でも教養のあるなしについての議論ばかりで、そもそも何をもってして「明確に教養があると言えるのか?」という話にはならない気がするんだ。
俺自身こうした疑問を学生時代に抱いたことがあって、そのとき優秀な友人と遅くまで議論したことがある。
その友人の発言が印象的かつ具体的だったので、今でも覚えている。
友人曰く、「ノイマンの『量子力学の数学的基礎』をちゃんと理解できる人間は、教養があると言えるだろうね」とのことだった。
彼はその後東大に入り、今は海外を転々としているらしい。
俺は今でもノイマンの『量子力学の数学的基礎』を理解しようとこの本を読んでいる。
牛歩のごとくペースは遅いものの、毎日ほんの少しずつだか読み進めている。
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