SPEEDO社が開発した縫い目が一切なく超音波で生地を接着する水着LZR Racer(レーザーレーサー)の普及で、世界記録がバコバコに塗り替えられたが、その後、水泳連盟より「繊維を織る・編む・紡ぐという工程でのみ加工した素材」以外の生地を使った水着が禁止されるようになった。
SPEEDO社以外にも何社かは特殊な生地を使った水着の開発を行っていたが、大手スポーツメーカーが開発戦争に置いて行かれていてシェアを圧倒的に奪われてしまったことで、何らかの対抗策を打たなければスポンサードから撤退するという話になったことが原因ではないかと言われている。
自転車レースで使用されているロードバイクは基本的には全部似たようなフレームになっている。
これはUCI(国際自転車競技連合)ルールという規定でフレームの形が厳しく定められていることが原因。
一時期、各社が特殊フレームの開発にいそしんだ時期があったが、その時期にもやはり世界記録が大きく塗り替えられており、その記録は今でも破られていない。ヨーロッパでは小さな自転車工房が数多く存在し、特殊フレームの開発戦争が過熱すれば中小の自転車工房ではついていくことが困難になり、結局は界隈の活性化につながらないとのことで、フレームの規定が定められることとなった。
商売ではなくショービジネスの特性に見えるのだが