2023-10-15

世界観の作り込みが甘い作品ってどれも面白くないよな

あっ、世界観ってのは「設定」って意味じゃなくて「どういうレンズを通して世界を見るつもりか」って意味の方ね。(そもそもレンズ」の方が本来意味で、「設定」は誤用なんだけど、そっちが広まっちゃったんだよね・・・

コンセプトが曖昧意味的にほぼ一緒なんだけど、コンセプトってキャラクターデザインだったり設定だったりも含んじゃうからそっちとはまた切り分けたいなと。

つまる所「お前はどういう価値観文脈に基づいて動いてる物語を描きたかったんやねん」って読み終わってから思ってしまうような作品は駄目だなって話。

人気の漫画はその辺しっかりしてると思う。

少年ジャンプが「努力・友情・勝利」を掲げているけど、これは雑誌のものが目指すべき世界観を共有するための仕組みとしていいなと。

鬼滅にしたってドラゴンボールにしたって主人公努力して仲間とともに敵を倒しているわけで、敵が倒されたのは悪の努力主人公に劣っていたり友情蔑ろにしていたかである描写しているわけだ。

そもそも根本的にこの世界には勝ち負けがありますよってのが大前提として存在しているのもいいと思う。

逆に駄目な作品ってのは「戦うのはよくないことだ!」とキャラクターに言わせるのを悲観的に描写しておいて、いざ主人公たが戦ったら「やったぜ大勝利だ!」とばかりに画面を凄く明るく描いて見せるようなことをね、何の意図もなくやってくるんだ。

それをグロテスクな対比として描いて「結局あーだこーだ言っても俺たちは戦うし、勝ったら嬉しいんだよ。この世は弱肉強食なんだ」とちゃんと描けるならいいんだよ。でもそうじゃなくその場その場のなんとなくな「暗そうな話題から暗そうな雰囲気」「明るそうな話題から明るそうな雰囲気」とぶつ切りに描いてしまうと、全体の流れってものがなくなってしまう。

もちろんそれを緩急つけてやるのが狙いの作品ならそれでいいんだよ。チート付与魔術師なんかはギャグみたいに人が暴力にあって、その結果がシリアスに描かれ、その対比によって「冗談みたいな事が起きて冗談みたいに人が死ぬことがあるけど、人が死ぬってのはやっぱ冗談じゃすまないリアルな重みがあるよね。だが、それをあえてギャグ描写するから高低差に振り回されろ」という世界観をぶっ通してくる。世界観のものを出し入れしてくるんだけど、その世界観の出し入れ自体作品全体に流れる大きな世界観の中できっちり管理されてるんだよ。

結局さ、駄目な作品を書く人ってのは自分が今何を書いてるのかが分かってないんだろうな。真似っ子の域を出ていない。手段再現すること自体目的になっている。「描きたいもの自分の中にない」って言われるのはそういうことなんだろうな。全体を通して何を描こうとしているか最初に決めずに作り出してるからチグハグものが出てくる。

キャラクターデザインとかギミックの設定とかばかり先に考えて、そもそもそれで何を描くのかがないんだよ。

正義感の強い主人公」を設定した目的が「勧善懲悪を描きたい」のか「暴走した正義悲惨さを描きたい」のか、それが自分の中にないままに作品スタートさせちゃいけないんだ。「よくある主人公正義感が強いでしょ?」じゃ駄目なんだよねつまる所。

  • でもそれってあなたの感想ですよね

  • その世界の常識に反してるのに背景説明もなく、日本人の価値観まんまな作品は駄作。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん