こんだけありゃ十分だろ
去年の秋、◯◯さんの言い方キツくない…?もともとああいう人だと思うから気にしないでね、って退職を控えた先輩が心配してくれた。そのときは特に言い方で気になることはないです!ってこたえた。
今も別に言い方そのものは気にならないし、どんなに叱られても自分が悪いのはわかってる。一方で、裏で◯◯さん本人が不在の時に裏で腫れ物扱いされてて、あ、やっぱ周りから見てあの人キツイんだな……って少し納得して安心してる自分がいる。
だけど、すごい剣幕wとか発狂wwってまるで◯◯さんがヒスみたいに言われてるのを見ると胸が痛む。
思うに、これは同じ女性という立場、ジェンダー問題の延長線上にある感情に過ぎない。男性だったらあれぐらいの言い方はただ体育会系と称されて、その“体育会系”という単語でうっすら美化が入ってた可能性さえある。それが、女性は普通優しくて穏やかな生き物というレッテルが世間の前提にあって、なのにあの人はハッキリ物申す!っていう構図でことさら悪く言われてるような気がしてならない。
そういうわけで、上記のシーンで傷つくのは、結局のところ私的個人として◯◯さんの人が好きゆえの結果ではない。
そうなると何が起きるかというと、職場に「嫌だったら言ってもいいんだよ」みたいな風潮があるにはあっても、これまで◯◯さんに関わってきた社員たちの(うわ〜この人とバトるのめんどくさそう…そっとしとこ〜っとw)の結果である現在の◯◯さんに対して、私も◯◯さん一生このままなんだろうな〜ハハハ…にとどめようという結論に回収されるのである。その言い方は良くないですとか、ここに関しては私は間違ってませんとか言わずに、とりあえず流しとこ〜に逃げて不誠実だとは思う。ちゃんと感謝しているなら、良くないところは良くないと素直に言うのが誠実さだろう。
ただ、今の今までみんなが避けてきたぶんを私が引き受ける義理は流石にない。(◯◯さんはちょっと周りをバカにしたイジりをする傾向がそもそもあるが)話したことをちょっとゴシップ的に言われて嫌な思いをしたこともあって何も言いたくないし、そもそも論、向こうもそんなに私のことを大事に思ってない。