2022-08-19

推しのオリ曲を聴く勇気がない

何のこっちゃっていうタイトルだが、本当にそのままだ。

推しVのオリジナル曲聴く勇気がない。

突然だが、私はクリエイターの端くれだ。それ1本で生計を立てているわけではないが、VTuber企業からも多少なりともお金をいただいている。

とある私の携わった動画は、タレントさんの高い能力知名度のおかげで、ものすごい再生数も叩き出したし、そこからさらに他のお仕事へ繋がったりもしている。

だがしかし、残念ながらオリジナル曲お仕事はない。

察しの良い方はここでお気づきだろうが、私が推しVのオリ曲を聴けない理由、それはあまりにも情けない理由だ。

嫉妬をしたのだ。私の推しVのオリ曲に携わった、私の友人たちに。

悲しいかな、私のちっぽけな自尊心は、こんなしょうもないことでズタボロに引き裂かれてしまったのだ。

私は"選ばれなかった"。

全部能力不足な自分のせいだなんてことはハナっから分かってる。それでも、自分の惨めなプライド邪魔をする。

大真面目な話、私はとある推しVのオリ曲がリリースされてから1年以上経ってもまともに聴くことができなかった。聴いてしまったら、その作品の良さに飲み込まれしまって、敗北を認めてしまう。何と闘ってるんだ、自分は。

こんなことでポキっとメンタルが折れてしま自分は、きっとクリエイターに向いていないのだと思う。

だが、それすら失ってしまったら、私は何をして生きていけば良いのだろう。その先を思うのがとても怖い。

決して安くはない金額をつぎ込んできた機材・ソフトたち、積み上げてきた知識経験・実績、これまでに得てきたファン認知度。

ああ、情けないな。こんなものに縋ることでしか自分存在価値を見出せない。

そうしているうちに、私は推し配信すら見れなくなってしまっていた。それが楽しみだった、それが癒しだった、そんなはずの配信に、必死リアタイしようとも思えなくなり、アーカイブを追う気力すら湧いてこない。

私はあれだ、小さな箱でライブしてた頃から応援してたアイドルが大きなステージに羽ばたいて行くことを素直に喜べない、醜くて小さい人間だ。そうはなりたくなかったはずなんだけど、結局自分ってそういう奴だったんだって気づいてしまった。

勇気」なんて言葉をいっちょまえに使ってみたけど、勇気なんてカッコいいもんじゃないよな。

そんな自分自己嫌悪しながら、今日パソコンに向かって作り続ける。きっと自分が望む自分になることはないだろうと、自分を諦めながら。

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