2023-01-26

筋肉増強剤の依存性について

ステロイドプロホルモン、SARMSなど様々な種類があるが

まとめて筋肉増強剤とさせてもらう

 

私は筋肉増強剤の使用者、いわゆるユーザー

経口タイプのものから始め、今では週に2,3回程度の注射を行っている

筋肉増強剤を使用する人間は大まかに2種類に分けられる

1種類は健康を損なってでも筋肉を大きくしたい、筋肉人生をかけている人間

もう1種類は、楽して結果を得たい人間

私は後者

 

筋肉増強剤ユーザーとして、筋肉増強剤に強い依存性を感じている

もろちん麻薬たばこアルコールのように

筋肉増強剤が切れると禁断症状が起きる、というようなことはない

肉体的な依存度は低い方だと思う

 

筋肉増強剤は基本的には男性ホルモン強制的に分泌、もしくは外部から注入して

筋合成を強制的に高めるという仕組みになっている

ただし男性ホルモン受容体長期間酷使に耐えない

また強制的男性ホルモンを分泌させることから人間本来が持つ男性ホルモンを生成する能力が極めて低くなる

そういった諸症状をケアするために、筋肉増強剤の使用期間を4~8週間

筋肉増強剤を使用せずに不妊治療薬などを飲んで身体ケアする期間を同期間取る

まり筋肉増強剤の使用を止めることは可能なのだ

 

だが、多くのユーザーしかもそれで金を稼げるわけでも何でもないような人までも

ケア期間が終わるとまた次の筋肉増強剤の投与に入る

 

これにはいくつか理由がある

 

まず筋肉増強剤の効果の高さ

筋肉増強剤を使用して行う筋トレで得られる筋量は、使用しないで行う筋トレの数倍にも及ぶ

研究によっては筋肉増強剤を使用して筋トレを行わなかった人が

筋肉増強剤を使用せずに筋トレを行った人よりも筋量が増えたという結果まであるほどだ

一度、筋肉増強剤を使用した筋トレを行ってしまえば

筋肉増強剤を使用しない筋トレをすることが馬鹿らしくなる

 

次に筋肉増強剤を投与して得た筋肉の維持の難しさだ

筋肉増強剤は筋合成を非常に高めるだけではなく、筋力の向上、筋繊維の回復力の向上の効果がある

筋肉増強剤を投与している期間はより高負荷のトレーニングをより高頻度で行えるということだ

その結果、より筋量が向上する

その筋量を維持するためには筋肉増強剤の力を借りた高強度のトレーニング必要になる

まり筋肉増強剤を投与して得た筋肉を維持するためには筋肉増強剤が必要になるということだ

 

また筋肉増強剤を投与することにより、人体が本来持っている男性ホルモンの分泌機能が弱る

ケア期間を取ったところで完璧に戻るとは言えない

まり筋肉増強剤を使って、辞めると筋肉増強剤を使っていなかった頃に比べても筋肉の維持が難しくなる

筋肉増強剤の投与をやめた場合、2~3年の間に筋肉増強剤で得た筋肉の50~100%近くを失うとも言われている

筋肉を大きくすることで得た満足感や自己肯定感喪失していくことに多くの人は耐えられない

 

最後に、筋肉の量に正解がない

君がとあるグレーな方法お金を稼ぐことが出来るようになったとする

その方法リスクがあり、どれだけ稼げばそのリスク顕在化するかはわからない

はいくら稼げば満足するだろうか

100万円?1000万円?1億円?10億円?

筋肉の量もそれに似ている

100万円相当の筋肉を稼いだら、1000万円相当の筋肉が欲しくなる

1000万円相当の筋肉を稼いでも1億円相当の筋肉が欲しくなる

そしてそれを稼ぐには筋肉増強剤というリスクを孕んだグレーな方法を使わなければあまりに道は困難

 

こういった様々な要因が重なって筋肉増強剤は強い精神依存性を持つに至っている

私の周りにもユーザーは多いが、ユーザー卒業した人間は限りなく少ない

筋肉よりも大事ものを見つけられた人間リスク顕在化して筋肉よりも命を選んだ人間

それくらいのもの

 

アメリカでは100万人以上が筋肉増強剤を使用重篤健康被害があり

医師の処方なしでの使用法律禁止されている

日本でもそう遠くないうちにそうなる、なってほしいと思う

  • 今はまだ医師の処方なしでステロイド注射打てる、ってコト!?

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