2022-04-04

激辛、辛すぎる。

はいわゆる激辛系の食べ物が好きだった。

ただし、好きと言っても蒙古タンメン中本や辛辛魚といった激辛商品をたまに食べていた程度だ。

それらも辛い辛いと言いながらもどうにか食べ切れるレベルだが、それでも自分は辛いものが得意なんだと思っていた。


ある日、コンビニでふと目についた、ペヤング激辛カレー文字

最近新しく発売された獄激辛Finalの一個前、通常の獄激辛である

その表紙にはインド人を思わせる顔が書いてあり、その下には注意書きがあった。

「泣けるほど辛みが強いので、小さなお子様や辛味が苦手な方の喫食には十分ご注意ください。」

確か、似たような注意書きは中本や辛辛魚にもあった。それらが好きな私には特に問題ないだろう。

一昔前に激辛MAX ENDだったかペヤングの辛い味が話題になっていたが、あれは真っ黒な背景に赤文字危険性を伝えていた気がする。

これも辛そうではあるが、MAX ENDに比べればそこまででもないのかもしれない。

そんな事を考えながら買って帰った。


家に帰って食べた。


吐いた。


意味がわからない。口の中が痛い。

一口目はそれほどでもなかったせいで一気に食べてしまったのが運の尽きだった。

気分が悪い。腹が痛い。

本当にこれは食べ物なのか。

こんなものコンビニで売っていいのか?

そんなことが頭の中でぐるぐる渦巻いていた。


結局、食べきれなかった。素直に食べる気にならない。あれは食事じゃなく自傷行為だ。

後で調べてると、獄激辛激辛MAX ENDの3倍の辛さらしい。ENDとはなんだったのか。

この前出た獄激辛Finalは獄激辛の2倍辛いらしい。インフレが過ぎる。

そこから私がトイレと仲良く過ごしたのは書くまでもない。


ペヤング激辛シリーズは人気商品のようで、食レポYouTuberネットライターいくらでもしている。

それでも私がわざわざこの話を書いたのは、いいたいことがあったからだ。


激辛の幅、広すぎないか


今の激辛博打だ。

激辛と銘打っていてもそこまで辛くない食べ物は多い。

特にカップ麺場合ピリ辛くらいのものでも真っ赤なパッケージで辛さをアピールしている商品は多いように思える。

パッケージ唐辛子を入れてみたり、文字を燃やしてみたり、各社が思い思いの方法でうちの商品はこんなに辛いんだと訴えている。

しかしそこには絶対的指標はない。指標がない以上、辛そうに見えてそこまで辛くない商品や、パッと見普通に見えて激辛商品がごっちゃになる。

ペヤング一つを取ってみても、激辛MAX ENDと獄激辛パッケージのみを見て、どちらのほうが辛いかからない人も多いのではないだろうか。

この商品はどれだけ辛いか、その判断ミスで苦しむのは、常に消費者だ。

私にとっては、辛辛魚レベルが美味しく食べられるラインで、獄激辛はそれを優に超えた辛さだった。しかしそれは、そのパッケージだけでは伝わらない。


ペヤング激辛が辛すぎるから売るべきではない、と言いたいわけではない。

ただわかりやすくしてほしい。辛さの指標によく使われるスコヴィル値が万能なものなのかがわからないが、全ての激辛系がスコヴィル値で図れるなら、それをパッケージに書いてほしい。

そうでなくとも、全てを同じ激辛という単語で済ませないでほしいと思ってしまう。そこまで辛くない商品の過剰な激辛アピールも、辛すぎる商品激辛文字だけで済ませることも、どちらもパッケージを見て手に取る人にとっては間違いのきっかけになる。

その間違いの結果は人によっては体調に出て、場合によってはSNS上の悪評になってしまうかもしれない。

そのような悲しい結果が、少しでも少なくなってほしい。


私はもう新しい激辛商品を食べることはないだろう。ペヤング激辛で失敗し、それ以上に辛い獄激辛Final販売されていると知った以上、次に食べる激辛商品自分にとって劇物である可能性が否定できないから。



・・・ペヤング激辛、流石に辛すぎない?

  • あれってからすぎるからこそ話題になってちょっとバズってて狙い通りの感じじゃない? 知り合いの激辛大好きな人もあれはちょっと辛いって言ってた

    • 「ペヤング ゴキブリ」や「ペヤング G」のサジェストを消すために ひたすらG始まりの商品を出してるとまことしやかに

  • スコヴィル値はすごぶる便利だ

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