昔はふーんって思ってただけだけど、今考えると可哀想な状態だと思う。
田舎に住んでたおじいちゃんはおばあちゃんとは寝室が別で、親戚が集まっても基本的には自室から出てこなかった。自室でずっとテレビを観ているのだ(たまに外出してゲートボールに参加することもあったらしい)。
おじいちゃんは私にとってよく分からない、少し怖い存在だった。
現役時代は自動車教習所の教官だったらしい。全然想像がつかない。でもその稼ぎで平屋の大きな家を建てて子供5人を育て上げたんだから立派だ。
せっかく家庭を持って子供も孫もいたのに自分の世界に閉じこもってるように見えたおじいちゃん。
その状態が一番居心地が良かったのかな。