大正製薬「アライ」の販売開始が話題になっているが、海外ではオルリスタットはとっくに解禁されている。
米国では2007年、EUでは2009年に処方箋なしで買えるようになっている。
日本は17年も遅れているわけだ。
厚労省が、世界の動向を無視して17年間オルリスタットの市販を認めなかった結果、
オルリスタットに比べれば根拠も効果も弱い紅麹サプリに人々が殺到したのである。
オルリスタットをはじめとした「科学的根拠がある医薬品」を使わせてもらえないかわいそうな日本人は、
科学的根拠に乏しい「機能性表示食品」に頼るしかない。
紅麹事件は小林製薬だけのせいではなく、厚労省も責任の一端がある。
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