2024-01-19

創価学会についての三世幽霊信者からの雑な印象

自分20代創価学会三世信者活動はしていない。

60代の両親は創価集会出会い結婚

一族簡単歴史は以下:

九州から集団就職で都会に出てきた母方の祖母創価学会の会員となり、母方の祖父、彼らの2人の子供も会員となる。

父親は元々別の宗教の家に生まれたが、大学入学上京した際に勧誘され会員に。

父は地元に帰ってから活動を続け、そこで出会った母と結婚。姉と俺が生まれる。

そこまで極端な教育を受けた覚えは無いが、子供の頃(3歳ぐらい?)からの毎朝15分ぐらいの唱題という名のお経上げと地域学会イベントへの強制参加はあった。

ただそのような創価公式イベントにおいても、また両親の口からも、創価についての体系的な教え、つまり世界はどのようなものである創価学会は考えており、毎朝唱えている意味不明漢字ばかりのお経には何が書かれており、我々がそれを唱えるという行為はどのような意味を持ち、またそのような営みを支える背景にはどのような宗教歴史があるのか、といったことは全く教えられなかった。ここら辺は俺がまだ子供だったから教えられなかったという可能性もあるが、理屈っぽく素直で無かった俺には自分のしている行為意味不明さが子供ながらに大変苦痛であったのを覚えている。

で、だいたい俺と同じ創価体験を受けた姉は両親の言うことを良く聞くとても良い子だったので熱心な信者となり、創価大学までいった。俺は中学ぐらいから唱題をあげるのを拒否するようになり、たまにある地域イベントなどにはなんとなく参加したが創価との関わりはそれぐらいで大学のに進んでからはそれも辞めた。

両親と姉は当然今も熱心な信者で、家庭内で俺だけ完全に無宗教といった感じだが、家族中は大変良好である。両親とも創価大学学会幹部といったガチガチの家庭でない限り、まあだいたいそんなものではないだろうか。周りの3世を見てもそう思う。

俺が創価学会に関して思うのは、よく言われることだが創価学会本質的な役目は戦後日本解体された地域互助組織の都会における再構築であったということである。両親や姉、周りにいた学会員の方々を見て、とても善人が多いとは思うが、特に宗教的な人間が多いとも思わない。教え自体日蓮宗ベースだろうが、キリスト教ベースだろうが、浄土真宗ベースだろうが彼らにとっては本質的には変わらないのでないだろうか。本質池田大作というカリスマ信仰に基づく強固な人間関係組織の構築である

創価学会の教えのとても特徴的な点だと思うことは、極端とも思える現世利益主義である創価学会の教え(あるいは日蓮宗の教え?)では、宗教成功世俗成功は同一であり、このことは学会イベントでも何度もよく聞いた。難解な宗教教義を多くの人間理解させることは難しいが、世俗利益のことは誰もがよく理解しているため、創価学会はこんなに会員がいるんだろうな〜と大人になって気付いた。

あ、あと体系的教義説明がないとは言ったが、ある程度の大人になると教学試験などを通してそこら辺は勉強することになるし、家庭によっては親が教えることもあるかもしれない。だけどその場合でも日蓮宗歴史よりは創価学会歴史に重きが置かれていることは間違いない。

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