2024-05-12

ヤマザキ 北海道チーズ蒸しケーキ

何度も食べているが表面に北海道の形が刻印(?)されていることに今更気づく。

冷蔵庫で冷やしてから食べるとほぼチーズケーキの味。

1ホール2500円くらいのチーズケーキとの違いはそれほど大きくない。

でも、その「さほど大きくはない違い」に価値を見出す人は多い。

その違いとは、ある人にとってはブランドであったりする。

同じ服、カバンでもブランド刻印が入るだけでその価値は大きく変わる。

ある人はスペックに重きを置く。

スペック上の数字が64と12では全然別物だと評価する。

その人が実際には64のスペック必要としていなかったとしても、

その使わない数字上のスペックに大きな価値を見出す。

大抵の場合「その違い」はお金に換算される。

ある商品の、主たる機能は「その違い」のあるなしによってほぼ変化しない。

が「その違い」のあるなしによって、そのもの評価は(ある人々にとって)大きく変動する。

しかし、実態として「その違い」は些末なものしかない。

ただ人間というのは現実を素直に認識することが不可能なので、

そのような詐術的な付加価値に喜んで、

というかその付加価値こそがそのもの本質であると誤認し、ありがたがる。

もちろんすべての「違い」はお金として換算されるので対価を払えない者にとっては無縁のものとなる。

しかし、手に入らなければ手に入らないほど執着するのが人間なのかもしれない。

「その違い」が些末であると気づいていない人にとっては益々そうであるし、

些末であるとわかっていてもそこから心を手放すことはなかなか難しい場合もある。

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