2023-02-09

夢想は空を駆ける

2011年神戸風俗嬢からあなたの体質が悪いか射精できない」と言われ、それが引き金で風俗恐怖症になった。

それ以来、仕事一筋で婚活をすることもなく、2012年岡山出向しながら年内に退職してしまった。  

あれから半年間のニート生活求職中を経て、退職したトラウマ正社員にならず、フリーターで働いた。

この間も、性犯罪弟は一度も一人暮らし経験なく、長男迷惑ばかりかけていた。


それが祟り2016年に週6日勤務は破綻して休職を強いられ、収入が落ちてしまった。

妹がいなくて、性犯罪しか兄弟がいなかったことで精神的に追いやられ、結婚相談所登録できる年収は下回った。  

そのため、出会い系サイトに託した結果、アダルト出会いの女にひっかかり、23000円を失った。

もちろん、出会い系サイトも長続きせず、年内に退会してしまった。


その怒りは、妹がいない抗議として性犯罪弟の存在否定するため、11年間持っていた自動車免許を返納した。

これで日産は敵で、性犯罪弟はもっと敵になり、改めて人間の妹を確保する計画を立てた。  


2019年夏、所持金が300万円を超えたら「川崎ドルチェ」に行く計画を立て、人間の妹をどう手に入れるか考えていた。

本当に人間の妹が必要なのか、彼女と何が違うかなど。  

そして2022年冬、川崎ドルチェに行く日が来た。


自分風俗嬢を妹と見立てて、性犯罪をしない自信があるか、人間の妹をもうけるのではなく、彼女を妹の代わりに置いて大丈夫かなどを調べるために。

結局、60分の時間では足りず、風俗嬢は満足できなかったことを謝罪するも、俺はむしろ、この60分で自分性犯罪弟の兄でも、

性犯罪する人間にはなれないこと、生まれてこれなかった妹を泣かせることができないということ。

この発見をさせてくれた風俗嬢評価は100点。  


帰り道、自分の前には生まれてこれなかった妹が現れて兄の俺に語りかけた。

あなたは最高のお兄様。私の幸せのために結婚我慢してくれたことを感謝しているわ。

お兄様は私の分まで幸せにはなりたくないと言ってたけど、恋人にはせめて、私の分まで幸せにしてほしい。

その恋人が笑っているときは、妹の私も笑ってるよ。

あとはお兄様が、妹を手に入れる活動を続けるか、実の子どもをもうけない前提で恋人を探すか決めたらいいと思う。私はどちらでも幸せから・・・」  


そう言い残して消えてしまった。俺は涙を流しつつ、改めて性犯罪弟を一切断捨離して、

「妹確保」か「恋人を探す」か、真剣に決めるきっかけになった。

そんな今年のコロナ明けは、酷く素晴らしい。

茜色の夕陽の先には離れ離れになった心のど真ん中にある人との大切な思い出、夢想は空を駆けて東京から北海道まで飛んでいくのだ。

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