「Aかつ¬Aの証明を得ることができる」に対して、「いいや得られない。お前がそのように見せかけているだけだ」おれの計算(記号処理)手続きこそ推論規則に適っているし正しいと、反論されたら?
また、「そもそもここでいう『得る』とは」どういう意味か?と突っ込まれたら曖昧でなく『得る』ということが『得る結果の具体例ではなく』『どういうことか』記述できるのかという話です。
¬¬A→Aという規則に基づいた結果が
¬¬¬¬¬A→¬¬¬(¬¬A)→A
なんだよ!と言い張られる。もちろん常識的にはおかしいと思えますが、いまは突き詰めたことを言っています。
一般には、¬¬¬¬¬Aを書き換えるために、この記号列の一部分¬¬Aに着目して、規則からAと書き換えられるから、この結果を¬¬¬(¬¬A)に代入?して、¬¬¬Aに書き換えられる、という思考プロセスをとるでしょう。
しかしあくまでものとしては、ここで考えているのは¬¬Aではなく¬¬¬¬¬Aなわけです。
規則通りに書き換えられてない、言い換えるなら同じ規則を使っていないという主張に対して、そもそも同じ規則が適用できているということ、規則が同じとはどういうことか自体を定義や公理に組み込むことはできるのか。
矛盾や証明ということはまだその概念を記号列で示す余地があるが、規則が同じかどうかという定義もとい「規則」は厳密に定義可能かということです(無定義語として関係性の定義でもよい)。図形が合同か、みたいな合同の概念の定義など比べてもまたレイヤーが一段メタ的になっていて厄介というか。「違うのは自明じゃないか!」といっても、自明は説明できてこそ自明なのですが、ここでいう同じかそうでないかということについてはそれを根拠だてる定義は原理的に無理なんじゃないかと思えてしまいます。
さきほど『得る』という言葉に突っ込まれたら云々ということを言いました。
ブコメには「自然言語の曖昧さで数学をの厳密さ否定しようとしてるだけだ」というのがあります。
別に私は自然言語の曖昧さを問題にしていません。そこは問題の本質ではないです。
むしろこうした言葉は一般に疑いようなく明らかなものです。「左右」とか「これやあれ」みたいな近称や遠称の概念などもそう思われるでしょう。
しかしむしろこれらの概念には一切曖昧さはないという前提に立っても、これもごく単純な話で、曖昧でないからといって、いままでその概念を持ってなかった知性的存在に対して、「これ」や「左右」といった「概念」を、対面やジェスチャーを使えばいざしらず、記号列を用いて一意に定義できる保証はないよね、ということです。定義の厳密さを担保する必要条件が、記号論理学に基づくということにあるのなら、数学を厳密とのたまうかぎりにおいて、当然対面やジェスチャーではなく、これとか同じとかみたいなもっとも原始的な部類の言葉まで全て記号で一意に定義できることを示せなければならないでしょう。
あとあなたが↓のトラバと同一だと言ってくれたら以降↓の方のツリーに返信書いて一元化するのでそのつもりで
https://anond.hatelabo.jp/20240216215810
ちなみに関連しそうな話題として自分自身ラムダ式を勉強した経験があるけど
2. ラムダ項M, Nに対して (M N) はラムダ項。この形のラムダ項を適用(ラムダ適用)という。
という定義があるんだけど、これに基づけば(x x)というのもラムダ項じゃないのって思ってた。
でもラムダ式で(x x)なんて形のは見たことないし、違うんだろうなと。
でも論理的にはなぜ違うのか全く納得できてないので(納得感が正しさにとって問題じゃないとはいえあえて言うが)(x x)だってラムダ式でしょって胸を張って言い張れる。
分かってる人からみれば、そして俺にとっても¬¬¬¬¬A→Aと同程度にバカげた主張なんだが、そのわかってる人にとっても「この規則ならこういうことが言えると思うのに、なんで正解とされてるのと自分が思ってることが違うの?」ってなることはあるはずで、それはこの世で一番数学ができる人であってもありえること。この世で一番数学ができる人さえ規則を正しく適用できていないらしいとき、そもそも正しい適用とはなんだってなりそうに思うんだが。
言及されている状況を(記号論理のような)推論規則を用いて何らかの証明を書いていると仮定します. 「証明」というものも特定の条件を満たす公理と推論規則を用いた操作の列として(...
だから、その先生の判定が合っていて、学生のは間違っているとどうしていえる?それなりに納得感を持ってその答えを出したと言うのに?ドモルガンレベルでもそうだ。学生により複...
まず数学的な内容の真偽の判断に納得感や権威などは関係ないです. あくまで言及されている状況の場合は, 先生の方が想定している証明の体系では生徒が与えた記号列, 文字列が合致し...
うーん たとえば否定否定AはAというごく初歩的な推論規則を想定して 否定否定否定否定否定AをAに等しいと答えた学生がいたとする 学生は否定否定AはAという規則から否定かける5Aは否定...
まず大前提として現在使っている証明体系が無矛盾であるとします. 証明体系が矛盾しているというのはある命題Bについて, Bかつ¬Bが証明できることを言います. (かつの記号が出なかっ...
