おれは結婚することとはパートナーが老いていくところを一番近くで見守ることができる権利だと思っている。身体的な、見た目の変化もあるけど、精神的な、考え方とかだったりを感じることもでき、とても満足している。もちろんパートナーの幸せがベースなので、いつもニコニコしていてもらうために一生懸命尽くしているつもりだ。もちろん足りないところや、独りよがりなところもあったりするんだろうけども。
そろそろ結婚して20年になるのだけど、パートナーが更年期障害が始まったようで、メンタルが大崩壊している。昔から気性が激しい人ではあったけど、ふとしたことで怒ったり泣いたりし、また自分の感情のコントロールがうまくいかないことに想い悩み、また泣いている。おれに出来ることは話を聞いたり宥めたりすることくらいしかなく非常にもどかしい。
そんなこんなで最近思ったのは「相手の老いていくところを見守る」ということについて、覚悟が足りなかったかもしれないということ。例えば病気や怪我で入院だとか、老後の介護だとか、障害を抱えて特別なサポートが必要になるとか、そういうことは念頭に置いていたけど、更年期障害についてはこんなに大変なことということは考えが及んでいなかった。老化というのは単純に身体機能が衰えていくというだけでなく、身体が変化していくことにより思いもよらぬところで色んな影響が出ていくのだなと実感した。
はてなブログで男性型更年期障害を書いてる人がいたが、女性特有なものではないようだし、おれもそのうち訪れるんだろうな。それにしても我々人類はこうもホルモンバランスに振り回されるものなのか。