自分自身のパーソナリティーがそこに詰まっているので、忘れてしまったときに背表紙を眺めると思い出すことができる。
本を失ったら思い出せないかもしれない。
震災を経験して一度は路頭に迷ったけどそれでもできれば物は手放したくない。
でも量が多くなってくると動かせなくなって、本に人生を支配されているような気がしてまたすべて断捨離してしまいたくもなる。タイトルを覚えていればまた読むこともできる。でも果てしなく無駄な行為のような気もする。
戦中の話で「命の危機が迫っていても金持ちは雑誌の付録とかどうでもいいものを全て持っていこうとする」というような話がある。
別の話だと宗教で全ての財産を教団に寄付して出家すると幸福度があがる人もいる。
捨てても捨てなくても自分は変わらないのかもしれない。