最初に断っておくと、これはオカルトとかスピ系の話ではない…と思う。
覚えている限り、初めてやったのは幼稚園児の頃だと思う。
静かな部屋で、「自分」は「○○○○(自分のフルネーム)という人体を『動かしている』存在」だって想像をするんだ。
具体的にはこんな感じで頭の中で自問自答する。
「本当にそうか?」
「私がどんな顔をしていて、どんな声をしているかわかるか?」
「いまのこの思考は、本当に○○○○(自分のフルネーム)が考えていることか?」
「違う気がしないか?」
「……じゃあ、私は誰/何だ?」
ここまで来ると「上」というか、「外」から自分を見ている感覚になって、ゾーッと全身に鳥肌が立って耳鳴りがする。
キーンってやつじゃなくてウアンウアンウアン…ってほう。
それで耐えられなくなって思考を散らすともとに戻る。
こうして文字にすると本当に中二病みたいな感じで恥ずかしいのだけど、単なる妄想とは違って実際に身体的不調が出る行為だった。
いま思えばこれはゲシュタルト崩壊を意図的に起こそうとする行為に近い気がする。
あの有名な、「お前は誰だ」って鏡に向かって言い続けるやつ。
ただ、戻らなくなったらどうなるんだろう、といまでも思う。
普通に考えたら、精神崩壊した人間の出来上がりって感じだろう。
再投稿は甘え