まとめて筋肉増強剤とさせてもらう
経口タイプのものから始め、今では週に2,3回程度の注射を行っている
1種類は健康を損なってでも筋肉を大きくしたい、筋肉に人生をかけている人間
もう1種類は、楽して結果を得たい人間
私は後者だ
筋肉増強剤ユーザーとして、筋肉増強剤に強い依存性を感じている
筋肉増強剤が切れると禁断症状が起きる、というようなことはない
肉体的な依存度は低い方だと思う
筋肉増強剤は基本的には男性ホルモンを強制的に分泌、もしくは外部から注入して
筋合成を強制的に高めるという仕組みになっている
また強制的に男性ホルモンを分泌させることから人間本来が持つ男性ホルモンを生成する能力が極めて低くなる
そういった諸症状をケアするために、筋肉増強剤の使用期間を4~8週間
筋肉増強剤を使用せずに不妊治療薬などを飲んで身体をケアする期間を同期間取る
だが、多くのユーザー、しかもそれで金を稼げるわけでも何でもないような人までも
筋肉増強剤を使用して行う筋トレで得られる筋量は、使用しないで行う筋トレの数倍にも及ぶ
筋肉増強剤を使用せずに筋トレを行った人よりも筋量が増えたという結果まであるほどだ
筋肉増強剤は筋合成を非常に高めるだけではなく、筋力の向上、筋繊維の回復力の向上の効果がある
筋肉増強剤を投与している期間はより高負荷のトレーニングをより高頻度で行えるということだ
その結果、より筋量が向上する
その筋量を維持するためには筋肉増強剤の力を借りた高強度のトレーニングが必要になる
つまり、筋肉増強剤を投与して得た筋肉を維持するためには筋肉増強剤が必要になるということだ
また筋肉増強剤を投与することにより、人体が本来持っている男性ホルモンの分泌機能が弱る
つまり筋肉増強剤を使って、辞めると筋肉増強剤を使っていなかった頃に比べても筋肉の維持が難しくなる
筋肉増強剤の投与をやめた場合、2~3年の間に筋肉増強剤で得た筋肉の50~100%近くを失うとも言われている
筋肉を大きくすることで得た満足感や自己肯定感を喪失していくことに多くの人は耐えられない
君がとあるグレーな方法でお金を稼ぐことが出来るようになったとする
その方法はリスクがあり、どれだけ稼げばそのリスクが顕在化するかはわからない
君はいくら稼げば満足するだろうか
筋肉の量もそれに似ている
100万円相当の筋肉を稼いだら、1000万円相当の筋肉が欲しくなる
1000万円相当の筋肉を稼いでも1億円相当の筋肉が欲しくなる
そしてそれを稼ぐには筋肉増強剤というリスクを孕んだグレーな方法を使わなければあまりに道は困難
こういった様々な要因が重なって筋肉増強剤は強い精神的依存性を持つに至っている
私の周りにもユーザーは多いが、ユーザーを卒業した人間は限りなく少ない
筋肉よりも大事なものを見つけられた人間、リスクが顕在化して筋肉よりも命を選んだ人間
それくらいのものだ
アメリカでは100万人以上が筋肉増強剤を使用し重篤な健康被害があり
日本でもそう遠くないうちにそうなる、なってほしいと思う
今はまだ医師の処方なしでステロイド注射打てる、ってコト!?