2022-12-11

父親DV男だったから、男への敵対心だけは昔から人一倍強かった。なんとかしていじめてやろうと思ってた。

力では叶わないなら、別のことで。

小学生の頃はよく男の持ち物を隠していた。上履き鉛筆ノート、ほかなんでも。幸い私は優等生だったから、全然しまれなかった。

父親暴力を振るわれた日はなんとかして男を痛い目に合わせたい衝動が強くなって、上履き画鋲入れたりちょっと危険なこともした。

どんな男でも男が困ってるとスカッとした。

中学の頃の男の先生は気に入らなかったので友達と嵌めて退学に追い込んだ。めちゃくちゃ楽しかった。

好きだと言ってきた男は酷い噂を流して加害者に仕立て上げて振った。めちゃくちゃ楽しかった。

全部父親への怒りを他の男を不幸にすることで晴らす為だった。

そんな父親最近倒れた。

脳卒中で半身不随になった。

全く可哀想だと言う気持ちが湧かなかった。

それどころか、将来どんな酷い評判の老人ホームに入れて虐待の憂き目に合わせようかとか、睡眠薬飲ませて思考を溶けさせようとか、そんなことしか考えられない。

腕力はもうこっちが上。死ぬまでいじめぬいてやるから覚悟しろよ。

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