2024-05-15

1度目のアニメ化

計6誌に連載されていたにもかかわらず、連載当初はあまり注目されていなかったという[19]。1973年最初テレビアニメ化が日本テレビ放送網で行われたが、制作会社日本テレビ動画解散により半年で終了。『ドラえもん』の人気も一段落したとみなされ、漫画連載の終了も模索されるようになる。

単行本の発売と2度目のアニメ化による人気爆発

単行本1974年8月から刊行開始された。第1巻はレーベルてんとう虫コミックス』の第1号作品である

単行本は当初、全6巻だけでの予定で刊行開始されたが小学館にとっても予想外のヒットとなる。この反響を受け、1977年には各学年誌掲載されたドラえもんがまとめて読める雑誌コロコロコミック』を創刊。人気・知名度さらに上昇し、単行本1978年の時点で1500万部を売り上げた[20]。そして1979年に再びテレビアニメ化、その翌年には映画もヒットを記録し、社会現象となった。1979年発行の単行本第18巻は、初版印刷部数が100万部を記録した[21]。2019年11月時点で関連本を含めた国内累計発行部数は約2億5000万部を[22]、2020年時点で全世界累計発行部数は3億部をそれぞれ記録している[23]。1974年8月発行の単行本第1巻は5.4ヶ月のペースで毎年重版が行われており、2019年11月時点で246刷に及ぶなど[24]、小学館代表する作品となっている。

本作が爆発的にヒットしたことで、

本作の出版物のみならずアニメーションなどのメディアおもちゃなどのグッズは巨大産業と化した。1980年代の前半から藤本執筆活動は本作の短編大長編作品が中心となり、それまで定期的に発表していたSF短編仕事を引き受けることができなかったり、『エスパー魔美』の新作執筆不可能になったりする等の弊害も生じた。

1979年から続くアニメ放送

人気を維持し続け長寿番組となっている。放送しているテレビ朝日は、同社(およびANN系列局)の実質的マスコットキャラクターとして扱っており、さまざまな番組広報誌などでドラえもん意匠使用している。災害発生時には「ドラえもん募金」の名前募金活動が行われている。

高い知名度から教育分野にも広く浸透している。小学校教科書に『ドラえもん』のキャラクター使用されているほか、大学入試問題にも登場した[25]。

2002年には、

タイムアジア版の「アジアヒーロー」25人の一人としてドラえもんが選出された[26]。『日経エンタテインメント!2007年10月号「最後に読みたい本・マンガは何ですか?」というアンケートでは第1位にランク入りした。

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