注:下記は2022年11月時点での個人的なレポです。正確な情報は政府や信頼できる医療機関のサイト等を参照してください。
9価のやつ(ガーダシル9)を選んだ。計3回、2回目は初回から2か月後、3回目は初回から6か月後に打った。
1回32,000円x3回で計96,000円。たっか。(4価だと~計5万円。いけるやん!)
医者にも性交渉の経験など特に何も聞かれず、それゆえ26歳童貞なことを披露するタイミングもなく、副反応的なものも何も出ず、無事すぎて拍子抜けしてしまった。
~完~
というのはほぼ嘘で、実際のところは
のが本音である。最近何かと話題のHPVワクチン、暇なので興味本位で調べていたのだけれど、
いろいろ論文を纏めてる資料とか*1によると、基本20代に入ってからだと有意差出ないことが多いかも(効果が出ないとは言っていない)、といった結果が多かったものの
アメリカだと接種対象が26歳までだったり、"25歳以下のHPV未感染者では年齢に係わらずCIN3+(子宮頸部異形成:高度)に対して高い有効性が示された"り、
""HPV16/18型への感染について、性交経験前の接種では経験後の接種よりも高い有効性が示され""たりしていたので、
『もしかして26歳童貞ってHPVワクチン打つ絶好の条件なのでは??』と謎の意欲が湧いてきて勢いのまま打ってきたという流れである。
(あと医療的には全然関係ないけど自分が過去にウイルス性のイボこと尋常性疣贅と長年戦っていたことがあり、こいつもHPVの別の型が原因ということで「こいつらの親戚ウイルスどもが生殖器に取り憑いて癌になるとか怖すぎだろ!」と勝手にHPV全般を敵視していたのもある)
どうせ打つならいっちゃんええやつと思って選んだ、が、男性向け9価HPVワクチンは日本ではまだ未承認なので普通に考えて現状の日本に住む男性は4価を打つべきだと思う。
なにより承認された薬で万が一副作用で大きな被害を被った時は予防接種健康被害救済制度*2やPMDAの救済制度*3というのが受けられるみたいなのだけれど、未承認だとそれらの補償が適用されないのでおススメしない。
承認済みのものだけでも十分高い効果があるとのことなので、躊躇するより打てるものを打ってくれのこと*4。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_kenkouhigaikyuusai.html
https://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/
*4 子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために - 日本産科婦人科学会
https://www.jsog.or.jp/modules/jsogpolicy/index.php?content_id=4
『9価HPVワクチン普及を待って、定期接種の2価と4価ワクチン接種を逃してしまうことがないように定期接種対象者と保護者への情報提供は極めて重要です。』
ただ非モテ童貞といえど急に性的接触のリスクが高まる可能性もゼロではなく、急にパートナーができてセックスしてぇ!となってもそこから半年予防接種の期間を取るというのもだいぶ非現実的だなと思ったので先回りして打っておいた。
あと逆に恋人とか家庭とか子供とかそういうのと無縁な人生なら、縁がある人生と比較して10万円どころか二ケタ違う金が余る気がするし実質タダみたいなもんだろ、という謎理論を構築して出費を正当化した。
というか女性への9価ワクチンの定期接種化*5が大変めでたいのでその勢いのまま男性も公費定期接種に入れてくれ。ワシが人柱になるから……(サラサラと粉になって消える)(副反応によるものではない)
*5 9価HPVワクチン 感染予防効果の高いHPVワクチンの定期接種がスタート - 日経BP Beyond Health
https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/keyword/19/00189/