「Aかつ¬Aの証明を得ることができる」に対して、「いいや得られない。お前がそのように見せかけているだけだ」おれの計算(記号処理)手続きこそ推論規則に適っているし正しいと、反...
横だけど、気が狂った人が主観的に納得するかどうかは数学の厳密性とは全く別の議論だろ それを言い始めたら「¬¬A→A」という主張に対して、「俺はお前が¬A→Aと言ってるよ...
ここまでは、気が狂った理解であり、定義の厳密さには無関係 ここからは、気が狂った理解にはあたらず、定義の厳密さに疑義を挟む余地あり その境界はどこなの?それこそ恣意的主観...
だから多くの専門家の批評を受ける必要がある 究極的には多くの人が「これは厳密である」と信じているからとしか言いようがないけど、そもそも「客観的」ってそういう意味だろ
こいつは狂ってる否かが、結局は異端審問的な多数決にかかってるってことなのかね。まあいいけど。
当たり前だろ まず「客観」を多数決以外で定義するのは無理だろ
「この蛇の長さは35センチだ」も多数決なのか? >「客観」とはつまり「主観」の集合体ですか? 違います。 ・「主観」は各個人の意見 ・「客観」は意見ではなく事実 と言えま...
お前の論理でいくとそういうことだろ 気が狂った人が「これは35センチではない」って主張してくるかもしれんのだから
というより、客観と呼べる立場として「事実」と呼ばれる概念はあるだろうけど、何が事実か、たとえば「35cm云々」が事実なのかが多数決によってるって感じでは? 事実は多数決という...
それで言うと、推論規則は事実でも、 「¬¬¬¬¬A→Aと主張する人をどう説得するか」みたいなのは人間の意志だから、 推論規則の厳密性とは別の話なんだよな
別の話と分けて考えられると言い切るには無理があるよ思う。 虹に対して認識する色の数が言語によって異なる話じゃないけど、数学者が定義を構築するとき記号列、といっても記号は...
気が狂った人として言わせてもらうと、 35センチなる量は近似値であって 現実には存在しない。 人間の使う数字(というか記号全般)は連続量を表現できないので。
それは先にその例を出してきたやつに言え
もっというならコピペ元の書き手に言う方が適切だろうな
「この蛇の長さは35センチだ」も多数決なのか? 横だけど、これは物理学の範疇であって数学が扱う領域ではない。 物理学では「証明」は存在せず、実験結果と蓋然性があるだけ。
数字を使ってるから一見一意に感じるのが誤解を誘うミソやね
長さっていう連続量を持ち込むのが文脈上筋悪だけど、 「長さは近似値である有理数で表現して良い」 という暗黙の前提が働いてるね。
なんでこの元増田のトラバは深夜の1時とか4時とかみたいな時間帯のトラバしてるやつも結構いるんだ?この話題は夜型人間に受けるの?
もっと根源的な問題として、推論規則の「一覧表」があるとして、あるマスの記号列とあるマスの記号列の関係それ自体を厳密に記述することは可能なのか?と思う。 「書き換えられる...
> もっと根源的な問題として、推論規則の「一覧表」があるとして、あるマスの記号列とあるマスの記号列の関係それ自体を厳密に記述することは可能なのか?と思う。 はい. もちろ...
突然これらの定義を見せたら, ただの絵や呪文に見えるでしょう でしょ?それでその定義を(いずれ大数学者になる人も含め)初学者に教えるのには多少なりとも自然言語を使うでしょ?...
推論規則に基づいてないことを言い切っても無意味 学生は否定否定AはAという規則から否定かける5Aは否定かける2Aだから上記はAなんだと言い切る
だから、基づいてないとどうしていえる?基づいているの定義は?って話されたら終わりじゃん? 記号論理学はたとえば記号列を記号列を書き換える矢印?いやなんでもいいけど「書き換...
なんで基づいてる根拠を言えない人の相手をせんといかんの?
相手にするしないの話は厳密云々の論点と全然無関係でしょ…
定義にない操作という間違ったことをしてるのに、それを間違ってないと言い張る人とは意味のあるやりとりはできません
だから「間違った」というそこまで原始的な概念を感覚によらず記号で定義できるのかという話よ。矛盾やら証明やらはともかく、操作の同一性って話な。 別にこっちとしては感覚が厳...
いや、だから間違ってないというならその根拠をまず言ってよ
ラムダ計算あたりを勉強してみては?
目的語がでかい↓ https://anond.hatelabo.jp/20240216191123
そんじゃあ記号論理学でいいよ。
の具体的になんて本(ネットのpdfでもよい)の何ぺージあたりからが元増田の問いにとって核心なのって話よね
(x x)もラムダ項だよ!
まず数学的な内容の真偽の判断に納得感や権威などは関係ないです. あくまで言及されている状況の場合は, 先生の方が想定している証明の体系では生徒が与えた記号列, 文字列が合致し...
だから、合致しているとはどういうこと?そりゃ常識的には「わかる」から変なこと言ってる自覚は大いにあるけど、突き詰めればそういうことになると思う。 推論規則の「一覧表」が...