2023-06-03

独り身が大雨で体育館に泊まった思い出

何年か前に住んでたところで、今日みたいに大雨で深夜に避難指示が出たことがある。

身寄りのない一人暮らしで一階のボロアパートだったから在宅待機はできなくて

貴重品と防災バッグ、少しの着替えを持ってカッパかぶって家を出た。夜中の一時くらいだった。

土砂降りの中近くの体育館まで、街灯も少ない住宅街を歩いた。

真っ暗で普段通らない道だったから少し迷っちゃって、20分くらいウロウロした。

学校の明かりが見えた時すごくホッとした記憶がある。

深夜なのに役所自治体かの人たちが出迎えてくれて、とにかく自分以外の人がいることに本当に安堵した。

当時転職引越しをしたばかりで、頼れる人が本当にいなかったから、行政に心から感謝した。

体育館はそこそこ人がいて、壁際はもう他の人がいて空きがなかったので、

真ん中あたりで、自分と同じく独り身っぽい人の近くに荷物を置かせてもらい

持参したエアベット空気を入れて横になった。

あんまり覚えてないが子どもがいる地域じゃなかったので、高齢のご夫妻か、自分みたいな独り身が多かったかな。話し声はあまりなくて、みんな静かにじっとしていた。

トイレに行く時は、近くの人に荷物を見ててもらうようにお願いした。

自分普段寝つきがいい方だが、さすがになかなか眠れなくて、ずっと川の水位情報を見ていた。

4時くらいに雨が減り始めて、明け方避難指示がなくなって、少し眠った。貴重品はリュックに入れて腹に抱えて寝た。

8時ごろ雨が止み、みんな帰宅し始めたので、自分行政の人に挨拶して体育館を出た。

結果的には自宅は無事だったし、避難明けの太陽はとても美しく感じたけど

家族がいないことが少しつらかったな。

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