2021-11-26

納期遅れとか

部品が入ってこないとか、半導体の量が足りない、といったニュース最近良く見かける。

が、それを支えている産業界の事はほぼ言われてない。そのところを少し書いてみたい。

半導体と言ってもそれを作るのは当然、機械である。その機械の中には電源だったり、電線だったり、スイッチだったりと様々な部品から出来ている。もちろん、その電源や電線スイッチメーカーってのもある。

今、大変なのがその部品メーカーの方だ。

今までコロナ禍で生産在庫量を抑えていたのが急に発注量が増えた。

足りなくて仕方がない半導体製造装置を作るためだ。とはいえ、すぐに増産できるものではないので納期に1ヶ月くらい掛かってしまう。納期が掛かるとかると更に発注量が増えてしまう。

腐るものでもないし、入手性が悪くなるのならとりあえず発注しておこう→在庫がないからまた納期が通常よりも遅れる→とりあえず発注納期遅れ、というこの悪循環半年以上続いている。今では、発注量が増えすぎて部品によっては納期が6ヶ月、1年待ちになってしまった。通常なら在庫があって即日納品出来るものが、だ。

時間があればミスミモノタロウコネクタとかを検索してみてほしい。納期が数ヶ月、もしくは受注停止になってるはずだ。

その受注停止の部品は世の中で広く一般に使われているのも多々ある。一部まとめサイトでまとめられていた、中小企業だと部品が手に入らないから、仕事があっても製品が作れないという状況、というのがここに繋がってくる。

製造業の購買担当は眠れない日々を過ごしているのではないだろうか。

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