服が汚れたあたりから描き直した。
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娘が素直に服を脱いでくれるわけではないが、俺は少しだけ笑みを浮かべながら優しく声をかける。
娘は微笑んで頷き、俺の手を取って浴室へと向かう。
お互いに慣れた手つきで娘の服を洗濯機に放り込むと、彼女の手を引いてお風呂場へと進む。
湯気の立ちこめる中、娘は幸せそうに湯船に浸かる。
洗濯機の音が聞こえなくなった頃、俺は娘に寄り添って座り、彼女の髪をやさしく洗い始めた。
娘との会話は少ないけれど、言葉以上に心が通じ合っているような気がする。
「パパ、ありがとう」
と娘が小さな声で言った。
嬉しさと共に、胸の奥がじんわりと温かくなった。