若さとは選択肢の多さであり夢の多さだ。
それは実現可能かどうかは問題ではない。
ただ可能性として存在していることに意味がある。
言ってみれば宝くじみたいなものだ。
ほぼ当たらないが、絶対に当たらないわけではない。
現実的な人はその事実に早くに気づいて大人になる。
でも少なくない人たちが漠然とした可能性を真実として受け取り、
夢うつつのまま人生を送ることになる。
しかし、時間とは現実だ。
我々は歳を取ると可能性としても夢を見ることに制限を設けられる。
そうやって歳を取るとまるで夢から醒めるように現実を見つめることとなる。
その醒めた感覚は決して悪いものではない。
可能性だけの世界よりもよほどよい。
Permalink | 記事への反応(0) | 08:36
ツイートシェア