2024-04-24

串田孫一とか別に興味はないが、 『山のパンセ』、『現代人生全集11 串田孫一集』雪華社 1966 でちょっと頭角を現してきて、昭和54年以降に、ちょっとしたイケメン詩人として流行ったという概要の人である。『光と翳の領域 随想集』講談社文庫 1973 は、まだ戦後30年の時代詩集で、まあつまらんね。 これは要するに情調というものであるから、という言い回しの本であった。

『Eの糸切れたり』時事通信社 1987 は、昭和62年に、昭和天皇が枯死したときに、昭和天皇のエロが途絶したという趣旨の本で色々考えて書いていた。『もう登らない山』恒文社 1991は当然、平成に入り、もう山には登らないという、串田孫一の決意の本。串田孫一は、平成に入ってから山男として不人気となり、2005年に亡くなる直前の『星と歌う夢 最新エッセイ集』平凡社 2003で最後となっている。

  司正裁判官佐藤美男は、串田孫一を知らない。

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