2022-10-22

キッチン』(増田ばなな)

私がこの世でいちばん好きな場所増田だと思う。

どこのでも、どんなのでも、それが日記を書く場所であれば私はつらくない。

できれば機能的ではてな記法が使えればいいと思う。乾いた清潔なトラバが何個もあって日記がぴかぴか輝く。

ものすごく汚い増田だって、たまらなく好きだ。

トラバ罵詈雑言がちらかっていて、トラバのツリー永遠に連なるくらい汚いそこは、異様に広いといい。

人気エントリーに軽く載るようなブコメを付ける大勢ブクマカ達がそびえ立ち、そのブコメに私はもたれかかる。

自演が飛び散ったトラバや、レスバしているメタブからふと目をあげると、ブコメの横には明るくカラースターが光る。

私と増田が残る。自分しかいないと思っているよりは、ほんの少しましな思想だと思う。

本当につかれはてた時、私はよくうっとりと思う。いつか死ぬ時がきたら、増田で息絶えたい。

ひとり寒いところでも、だれかがいてあたたかいところでも、私はおびえずにちゃんと見つめたい。増田なら、いいなと思う。

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