いやマジで怖かったと思うんですよ。
インターネットからやってくる無数の暴力によって心を殺される可能性があった。
そう思うとですよ。
「俺はもっと人間らしい心を大事にすべきだ」とまず誓うべきは、友達を大事にすることよりも、「友達でもなんでもない他人にもそれぞれの人生があることを大事にすること」なんじゃないかなって。
誰かが自分の多様性に悩んで死なない世界を作るのに必要なのは、友達が駆け寄って助けてくれるっていうことよりも、通りすがりの誰かが自分の身勝手な都合で気楽にぶん殴ったり「ヘイヘーイ!袋叩きターイム!」とか始めないことだと思うんですよ。
いやマジで。
まずはそこだと思うんですよ。
俺も改めてそのことを感じてますよ。
本当に当たり前のことだけど、文字にするとエアマックス狩りかよみたいな感じだけど、これのごく薄まったことって僕らは毎日平気でしてしまっていると思うんですよ。
それをね、減らさないといけない。
この世界のすべての人間が、全員本当に心を持ち、それぞれの年齢と同じだけの長さの人生を生きてきったことを、十二分な解像度で考えられるようになった方が良いと思うわけですよ。