2024-05-15

パチンコである青年人生の終わりを見た

純朴で優しそうな、見た感じ20歳前後少年パチンコ(リゼロ)を打っていた。

強い演出が来るたびにスマホを構えて動画を撮っているので、きっと初心者だろう。

しばらくして当たって、3000発を取ったが駆け抜けしそうになった。

残り5回転で3000発が当たって、少年は胸に手を当てて鼓動を抑えるほどびっくりしていた。

その気持ちよさはきっと、これから一生、少なくともあと数年はパチンコにハマらせるのに十分な刺激だろう。

20代前半の時間をそれに使えば、あとは暗闇に向かって進むだけだ。

外れても当たるまでやる、当たっても外れるまでやる。そのサイクルで得た金はそのサイクルでしか使わないだろう。

ただ失った時間は戻ってこない。けど、20歳そこそこの人間にとって、大金はたいて欲しいものなんてそんなにない。

友達がいないなら飲み代はいらない。

彼女がいないなら交際費はいらない。

実家暮らしなら家賃はいらない。

家族が作るなら食費もそれほどかからない。

子供がいないなら学費もいらない。

お金によって得られるメリットを知らない。



人と切磋琢磨する幸せ

彼女と愛を育む幸せ

親に恩返しをする幸せ

やりたいことを見つけて、それを通して多くの人を助ける幸せ

よりかっこいい自分になる幸せ

この趣味とは言えない行為を続ける限り、自分は知らず知らずのうちに多くの幸せを失うことになる。

それでもこの世界ゲームじゃないから、クリア目標はないし、あるべきものもないべきものもない。

自分らしい、まぁこんなもんでしょ、これでいいでしょ、などいくらでも言える。

いくらでも落ちることができる。

この世界ゲームアニメは溢れていて、やり直しが効いたり、強制的ハッピーエンドになったり、

主人公である自分が最終的に誰よりも優れた存在になるような物語がたくさんある。

しか現実はそうではない。

からでもいい。というか、今しかない。みんな平等に今からしかできない。

自分の全てを受け入れて、認めて、自分幸せになるために行動していく。





がんばれ自分

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん