー毒薬を混ぜられるかもしれない、そう思った。

もし毒入りコーヒーを飲んだら、半身不随になってカブに乗れなくなるかもしれない。

小熊は想像力旺盛だった。自意識過剰気味な方向にメーターの針が振り切っていた。

自分のためだけにトリカブト推定)を入れるような真似はしない。

そんな想像力も働かなかった。

しか田舎からトリカブトくらいはありそうだとも思った。

トリカブトがそこらへんを通り過ぎたり、ひょっこり暖簾をくぐって挨拶しかねないと思った。

小熊はそれではまずいと思った。

襲ってくるトリカブト恵庭にチェーンを振り回して応戦しようと思った。

雪道のタイヤにチェーンなんてもうどうでも良かった。

チェーンは振り回すものだ。

小熊の中にイノベーション起こった気がした。

素晴らしい万能感だった。

ふと我に返ったとき小熊は思った。

バカみたい。

後日、礼子と小熊は高いテンションで雪道を跳ね回った。

小熊は内心雪道はスキースノボのほうが良いと思ったものの、礼子が楽しそうなので許してあげた。

小熊は常に心の中では上から目線だった。

休みになると麻婆豆腐に似たあんかけもどきを食べさせたが、鈍い玲子は麻婆豆腐だと思ったまま気づかなかった。

礼子は笑った。小熊も笑った。両者の笑顔意味はまるで違っていたが、そこに青春の一コマがあるような気がした。

楽しい

うん、楽しい

この会話の意味もだいぶ違っていた。麻婆ドッキリに気づかない礼子、という嘲笑を含んでいた。

コーヒーショップに立ち寄った礼子と小熊。

しーちゃんコーヒートリカブトを入れてこない。

小熊はほっとすると同時につまらない気持ちになった。

冬の寒空のように心が冷え切ってゆくのが分かった。

チッ。

と心のなかで舌打ちする。

彼女はひとしきり雪が降り注いだ後、こう思った。

バカみたい。

髭面の店長すらもトリカブトを入れてこない。

礼子が泡を吹く姿は見られそうにない。

小熊は衝動的にチェーンを振り回したくなったが、マグマのような衝動ほとしりをすんでのところで抑えこむことに成功した。

ヒゲオヤジしーちゃん自転車押し付けたらしい。

小熊は思った。

廃品回収お金がかかるからだろう。

そこでトリカブトですよ、と小熊は意味不明に言いかけたが口をつぐんだ。

その時しーちゃん側溝にはまって動けなくなっているとの報告が入った。

やはりトリカブト身体に回ったのだろう。

2021-06-06

[] スーパーカブ第九話『氷の中』

礼子は小熊を富士山頂まで連れ出し、二人乗りからおろし放置

小熊は凍死。翌日氷柱となった小熊の姿が。

そこに空気を読まない恵庭椎がやってきて、氷柱の前にコーヒー差し入れ

ここにおいておきますね(にっこり)、といったきり富士から下山

お前は何をしに来た。

2021-05-29

[] 小熊は考えた。リアリティラインを大きく逸脱してしまえば問題ない

小熊はひとまずマフラーを竹槍にすることにした。直管の大きなやつだ。

ハンドルチョッパー気味にし、日章旗エンブレムを入れることを怠らなかった。

これだけでは物足りなかったので、オプションとしてラッパをつけてゴッドファーザーテーマが鳴らせるようにした。

こうした改造をしたことを礼子に報告すると、礼子のテンションは上がった。

彼女は車にも手を出し、車高短に改造したかと思うと特服まで買い込んでしまったのだ。

もはやカブとは関係のない世界突入していたが、二人は満足だった。

マイルドヤンキーいたことをアニメ版発言してはならないことで、鬱憤が溜まりまくっていた。

思う存分デコレーションで発散した。

彼女らはコーヒーショップバイト恵庭を誘ってチーム超火舞(スーパーカブ)を結成。

静岡浜松から富士周辺の地域制圧、いつの間にかデコトラのチームも巻き込んで、南海トラフで水没しかねない地域すべてを制圧した。

制圧地域の選定に特に意味はなかった。

流石にここまでやればクレームが付くことはないし、鬱陶しい弁護士のご託宣も聞く必要性がない。

小熊は一人コーヒーを飲んだ。

苦い。



ホネ・ケンコー

 
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