天を操作する知恵を持つ男が過去へと移った。男は、たちまち村からの信仰を得た。
ある日、男は村の長である女と村人を引き連れ山へと入った。三叉路の一番左の地へ進むと、高さ二尺、幅一尺ほどの奥行きを持つ黒々と光る石碑があった。男は狭い石碑の中に入った。
みっか後、男が出てくると長の女が一人、その村に伝わる禁じられた刀を左足のそばに置き立っていた。男は女に手をかけようとする。
といえども流石、長の女である。刀を直ちに手に取り防いだ。
この面倒な後処理を後世に託し俺は未来へと消えた。
今日の夢の話である。
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