2022-11-18

[]金利は今後5年から10年にわたって5%近辺にとどまる

マークス氏は、米国インフレ率はピークを付けた公算が大きいが、金利は今後5年から10年にわたって5%近辺にとどまると予想。

  消費者志向変化と借り入れコストの上昇で、多くの企業が「深刻な苦境」に陥るだろうとみる。

  「1年前は見通しに全く陰りはないと考えられていた」が、今は投資家が「もう駄目だと考える地点に達しつつあると思う。その時こそ、大規模な取引をする。資産安価に買い入れ、安全に高い利回りで融資を行う好機だ」と同氏は語った。

  マークス氏は、銀行ブリッジローン取引で被った損失がクレジット市場を傷めていると指摘し、一つの例としてイーロン・マスク氏のツイッター買収に絡む案件を挙げた。ウォール街銀行マスク氏の買収を支援するため約130億ドルレバレッジドバイアウト(LBO)ファイナンスを取りまとめたが、この債権の売却が思うように進まず、銀行は額面1ドル当たり70セントまで値引きしているとブルームバーグはこれまでに報じた。

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